草なぎ起訴猶予、フジ７月ドラマで復帰へ

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　酒に酔って都内の公園で全裸で騒いだとして、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕されたＳＭＡＰ草なぎ（なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀）剛（３４）について、東京区検は１日、起訴猶予処分とした。現在、草なぎは芸能活動を自粛しているが、正式な不起訴処分を受け、７月放送開始のフジテレビ系連続ドラマ主演で本格的に復帰するのが有力となった。

　東京区検は草なぎの起訴猶予処分について「反省し、社会的制裁も受けている」などと説明している。草なぎは４月２３日午前３時ごろ、都内の公園で酒に酔い、全裸になった疑いで現行犯逮捕された。送検後、２４日午後に処分保留で釈放され、会見を開いて謝罪した。

　正式な処分を受け、ジャニーズ事務所はマスコミ各社に文書でコメントを発表。「もろもろの事情をご考慮いただき、不起訴処分としていただいたことに感謝しております。多くの皆さまに多大なご心配、ご迷惑をお掛けしたことを、あらためて深くおわび申し上げます」としている。仕事再開については「この処分とファンのみなさまのお声を踏まえ、関係各位とご相談させていただいた上で決定する所存です」としている。

　現在、草なぎは都内の自宅で謹慎生活を送っている。アルコールを禁じ、規則正しい生活を心掛けている。事件のため「地デジ大使」を事実上解任されるなど、すべてのレギュラー番組、ＣＭから草なぎの姿が消えた。復帰については今後も検討されるが、事件前に決まっていた７月開始のフジテレビ系連続ドラマ（木曜午後１０時）に予定通り出演して本格的に活動を再開させるのが有力。一時は制作中止も検討されたが、草なぎの反省ぶりから今も代役は用意されていない。関係者によると、事件前の案は草なぎ演じる主人公が心機一転、介護の仕事に就く物語で、６月中旬には収録が開始される。

　主演映画「ＢＡＬＬＡＤ」も予定通り９月に公開される。現在自粛している同映画の宣伝活動も草なぎの復帰と同時に再開され、キャンペーンとともに心配を掛けたファンへの、直接謝罪の場所にもなりそうだ。

　［2009年5月2日8時14分　紙面から］

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