社会保険庁は10日、今月から発送を始めた「ねんきん定期便」について、3万1650人分に記載ミスがあったと発表した。コンピュータープログラムの設定ミスが原因で、社保庁は今後、該当者にミスを伝える通知と修正した定期便を送る。
国民年金加入者1万2695人分は、加入履歴や保険料の納付状況を示す書類に実際より長い未納期間が記載されたり、未納期間がゼロなのに未納月数が表示された。また厚生年金の1万8955人分は、年金を受け取れる年齢を1歳少なく表示するミスもあった。
定期便は年金記録を確認するために公的年金加入者の誕生月に送られ、保険料の納付歴や将来の年金見込み額を知らせる。【野倉恵】
毎日新聞 2009年4月10日 23時27分(最終更新 4月11日 0時13分)