2009年04月28日

豚インフルエンザ感染拡大は、タミフル在庫処分を目的の一つとして起こした騒動

 「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2009年4月28日です。

 全ての日本のテレビ局は、豚インフルエンザ問題を詳しく報道しているつもりのようですが、その内容には地球温暖化報道と同様に、時折デタラメ情報が混じっているので、報道内容を鵜呑みにしてはいけまでん。(例:昨日の夕方の日本テレビでは、輸入されている豚肉は「殺菌処理」されていると報道した。正しくは「滅菌処理」です。)参照:農相、禁輸の予定「現在ない」 メキシコなどの豚肉2009/04/27【共同通信】

 さて、一連の豚インフルエンザ騒動を整理すると、4月24日にメキシコのコルドバ保健相が、豚インフルエンザの疑いがある死者は六十八人、患者は千四人に達し、死者のうち二十人は豚インフルエンザと確認されたと発表した同じ日に、米国疾病予防管理センター(CDC)が、カリフォルニア州とテキサス州で感染者が見つかった豚インフルエンザ(A型インフルエンザ、H1N1)が、人から人への感染を確認したと発表した事で、各国政府がインフルエンザ拡大防止策を講じるようになったのですが、晴天とら日和で紹介されていた、米CDCが製作した「米国CDC新型インフルエンザ情報」というタイトルの日本語字幕付ビデオを見た瞬間に、今回の豚インフルエンザ騒動は、タミフルの在庫処分を目的として意図的に起こした騒動ではないかと疑うようになりました。


米国CDC新型インフルエンザ情報

ビデオ解説:米国疾病予防管理センター (CDC) 発豚インフルエンザ情報。字幕を付けました。動画ウインドウ右下三角をクリックしてc aptionをon/offできます。http://www2a.cdc.gov/podcasts/player.asp?f=11226

 そもそも「タミフル」は、感染が流行すると考えられていた「鳥インフルエンザ」のH5N1亜型[注:A (H5N1)とも表記する]ウイルス対策用に開発されたものです。そして、今回メキシコで発生した「豚インフルエンザ」のウイルスは、H1N1亜型[注:A (H1N1)とも表記する]です。

 日本を代表する防疫研究組織の国立感染症研究所は、今年の1月19日に「H1N1亜型」のウイルスの98%が、タミフルの効かない耐性ウイルスであると発表したのに、4月24日に米国疾病予防管理センター (CDC) が人から人へと感染したと発表した後、国立感染症研究所感染症情報センターのHPに掲載されている、「ブタインフルエンザとあなた Q&A」の中では、何と治療薬として「タミフル」を推奨しています。


(以下転載)

 ブタインフルエンザの治療薬はありますか?
ブタインフルエンザの治療薬はあります。CDCはブタインフルエンザウイルスの感染の治療や予防にオセルタミビル(訳註:商品名タミフル)またはザナミビル(訳註:商品名リレンザ)の使用を推奨しています。
抗ウイルス薬は処方薬(錠剤、液体または吸入)であり、体内でインフルエンザウイルスの増殖を防ぐことによりウイルスと戦う役割をします。もしも感染したら、抗ウイルス薬が症状を和らげるか回復を早くすることが可能です。また、抗ウイルス薬はインフルエンザの重篤な合併症を予防できるかもしれません。治療のために、発症後すぐ(症状が出てから2日以内)に抗ウイルス薬の使用を開始すれば、抗ウイルス薬は最善の効果が期待できます。

(転載終わり)

参照:インフルエンザH1N1型、98%がタミフル耐性Tout est bien qui finit bien.

 なのに昨日(4月27日)舛添厚生労働相は、豚インフルエンザ用のワクチン開発を急がせると発表したのです。
 もしも何らかの感染症の効果的な治療薬があるのならば、ワクチンの開発を急がせる必要など全く無いはずです。

 要するに、今回のメキシコ発の豚インフルエンザ感染拡大は、すでに業界関係者の一部からインフルエンザ治療薬としては欠陥薬だとの烙印が押されている「タミフル」の在庫処分を目的の一つとして起こした騒動だということであり、その片棒を日本政府も担がされているということです。
参照:肝心のポイントがまだわかっていないメキシコ・カリフォルニアのH1N1豚インフルエンザ問題(by Sasayama’s Weblog)
タミフル使用はすぐに中止して詳細な調査を 07/3
 メキシコで豚インフルエンザ爆弾炸裂!

 ちなみに、薬剤師の資格を持つ民主党の「はたともこ」参議院のブログによると、現段階で政府および地方自治体が備蓄する「タミフル」の総量は、2,800万人分だそうです。
参照:新型インフルエンザ:「タミフル」備蓄の真の目的

 他方、2008年が地球温暖化のテッピングポイント(臨界点)だとして、日本政府に対して2050年のCO2排出削減目標を1990年基準で50%以上削減する目標設定を迫るために、相次いで来日したアル・ゴア元米国副大統領や、IPPCのパチャウリ議長や、トニー・ブレア前英国首相らをヨイショしまくったテレビ出演している気象予報士達は、昨日(4月27日)未明まで北海道や青森を襲った大雪を、「季節外れの大雪」という簡単な説明で済ませようとしています。
 気象予報士としての誇りを持っている方ならば、半世紀ぶりに満開の桜に雪が舞い降りた気象現象を、二酸化炭素温暖化脅威説を検証する好期として捕らえてるはずです。

 日本経済を根底から破壊し、街中に失業者が溢れる結果を招くようなCO2削減目標設定を迫った上記の「地球温暖化詐欺師」共を、あたかも人類の救世主のように持ち上げたマスゴミ報道を、全ての有権者は来たる衆議院選挙の投票日まで決して忘れてはいけません。

 私が今回の豚インフルエンザ感染騒動を暴露するブログ記事をアップしようと思ったのは、国民に対してどんなに経済的に困難な状況下であっても、迫り来る地球温暖化の危機対応を最優先すべきだと訴えている連中の言葉には責任感の欠けらすら無いことを、一人でも多くの方に気付いて欲しかったからです。

PS:28日の朝に、WHO(世界保健機関)がウイルスを「新型」と認定し、警戒水準を現在の「3」から「4」へ引き上げたと報道されたので、もう暫く豚インフルエンザ騒動が継続すると思いますが、今回の豚インフルエンザ騒動を通して、日本を代表する防疫研究組織である国立感染症研究所が、地球温暖化詐欺の事務局の役割を担っている国立環境研究所と同等の、国際詐欺集団を擁護する売国組織だということが判明したことだけは、不幸中の幸いだと思います。

 春一転!室蘭で15センチの大雪、4月として史上2番目 【2009年4月27日(月)朝刊】(by 室蘭民報ニュース)(続きを読むに保存)


(以下転載)

 発達した低気圧の影響で、室蘭市内は26日、季節はずれの大雪に見舞われた。降雪量は同日午後9時現在、15センチを観測。昭和28年以降、4月として史上2番目の記録となった。

 室蘭地方気象台によると、発達しながら太平洋を北上した低気圧の影響で寒気が入り込み、胆振、日高地方に雪を降らせた。室蘭を除く各地の降雪量は伊達・大滝が12センチ、苫小牧1センチ。

 室蘭市内は同日未明に降り始めた雪が日中、雨に変わったが、夕方前には再び雪となり、市街地は一面の銀世界に。この雪の影響で、国道37号白鳥大橋が落雪の恐れがあるため通行止めとなったほか、幹線道路の各所で車が渋滞した。室蘭署によると、午後6時現在、スリップなどの事故は数十件に上った。

 道南バスやタクシー会社の多くの車両はスタッドレスを着用しており影響はなかった。

 同気象台によると、雪は27日朝まで降るが、低気圧は次第に本道から遠ざかり、同日午後には天候が回復する見込みという。(粟田純樹)

(転載終わり)

スパイラルドラゴン拝

 
Posted by スパイラルドラゴン at 00:24  |Comments(6)TrackBack(0) | くらし , 日記 , 社長

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この記事へのコメント
はじめまして。わたしはこの記事とは違う意見を読みました。
タミフルは今回のウイルスには「少しだけ効く」と。しかし少しだけ延命することにより、よりウイルスの拡大が図れるため、タミフルを推奨していると書かれていました。
どちらが本当なのでしょうね。
Posted by ヴェルサス at 2009年04月28日 01:36
その通りです、タミフル在庫処分です。

本当にデタラメやってます[怒り]
Posted by 暖家屋の店長 at 2009年04月28日 15:39
はじめまして。
ブログ拝見致しました。

少し勘違いされていると思います。
ヒトのインフルエンザA/H1N1亜型ウィルスと豚のインフルエンザA/H1N1亜型に感染してヒトから分離されたウィルスとは、異なるウィルスです。CDCもワクチンが効かないとしているように、抗原性も異なります。ですので、ヒトインフルエンザA/H1N1亜型ウィルスのほとんどがタミフル耐性であるとしても、豚のインフルエンザA/H1N1亜型に感染してヒトから分離されたウィルスが同様にタミフル耐性であると言う推定はできません。

しかし、CDCの「タミフルが効く」という根拠は、過去に「豚インフルエンザA/H1N1亜型ウィルスに感染したヒトの治癒にタミフルが効果があった」ということからの推定でしかありません。これも同様に、今回のウィルスにも薬効があるかどうかということに関して決定的な立場をとるには慎重になるべきでしょう。
Posted by てん at 2009年04月29日 12:50
てんさんへ、コメント有り難うございます。

>ヒトインフルエンザA/H1N1亜型ウィルスのほとんどがタミフル耐性であるとしても、豚のインフルエンザA/H1N1亜型に感染してヒトから分離されたウィルスが同様にタミフル耐性であると言う推定はできません。

では、教えて欲しいのですが、基本的にタミフルの謳い文句は、様々な型(A,B,C)のウィルスに効く万能インフルエンザ薬だということで、日本政府は多量に備蓄していると思いますが、医者が薬を処方する際に、表面状態の種類(H1N1)が合致しているかどうかで耐性があるかどうかの判断をしてはいけないとしたら、医者はどのような判断基準で「タミフル」を処方しているのでしょうか?

>過去に「豚インフルエンザA/H1N1亜型ウィルスに感染したヒトの治癒にタミフルが効果があった」ということからの推定でしかありません。

ほう、CDCは今回のメキシコで発生したウィルスに感染した患者に「タミフル」を投与して治療効果があったという臨床データに基づいて、「タミフル」を推奨する発表をしていないのですか。
だとしたら、テレビ出演して「タミフル」が治療薬として効果があるので、例え感染しても大丈夫だと発言した専門家達は、全員無責任な大嘘つきということになりますね。
Posted by スパイラルドラゴン at 2009年04月29日 18:18
文面を拝見しますと、未だ誤解されていると思われます。私の説明が足りなかったのかもしれません。

ヒトのインフルエンザウィルスは、ヒトを宿主として「ヒト」という環境の中で適応変化して来たものです。その中で、M1タンパク質とNPタンパク質の抗原性の違いにより、A、B、Cの三つの型に分類されます。
同様に、豚インフルエンザウィルスも「ブタ」という環境の中で確立されて来たウィルスで、同じようにM1およびNPの抗原性で分類されます。
両者には、交雑の機会がほとんどないので、同じA型でも別種のウィルスであると言えます。もし、ブタとヒトのウィルスの間で頻繁な交雑の機会があれば、遺伝学的にはより近縁のウィルスとして、もしかしたら同一視できるかもしれませんが、現在はそのような状況ではないので、遺伝学的に両者は区別されます。

ここまでの説明で、貴兄の主張の根本には小さな誤謬が含まれていると指摘出来ます。

さて、A型、B型インフルエンザウィルスはさらに、ヘマグルチニンとノイラミにダーゼの抗原性によって「亜型」に分類されます。H1N1とかH5N1などが亜型と呼ばれるものです。さらにこれらの亜型内にも遺伝子変異の幅があるので「株」として分類されます。

ご質問の、医師は何をメルクマールにタミフルを処方するか?ですが、私は臨床の現場におりませんので、基礎医学の立場から「どのウィルスにはタミフルが効くか?」という観点で返答させて下さい。

タミフルの作用機序としては、田村先生の解説をご覧下さい。
http://radio848.rsjp.net/abbott/html/20090306.html

ご覧になられるとわかりますように、タミフル耐性の原因は、HAもしくは、ノイラミニダーゼの遺伝子上の変化と考えられています。この遺伝子変異部位と、亜型の分類で用いられた抗原性を発揮する部位とは同じではありません。つまり亜型によってではなく、耐性変異株より得られた知見に基づき、同様の変異が検出されないウィルスに対してタミフルを投与するのが妥当である、と考えます。しかしながら、未知の耐性変異の存在を完全に否定することはできませんので、このような判断において、タミフルの薬効を保証することは出来ません。

(もし、耐性変異部位と亜型の分類部位とが密接に関連していれば、亜型によりタミフル耐性を類推する貴兄の主張に妥当性が生じます。)

>ほう、CDCは今回のメキシコで発生したウィルスに感染した患者に「タミフル」を投与して治療効果があったという臨床データに基づいて、「タミフル」を推奨する発表をしていないのですか。

A型ブタインフルエンザのヒトへの感染は、これが最初ではありません。したがって、過去の感染事例から有効な治療手段であるタミフルを今回第一選択肢とすることは、エラーの可能性がより少ない判断であると考えます。しかし完全ではありません。効かない可能性もあります。

臨床データからタミフルが効くと判断するには、感染者を特定した上で、タミフル投与群と対照群を設定した臨床調査が必要です。CDCの発表時点では、それが終了している可能性は低いと思いますし、またそのようなデータが得られている、という話も私の知る範囲ではありません。もちろん、私のところに全ての情報が入ってくるわけではありませんから完全なことは言えません。
Posted by てん at 2009年04月29日 21:07
てんさんにお聞きしたいのですが、今回の豚インフルエンザは、WHOがそんなに騒ぐ程の物なんでしょうか?

日本ではもうすぐ梅雨になりそれから夏になります。

今までのインフルエンザから行くと、湿度の関係上ウィルスは繁殖しづらくなると思います。

それでもまだ日本で早急なワクチン対策は必要なのでしょうか?

それと今回のパンデミックで、WHOが懸念している交種が起こるとかなりの影響が出るのでしょうか?

それともH5N1型の予行練習的な意味合いの方が強いのでしょうか?
Posted by 0874 at 2009年05月01日 10:24
 
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