「雨あがりの夜空に」「スローバラード」などのヒット曲で知られるロック歌手の忌野清志郎(いまわの・きよしろう、本名=栗原清志=くりはら・きよし)さんが2日午前零時51分、がん性リンパ管症のため東京都内の病院で死去した。58歳。連絡先は個人事務所のベイビィズ。告別式は9日午後1時から東京・青山葬儀所。喪主は妻、景子さん。
高校在学中の1967年に結成したロックバンド「RCサクセション」のボーカルとして、「宝くじは買わない」でデビュー。「愛し合ってるかい?」などの独特の語り口と奇抜なメーク、反骨と風刺に富んだ歌詞で人気を集めた。主なヒット曲に「トランジスタ・ラジオ」「パパの歌」、坂本龍一さんと共演した「い・け・な・いルージュマジック」など。自転車の愛好家としても有名で海外のレースに参加するなどした。
2006年7月に喉頭(こうとう)がんを公表。昨年2月には日本武道館で復活ライブを行ったが、7月に左腸骨への転移が見つかり治療を続けていた。(02日 23:16)