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新型インフル:韓国初の二次感染事例が発生

 韓国国内で初めて、新型インフルエンザの二次感染事例が発生したことが分かった。

 保健福祉家族部は先月30日、新型インフルエンザの推定患者とされるAさん(51)と共同生活をしていた女性Bさん(65)の唾液などを検査した結果、推定患者という結論を下した。

 Bさんは、Aさんが先月26日に仁川国際空港を通じて帰国した際に、自身の車でAさんを宿舎の共同施設に連れて来た後、高熱など感染の症状が現れた。

 保健福祉家族部の関係者は「先月29日から二日間、Aさんの精密検査を行った結果、推定患者と診断され、最終の確認段階にある。これに関する詳細は1日に発表する」と述べた。

 Bさんは、推定患者のAさんと二日間、同じ場所で過ごした際に感染したものとみられる。新型インフルエンザの主な発生地域である米国やメキシコを訪問してない人が感染した事例は、スペインに次ぎ2番目だ。

 国内でニ次感染が発生したということは、ウイルスが広まることを示している。Bさんが推定患者と断定された場合、国家災難段階も「注意」から「警戒」に高められる。

 一方、この日は18人から感染が疑われるとの申告があり、12人が追加検査が必要との診断を受けた。なお、6人は感染していないと診断された。これにより、検査が進められている対象者は16人に増加した。

 疾病管理本部は、「初の推定患者と診断された51歳女性の健康状態はきわめて良好だ」とコメントした。

キム・ ミンチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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