富樫V2も見せ場つくれず/ボクシング
<プロボクシング:WBC女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール
王者富樫直美(33=ワタナベ)が、同級15位OA・ゴーキャットジム(タイ)に3-0の判定勝ちで、2度目の防衛を果たした。
富樫は不完全燃焼のV2に終わった。伸びる左をもらい、接近戦では終始クリンチされてかみ合わず。身長4・1センチ差が「思った以上に大きかった」。5回に相手がホールドで減点となり、ここから攻勢で優位に。しかし、最後まで見せ場もつくれなかった。
「最初からイライラで不完全燃焼。練習したことが1つもできなかった」。最大5ポイント差で日本人初代女王のベルトは守ったが、笑顔はなかった。助産師の同僚らからは、そろいの黄色いTシャツ姿で応援を受けた。デザインされた赤ちゃんは、おしゃぶりが「相手の口を封じ」、ハイハイポーズが「成長途中」をイメージした。「声援はうれしかった。それだけにもっと見せたかった」とも悔やんだ。
勤め先の落合院長も前回に続き観戦した。脳外科専門だけに「本当ならやめてほしい」と苦笑い。それでも「仕事もよくやるし、人望もあります。産婦人科は大変な状況の中、周囲が勇気づけられる」と理解と感謝を示した。富樫は「前は休みたくなったが、今はもっと練習したい。またリングに上がれるチャンスができたことはうれしい」。反対する母たかさんから今回初めてメールが来た。傷のない顔で会うことができるのが何よりだった。【河合香】
[2009年5月3日8時18分 紙面から]
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