岡山放送局

2009年5月2日 19時20分更新

新型インフルエンザ対策会議

新型インフルエンザの感染の広がりを受けて、岡山県と県内の病院の医師らが今後の対策について話し合う会議が岡山市で開かれました。
この会議は岡山県が開いたもので、県内の45の病院から医師や看護師などおよそ120人が集まりました。

会議では新型インフルエンザが発生した直後に、感染した疑いのある人が、ほかの患者と接触せずに受診できる「発熱外来」の県内の設置状況などについて県の担当者から説明がありました。

つづいて出席した医師らとの意見交換が行われ「発熱外来」を設置するにあたって深刻な医師不足の状況のなか外来を行う医師がいないとか医師や看護師を感染から防ぐ防護服などの購入費用はどうするのかなどという点が指摘されました。

岡山県ではすでに9か所の「発熱外来」が設置済みか、設置の準備が進んでいて、2日に出された意見を踏まえ今後、さらに設置に向けた協議を進めることにしています。

一方、発熱のある患者から電話で症状などを聞き取り専門の医療機関を紹介する「発熱相談センター」は土日や祝日は県が設けたコールセンターで相談を受け付けています。
2日は午後5時までにあわせて20件の相談が寄せられましたが、新型インフルエンザの疑いのある人はいなかったということです。

発熱相談センターは平日の日中は各保健所で相談を受け付けますが、土日と祝日の午前9時から午後9時まではコールセンターで電話を受け付けています。
コールセンターの電話番号は086−273−8092です。