豪、大幅な軍備増強計画 中国念頭の国防白書【シドニー2日共同】オーストラリアのラッド政権は2日、中国の軍備増強を念頭に、今後20年間で潜水艦隊を倍増し、F35戦闘機を100機導入するなど、第2次大戦後、最大となる軍備増強を計画した国防白書を発表した。 白書は2030年以降、中国が他を大きく引き離す軍事大国となり、超大国としての米国の力が低下、アジア太平洋地域の大国間で軍備増強競争が起こると想定。空海軍を中心に装備の刷新・増強が必要としている。 中国語が堪能なラッド首相は「親中派」とみられてきたこともあり、中国側が白書に強く反発することも予想される。 白書によると、導入されるのは巡航ミサイルを搭載した新世代の潜水艦12隻や、フリゲート艦、駆逐艦、対潜ヘリコプターなど。陸軍も新型の装甲戦闘車の配備やヘリ部隊の増強を計画している。 現在、約220億豪ドル(約1兆5900億円)の国防費について、18年まで年3%増、30年まで同2・2%増を予定している。 【共同通信】
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