
左側のグラフでは、どのようなビデオ信号出力がパソコンから出されているかがわかります。きれいな45度の直線ならば、階調を落とすことなく色再現されている証です。
例えば、性能が悪いディスプレイを使っていると、ビデオ信号を調整して無理やり色を合わします。
その場合、フルカラーにはならず、色数が減った状態のグラフとなり、線が乱れてしまいます。
そこで問題になるのが、デジカメで撮影した写真データなど、目視でしか色が判断できないものの場合です。
フィルムの現像とは異なり、ディスプレイで色を判断するしかなく、もし色が破綻している場合、元々のデータが悪いのか、ディスプレイが悪いのかの判断が難しくなってしまいます。
そのため、フルカラー表示できるディスプレイを使用して、定期的にキャリブレーションすることが大切です。