2009年5月1日

今日も藤色玉簾

埼玉県内の三大ヒーリングスポットを勝手に決めてしまうと、、、さいたま市(大宮)・氷川神社、騎西町・玉敷神社、鷲宮町・鷲宮神社(順不同)ということになります。
今日は、自転車にて午前6時出発で騎西町の玉敷神社にある推定樹齢400年という藤の花を見にでかけることにしました。
通り道なので、先に鷲宮神社に寄りました。ここは近年、マンガ「らき☆すた」の聖地と化してしまったようなので、お久しぶりになってしまいました。出雲系・関東最古の大社です。絵馬掛けはもう9割以上「らき☆すた」関連のようでした。3羽ともオスのクジャクが飼われていましたが、オスだけでも羽根を広げたりするのでしょうかね?
鷲宮神社から1時間弱で玉敷神社へと着きました。こちらは703年と創建年がはっきりしていますが、現在の場所になったのは江戸時代の初め頃のようです。藤の花は、ちょうど見頃な感じでした(^^)
あと藤の古木があるのは、越谷の久伊豆神社ですが、見に行けるかどうか微妙になってきました。例年ですと、玉敷神社から菖蒲町(菖蒲神社に樹齢約300年の藤がある)へと回るのですが、今日は別件で、北へ……。

2009年4月30日

お天気お姉さんと千二百年物の蜜の味

昨年5月1日のブログタイトルは「筆誤りて、、不死を藤と書く!?」でした。今年は一日早く、樹齢1200年余、弘法大師お手植えだという話もある特別天然記念物・牛島の藤を見に行きました。が、、、昨年よりも花房が長くないような印象がありました。しおれて終わりかかっているところもありで、例年より何日か花が早いのかもしれません。今年は、4月18日から5月10日までの公開で、それ以外の一年のほとんどは園内に入ることすらできません。
1200年の間には、大干ばつとか大嵐とか洪水とか、いろいろあったことでしょう。人間だと40世代くらいの時間でしょうか?年によって花の色も違うそうです。
藤の花に集まってくる大きな蜂は「クマバチ」と呼ばれているようです。ころころっとした大きな体のわりには小さな羽根なので、、、航空力学的には飛べないのだとか???
今日は、ずいぶんとこのクマバチの撮影に専念(?!)してみました。それでもなかなか飛んでいる蜂を綺麗に撮ることはできないので、そろそろ帰ろうかと思って、あたりを見回したら、、、テレビカメラでなにやら撮っているようなので見物することにしました。
アナウンサーらしき女の子にカメラマンなど男の子3人で、試行錯誤しながら、繰り返しやり直しで撮っている風なので、どこかの大学のサークルかと思えましたが、、、オバサマたちの強引な質問攻めで、テレビ朝日「報道ステーション」(21:54~23:10)のお天気(うがナツの天気)コーナーであることが判明しました(^^)

2009年4月29日

どこかの国がクシャミをすれば……

公園などの休憩場所として建てられている東屋に姿の黒いニホンミツバチが巣を作っていました。都会の公園だったら発見され次第撤去されてしまいそうですね。養蜂箱に棲んでいるのではなく、野良ミツバチを初めて見たような気がしています。と、言うよりも花に集まってきているミツバチの栖家まではこれまで確認する機会がありませんでした(^^;)
内部までは見ることができませんが、写真の正面の板は背もたれにあたる部分で、手前の板にお尻がのって、人様がお弁当でも食べる場所です。中には、とろ~りいっぱいの蜜があるのかもしれません。そもそもなぜミツバチは、自分たちで消費できるとは考えられないくらい大量の蜜を集めてくるのでしょう???
貝塚遺跡の貝は、現在棲息している同種の貝よりもサイズが大きいのだそうです。日本人の体格は、太平洋戦争後に飛躍的に向上してきたようですが、平均的体力は頭打ちみたいな報告もあるようです。このニホンミツバチとか、ニホンリスとか、、、「ニホン」が冠付されると「セイヨウ」に比べて小さいのが当たり前のような感じがしてしまいます。逆に大きいとか強いとかないのでしょうか???

2009年4月28日

花咲いてイチローのバットにあすなろう

昨日、大小山~妙義山を歩いたときにあちこちに綿のような花が咲いていました。ある親爺は、いきなりその花を鷲掴みにして、自分の鼻を花にこすりつけるようにしていました。わたしが怪訝そうな顔で見ていたせいか、、、その親爺より少し遅れて、岩場の斜面を降りてきた、齢70を超えていそうな血色の良い爺さんは、訊いてもいないのに「バットを作るトネリコの花です」と説明しながら通り過ぎてゆきました。
「トネリコ」という名称の響きは、ほとんど間違いなく外来語のような感じがしてしまうのですが、、、ウィキペディアで調べてみれば、驚き物怪参照ぎょっ!!で「<戸に塗る木>が訛って<トネリコ>と発音されるようになった」などと書いてありました。あえて漢字で書けば「戸塗粉」というところでしょうか、、、。
古代日本の官位名かなにかで「舎人(とねり)」というのがあったようですが、それとは全く関係がなさそうです。むしろ北欧神話の「ユグドラシル」(世界樹・宇宙樹)へとつながってゆくのかもしれません、、、無知は巷に溢れていても「野に咲く名もない花」など無いってことのようです(^^;)

2009年4月27日

しばし天狗の気分になってみるもよし?!

冬時のような朝でした。富士山もまだ雪景色の白いまま、綺麗に見えていました。
4月11日に偵察しておいた「あしかがフラワーパーク」へと朝一番ででかけました。この前は、入場料600円でしたが、今日はMAXの1500円になっていました。ここの藤の花はもっと花房が長く垂れ下がるのかと思っていたのに、予想していたほどではありませんでしたが、概ね「見頃」という感じでした。朝10時くらいには、かなりの入場者となっていました。GW中は、もっともっと凄い人の数になるのかもしれません。
駅から「大小」という文字が書かれている山が見えていて、なんかダサくない?と思ってしまいましたが、低い山で歩きやすそうなので、混んできたフラワーパークを出て「大小山ハイキングコース」へと行ってみることにしました。標高は282メートル、古来から「大」天狗、「小」天狗が住む霊場と伝えられていたようです。すぐ隣に標高313メートルの妙義山があって、そこを経由して登ってきた場所へ戻れるようなので行ってみると、、、360度全周見渡せるという絶好の眺望!!でした。南には都内の高層ビルがにょきにょき見えてますし、反対側には男体山などの日光の山々、東側には筑波山、そしてたぶん雲がなければ富士山や榛名山なども見えるのかもしれません(^^)
妙義山の下山途中では、謎の石窟を発見!!しゃがみこんで歩けば入ってゆける大きさで、熊さんの冬眠に最適という感じでした。懐中電灯など持っていないので、デジカメのストロボを発光させながら数メートル奥まで入ってみました。思いがけない、ぷちジュール・ベルヌ風世界でした(笑)

2009年4月26日

藤色なくて、原色の街を歩く

場所によっては、歩くのも困難なくらい強い風が吹いていましたが、、、今日のお散歩は、亀戸駅前からのスタートでした。八重桜の花が花吹雪状態になっていた亀戸香取神社では、29日に行われるらしい古武道奉納演武大会の準備で忙しそうでした。そして、藤の花がちょうど見頃になっているのではないかと思っていた亀戸天神は、、、縁日屋台もいっぱいあって、人出も多くなってきていましたが、藤の花がいい感じに咲いているのは、ほんのわずかな一画だけでした。もう早々に花が終わってしまったのか?なんだか期待はずれの感じになってしまいました。帰ってからネットで検索してみても、でてくるのは去年までの開花情報ばかりでした(^^;)
亀戸天神を裏手から出て、セブンイレブンに寄ります。このところ「7&iワッフルコーンミルクバニラ」というアイスを食べながら歩くことが増えています。特に美味しいわけでもなく、値段もお買い得感全く無しですが、、、。
曳舟たから通りを行き、水戸街道にぶつかったら一旦左へまがって、鳩の街通り商店街へと入っていきます。あまり元気のいい商店街ではなさそうです。吉行淳之介の小説「原色の街」を読んだのは、もうずっと前のことなので、どんなお話だったのか微塵も憶えてはいませんが、この辺りが舞台となっていたはずです。色タイルを貼った建物がいくつか残っていますが、昭和20年代には100軒を越す娼家があった赤線地帯だったとは思えないような普通の住宅街になっています。
路地を適当にぐるぐるしながら歩いていたら白髭神社のあたりにでました。向島百花園へ入りました。一時代遡って、もう永井荷風の領域ですね(笑)
こちらの藤棚にも花がありません。隅田川七福神は、白髭神社には寿老神、百花園は福禄寿尊、三囲神社に大國神と恵比寿神などなどという配置になっているようです。
東向島駅前で、マクドってお散歩終了です。

2009年4月25日

酔いどれ星ゆらゆら、地平をゆらゆら

今日はなんだか肌寒い日となっていますね。
先日、堂平にある天文台のことを書いた後で、唐突に「カノープス」という星を見た日のことを思い出しました。21、22歳頃だったかと思うのですが、、、その堂平の天体観測ドームがあるすぐ下の駐車場まで、星を見にでかけたことがありました。季節的には、秋だったかもしれません。その日のことは、「カノープスを見た!!」という以外はもう何も憶えていません。
一番明るく見える恒星は、おおいぬ座のシリウスですが、カノープスは二番目に明るくて、マイナス0.7等級の白い星です。でも北半球からでは、南の地平線ぎりぎりのところに赤く見える星となっています。見ることのできる北限は、計算上では福島県のいわき市のあたりになりますが、大気差とか高度を利用すれば、山形県の月山のあたりでも見えるかもしれないという話もあったと思います。東京あたりでは、一番高くても地平線から角度にして2度までしかあがりません。
星座のほとんどはギリシャ神話と結びついていて、カノープスもアルゴという船の龍骨にあたる部分にありますが、トロイ戦争の頃の実在した水先案内人の名前だという説もあるようです。
中国では「南極老人星」という名前で呼ばれていて日本の七福神の福禄寿の元となった神様のようです。七福神はなぜお寺に祀られているのか?とかギリシャ神話の神々は、今のギリシャでの扱いは?とか、分からないことは数々出てきますが、、、長生きすれば分かってくるかもしれません。福禄寿は、長寿の神様なので、、、カノープスも見れば寿命がのびるという御利益につながるようです(^^)v