麻生太郎首相は9日の衆院予算委員会で、郵政民営化に「賛成じゃなかった」と述べたことに「(03年に)総務相に指名された時は反対だった。だが、(総務相在任中の)2年間の間にいろいろ勉強して、長期的に考えれば民営化した方がいいと最終的に変わった」と釈明した。筒井信隆氏(民主)への答弁。
首相は05年の衆院解散当時抱いた懸念に、「(4分社化で)もうかる会社と、もうからない会社が出て給与に差が出るのではないか」ことなどを挙げた。
同委は9日午前、09年度予算案に関する中央公聴会を16日に開くと与党の賛成多数で議決した。反発する野党議員が委員長席に詰め寄って一時騒然とした。【野口武則】
毎日新聞 2009年2月9日 12時42分(最終更新 2月9日 12時54分)