民主党の小沢一郎代表とヒラリー・クリントン米国務長官の会談が17日夜に実現する。民主党は日程上の理由でいったん断ったものの、政権担当能力への疑問が出ることなどを懸念し、米側に再調整を求めた。米側が衆院選後の政権交代をにらんで民主党とのパイプ強化を優先してぎりぎりで譲歩したとみられるが、同党の「外交力」に課題を残した。
「喜んでお目にかかりたい」。小沢氏は14日、調整役の山岡賢次国会対策委員長から電話で報告を受けるとこう答えた。鳩山由紀夫幹事長は日本経済新聞の取材に「人間関係をつくることが政権交代を実現するうえで大事」と強調した。(14:49)