(cache) 保守論壇雑誌「諸君!」休刊を大歓迎する。 - 文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』

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「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビューし、先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認められ、文壇や論壇へ進出。大西巨人との論争や、小泉・竹中批判、安倍批判、「青色発光ダイオード」の中村教授批判を展開。最近は「沖縄集団自決裁判」問題で、曽野綾子や小林よしのり、及び保守論壇の守旧派・渡部昇一、秦郁彦……等を徹底批判。文壇・論壇に蔓延する予定調和的言説の脱構築的解体を目指すー。というわけで、山崎行太郎の思想・表現活動の拠点たる「ブログ」と「メルマガ」を読もう!!!

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2009-05-02

■保守論壇 雑誌「諸君!」休刊を大歓迎する。

保守論壇雑誌「諸君!」休刊予告が発表されてから幾日たったか忘れたが、とうとう最終号が店頭に並ぶ時節がやって来たようで、早速、「諸君!」の休刊・廃刊記念のために買っておかなければ、というわけで、読むためにというよりは、あくまで記念のために、久しぶりに「諸君!」を手に取り、しっかりを買ってしまった。言うまでもなく、僕は、「諸君!」の休刊・廃刊を大歓迎するものである。「『諸君!』、よくやった!!!」と言ってやりたいほどである。これ以上、生き恥を晒して、輝かしい伝統を汚すべきではない。これは皮肉やギャグではない。「イロニーとしての保守」派から「イデオロギーとしての保守」派へのハナムケ、お祝いの言葉である。願わくば、同じような保守論壇雑誌「正論」が、「諸君!」の後に続くことを期待したいところだが、というのは冗談である。いずれにしろ、これで、「諸君!」という保守オピニオン雑誌に、全面的に依存してしか生き延びられない「営業保守」や「商業保守」の皆さん方が、全員失職し、再就職先を探して右往左往する様が、目に浮かぶようで痛快である。これで、インチキ保守やインチキ右翼が一掃され、論壇の風通しがよくなることは間違いないが、最終号に名前を出している執筆者たちのうち、はたして何人が、これからも保守、あるいは保守思想家として生き延びられるだろうか、と言う点になるとはなはだ懐疑的にならざるをえない。というわけで、「諸君!」最終号に集結した執筆者たちだが、創刊当時の執筆者たちに比べて、なんと小粒に、低レベルになったのだろうと感慨に耽りつつ、ページをめくって行くと、なんと、あの曽野綾子先生が、久しぶりに「沖縄集団自決裁判」に関するコラムを執筆されているではないか。それもそのはずで、「沖縄集団自決裁判」のきっかけになった『ある神話の背景』は、「諸君!」に連載されたものだった。しかし、もう忘れているかもしれないが、「諸君!」連載時の雑誌原稿には、大江健三郎の名前も、大江健三郎の『沖縄ノート』の文字もない。大江健三郎の『沖縄ノート』の「罪の巨塊」という最大級の罵倒・批判の言葉に触発されて取材を開始したというお話は、嘘であり、後から書き加えた作り話である。それと曽野綾子先生は、未だに、「罪の巨塊」(死体)が「赤松隊長」を指していると思い込んでいるようだが、こういう明々白々たる「誤読」の見本のようなものを放置したまま、さらに言えば、「罪の巨塊」という文字を、「罪の巨魁」「罪の巨魂」と誤記したまま発売されている『沖縄集団自決の真実』(『ある神話の背景』改題、ワック刊)を放置したまま、悠然としていられるほどまでに劣化し堕落した保守論壇の思想状況を切断するためにこそ、「諸君!」廃刊の歴史的意義はあった、と言うべきであろう。

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Permalink | コメント(10) | トラックバック(0) | 04:21

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ー 2009/05/02 15:26 昨日、一昨日あたりのコメントを見させていただきました。このブログが現在16位あたりにいることを考えると、左巻きの人は結構多いんですね。

私は民主党が政権をとったら日本が危なくなると思いますけどね。朝鮮総連や日教組というカルトとつーかーの民主党ですよ？
それとも皆さんは朝鮮総連や日教組がまともな団体とでも思っていますか。

マスコミも政府の話を上意下達してるわけではなく、政権の引きずり下ろしばかり報道してるじゃありませんか。
中川昭一が酔っ払った会見であれだけ大騒ぎして議員辞職の雰囲気まで作ろうとしてましたね。
一方で東京地検特捜部が動いていると言うのに小沢の不正献金疑惑には何の報道もなしですよ、このところ。

小沢は何の説明責任も果たしていないまままだ党首の座にいます。腐った政治家です。民主党も党首をやめさせるよう説得する勢力もなく、おかしな党です。

民主党支持？聞いてあきれますね。

ラサ#lhasa 2009/05/02 17:31 まじめにザキさんの相手しないほうがいいですよ。ザキさんは批判はしても具体的な対案なんてないですから。

まる 2009/05/02 17:46 ーさんに、知識おありのようですね、経験、行動、積み重ねそれが伴うとさらにすばらしくなるでしょう。実相つかむこれは大変なことなのでしょう。

California 2009/05/02 20:22 初めまして、こちらはアメリカからです。
経済評論家さんのようですから、アメリカに間違った意味の経済を持ち込んだ日本の有名企業の実態を公表中、URLを押してみてくださいませ。

pow**er 2009/05/02 22:47 だから、左だ右だと言っているバアイじゃないといっているのですが。

中国や朝鮮というよりも、敗戦後、米ＧＨＱ追従の人たちが、情報操作しているほうが大変だと思っているわけですよ。本当の右翼（民族主義）は。まず独立してから、色々いう話ではないですか？
本当に国を思うなら、目を覚ましてください。今後、日本が米国のような殺伐とした国になってうれしいですか?

よこちゃん 2009/05/02 23:40 情報操作をしているのは、右翼も左翼も変わらないですよ。能動的か受動的かは別として、親米なのは右翼も左翼も変わりません。

極論ですが、マスメディアが完全崩壊し、日米安保が完全に破棄されたら、右翼も左翼も困り果てて右往左往ですよ。東亜細亜情勢も急変し、パニックになると思います。

保守とは何でしょうか？我々日本人が護るべきものとは何でしょうか？

僕は、例えば在日韓国人、在日朝鮮人の方々がそれぞれ然るべき手続きと調査を経て帰化し、民団、朝鮮総連を解散し、諜報活動、破壊活動を行わないならば、参政権を認めてもいいかもしれないと思っています。逆に言えば、それを破った場合は破防法の適用など厳しく対処するということです。少なくとも、もう少し地位の向上があっても良さそうなもんだと思います。（移民受け入れ構想には反対）

ただし、その前提条件として国籍法は当然のこと、憲法（９条に限らず）の改正は不可避であるし、防衛力の強化（日米安保破棄は現実的ではないので、在日米軍基地をかなり縮小しても総合的な防衛力が向上するような自衛隊強化）は止むを得ません。

我々日本人が天皇、伝統を護り、健全な想像力を以って国柄にあわせた民主主義、資本主義を構築する健全な精神とエネルギーがあれば、上記に孕む問題も解決なりコントロールが可能でしょう。（かなりの長期的ビジョンが必要ですが・・・。）

そして、マスメディアの在り方も、アメリカとの付き合い方も、自ずと改善されていくのではないでしょうか？

政権維持、政権奪取のことだけを考えている政治家たち。国民の顔色ばかりを伺い、人気取りにばかり熱心な政治家たち、説明責任を果たさぬ政治家たち、どの政党所属であれ信用なりません。

ただし、現政権が行うこと一々に難癖をつけて貶めようとすることは、結局のところ摩擦、対立ばかりを生んでしまいます。

もう少し冷静になって、互いの良い点から学ぶ姿勢が必要かと思います。

オホーツクの詩季 2009/05/03 06:46 よこちゃんさん、山崎氏のブログは、現政権にいちいち難癖をつけるたぐいのものではありません。あなたよりはるかに冷静に現状をうえているからこその発言です。現在の日本の政治状況はすべてが末期症状です。機能不全です。「官僚利権構造」、「アメリカの植民地そのものである」ことにきづいた国民が、「革命」を求めて、小沢民主党に期待をよせ、その実現のため、「検察ファッショ」と戦っているのです。小泉竹中は、アメリカの走狗ぶりを晒し続け、国民の税金や貯金を、アメリカに横流しし、そのおかげで日本の若者が夢を持てない奴隷労働の状況に追いやられてしまいました。このようなアメリカ型の格差社会は、相手のことを思いやるという日本人の美徳をなくさせ、アメリカ型の品格のない社会にしてしまいました。
国民はこういったことすべてに、変革を求めるための「革命」を小沢党首とともに求めているのです。
現在の利権を手放したくない輩（ＣＩＡの監督下にあるマスゴミ、自民公明政権、警察検察を含む官僚
組織、財界）が束になって、小沢つぶしの策謀を繰り返すのはそのためです。しかしやりすぎればぼろが出ます。今確実に潮目が変わってきています。第3者委員会の報告動画を見てください。委員の一人が言うように、「真実はじわじわと浸透してゆくもの」です。今が国民にとって、まさに天下分け目の戦いなのです。

かず 2009/05/03 07:11 「全員失職し、再就職先を探して右往左往する様が、目に浮かぶようで痛快である」
↑
こういうところが山崎さんの嫌らしいところです。売れっ子の評論家を妬んでいるんでしょう。

匿名のラサ知人 2009/05/03 07:20 小生も諸君廃刊を歓迎します。
諸君のみならず正論など所謂サンケイ右翼の正体が実は売国右翼だったことが小泉政権誕生によって露呈しました。
言うまでもなく石原慎太郎も安倍晋三など、こういった勇ましいことを言う自称愛国者、自称タカ派が売国者でありバカ派であり単なる売国右翼の売国奴であることも完全に露呈しました。
極論すれば親米保守、親米右翼は全て売国奴と言っても過言ではないでしょう。
さあ、これからは本物の保守、本物の右翼、本物の左翼の出番です。
売国右翼のサンケイ、売国保守の読売、インチキ左翼の毎日・朝日、銭ゲバの日経も全て廃刊してもらいたいです！

まる 2009/05/03 07:54 失礼な言い方ですが発展途上的書き込み残念でしたがオホーツクの詩季さまpow**erさまの力強い記事意同じくいたします。

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