2009年4月28日 (火)

犬のイベント

今年もあるんですね、ペットワン博。
ttp://www.petland.co.jp/petwanpaku/

5/2(土)⇒5/6(水祝)

北海道ペットワン博inサッポロファクトリー

時間/10:00~18:00
場所/第1会場:サッポロファクトリーホール、第2会場:1条館1Fペットランドプラス
ドッグレースやファッションショー
大人\1,200/子供\800

移動販売ってどう思いますか?

犬のストレスはもちろんですが、それ以上に、
お客さんが「本当に犬が飼えるかどうか」を冷静に
判断できるかどうかが心配ですよね。

業界もそのことは認識しているようです。
『AERA』4月8日発売号では生体の移動販売に関する記事がありました。

衝動買いの原因になるとして、ZPKなどが自粛を呼びかけているのが「移動販売」と呼ばれる売り方だ。イベント会場やデパートの屋上などに短期間、犬や猫を持ち込んで販売する手法のことをいう。

『AERA』4月8日発売号より


ZPK=全国ペット小売業協会
ttp://www.pet-kouri.jp

移動販売の自粛を呼びかけているZPK。
こうした業界団体がこれまでの自分たちのやり方を省みて
改善していくことは重要です。

でも、実際はどうなんでしょう?
ZPKに常務理事として名を連ねているのが

この「ペットワン博」を主催している会社の社長なんですが(汗)

でもこの人たちは法律に違反することなく
こうした営業活動を行っているのです。
あくまでも自粛は自粛、特に規制を受けることもないのでしょうね。

ただ、こういった流れもあって、
今回の開催場所を店舗もあるファクトリー内のホールにしたのかもしれません。
これは多少の進歩なのかもしれませんが。。。
(せっかく進歩するなら、潔く止めてほしい。本音)

話は変わって。
このペットショップ・・・2chでもかなり書かれているので
ここでもそろそろ解禁しますが、
崩壊した北広島の「i dog centre」が以前、
テナントとして入っていた会社です。

今回の北広島の崩壊で足を踏み入れた方や
画像を見た方も多いとは思いますが、
生体展示販売をしているペットショップが犬を仕入れている業者は、
大方あんな様子か、あれ以下の場合もあるでしょう。

(バックヤードブリーダーはのぞく) 

北広島は繁殖犬はそれほど多くなかったはずなので、
ひょっとすると、まだマシと言えるのかもしれません。

ちなみに、あのレスキューサイトに上がっていた写真だけでは
動物愛護法違反としては立件できません。
(汚い、痩せている、というだけでは難しいようです)
ウラで何をしているかは別として、
とりあえず彼等のやっていることは現在の日本では合法ということです。

ペットショップで犬を買ったみなさん(ワタシも)、
あそこで犠牲になってしまった犬たちのためにも
この機会に現実を受け入れましょう。
それが私達にできることだと思いませんか。

私達のような一般の飼い主が
見てもびっくりさせられない環境で繁殖犬を飼ってているのは
優良ブリーダーだけかもしれません。
(これもバックヤードブリーダーはのぞく)

これから犬を飼うという方は、ぜひ
親犬を死ぬまで飼ってくれるシリアスホビーブリーダーを
頑張ってみつけて犬を買ってください。

(ちなみに、犬が老衰するまで飼養する繁殖場があるとしたら、
そこはとっくに崩壊しているでしょう。経営がうまくいきません)

あ、そうそう。

このペットワン博、ペット保険の「アニコム」も協賛。
そう、ここで保険を抱き合わせで販売することによって
クレームは減らせるのですね(汗)

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安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です
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2009年4月18日 (土)

最近のブーム!

それは、peepeeちゃんとの「しゃぶしゃぶ」です(笑)

お湯でゆがくのでお肉の余計な脂もぬけますし、
野菜もたくさん食べられるので
ワタシにもpeepeeちゃんにもとってもヘルシー。

人一人、犬一匹の母犬家庭ですから、うまくやりくりしないとねぇ。

もちろん、ネギ抜きですよ!

ちなみに、犬はネギ、チョコレートのほか、ブドウもNGです。

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2009年4月15日 (水)

犬を引き取ったら2

「初めて犬を飼う」という方とお話しました。

もしワタシが犬を引き取ったら・・・

まずは病院に連れていって、健康診断とワクチンを受けさせます。

今はちょうど狂犬病の予防接種の時期ですね。
月齢(年齢)によっては、不妊手術も早めにすませたいところです。
どのタイミングで何をするかは、自分でも調べた上で
納得いくまで獣医さんと相談しましょう。

フードも、最初は何が好きかわからないですよね。
アレルギーがでないとも限らないので、一度に大量には買わずに
まずは少量のパックを購入して、様子をみます。

もちろん、生体展示販売を行っていないお店から購入してくださいね(笑)
オススメはgreen dog

あと、mobbyさんでもドッグフード売ってるはずなんだけど、
どーやって買ったらいいのか実はいまだによくわからない・・・。
今度聞いてみよ・・・と思いながらついつい^^;

トイレのしつけは、一に根気、二に根気!
叱っても何もいいことはありません。
上手にできるようになるまでは、多少汚されるのも仕方ありません^^;

成犬を引き取った場合のトイレトレーニングは
いろいろなサイトでも紹介されていますが、
ふみふみ日記さんもわかりやすいです。
参考にされるといいですね。

ワクチンが定着したらお散歩。少しずつ人慣れ、犬慣れさせましょう。
(でも、知らない犬とのご挨拶は注意が必要です。慎重に)

呼び戻しなどいろんな練習をして、信頼関係が高まれば
犬との生活はますます楽しくなります。

もし問題行動で困るようなことがあれば、
個人的にはドッグトレーナーよりは、問題行動の専門家に相談するのが良いと思います。

ワタシ的には、菊地先生がオススメです。

ワン・ニャンは楽しい!~犬猫とのクオリティ・ライフ~

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2009年4月14日 (火)

犬を引き取ったら1

北広島ブリーダー崩壊、順調にもらわれていっていますね。

北の国~たくさんのわんこの里親さがし日記
今日現在、残りは35匹だそうです。

このケースに限らず、里親となってくださった方たちにお願いしたいのは
引き取った犬たちの不妊手術ですよね。

多くの愛護団体やシェルターの場合、犬たちには
すでに不妊手術を施しているか、
譲渡の条件が「不妊手術を行うこと」とされていますが、
こうしたブリーダー崩壊の場合は
なかなかそのあたりが徹底されにくいのが現状だと思います。

引き取った犬が仔犬を産んでしまったら・・・???
また犬が増えますよね。

犬を自分のお金儲けのために
犬を増やしつづける人たちのおかげで
「不要」とされ、処分される犬たちがいます。

今回の崩壊も、これ以上犬たちが処分されないようにと
懸命に里親探しをしているのに、
引き取った人たちまでが犬を増やしては
助けた人たちの苦労が水の泡ですよね。

何よりも犬を増やさないこと。
これが大事。

犬を増やすことは
「きちんとした知識・考え・目的をもったブリーダー(できればシリアスホビーブリーダー)」に任せませんか ^ ^

私達一般の飼い主は、
可愛い我がコをいかにいい子に、健康に育てるかに徹しましょう。

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2009年4月 7日 (火)

崩壊とは?

「北海道ブリーダー崩壊」について
「けっきょく、崩壊でもなんでもなかったんじゃないか」といったようなコメントを
見かけました。

何をもって「崩壊」とするのか、
それは元々の知識の程度にもよるでしょうし
今回のことについて耳にしている情報によっても違いますよね、きっと。


愛護仲間のMちゃんが、こんなことを書いてました。

「何も知らない人が見たら、営業を続けている繁殖屋(パピーミル)だって
崩壊してるようにしか見えない」


ワタシもそう思います。
あの状態を実際みて、「犬がたくさんいて可愛い」と思える人は
そうそういないでしょう。


せまいケージに閉じ込められた、健康状態の良くない犬たち。

異常がみつかっても病院に連れていってもらえることはなく、

出産できないような病気がみつかった犬や、4~5歳を過ぎた犬は処分。


これって、動物虐待だと思いませんか?

なのになぜ、「繁殖業者」という名がついたとたん
こうしたことを繰り返し行っていても許されてしまうのでしょう。

行政に対して「動物取扱業」として登録し、立ち入り検査まで受けていも
こうしたことがまかり通ってしまう。(通らないと、つぶれてしまうんですが)

犬でお金儲けをしているにも関わらず
その犬の扱い方は、一般の飼い主からは到底考えられないレベルです。

でも。
こうした業者を支え続けているのは、
生体展示販売を行うペットショップであり、またそれを支えているのは
ペットショップで楽しそうに買い物をしている
「ごく一般的な犬好きの人たち」
だということをわかってください。

崩壊したブリーダーの犬は助けてもらえるから、まだいいです。

崩壊していないブリーダーの犬は、今の日本の法律だと
誰からも助けてもらうことができないんです。

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2009年4月 6日 (月)

AERA早く読みたいですよね・・・

北海道にお住まいのみなさまに、お詫びです。

AERAって、北海道では2日遅れの水曜日発売だったんですねーーー(冷汗)

今日あわてて書店に行ったら、いまだ“ユーミン”の表紙のAERAしかなくて
焦りました・・・。

前のめりなこと書いて、すみませんorz 反省。

4月5日
隔週木曜日は『捨て犬の日』

どんどんこうした事実が明るみに出て、膿が出されることで
世の中が変わっていってくれたらいいな。

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2009年4月 5日 (日)

北海道ブリーダー崩壊について。2

代表者の入れ替えによる問題が浮上していますが
こういうときは、どちらにもそれなりの言い分があって当たり前ですよね。
でも外野にはまったく関係ありません。

ワタシが心配しているのは犬!犬たちの未来だけです。

引き継いだ方には、最後の1匹まで、
ちゃんと犬を愛してくれる里親さんを探してほしいものです^^


一部の方たちには電話連絡がまわっていることと思いますが
施設使用期限の都合上、譲渡を急ぎはじめたようです。

(オーナーは破産したわけではありませんが、
犬にゴハンをあげられなくなるくらいには困窮しているわけですから
あの土地が使えなくなることも理解できますよね)

新サイトができるまでは
なかなか情報伝達が難しくなりそうですよね(心配)

ということで、もし
きちんと決意・準備をされた上で
引き取りを希望される方がいらしたらご紹介しますので
コメント欄にアドレスを残してください。
(ブログには表示されません)

ただし、ご紹介以降は全てご自身の責任でお願いします。
ワタシには何の保障もできません。

それにしても・・・
同じ志をもった数少ない者同士なのに
なぜ、ああなっちゃうんでしょう。ホントもったいない。

また、一部の外野が騒ぎを大きくしているようにも思います。

こじれて、誰も支援してくれなくなったら?
最終的に困るのは犬だけです。

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北海道ブリーダー崩壊について。1

書くかやめるか迷いながら、やっぱり書きます(どっち?^^;)
知っている者の、犬のためにできることの一つとして。

ワタシがこれまで自分の記事で“テキストリンク”を貼った箇所以外に
「ブリーダー崩壊」と書かなかったのは、
実はその表現に違和感を抱いていたからです。

ただ、そのビジネス業態っていうのは少し説明が難しくて、
おまけにちょっと聞いただけだと「ボランティア目的?」みたいに
聞こえてしまうことがあるんです。

ワタシが去年、現地を訪れたときには
数は少ないけど繁殖も行っていたし、
何より「犬が悲惨な状態で飼養されている」ということを
多くの人に即時に伝えるためには
「ブリーダー崩壊」と言ってしまうこともあるのかなぁくらいに
思っていました。

別にかばう理由は何もないんですけど
たぶん、そういうことだったと思いますよ。

旧代表の方にはもちろん
「話題にしたい」という目的はあったでしょうけど
話題にならないと里親も探せないし、支援金だって集まらないですから。
(それだけ保護の現実はキビシイものですよね)

旧代表の方の覚悟は、ちょっとやそっとではなかったはず。(ですよね?)
目的を考えたら・・・多少の言い回しや解釈の違いは
仕方ないのかなと思いました。

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隔週木曜日は『捨て犬の日』

AERAの「犬ビジネスの『闇』」第二弾です。

AERA4月13日号(4月6日発売号)

隔週木曜日は『捨て犬の日』

行政による、定時定点収集をとりあげた記事です。

記者からのページに書かれていますが、
殺処分機の中の様子も取材し、写真も掲載されるそうです。

私達飼い主は、現実をしっかりと確認しなければなりませんね。

月曜は書店へ。そのあとは、AERAtalkへのご参加も忘れずに^^

私達読者の声が、連載への後押しになります。

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2009年4月 4日 (土)

ナイショのお知らせ

AERA-netのtalk「ペットビジネスの闇」

掲載からすでに4カ月が経とうというのに、
いまだにコメントが寄せられています。

みなさん、コメントはお済みですか^^
知っているお名前もチラホラ見かけます。うれしい限りです。

内容をみても・・・
愛護に詳しい方から、それほどでもなさそうな方まで
というのが、とてもうれしいですよね。
愛護の話って、一部の人たちだけが問題視してるって
思われがちなので。

実は多くの人が、いろんな角度から
ペット業界に疑問や怒りを感じてるということも
わかりますね。

さてさて、勝手にナイショで予告(笑)
( 'ノェ')
なんと、AERA 2009年4月6日発売号には
私達が待ちにまった、アノ企画の第2弾が掲載されるらしいですよ。
 
月曜日はぜひ書店へ。(立ち読み厳禁・笑)

もっともっと多くの人たちに
闇の世界で苦しめられている存在のことを知ってほしいですね。

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2009年4月 2日 (木)

崩壊。私達ができること

北海道ブリーダー崩壊

本格的な里親募集が始まっています。
着々と決まっていっているようですね。
よかった、よかった。

でも・・・本当はよくない(毒)
だって、大きくとらえれば問題は解決していないんですから。

このケースは氷山の一角で、
助かったコたちだってこうした犬屋の犠牲者(犬)全体からみれば
ほんの一握りにも満たない。

おまけに、オーナーは何らかのペナルティを受けたか?答えはノーです。

結局、被害を受けたのは犬たちだけ。
大変だったのは救助にあたった方たちだけ。
助かったコたちがいたことは幸運だったけれど
「これでよかった」とは口が裂けても言えません、思えません。

言うまでもなく、救助にあたっている方たちのしていることには
大きな意味があります。

その努力をムダにしないために、
私達がしなければならないことはなんでしょう?

レスキューの様子をブログ等で熱心にチェックされているみなさん、
それを見て「よかったね」で終わらないでください。

物資やお金を寄付することや、里親になることだけが
支援ではありません。

これ以上、犬屋の犠牲になってしまう犬たちを増やさないために、
生体展示販売を行っているペットショップで
買い物をするのはやめませんか?

可愛い子犬を山ほど売っているキレイなペットショップの犬の大部分は
パピーミル(仔犬生産工場)出身の犬です。
そして、多くのパピーミルやペットショップには
あっちの筋の人たちが絡んでいるケースが多いです。

自分のお金を、ああいった人たちの資金源にしないでください。

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2009年3月30日 (月)

崩壊。そして里親について

もうみなさんご存知とは思いますが・・・

北海道ブリーダー崩壊

一部里親募集中の犬もいますし、もうしばらくしたら、
本格的な里親探しが始まるんじゃないかとも思います。

「可哀相な犬を引き取りたい」と考えている方も
少なくないのかもしれませんが、
そうしたことは、冷静に考えてからにしましょう。

一時の感情で動いてしまうと、互いに不幸な結果になってしまうのは
よくあることです。残念ながら。


それから、
「里親募集」に関する興味本位の問い合わせは
とても迷惑がかかるということもお忘れなく。
(レスキューに関わっている人たちがしているのは
犬の世話だけではありません。とても忙しいのです)

じっくり待って、考えて、それでも引き取ることができれば
それが本当の縁ですね。
焦らず、サイトから情報が発信されるのを待ちましょう。


ただ、ここにいる犬たちは小型犬が大部分なので、
里親探しはそれほど苦労しないんじゃないかな、と
勝手にワタシは思っています。
きっと、条件のいい里親を慎重に探してもらえるでしょうね。
運のいい犬たちです。


最後に。

安易に自分の犬を『里親ビジネス』に委託するような人は
犬を飼わないでください。

ボランティア団体ならともかく、犬で商売をして生計をたてている人たちが
たかだか2万円ぽっちの引き取り料で、
新しい飼い主をみつけてくれると思ったら大間違いです。
犬がもらわれず、そこで生き続けるかぎり、費用はかさむ一方ですから。


自分達の収入が減るくらいなら、犬にはエサを与えず見殺しにするでしょう。

殺したのは、飼養放棄した人自身です。

今回の「崩壊」は氷山の一角。
明日の命さえ補償されない犬や猫たちは、
もっともっとたくさんいることも知ってほしいです。

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2009年3月29日 (日)

ペットショップにいる犬たち

AERAの掲示板を見ていたら
あるwebサイトへのリンクが貼られていました。

そのリンク先の画像が仔犬生産工場(パピーミル)としては
それほど衝撃的なものではなかったので、リンクさせてもらうことにしました。
よかったら見てみてください。

http://www.geocities.jp/klcrfamily/real_breader.htm

3段もつまれた狭いケージに人気犬種が入っています。

書かれているテキストのほうは・・・
知らない方にとっては衝撃的な内容かもしれませんが、
多くの方が「可愛い!」と喜んで見ているペットショップの
仔犬の大部分はこうしたパピーミル(仔犬生産工場)出身です。
ちょっと勇気を出して、読んでみてください^^

犬を50匹以上飼えば、よほどの資産家じゃないかぎり
環境はこうなります。
ワタシが今までにみたところや、話を聞いたところもこんな感じです。

多くの犬を抱える繁殖場で飼養されているメス犬たちは
私達の周辺にいる“ペット”のライフスタイルとは
全く違う環境に置かれています。

病気になっても満足に治療すらしてもらえません。
散歩もさせてもらえないでしょう。


手間をかければ、その分コストがあがります。
産めなくなれば、処分するだけです。
そうしなければあっという間に採算があわなくなります。

ペットショップへの卸値が安すぎるともいえます。

セールのチラシをみて
「犬が安い~!」なんて喜んでいる場合ではありません。
「業界最安値」だなんて看板、聞いて呆れますorz

親犬たちがまともな世話もしてもらえず、使えなくなれば殺されているのは
こうしたペットショップの責任であり、
それに群がる私達消費者の責任なのです。

ウチのpeepeeちゃんも、こうしたパピーミル出身です。

そのパピーミルについては、数年にわたって、複数の方から
「200から300は犬を所有し、夫婦二人で世話している」
「繁殖犬はダニやノミがついていて汚かった」
「病気が多い」
などと聞いています。

コストを下げるためだけの無計画なインブリード(近親交配)も行っています。

peepeeちゃんはもうすぐ3歳になりますから、
そろそろ母犬は処分されているかもしれません。

知らないことは罪ですね。

知ってしまった以上、
ワタシはもう二度とペットショップからは犬は買いません。

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2009年3月 1日 (日)

欧米では

「現場を知らずに文句を言いつづけるのは良くない」
ということで、久々に、友だちと生体展示販売店視察をしてきました。

ちなみに、いつもいつも、そんなことをしてるわけじゃないんですよ。
すごくストレスを感じますから。

「ダックスちゃんはお散歩いらないしー」とおかしなことを
さも楽しそーに説明する店員さんの話を聞いたり、
生後6ヵ月をすぎた大型犬が人目を避ける場所もなく、
四方を透明の壁に囲まれたツルツルの床の狭いスペースで
展示販売されているところなんかを見ると、ただ絶句です。

(人間の子どもが、こういう状態で育ったらどうなると思いますか?
動物だって同じですね)

すっかりくたびれて帰ってきました。

ある意味、印象に残ったのは
まるで家電やさんのような「業界最安値」という看板を掲げた店でした。

生後2ヵ月くらいの子犬がわんさかいる横に、
売れ残りと思われる、生後6ヵ月をこえた犬のコーナーが。

そこには、“知ってますか?”といわんばかりに、壁に大きく

「このコーナーの犬は、ワクチンも終わっているから、
連れて帰ったらすぐに散歩できます。
欧米では、生後6ヵ月をこえた犬を販売するのが普通です」

というようなことが、掲示されていました。

そのくらいのことは知ってるんですね、ペットショップの方たちも。

じゃあ、
「欧米では、生体展示販売は動物虐待にあたるとして
禁止されている国がほとんどです」
ってことも
セットで書いておいてくれないとね・・・(毒)

情報は、切り取り方によって、いくらでも都合よく使えるという典型です。

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2009年2月20日 (金)

ペットビジネス

ワタシが見逃した2月15日オンエアの「バンキシャ」。
いまだyou tubeにもあがらず、がっかりしていたんですけど、
友人mさんがブログに内容を紹介してくれています。

クキオの赤裸々な日々

ブログの最後に書いてあることなんかは
まさにその通りです。ぜひご一読を。

そのショップ、実際はどうなんでしょうね。
(って、書くまでもないですね。商売が絡んだとたん話は別でしょうから)

この番組をみた人みんなが
こうした疑問を抱いてくれたら、
少しはペット業界も良くなると思うんですよ。

番組の制作者はどう思ってるんでしょうね。
報道関係者なら、体裁を繕うだけのとってつけたような偽善は
すぐに見破れないと。

見破っていたとしても、
CMに出稿しているペットショップをバッシングすることは
できないんでしょうけどね。

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2009年2月12日 (木)

ペットショップで売られる仔犬の親は?

ネットでの情報収集が苦手なワタシは最近まで知らなかったんですけど・・・

友だちから、
「悪徳ブリーダーと闘う獣医」の話を聞きました。
(愛護に詳しい人の間では有名な話のようです)

悪徳ブリーダーというか完全なパピーミルですね。
場所は明らかにされていませんが、ブログには
「県下一大きな繁殖場」と書かれています。

これが本当にひどい。

フレンチブルって、帝王切開で出産させますよね。
それを、そこのオジサン(もちろん獣医ではない)がするんだそうです。
それも無麻酔・・・

死にますよ。

死んだ犬は、施設のウラで焼くんだそうです。灯油をかけて。

何をするにも原価は最低限ですませようってことですね。

鳥肌が立ちます。

警察に連絡しても
「でも、犬でしょ」って言われるんだそうです。


現時点では、この業者を取りしまる法律がないために、
獣医があの手この手で、闘っている、という話です。
(この獣医はワタシでも知っている有名な方です。架空の話ではありません)

もちろんすべてではありませんけど、
ペットショップで売られている可愛い子犬たちの親犬って
本当に、どうなっているかわかったものではないんです。

誰も守ってくれません。

そうした業者は、
私達のような「犬に対して愛情をもった飼い主」ではありません。

彼らにとって犬とは「金儲けの道具」でしかないんです。

病気になっても、産めればいいんです。
病院に連れていったり、産めなくなった犬を飼養しつづけることは
利益を減らすだけですから。

自分の犬の親が、ボロボロにされていても
産めなくなったらって処分されても、動物だから仕方ない?

この感覚は人それぞれなのかもしれません。誰にも強要はできません。
でも、ワタシはイヤです。

ワタシには何の力もありませんから
せめて、これ以上、犠牲になる犬猫を増やさないために、
そうした店がなくなるように祈ってます。

だから生体展示販売をしている店では何も買いません。

親犬を見せてくれるブリーダーから、仔犬は買ってください。

※刺激の強い内容ですみません。
でも、ここまで書けば、わかってくれる人も少しは増えるかもしれないという思いから、あえて書きました。

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2009年2月 3日 (火)

繁殖屋の放棄犬

ブリーダーに放棄された犬を見るたび
怒りがこみあげます。

そういう犬は見たことがない、でも
刺激の強い、可哀相な画像は見たくないという方はぜひこちらを。

みなさんおなじみの、あいがん動物を守るHOKKAIDOしっぽの会

トップページの、左のメニューから「犬の飼い主募集」をみてください。

岩見沢保健所から保護された、
メスのイタリアングレートハウンドが3匹います。

おそらく繁殖屋の放棄だろう、と言われています。
みんな小さくてやせて、ぺらっぺらで、
筋肉もほとんどありませんでしたが、
会で少しずつ元気を取り戻しています。



繁殖リタイア犬は人に慣れていない・・・と思う方もいるかもしれませんが、
ワタシの知っているコたちは、たいていは
人の愛情がほしくてたまらない様子で
人の姿をみると「こっちに来て!」と健気なコが多いです。
このイタグレたちも同じで、とてもいい子たちでしたした。


美味しいものを食べて、遊んでもらって、愛情を受けてすくすく育ったウチの犬と、
このコたちの何が違うというんでしょう。
同じ犬なのに。

追記:2月7日、3匹のうちの1匹が、新しい家族に巡り会いました!

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2009年2月 2日 (月)

AERA「TALK」の「ペットビジネスの闇」

もっともっと意見や感想や、情報提供であふれかえると思っていたんですが
まだまだワタシが期待していたより足りない感じですね^^

マニアックな意見である必要はなくて、
気軽にコメントしていいと思いますよ。なにより
「こんなに話題になっている!」と
編集部、世間で認識されることが大切だと思いますから(笑)

AERAのトップページのバナーからもタイトルが外れてしまったので
ますますわかりにくくなってて不安・・・(笑)

ぜひ一人でも多くの方に知らせていただき、盛り上げていきましょう!

ここから入れます→AERA「TALK」の「ペットビジネスの闇」

多くの人が、賛同の声をあげることが大事です。
可哀相なだけでは、何も現状は変わりません。

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2009年1月28日 (水)

ペット業界への疑問

昔から、狭いゲージに閉じ込められた犬たちが、
どこか可哀相に見えたので
ペットショップ自体に行くことすら好きじゃなかったんです。

でも、“犬を買うところ”がペットショップ以外に思いつかなくて
結局はペットショップから犬を買いました。それがウチのpeepeeちゃん。

ところが。
それから半年も経たない間に、大きなものから小さなものまで
peepeeちゃんにはいろんな病気が発症しました。

犬の本を読むと
「アカラスを発症した犬は、繁殖させてはいけません」とか、
「病気を発症した犬を繁殖させてはいけません。犬の病気は遺伝の可能性が高いから」

と書かれてるわけです。

・・・ってことは、ウチのコの親はどうなってるわけ?

それが疑問の始まりでした。

最初は、「自家繁殖反対」とか、
生体展示販売反対」とかバナーの貼られたブログをみても
意味がわかんない・・・というか、
「こういう人たちは、ちょっと偏った動物愛護家なのかな・・・」と
思っていたんですけどね。

知れば知るほど、そうじゃないってことがわかって
自分の無知が恥ずかしくなりました。

日本くらい教育水準が高く、国民の生活もそれなりに安定している国が
いつまでもこんなことを許していてはいけないと思いませんか?

保健所で殺処分される犬猫は「可哀相」です。
シェルターで保護され、新しい飼い主を待ち続ける犬猫も「可哀相」です。

でも自分と直接関わりのない対象への「可哀相」という感情は、長続きしません。
目の前から消えてしまえば、ワリと簡単に忘れることができるもの。

現実を変えるためには、たくさんの人が「可哀相」から一歩進む必要があります。
少しでもいいから動くことが大事なのです。


・生体展示販売を行っている店からは何も買わない

・自家繁殖はしない

・友人・知人に、自分の考えや知っていることを話してみる

何も、保健所の犬猫を保護したり、愛護団体に寄付をしたり、
ボランティアに参加するだけが愛護ではありません。
お金や時間をかけなくても、簡単にできる活動はいくらでもあります。

「状況がよくわからない」、「ネットの情報はあてにできない」という方は
ぜひ、12月8日号のAERAを見てみてください。

犬ビジネスの「闇」【AERA-net.jp】

また、現在募集している意見・感想・情報欄にコメントを送る、というのも
意味のある愛護活動だと思います。

「ペットビジネス」の闇への意見・感想(1月26日)

一人でも多くの犬猫好きな人が、行動してくれることを願ってます。


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2009年1月26日 (月)

「ペットビジネス」の闇への意見・感想

12月8日号の『AERA』、ご覧になった方は多いと思います。
ワタシはもちろん買いましたけど、
友達は「デジタル版と雑誌の両方買った」と言っていました(笑)
相変わらず、彼女の熱心さにはアタマが下がります。

さて、その『AERA』の話題の記事“「ペットビジネス」の闇”を書かれた
太田 匡彦さんが、WEBサイト上で「意見・感想」を募っています。


TALK 意見や情報を交換

ワタシですか?もちろん発刊直後に、図々しくも「お問い合わせ」フォームから
感想を送りましたとも^^
もちろん、また送ろうと思います。

こういうことは、多くの人の後押しが絶対必要不可欠なんです。
参加する人が多ければ多いほど、継続的に、またいろんなメディアでも取り上げられるようになります。

それに、立派なジャーナリストだって私達と同じ「人」。
自分の意見を支持されて喜ばない人はいません。それどころか、
その活動を信念を持って続けてもらうためには、支持者の存在は必要なんです。

みなさんご存知だと思いますが、『AERA』は朝日新聞社の情報誌。
世間からの信用も知名度も最高クラスの媒体が
こうした問題を取り上げることは本当にすごい進展だと思いませんか?

太田さん、とても一生懸命な方だと感じました。
ぜひ応援しましょう!

参考までに。

もし「記事を読まれていない」「このAERAがほしい」という方がいらっしゃったら
お問い合わせフォームから
「ペットビジネスの闇が読みたいから、バックナンバーがほしい」と
ガンガン問い合わせてください。


こうした活動も、編集部へのアピールとしてはとても有効です(笑)

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2009年1月25日 (日)

自分の犬の親戚

いつも疑問に思うんですけど。

犬の親戚探しサイトってたくさんありますよね。

自分の犬の親戚、とうぜん気になりますよね。
兄弟の顔、見てみたいですよね。対面させてみたいですよね(笑)

じゃあ・・・、自分の犬の親がどうしているかも、気になりませんか?

ペットショップで売られている犬の場合、
その多くは仔犬繁殖場(パピーミル)からやってきたか、自家繁殖のどちらかです。

自家繁殖で、親犬が可愛がられていれば
(表現が良くないですが)ある意味まだマシで、
パピーミルの場合は、天寿を全うすることすら難しいのが現実。

ワタシがこれまでに見た、捨てられた繁殖犬たちは
カラダも歯もボロボロ。
毛艶も悪く・・・というかたいていは毛玉だらけで毛布みたいな状態、もしくは
皮膚病をそのままにされ、あちこち禿げていたり。
ぱっとみでは何歳かもわかりません。
乳腺を中心に、腫瘍のあるコも多かったです。

また人にちゃんと世話をされていないため、
おすわり・待てなど、基本のコマンドが入っていないのは当然、
たいていが劣悪な環境で飼養されているため
自分の糞尿を踏んでしまうコが多いです。

そのようなコたちの再飼養がどれだけ大変か・・・
犬を飼ったことのある人なら、わかりますよね。

先月紹介した、AERA(12月8日号)読みましたか?
繁殖業者の実態を知ってもなお、ペットショップから犬を買おうと思う人は
どのくらいいるんでしょうか。

犬だから仕方ない、ほかにも人間の犠牲になっている動物はいる。

ワタシにはそうは思えません。
現状が明らかにおかしいものなら、
気づいた人から変えるための努力をしていくべきだと思うから。

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2009年1月 7日 (水)

NEWS ZERO

たまたまテレビのチャンネルを変えたときに
犬の映像が目にとまりました。

日テレ「NEWS ZERO」

「日本も導入・・・注目更生法 囚人が犬を育てる」という特集でした。

途中から見たので、詳細はよくわからないんですが・・・(汗)

受刑者が犬を育てて里親に引き渡すというプログラムを実施している
アメリカの刑務所を取材したもの。

プログラムを終了した受刑者たちの再犯率は0、
島根県の刑務所でも4月よりこのプログラムを実施予定
なんだそうです。

犬の行動には、すべて犬なりの理由がありますよね。

犯罪者の心理についてはわかりませんが、
簡単には自分の思い通りにならない存在=犬を
世話・トレーニングするという経験が
自己中心的な、犯罪者自信の考え方を変えることにつながる、というのは
理解できます。

犯罪者に限らず、
犬を犬として認めて、その性質を把握し
人間(自分)とは違う生き物としてトレーニングをすることは
私たち飼い主も成長させてくれるし。

たまに
「ウチの犬にも出産の喜びを経験させたいー」なんて言う
困った飼い主さんがいますが・・・
犬を擬人化して考えてるほど大きな誤解はないと思うんですよ(苦)
出産して、喜んでいる犬はいないですし。(本能だし)

どうせなら
産んだあとに、子どもがペットショップや他人の家に売られるところまで
擬人化して考えてくれたらいいんですけどね。
誰が好き好んで、自分の子ども売りますかねー(毒)

「それは犬だから仕方ない」って言う人多いんでしょうね。

逆に、犬は人間を「擬人化ならぬ擬犬化」して見ているという話もありますね。
うちのpeepeeさんは、きっとワタシを、
よく食べる大きな犬だと思っているでしょう(笑)

いつものごとく、話がそれましたが

この刑務所と同じようなプログラムで
「プロジェクト・プーチ」が有名ですね。
よろしければコチラもどうぞ
2008年10月1日プロジェクト・プーチ

こういう話を耳にするたびに、
人間と犬は互いに支えあう存在なんだなぁと
感じます。

明日のオンエアでは
いよいよ犬を里親に引き渡すそうです。

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2008年12月15日 (月)

「アンダー、そけい」でもいい?

発寒○ャスコに行ったときのこと。

現状を知らずに悪口を言いつづけるのもなんなので(笑)
ときどきは、ペットショップ見学をします。(ぜったいに買い物はしません)

発寒ジャス○に入っているのは、
うちのpeepeeちゃんを購入したショップです。

相変わらず、可愛いコたちがわんさか。
いまにも買ってしまいそうな、残念なお客さんもわんさかいました。

ワタシはそんな方たちの後ろで、
「パピーミルはひどいんだよー。こういう店の犬は病気がいっぱいかもよー」と
連れに話していますが・・・(毒)

自分の飼っている犬種は気になるので
毎回キャバリアはチェックするんですが・・・
値札をめくると「シマヤ アンダー そけい」と書かれていました。

顔も似ていたし、間違いなくうちと同じラインなのでしょう。

“パテラ”と書き足したくなりました(毒)

アンダーは病気ではありませんが、歯並びが悪いと手入れが大変です。
歯槽膿漏になって悪化すると、頬に穴があいたりもします。

鼠径ヘルニアは場合によっては手術が必要です。



冷静に考えてみれば、どうなんでしょう。
病気とわかっている商品を売って、それで許される商売って
あまりないですよね。

病気を持っているということは、治療費がかかるということ。

そのうえ、苦しんでいるペットを看護し続ける必要があります。

これは本当に大変なことです。

生きものですから、絶対に「生涯健康!」はありえませんけど
これから家族となるペットですから
その場の勢いで買って後悔!なんてことにならないように、
冷静に判断してほしいものです。

この時期になると、ドキドキするんですけど・・・
「クリスマスプレゼントにペット」はかんべんしてほしいです。
あと、子どもの「お年玉でペット購入」も・・・(汗)

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2008年12月 2日 (火)

犬ビジネスの「闇」

ひさびさに熱が出たので病院へ行きました(微熱ですけどね・汗)

待合室で、たまたま目にした
「AERA(アエラ)2008年12月8日号」の表紙に
こんな特集記事のタイトルが。

犬ビジネスの「闇」

これまでも、いろんな犬猫たちの現状を伝える記事を見てきましたけど、
こうした問題に興味のない方にも理解してもらえるように
「流通」の問題にまで切り込んでいるものは
とてもめずらしいと思いました。(というか、ワタシは初めて読みました)

熊本の動物愛護センターに関する記事も書かれていました。
ここの取り組みは有名ですよね。
(札幌も負けずにがんばってほしいです)

とにかく、犬猫の殺処分の問題に胸を痛めているワタシのような者にとっては
「よくここまで書いてくれました」と嬉しくなるような内容でした。

例えば、放棄された繁殖犬のメス。
見たことがある人はわかると思うんですが、本当に悲惨なコが多いんです。
多くは、ガリガリに痩せ、歯も毛並みもボロボロ、
ずっとゲージに入れられたままのため筋肉も衰えています。

人間のために働かせられつづけて、
繁殖能力が下がれば、また病気になれば、殺処分。
自分の愛犬の母犬がそんな状況だったとしても仕方ないですか?

そうは思えないワタシは、
生体展示販売をしているペットショップからは
何も買わないことにしています。



アエラは最近値上がりしたようですが、これで380円なら安すぎます(涙)

ぜひたくさんの方に読んでほしいと思いました。
ワタシも明日買いにいきます。

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2008年10月 2日 (木)

子犬を買うなら

最近は本当に収容犬が多いです。
コメントにもいただいたように、引越しというケースが多いのでしょうね。

以前も何度か書いてますけど、
収容犬のなかで、最も状態が悪くみえる犬種の一つがシーズーだと思うんです。

札幌市動物管理センターの、いま写真があがっている中にも
かわいそうな状態のコがいます。
一般家庭なら、どんな飼われ方をしていたのか・・・。
それとも、ブリーダーの放棄でしょうか。

シーズーあたりは大人しくて飼いやすい、
サイズも小さいから簡単に飼えると思うんでしょうね。

でもいざ飼ってみると、
トリミングが面倒だったり、
目や皮膚、心臓に病気が出やすかったりするのも
シーズーの特徴の一つ。

生きものですから、そうそう都合よくはいきません。

ちなみにキャバリアは大人しくて飼いやすいですけど、
高い確率で遺伝性の心臓の疾患を発症します。

犬や猫を飼う場合は、必ずマイナス面も認識した上で
可能かどうかを考えたうえで飼ってください。

そして、せっかく飼うなら
動物のことを大切に考えているブリーダーさんの元から。

今週末まで、札幌西区のペットショップで閉店セールがあるようです。
「売り尽くし」なんて書いてましたけど、
一時の感情で「この金額なら買える!」なんて軽い気持ちで買うと
あとから痛い目にあいますよ~(笑)なんて。

閉店するような店で買って、あとから何かあっても
誰も保障はしてくれませんね。
系列店は残っていても、言った・言わない、
じゃあ返品・交換!がせきの山です。

もちろん生きものですから、ブリーダーから買ったといって
病気の可能性が全く0なんてことはありません。
(そのブリーダーの質、何より親犬、そして運です)
でも、しっかり遺伝や病理のことも考えているブリーダーのほうが
病気の確率は低いと思います。

なにより、親犬が大事に飼われていることが一番ですね。
親犬が大事なら、その子犬のことも大事に考えてくれますから。

子犬を買うなら、大事にされている犬の子犬を買いましょう。

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2008年10月 1日 (水)

プロジェクト・プーチ

うちはよくここからフードやオヤツを購入してます。

いまさら紹介することもないほど、有名でしょうけど
GREEN DOG

ここはちょくちょくメールマガジンを送ってくれるんですが
そのなかに気になったお話が載っていたので、勝手に(笑)ご紹介。

今回の記事を担当されたのがGREEN DOG代表の佐久間さん。
そこで取り上げられていたのが「プロジェクト・プーチ」の話でした。

【メールマガジンから抜粋】

「プロジェクト・プーチ」はアメリカオレゴン州の少年院で取り入れらている、「少年の更生」と「シェルター犬の再出発」を同時にお こなうプログラムです。犯罪を犯した少年に、シェルターで里親を 待つ犬の世話、トレーニングをさせることで、少年、そして、犬の心のケアを実現し、それぞれに新たな人生・犬生の出発を切れるように支援するというもののようです。このプログラムが始まって15年が 経ち、プログラムをうけた少年の数は400人以上にのぼるそうですが、その誰一人として再び罪を犯す者がいないと報道されていました。

ワタシがこの話を知ったのは
「ドッグ・シェルター 犬と少年たちの再出航」という本でした。
保護は“助けてあげてる”んじゃなくて、
“互いに助け合っている”ということを実感できる内容です。

保護に限らず、なんでもそうですね。
“してあげている”なんて一方的なことは、相手がいる以上存在しないのかもしれません。


そして、この著者が児童文学作家の今西乃子さん。

そう。これまたご存知の方は多いと思いますが、
マリコさんと未来ちゃんのお話
「命のバトンタッチ―障がいを負った犬・未来」を書いた方です。

ワタシが犬の保護に関心を持つようになったきっかけの一つが、
このマリコさんのブログでした。

興味をもった方はぜひ見てみてください。

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2008年9月26日 (金)

札幌市ペットショップ?

ウェルシュコーギー
ミニダックスフンド
パピヨン
ワイヤーヘアード・ミニダックス
シー・ズー
ペキニーズ
マルチーズ系ミックス4匹

これだけみると、まるでペットショップですが・・・

来週の命も保障されていない
札幌市動物管理センターに捕獲され収容されている犬たちです。
(9月26日現在)

知らない人もまだまだ多いのかもしれませんけど、
保健所にいるのは、和犬系ミックスばかりではないんです。

今日の管理センターの収容犬は全部で16匹!
うち5匹が和犬系ミックス子犬、1匹が和犬系ミックスの成犬、
残りは上記の、まるでペットショップで売られていそうな10匹です。

犬を飼うための知識と責任感と愛情があって、
飼育環境も整っている、というちゃんとした方は
ぜひ引き取りもご検討ください。

どうしても子犬がほしい、という方は
ちゃんと愛情をもって育てられた
ブリーダーの子犬を探してください。

いずれの場合も、
生体展示販売を行っているペットショップからだけは買わないでください。

ペットショップのオーナーや従業員たちは
「動物が好き」という動機からその仕事に就いたはずなのに
いつのまにか、お金に目がくらみ
そうした気持ちも忘れてしまったのでしょう。

生体展示販売のおかげで、いったい
どれだけの犬が犠牲になっているのかを知っているのに、
見ないフリをしている人ばかりです。

まともな神経をもっていたら、続けられない仕事です。

だからこそ、こうしたことに気づいて辞めた・・・という、まともな神経の人もたくさんいます。

と、いつもならこんなことまでは書かないんですけど、
16匹もいるとつい感情的になってしまいます。

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2008年9月23日 (火)

札幌市動物愛護フェスティバル

行かないつもりだったのに、
行ってしまいました。

札幌ばんけいスキー場で開催されていた
動物愛護フェスティバル

行かれた人も多いと思いますけど、すごいにぎわいでしたねー。

ブースも人も犬も、たくさんでした。

犬・人が大好きなpeepeeさんは大興奮・・・(汗)
落ち着くまでは抱っこで移動です。

ツメきりに、肛門腺絞りに、ワンコのエクステまでありましたが
江別に続いて今回もブースは見てまわるだけ。
特に何もしませんでした。

唯一参加したことといえば。

小型犬ばかりだったので、
少しだけ、ドッグランにいれてみたのですが・・・
特に走ったりする様子もなく
他のコのお尻の「にほい」を堪能してました。ははは(笑)

みんなドッグラン慣れしているのか
とくに抵抗無く犬を自由にしている人が多かったですね。
ワタシは・・・怖くてダメです。

どんな犬がいるか、わからない場所に
自分の犬をいれるのはかなり抵抗があります。

「自分の犬が、他の犬を噛むかもしれない」

そう思って、自分の犬をドッグランに放す飼い主は
いないのでしょうけど、
それでもドッグランでの事故ってあとをたちません。
ゴールデンがチワワを噛んだ・・・という話はよく聞きますし。
しつこく追いまわされすぎて、
それがトラウマになって他の犬が嫌いになった、という話も。

とにかく「犬の中に放り込むのが一番の社会化」だなんて思ったら
それは間違いですね。

ドッグランに限ったことではないですね。
何かあってからでは遅いですから、飼い主はどんな場所に行っても
自分の犬から目を離しちゃダメです。
・・・といつも自分に言い聞かせる(笑)

あー、あとずいぶん目に付いたのが「多頭飼い」。
とにかく複数の犬を連れている人が多かったです。

「ウチの可愛いコの子どもがほしいー」とか言って
中途半端な知識で、繁殖とかさせてないといいなー。

と、ひとり言でした。

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2008年9月22日 (月)

動物愛護フェスティバルinえべつ その2

日曜に、酪農学園大学で開催された
江別市小動物開業獣医師会主催の「動物愛護フェスティバル」に行ってきました。
・・・の続きです。

愛護イベントで気になったことが3つありました。

1つめは、思いのほか口輪をしている犬が
ずいぶん多かったということ。


ウチでこれまで飼った犬にはそうする必要がなかったので
考えたこともなかったんですけど、
いろんな人や犬が集うイベントでは、
犬によってはこうしたことも必要なんでしょうか。

2つめは、イベントに参加していたとある繁殖業者。
(ドッグランもあるみたいですね)
見に行かなかったのでブース内で何をしていたかはわかりませんが、
なぜかここの犬がノーリードで放されていて、
しまいには迷子として保護されてました(爆)※

愛護週間のイベントだっていうのに、何考えるんでしょー?
こういうレベルの低いところは論外ですね。

※後日、コメントでご指摘いただいてわかったことですが、実は共同出展していたサプリメント会社の犬だったそうです。いずれにせよ、ノーリードはいけません。


3つめは、石狩支庁ブースの後方の、ワンコの里親さがし。

子犬2匹と成犬3匹を連れてきていました。
(うち1匹の子犬がこのときもらわれていったそうです)

この犬たちは本当に元気がなくて・・・
特に4カ月という子犬は、全く子犬らしさがありませんでした。

この犬たちの所有者の方は
なんと180匹もの犬を保護していて、
不妊手術・ワクチンどころか、食べ物にも困窮しているそうです。

こう聞くと「なんとかしてあげたい」と思う方もいるかもしれません。

でも、ワタシには
責任をもって世話ができないのに関わらず
多くの犬を保護していること自体が、
アニマルホーダ―としか感じられませんでした。

もちろん、たくさんの人の協力があれば
こうした人の現状も変えられるのでしょうけれど、
順番が違うと思うんです。

犬のことを考えれば考えるほど、
保護には守らなければならないものがあるはずです。
もちろん理想をあげればキリはありませんが、
最低限のことを守れない人は、保護してはいけないと思うのです。

不幸になる命を増やさないために
・狂犬病予防ワクチンと混合ワクチン
・保護するからには増やさない=不妊手術

この2つは絶対です。

「去勢・避妊をしていない犬たちに食べ物を十分に与えたら、
もっともっと産まれる犬が増えるね」と友人も言っていました。
ワタシも、中途半端にここを支援すれば、不幸なコが増えるだけ、と感じました。

今そこにいる犬たちは本当に可哀相ですが、
その人を支援するのは・・・今のワタシには考えられませんでした。
あくまでも一個人の感想ですが。

・・・と、とにかくいろんなブースやいろんな人がいることを実感。
なかなか考えさせられる愛護イベントでした。

23日は、札幌でも動物愛護フェスティバルが開催されます。

動物愛護フェスティバル2008
9月23日(火)10時から16時  雨天決行
さっぽろばんけいスキー場
札幌市中央区盤渓410番地

興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

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2008年9月21日 (日)

動物愛護フェスティバルinえべつ その1

動物愛護週間ですねー。

日曜に、酪農学園大学で開催された
江別市小動物開業獣医師会主催の動物愛護イベントに行ってきました。

2008動物愛護フェスティバルinえべつ

ばんけいのイベントよりは小規模な感じでしたが、
たくさんの人たちが犬(猫もちらほら)連れで訪れていました。

ブースには北海道盲導犬協会、
北海道ボランティアドッグの会を始め、
アニコムやアイペットなどペット保険会社や、製薬会社、
ペットビジネス系の専門学校に、
おなじみのしっぽの会&MOBBYも参加していました。

各ブースでは
物販をしていたのは、しっぽの会くらいでしょうか。
サンプリングやアンケート&プレゼントが多かったです。

酪農大の学生サークル「幸せなしっぽ」では
動物たちの虐待に関するパネルを展示していました。
(というか、展示してるだけだったのが残念・・・)
気持ちはわかるんですけど、
大部分はあまり知識のない一般の飼い主なので、
あれだけ見せてどこまで伝わるかなー?というのが正直な感想。

一番人気のブースは、専門学校生によるツメきり!
時折聞こえてくる“キャンキャンキャン・・・・”という
悲痛な叫び声が痛々しかったです(笑)

しっぽの会では会の活動資金集めとして、
いろいろなグッズが売られていました。
ワタシはpeepeeちゃん用の足拭きタオルと、アミぐるみストラップなどなど購入。
かわいい商品を買ってそれが寄付になるなら、
買い物も二倍楽しいですね。

中央のステージ(といっても芝生ですが)では
警察犬や、盲導犬、ボランティアドッグのデモンストレーションなど。
おりこうなワンコたちがたくさんいました。

と、だけ書くと楽しそうなイベントですが、
ちょっとオカシイのでは?と思うことや、
考えさせられることもありましたよ。

つづきは次で。

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2008年9月18日 (木)

ペットを飼育できなくなるということ

こんな施設があります。

ペットケアセンター
『ペットリゾートカレッジ日光』
栃木県日光市根室323-1
TEL:0288-32-2292

飼い主のさまざまな理由によって飼えなくなったペットを
◆セカンドファミリープログラム(里親探し)
◆終生ケアプログラム(老犬ホーム)
の2つのプログラムで、サポートしてくれるそうです。

例)ワタシがうちのpeepeeちゃん(キャバリア・血統書付き・2歳)を
  こちらに依頼した場合

◆セカンドファミリープログラム (適正判定、年齢制限、その他条件あり)
 150,000円(セカンドファミリーがみつかるまでの預かり料金含む)

◆終生ケアプログラム
 ・分割払い 月々 70,000円×36回(総額 2,520,000円)
  保証金 30万円(契約終了後返金)
 ・一括払い 2,400,000円

「飼い主様に万一の事があった場合でも、お預かりしたペットは一生涯当社が責任を持って、サポートいたします。」ということです。
(万が一こちらの経営が破たんした場合には適応されないと思いますが・・・苦)

ペットショップで10万円支払って購入した犬を
自分が飼養できなくなった場合、
里親を探してもらうのは15万、
一生涯を保障してもらって面倒を看てもらうのは240万!!!

施設もすばらしいようですし、過剰な面もあるかもしれません。
サービス内容を確かめたわけではないので
この金額が適正かどうかもわかりません。

でも、こうしたことを仕事にしている人たちに、
生涯の保障付きで責任もって自分の犬を世話してもらうって
こういうことだと思うんです。

例え、自分が病気になったなど“仕方のない事情”であっても
ペットの行き場がなくなることには変わりありません。

どんな人でも、万が一のときに
長期で預かってくれる人は探しておく必要があります。
里親を探す努力だって必要。
それができない代償は大きいのです。
自分のペットを守るのは、自分しかいないのだから。

いろんな意見があるでしょうけど、個人的には
一度自分で飼うと決めたペットを安易に手放そうとする人には
このくらいの金額が必要だと思ってほしいです。

たかだか2~3万くらいで、
自分は責任を果たした=自分のペットは他の人が幸せにしてくれる!
と考えるのは、都合が良すぎますね。

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2008年9月14日 (日)

管理センター譲渡会

札幌市動物管理センターの譲渡会をご存知ですか?

札幌市が毎年、春から夏にかけて毎月1回、
当日飼い主が持ち込んだ子犬子猫を希望者に
抽選で譲渡する催しです。

これまでは、当日飼い主が持ち込む子犬・子猫のみでしたが、
今回(9月14日)は、センターに収容されている成犬・猫も
譲渡会に出されていました。大きな進展ですね。

犬は、センターから期限切れの子が3匹、飼い主持ち込みが6匹。
結局センターの1頭だけが残ったそうです。

猫の持ち込みはなんと60匹以上。
譲渡会に出品する前に声を掛け合い、
個人的に譲渡していた方たちも見かけたので
実数はもっと多いでしょう。結局猫は11匹が残ったそうです。

この9月14日の譲渡会の様子を「しっぽの会」さんが
ホームページで写真付きで報告してくれています。
左のメニューの下のほう、活動報告の「催し物参加」から見ることができます。
ぜひご覧になってください。

こうした譲渡会に限らず
いろんな方たちの努力があって、
平成18年 犬275匹、猫2,325匹だった殺処分は
平成19年 犬172匹、猫1,840匹になりました。

(平成20年度の事業概要より)

それでもまだ、札幌市だけで犬猫合わせて2,000匹以上の命が
不要なものとして処分されてしまっているのです。

「ウチのコが可愛いから」と繁殖を考える人には、
特にこうした実情を知った上で、
もう一度その繁殖が必要なのかを考えてほしいと思います。

また不妊手術を行うことで、
生殖器の病気を予防することができます。
ペットを擬人化する人ほど不妊手術ができないようですが、いろんな面でも不妊手術は有効だと思います。信頼できる動物病院で相談することをおすすめします。

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2008年8月29日 (金)

ペットショップで犬を買う前に

『ワンちゃんの里親ホーム』
北広島市大曲

個人が飼えなくなった犬や、
ブリーダーが繁殖犬として使っていた犬を
お金をもらって引き取っています。

里親希望者には
一律20,000円の登録料(この企業に対する登録料だそうです?)と
引きかえに犬を渡すそうです。

ワタシが見てきたときには小型犬は50匹以上いました。
ペットショップで見る人気犬種ばかり。
ダックス、ポメラニアンが特に多く、その他も
シュナウザー、チワワ、キャバリア、イタグレ、プードル、テリアなど。

大型犬はゴールデンやボーダーコリーのミックスなど
20匹くらいでしょうか。

一見愛護を感じさせる広告をフリーペーパー等に出していますが
保護目的ではなく、
あくまでもビジネスとして運営している企業です。
また繁殖もしています。
(本当の愛護目的なら・・・犬を増やすことはしないはずです)

こちらのことを書くことについては迷いましたが、
こうした存在があるのは事実。
これからペットショップで犬を飼おうという人に知ってほしいと思い、
書くことにしました。
(とはいっても、見に行く人はいないと思いますが・・・)

乱繁殖ブリーダーの元で不要になる繁殖犬というのは
どんどん増え、処分されています。
こうした会社があってもなくても、現状は変わらないでしょう。

問題は、こうした会社以前に
大量に犬を展示販売するペットショップ、
そしてそこに犬を卸す乱繁殖ブリーダーにあります。

ここにいるのは生体展示販売のペットショップの犠牲犬たちです。

50匹以上の、手入れされていない純血種の犬たちが
自分をみるなりいっせいに「ここから出して」と
なきさけぶ姿は異様な感じがしました。

みんな、子犬であれば10万円以上の値がついていた、
そんな犬ばかりですから。

ビジネスとして成り立たせるために
連れてこられた犬たちの中には処分されるコもいるでしょう。

一度一緒に暮らした家族を
こうしたところに捨てにくる人の気がしれません。

自分の生計を立ててくれている繁殖犬に
こんな最後の仕打ちができるのはいったいどんな人でしょう。

きちっとした理由があれば、
「長期預かり」や「里親探し」の相談にのってくれるところはあります。

簡単に手放さないでください。


知りたい方は、ブログのコメント欄にメアドを残してください。

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2008年8月27日 (水)

Mさんのブログから

クキオの赤裸々な日々

友人Mさん(笑)のブログです。


Mさん、縁あってパグちゃんの引き出しに関わることになり、
小樽保健所を訪れたときのことをアップしています。
コチラ→パパァ~~~

近郊の方で興味ある方は
ぜひ小樽保健所からの引き取りもご検討ください。
明るい雰囲気だったそうです。

落ち着いた成犬・老犬もいいものですよ^ ^


Welcome to DOG Web

「人間の良き伴侶である すべての犬達の幸福と
豊かな未来に貢献する ために、
愛犬家の皆様により良い情報を発信する ことを主目的とした
非営利のサイト」だそうです。

こちらの左のコンテンツの「成犬を迎える」というメニューに
成犬を迎えるメリットがかかれています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

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2008年8月25日 (月)

ペットショップから買わないでと言えない

いろいろなブログを徘徊すると、ときどき見かけるのが
「自分がペットショップから買ったから
ペットショップから買わないでとは言えないです」
という記述。

そうですか・・・?そんなことないですよ。

ワタシは自分が買ったからこそ問題に気がついて
「ペットショップからは買わないでと言わなければ!」
と思ったんですけどね・・・ツラの皮が厚すぎます?(笑)

今、“これは良くない”とわかっているなら
今の自分を実行していきましょーよ。
いつまでも過去しがみついてるくらい損なことはありません。



たとえば。
昔は「しつけ」と称して子どもを殴ることは一般的でしたが
今ではどうでしょう?

もちろん程度にもよりますけど、
「児童虐待」という言葉を知らない人はいないでしょう。
私達一般市民が児童虐待に気づいたときには
通報義務が課せられているほどです。

教育水準があがり、文化レベルがあがると
“してはいけないこと”のハードルもあがっていきます。
そして、今の基準では解決できない新たな問題も生まれ続ける。

“全てが法によって解決されているとき”はないのでしょう。
法律というのは常に後からついてくるものです。

だから、自分の考えで
「これは間違っていない」と胸をはって言えることを実行していくべきです。
個人レベルで十分だから。
状況に流されず、多くの人が自分の意志で行動することが
今を変えることにつながるんです。

って、変な自己啓発本みたいでやや怪しい?そんなことないですよ(笑)

不幸な犬猫を減らすために、生体展示販売には反対。
パピーミル(子犬繁殖場)は姿を消してほしいです。

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2008年8月24日 (日)

迷い犬をみつけたら2

迷い犬をみつけ、運良く捕獲できたが
元の飼い主をみつけることができなかった、としたら・・・

もし自分で預かる(引き取る)ことができなければ
基本的には、保健所(札幌は管理センター)に引き渡すしかありません。

「であれば、捕獲しないほうがいい」と考える人もいるかもしれませんが
交通事故にあうなどの怪我をして(もしくは死んでしまって)
センターに持ち込まれるくらいなら、
無事なままセンターに持ち込まれるほうが
引き取られ、命が助かる可能性も高い、とワタシは思います。

「殺されるのがわかっているんだから、
保健所には絶対に持ち込むべきでない」
という意見もあります。
でも、保護した人が預かれない状況であればそれも仕方がない、と
ワタシは思います。
冷たい言い方ですが、助けられないコはまだまだたくさんいるのです。

自分が保護した犬を、ボランティア団体などに
「保護してほしい」と頼む人も多いです。

ワタシも考えたことはあります。でも、それは正しいことでしょうか?

ボランティア団体だって、無限に犬を収容できるわけではありません。
命を預かるということは、お金も手間もかかること。

気持ちはわかりますが、それは基本的には間違いだと思います。

どうしてもそうしたいのなら。
せめて預かってもらっている間は費用を負担し、
その間に里親探しをするべきでしょう。
(それにも大きな責任と費用がともないます)

人に預けて「あー、いいことをした」と勘違いするのは絶対にダメです。



ワタシがこのブログを始める前に出会い、
その考えに影響を受けたサイトの一つです。

篠原ドッグスクール
「天使になった犬たち」の著者・篠原 淳美さんです。

動物を保護したい、と思う方にはぜひ
このサイトにある「保護したいと思ったら」というコンテンツを
読んでほしいのです。


篠原さんの
“反対意見は書き込み禁止。そういう人は、自分でその方法を実践して”
というわかりやすいスタンスが、ワタシ的には気に入っています(笑)

自分でも行動していて、考えの違う人との意見交換は意味があるけど
ネットやメールで上から目線の口出しばかり、
自分では何もしない人は“だいっきら〜いっ”です(毒)

このブログでもそうした人はお断りです。って、過去ほぼいませんけどねw

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2008年8月23日 (土)

命の期限

当blogを定期的に訪れていただいているような方たちは
犬猫たちのおかれている現状に詳しい方が多いので必要のないことですが、
ご存知ない方のために触れておきます。

8月22日現在、札幌市動物管理センターのWEBサイトには
現在8匹の収容犬情報が掲載されています。

でも、センターにいる動物はこれが全てではありません。

捕獲され収容された末に収容期限がきれた犬たち、
無責任な飼い主による飼育放棄された犬たち、
そして捕獲または飼育放棄された猫たち。

命の期限が迫っているコたちです。

このコたちの情報はセンターに足を運ぶか
問い合わせを入れれば教えてもらうことができますが、
こちらでも知ることができます。

しっぽの会
トップページの左上の、シルエットのイラスト部分をクリックしてください。
放棄犬と期限切れ犬、猫情報が表示されます。

若いヨークシャテリアやヨーキーのミックスは若いですし、
貰われやすそうな気もしますがどうでしょうね。
子ねこもいるようです。

なお、会ではこの仲介は行っていませんので、
興味のある方は直接、
札幌市動物管理センターまでお問い合わせください。

いい出会いがありますように。

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2008年8月21日 (木)

迷い犬をみつけたら

管理センターの収容犬情報には
今日も7匹の犬たちの情報が掲示されています。

ダックスに、シェルティに、フレブルに・・・人気犬種もいますね。
どうして探してもらえないのか、不思議で仕方ありません。

ただ、たとえば飼い主がお年よりの場合、
探してもらえないことがあるようです。

それは、大切にされていない、ということではなく
「探してもみつからないだろう」という“あきらめの良さ”が
災いしていることも多いようです。

ですから、例えば万が一迷い犬をみつけたら。
警察や保健所への連絡とあわせて、周辺の聞き込みをしてください。

迷い犬の場合、案外近くに家があるものです。

ちなみにワタシも友だちと車で移動中に
迷い犬を発見したことがあります。

そこは国道沿い。「これはあぶない」と
友だちがもっていたリードと、オヤツで犬をつって無事捕獲(笑)

犬を連れて、ウロウロと
周囲のお店や歩いている人に聞いてまわっていたそのとき、
車で通りかかった人が「○○さんちの犬じゃない?」と
声をかけてくれ、無事に家まで届けることができました。

ほかにも、迷い犬をみつけ、
周囲に聞き込みをしたら飼い主がみつかった、という
同じような経験をした友人がいます。

みつかったときはウレシイものですよ。

もちろん、捕まえるときは慎重に。
神経質なコが不安になっているときに捕まえると
噛まれる可能性もあります。

様子をみて、場合によっては無理をしないほうがいいです。

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2008年8月 7日 (木)

子犬を買うなら

ワタシの願いは、日本中にいる飼い主のいない犬猫を
少しでも減らすこと=引き取ってもらうことではありますが、
それは誰にでもできることではありません。

犬を飼ったことのない友人が言っていました。
「いきなり成犬のウンコはとれない」と(笑)

「子犬を育ててみたい」
そうした気持ちもよくわかります。
人によっては、子犬からでなければ育てられない事情もあるでしょう。

そういう方たちに、ぜひお願いしたいことがあります。

どこから子犬を迎えるかを慎重に考えてほしいということです。

そのコとの運命的な出会いをよりよいものにするために、
ぜひ、「犬」の幸せのことをしっかり考えているブリーダーや
お店から子犬を向かえてください。

たとえば、東京にはこんなお店があります。

オンラインペットショップ&ドッグスパ「犬kura」

ホームレスドッグ0を目指して、
生体展示販売はもちろん、オークション販売にも反対している
日本ペットショップ協会の直営店だそうです。

確認したところ、ブリーダーさんの犬舎を見せてもらうこともできるそうです。
こうした対応をしてくれるところであれば、母犬や兄弟犬を見ることもできますね。
(詳しく知りたい方は直接お問い合わせください)

そして、この日本ペットショップ協会が運営しているのが
NPO法人日本ヒューマン&ペット協会
(ボランティア団体への支援や
飼い主をなくした犬猫たちの里親探しをしているようです)
※シェルターではないようです



自分のお店の利益しか考えない生体展示販売のお店よりは
犬猫のことを考えた環境で、
極力問題の少ない条件を整える努力をして
動物愛護についても可能な支援をしている店から購入することが、
オーナーさんにとってもよほど安心だと思います。

またそうしたことが、不幸なペットたちを減らすことにも繋がります。
こうした、「自分なりにできる動物愛護活動」もあると思います。


業界自体の質の向上のためにも、
いい加減な店にはみなさんの大事なお金を払わないでください。

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2008年8月 1日 (金)

それでもペットショップ?

処分されても処分されても、飼い主から見捨てられて
保健所にやってくる犬猫はあとをたちません。

これを全て生かしておくことは、不可能に近いことだと思います。

必要な経費は、わいて出るわけではありませんよね。
全て私達の税金から成り立っているわけで。
また私設のシェルターにだって限界があります。
自分たちの私財やわずかな寄付によって、ギリギリのところで
運営しているところが大部分です。

殺処分をなくすには、まずは
捨てられる犬猫を減らすこと=犬猫を過剰に増やさないことが第一なのです。

保健所にいる、処分される運命の犬猫が可哀相と
感じたことがあるなら、ぜひ考えてほしいことがあります。

週末はたくさんの人でにぎわっているペットショップですが、
このペットショップ(生体展示販売)は本当に必要なんでしょうか。

売りたいがために、常に犬猫は供給過剰。
客がどんなに無責任な人であってもお金さえあれば売ります。
売れなければ値段を下げて投げ売りします。
客集めのために「抽選でプレゼント」なんてのもあります。

繁殖に対して何の知識もない、
無責任な飼い主が繁殖させた子犬猫を安価で買い入れます。
繁殖の手助けもします。
ブームがきた犬猫を、乱繁殖ブリーダーはどんどん増やします。

こうした繁殖・販売に制限をかけない限り捨てられる犬猫は増える一方。
捨てられた犬猫の再飼養のチャンスも減るでしょう。
犬猫を飼える人には限界がありますから。

こんな状況が野放しにしたまま、殺処分を中止すればどうなるでしょう?

いったい誰が面倒をみるのでしょうか。
保健所はパンクし、シェルターはたちゆかなくなります。

当然、再飼養可能な救えるコたちは救ってほしい。
できるかぎり、殺処分なんてしてほしくはないです。

そのためにはまず、
「出元」に歯止めをかけて現状を変える必要があります。
悪循環をとめるのです。

殺処分される運命にある犬猫たちを、直接救える人は
それほど多くないのかもしれません。

でも、生体展示販売しているペットショップでは何も買わない。
周囲の人にもそれを呼びかける。

これなら誰にでもできますよね。

自分ひとりくらい、と考えず、みんなが実践したら
ペットショップは確実に減らせる。殺処分も絶対に減らせる。

ワタシは信じてます。

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2008年7月26日 (土)

やむを得ない事情

先週の日曜に、何気なくつけたテレビで遭遇したちょっと気になった番組。

TBS「ワンステップ」
日曜夜11:30~

『明日のために、誰かの笑顔のために、
今、自分にできることをやってみませんか?』というコピーの通り
ボランティアの様子を伝えるドキュメンタリー番組(?)でした。

といっても番組構成のノリは「あいのり」っぽかったかな(笑)
番組ナビゲーターが、山口智充さん、佐藤隆太さんということもありますね。

先週と次回の放送は、沖縄で犬の保護活動を行っている方の元での
ボランティアの様子を伝えるものです。

7月20日放送分はコチラ

ここで若者たちがそれぞれの思いを胸に四苦八苦しながら、頑張る。

それはいいんです。ボラの理想と現実のくい違いもあるかもしれないし、
命の大切さについて考えるとか、
そうした若者たちの葛藤はとても意味のあること思います。
(って、上から目線・・・笑)

ただ、聞き流せなかったのは、ぐっさんの発言。
そのシェルターにいる犬たちについて
「きっとやむを得ない事情があって、
飼い主さんも手放したんでしょう。そう思いたい」
というなことを、さも辛そうな表情で言っていました。
(うろ覚えですみませんが)

本当にやむを得ない事情ですか・・・?

年間40万匹もの犬猫が殺処分されている現状を知らないから
こんな無責任な発言ができるのでしょう。

多くの人がそう思いたいのかもしれません。
番組構成上こういう発言が無難なのかもしれません。

でも、こうした問題をテーマに、ボランティアをおくり込み、
それをネタに全国に向けて放送するならば
番組にもそれなりの責任を自覚してほしいと思います。

犬の殺処分数全国一 問われるモラル、多い飼い主持ち込み
(琉球新報 2008年7月9日より)

犬や猫を飼う県民のモラルが問われている。2006年度に県動物愛護管理センター(南城市)に捕獲・収容され、殺処分された犬は6399匹。

全国と比較できる05年度の人口10万人当たりの殺処分数は、全国(72匹)の約6・2倍の477匹で全国一多かった。県は動物愛護管理法の改正に伴う「県動物愛護管理推進計画」の策定に取り組んでおり、09年度から10年間で殺処分の半減を目指す。

センターには1日平均30匹の犬が捕獲、収容される。センター1階の掲示板には収容されている犬、猫の種類や捕獲、保護された場所、収容日、処分日が記された一覧表が張られている。処分日は動物たちの“命のリミット”だ。

収容日、処分日ごとに分けられた7つの「成犬室」。雑種がほとんどだが、中にはラブラドールレトリバーやダックスフント、チワワなどの人気犬もいる。人が通ると訴え掛けるような鳴き声が響く。犬は収容日を含め5日間、猫は4日間、ここで飼い主が迎えに来るのを待つ。その間に飼い主に返還されなかったり、人に危害を加えた経歴を持つ犬や苦情犬、病気で譲渡に適さない犬や猫はガスで殺処分される。

県内の殺処分の多さの要因には飼い主が飼えなくなってセンターに持ち込む「引き取り」と捕獲数の多さがある。05年度の10万人当たりの犬の捕獲数は371匹で全国ワースト、引き取りも7番目に多い。猫の引き取りも6番目の多さだ。

犬に限ってみると、飼い主への返還が少ないことも殺処分の多さにつながっている。06年度に収容された犬が飼い主の元に戻った返還率はわずか10・3%で、9割近くが飼い主から見捨てられているのが現状だ。

センターに捕獲・収容される犬の大半は首輪があるものの、鑑札・注射済票、迷子札などの所有者を特定できる物を装着していないため、返還を困難にしている。予防注射の接種と鑑札の装着は狂犬病予防法で定められている。同センターの川崎克主幹は「返還の際には返還手数料が発生する。このため探しにも来ずに新たな犬を飼う人もいる」と動物の命が軽んじられていることに警鐘を鳴らす。

川崎主幹は「15―20年先のこと、ライフスタイルなどすべてを勘案して動物を飼ってほしい」と呼び掛けている。(玉城江梨子)

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2008年7月17日 (木)

人気犬種

近頃、札幌動物管理センターの収容犬情報でよく見かけるようになったのが“ダックス”。
昨日も新たに、東区東苗穂8条3丁目で捕獲されたミニダックスフンドの情報があがっていました。

ダックスは、雑種・シーズーについで多くなっている気がします。あと、ビーグルも放棄が増えている印象があります。

流行った犬は、捨てられる数も多くなる。残念な現実です。

ダックスはもともと狩猟犬だけあって、わりと攻撃性も高いし、よく吠えます。小さくて扱いやすいと思っている人が多いですが、賢いだけに、犬を飼ったことがない人にはワタシは薦めません。ヘルニアなど病気も多いです。

ビーグルは鳴き声が特徴的でよく響くため、吠えられて困る環境では飼育しにくいと思います。もともと狩猟犬のため活発で、イタズラもたくさんします。

シーズーは丈夫と言われていますが、皮膚の弱いコや心臓の疾患も多く、年をとったコには白内障や緑内障が多くみられます。収容犬のリストにシーズーがあがると写真をみるのが怖くなります。たいてい、状態の良くないコが多いからです。

・・・と、ワタシの主観ですが。

どんなに飼いやすいと言われる犬でも、人間の都合よくはいきません。

しつけはもちろんのこと、ちゃんと世話をしなければ問題行動につながりますし、どんなに愛情をかけても病気になることもあります。

儲け第一主義の生体展示販売を行うペットショップでは、やたらとその犬種のいいところばかりを説明してくれますが、一緒に暮らす上では、いいところよりも人間にとって都合の悪いことを把握しておくことのほうが重要です。

動物を飼うのが初めての方は、後になって後悔しないためにも、ご自身でよく調べてから行動にうつしてしてください。

猫や犬と暮らした経験のある方には、ぜひ施設からの引き取りも検討してみてほしいと思います。

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2008年7月 5日 (土)

これもサミットの影響?

ちょっと気になって、札幌市動物管理センターのサイトをみてみたら・・・

なんと収容犬は3匹だけ。それも最後に収容されたのは7月1日。
ここ3日間はゼロってことですね。

サミット前で、道内あちことで警察がウロウロしていることと
関係があるのでしょうか。

監視の目があると悪いことをする人が減るように、
「犬を捨てよう」って人も減るってことかもしれません。

だったら。
何かと不便なこともあるけれど、いつも
いたるところ警察だらけだったらいいのに(笑)

1日に収容された1匹はケガをしてるようです。
毛の状態をみても、まともな状態で飼われていなかったような印象を受けました。

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2008年3月20日 (木)

針金犬

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崖っぷち犬を思い出させる、こんなニュースがありました。

<動物受難>「針金犬」無事保護 首に悲惨な食い込み 福岡
3月19日18時4分配信 毎日新聞

福岡県鞍手町の針金が首に食い込んだままとみられていた犬が19日、県鞍手保健福祉環境事務所(同県直方市)に無事保護された。結局、首に針金はなく、食い込んでいた針金が途中ではずれて首の部分の成長が止まったとみられる。「引き取りたい」との声が全国から寄せられており、同事務所は「けがの手当てをした後、飼い主を決めて引き渡したい」としている。

犬は雄の雑種。2歳とみられる。子犬だった06年夏ごろから鞍手町の住宅街で、首から針金を引きずってうろつく姿が目撃されている。その後、引きずる針金はなくなったが首回りに不自然なくぼみがあり、一部が残っているとみられていた。興奮したり、激しく運動した後は息苦しそうな様子を見せていた。

中に餌を仕込んだ捕獲器を何度か設置したが、警戒心が強く一度も掛かったことがなかった。今回、日ごろ餌を与えるなどして比較的犬が慣れているとみられる住民に協力を要請。17日にこの住民宅の庭先に犬用ケージを設置。19日朝、犬が中で寝ていることに気付いた住民が扉を閉め、保護した。

県事務所によると、全国から7件の引き取りの申し出が寄せられている。市内の動物病院がレントゲンなどで針金がないことを確認。首の部分の筋肉や血管が萎縮(いしゅく)しているとみられるという。狂犬病の予防注射をした後、保護に協力した住民の意見を聞いて引き取り手を決める。住民の一人は「優しい顔で、おとなしいワンちゃん。早く傷を治して、いい人にもらわれてくれれば」と話している。

犬の針金がとれていたことは不幸中の幸いだけれど、「全国から7件の引き取り」というのが引っかかります(苦笑)

「なにも遠方から福岡に問い合わせなくても、あなたの地元にも飼い主から捨てられ処分される運命の不幸な犬がいるはずです」と伝えたいところです・・・。

この針金犬がどうかはわかりませんが、飼い主から虐待された犬もたくさんいます。そうした、一度人間に不信感を抱いた犬は、再飼養が困難な場合もあります。

「かわいそうー!」という気持ちだけでは引き取ってほしくないです。

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2008年3月10日 (月)

アリオ札幌って・・・

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この週末に折り込まれていたアリオ札幌のチラシ。

札幌市東区北7条東9丁目2番20号 
アリオモール 011-723-1111
イトーヨーカドー 011-712-1111

ホワイトデー特集で、表面には“プレゼントにおススメ!”といわんばかりに、3カテゴリーの写真が載っています。一つ目はアクセサリー、二つ目は香水・・・。プレゼントの定番ですね。

では、さぁ、あともう1カテゴリーは何でしょう?

正解は・・・、はい、犬でしたー。かわいいチワワと、ダックスと、トイプードルがお買い得・・・。そう、ここにはあの有名な(?)ペットショップ○ン○ンが入ってましたね。

ただただ呆れます。アクセサリーと香水と、犬をならべて、ホワイトデーのチラシ作るなんて、どういう神経なんでしょう。倫理観が問われませんか。

彼女が犬がほしくなかったら、どうしますか?「やっぱり飼えな~い」と言ったらどうしますか?ホワイトデーのあと、別れたらどうしますか?別れた男からもらった犬を飼い続けますか?アクセサリーみたいに質屋にいれますか?

あ、テ○テ○に返品すれば済むんですね(皮肉)

○○年前、ディスコで黒服(年がばれる・・・)をしていた友達が「サルもらったけど、そんなの飼えないから返したよー」と言っていました。

どうか、動物をプレゼントすることは、法律で禁止にしてください。

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2008年3月 7日 (金)

野良犬っていない?

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ふと、会社の同僚が「もう野良犬っていないよね」と言いました。

実は私も、つい2~3年前までは同じことを思っていたんです。

北海道では昭和28年に「北海道野犬掃とう統制条例」を制定。これにより、各市町村が「蓄犬取締及び野犬掃とうに関する条例に基づく市町村の施策」にもとづく対策を実施。

ここから野良犬は処分され続けてきたようです。だから私達は、年々、野良犬をみかけることが少なくなってきたわけですね。

また迷い犬の場合も、現在の日本の法律では、鑑札をつけていない犬はみつかると保健所に収容(一定期間を経て、引き取り手が現れなければ処分)されますから、犬が野良犬として生き続けるのは難しいわけです。山の中で生活してる、とかは別として・・・。

でもHPを見ると、今日もセンターには7匹の収容犬(市内をウロウロしていた犬)がいます。

雑種のほかに、チワワ、コーギー、シュナウザー、ダックスといった数年前に流行った犬たちが飼い主の迎えを待っています。

ここで公開されているのは「収容」された犬のみですから、飼い主の飼育放棄で持ち込みされた犬を含めると、もっともっと多くの犬や猫が何も知らずに飼い主を待っているわけです。

同僚には、北海道だけでも、年間4,000匹の犬が処分されている現状を話しました。

もっと多くの人に、こうした疑問を感じてほしいし、飼い主に捨てられる犬の存在をしってほしいな。

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2008年3月 2日 (日)

和犬系

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子どもの頃、近所の家で飼われていた秋田犬が怖かったんです。親からも近寄らないように言われていて。

うちにいたのは小型犬ばかりだったこともあって、外飼いされている和犬系全般にはこれまでもほとんど、なじみはありませんでした。

そのおかげで、いまだにパッと見ても秋田とか、紀州とか、北海道とか、柴とか、ミックスとか・・・さーっぱり見分けがつきません(苦笑)

でも最近、和犬(雑種含め)とたびたび接することがあって・・・、本当に可愛いいなぁと思ってます。洋犬とはまたちょっとちがって、人間にたいして、犬としてまっすぐな感じがするんですよね。

洋犬の小型犬・中型犬って、勘違いしている飼い主は擬人化してしまいがちですけど、その点、和犬はあまりにも「犬」らしくて、擬人化しにくい気がします。え?それは見た目の問題ですか?(笑)

ソフトバンクのCMでは、擬人化どころかお父さんになっていますが、どうかあのCMによって、「北海道犬がほしいー」なんて安易な人が増えないことだけを祈っています。

今、札幌市動物管理センターの収容犬情報にアップされているのは、和犬系雑種1匹だけです。センターのサイトをみていただいたらわかりますが、「肥満」と書かれています。そんなにご飯をあげていたんだから、飼い主さん、絶対捜してくれてますよね???

月曜の収容犬が0になってるといいなぁ。

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2008年2月25日 (月)

バーライズプラン

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昨年11月から12月までの間、北海道が「北海道動物愛護管理推進計画(仮称)に関する道民意見の募集」というのをやっていたのはご存知の方も多いと思います。

その結果が公開され(パブコメの結果)、ようやく最近「北海道動物愛護管理推進計画」は形になったようです。

リンクはこちら。

バーライズ プラン (北海道動物愛護管理推進計画)  について

ちなみに、このバーライズ プラン(Ber-Rise Plan)という名称ですが、

この計画が目指す2つの目標のキーワードを示したもの
BeR:Better Relation (between human and animals)  (人と動物との)より良い関係
RiSe:Rich Sentiment豊かな情操

なんだそうです。わかりにくくないですか?(笑)

内容は・・・これから読みます。でも、Eggiさんのいらっしゃるオーストリアの動物に関する法律や条令の足元にも及ばないような内容であることは確かです。

オーストリア在住のEggiさんのblog
「おしゃべりワンコの物思い」
2008年1月31日「犬、11万8000匹、猫、23万5000匹…

ぜひ、興味をもたれた方は見てみてください。

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2008年2月17日 (日)

ブルータスその2

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先日発売されたブルータスの犬大特集号でもう一つ気になったのは、電通の澤本嘉光さんという有名なクリエーティブディレクターへの取材記事でした。

電通のCDなんてちょっと怖そうな人を想像しますよね。でも、2回ほど講演で澤本さんのお話を聞いたことがありますが、すごく感じのいい方です。参考(何の?):読売ADリポートojo

その澤本さんは、今月15日から公開されている「犬と私の10の約束」の原作・脚本を川口晴さんと手がけています。(ので、発売日を同じくするこのブルータスの特集も、映画と無関係ではないのでしょうね・・・w) 

記事には「犬と私の10の約束」とひっかけて、こんなコメントが掲載されていました。とても面白いので、ご紹介してしまいます。

澤本嘉光が考える、
犬にまつわる10の違和感。

1 都会で暮らす犬は幸福か。

2 犬の気持ちがわかるという言い方。

3 ペットショップで犬を買うこと。

4 飼われているのはほとんど洋犬。

5 室内で犬を飼うこと。

6 犬に服を着せるということ。

7 年間118,000匹の犬が殺処分されている。

8 犬は家族であるということ。

9 犬を飼うことを否定すること。

10 犬を猫可愛がりすること。

このブログにコメントしてくれるような、犬(動物)と人の幸せについて考えている人にとっては新鮮な言葉じゃないけれど、これがブルータスに載ってることにすごく意味がありますよね。

一人でも多くの人が、こうしたことについて考えてみてくれるといいな、と思いました。

ちなみに、今をときめく(笑)ソフトバンクモバイルの犬のお父さんのCM、あれも澤本さんの作品です。

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2008年2月15日 (金)

自殺防止犬?

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今朝の「とくダネ!」で、人命を救助し、警察から感謝状をもらった黒のラブラドールリトリバーの話が紹介されていました。(感謝状をもらったのは飼い主さんですけど)

飼い主さんと散歩中に吠え、強く引っ張り出したために飼い主さんが犬の行く方向に進むと、そこには溝に落ちて動けなくなっていた老人がいた、という話。(それ以前にも、車の中にいた人の自殺を防いだらしいです)

すごいですね。捜査に関わる救助犬や警察犬は、捜査の対象となる人の匂いを覚えさせて捜させるわけですから、今回のラブちゃんのケースとはちょっと違いますよね?

普通に歩いている人には反応しないのに、不思議ですね。究極に追い込まれた精神状態の人が放つ匂いに共通点があるんでしょうか。犬を怖がる人の匂いがあるように。

だとしたら、救助犬はもちろんですけど、自殺防止犬になれるかも。

でもタイムリーとうか、なんというか。
今、札幌の動物管理センターには2匹もラブラドールレトリバーの迷い犬が収容されています。

一方では感謝状をもらってTVの取材まで受けて、一方では迎えに来てくれない飼い主を待ちつづける。

センターにいる2匹の(元)飼い主は、感謝状をもらった黒ラブのニュースを知っても何とも思わないのかなぁ・・・。

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2008年2月 7日 (木)

今日もびっくり

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札幌市動物管理センターの収容犬情報、見てびっくり。

中央区で捕獲された雑種のワンコ、あれじゃ虐待ですよ。あそこまで放置した挙句に捨てるくらいなら、もっと早く捨ててあげてほしかった・・・とは言いすぎでしょうか。捨てるだけでもどうかしてる、と思うのに、本当に信じられないことをする人がいるものです。

おまけに、信じられないことをするのがもう一人。

7匹もの子犬を捨てていったんでしょう。それも管理センターに。(捕獲場所が管理センターの住所になっています)

子犬がみんなで歩いてセンターにたどり着くわけないし、持ち込みの場合だと情報はサイトにはあがらないので、管理センターに捨てられていたのでしょう・・・。

別に世の中の人すべてが動物愛護に関心をもつ必要はないと思います。でも、せめて自分の犬くらいはちゃんとしましょうよ、ね。

終生面倒をみる、子犬が産まれても飼えないなら避妊・去勢手術をする。(避妊手術は義務化してほしいくらいです)それが、そんなに難しいことなんでしょうか。

難しい人は、最初から飼うべきじゃないんです。相手は小さくても命で、その命を奪う権利は誰にもありませんから。

犬・猫がほしい、絶対に終生大事にできる!という方はぜひ管理センターものぞいてみてください。いい出会いがあるかもしれません。

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2008年2月 2日 (土)

仕方がない?

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犬は118,000匹。

猫は235,000匹。

身勝手な飼い主の飼育放棄により、日本の保健所等で2006年に殺処分された数字です。(2006年1月26日asahi.comより)

ワタシ、以前はずっとペットショップで犬が売られることも、保健所で処分されることも「仕方がないこと」だと思って、なるべく直視しないようにしていた気がします。

今も、動物好きの人で、そう考えている人は少なくないでしょう。

でも、本当に「仕方がないこと」でしょうか。ワタシは今は、全く「仕方がない」とは思っていません。

オーストリアでは、一年間の犬の安楽死はたった127匹だそうです。

オーストリアのVGT(反繁殖工場協会)の調べでは、保護施設(殺処分のある保健所は存在しません!)での安楽死の統計は以下の通りでした。

1.病気によるもの・・・・・・・・・112匹
2.事故(咬む)によるもの・・・・・・・7匹
3.高齢に寄る障害・・・・・・・・・・・6匹
4.精神障害によるもの・・・・・・・・・1匹
5.新生児(障害)によるもの・・・・・・1匹
6.長期滞在・・・・・・・・・・・・・・・0
7.場所が無い・・・・・・・・・・・・・・0


殆どの保護施設がとる安楽死の措置は、不治の病や高齢による完治の見込みがない病気が理由です。

精神障害に寄るものも、3ヶ月に渡っての矯正トレーニングなどの観測期間を置いてから判定されます。

管理する場所不足とか滞在期間の長すぎる犬を処分して、場所不足に対処することはありません。


オーストリア在住・Eggiさんのブログから引用させていただいています。ぜひ訪問してみてください。もっと詳しいことが書かれています。

コチラ→おしゃべりワンコの物思い



自由な自家繁殖、モラルのないパピー工場、生体展示販売のペットショップ、そして避妊・去勢手術を行わない飼い主。

こうした人間の勝手や都合の積み重ねで犬や猫が殺されるのは、全く「仕方がないこと」ではないのです。

現にオーストリアのように、取り組み成果をあげている国があるのですから。オーストリアにできて日本にできないことはありません。いいことはどんどん見習って、取り入れたらいいんです。改革に必要なのは、文化や歴史が違うなどのいい訳ではありませんから。

ペットに限った話ではないですが、自分がそういう境遇に身を置いていると、それが当たり前になってしまいます。

でも。広い視野を持ち、ちょっと調べるだけで、その当たり前はくずれるのです。

今の日本のペット業界がいかにおかしなことになっているか、もっと多くの人に知ってほしいです。

おかしなのは、ペット業界だけではありませんけどね。

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2008年2月 1日 (金)

パブコメの結果

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2007年11月9日~12月9日まで募集されていた「北海道動物愛護管理推進計画(素案)に関する意見募集」の結果が出ました。道内外から132名、述べ1,168件の意見があったそうです。

下記から、道のHPへリンクします。
北海道動物愛護管理推進計画(素案)に関する道民意見の募集について(結果)

意見の大半が案に取り入れられない結果になっています。今回の素案の意見募集の範疇ではないという理由ですね。

ワタシ的には、
1.実際に取り入れてもらえそうな意見
2.意見しても「今回の募集対象ではありません」ってハネられるの覚悟の意見
の両方向を提出。

結果を見ると案の定、
1のつもりで送った意見はA(意見を受けて案を修正)とC(今後の進め方の参考とする)に、
2のつもりで送った意見は D(案に取り入れない)と記載されていました。

この素案を読んだ人はわかると思うんですけど、結局、根本的な問題についての意見を求められているのではなく、あくまでも、この「推進計画の素案」についてなのです。

でも。ワタシたちのような愛犬家が本当に願っているのは、根本的な問題に対する改善。

そういうのは、やっぱり国じゃないと難しいですね。
力のある政治家か、よほど大きな民意じゃないと、国は動かせません。
ペット小売業界を押さえつけることはできません。

どなたか、政治家のお孫さんや、大財閥のご子息はいらっしゃいませんかー?

話がずれました(笑)

というわけで、今回のパブコメ、ワタシ的には「やっぱりこの程度のものね・・・」という感想。

ハネられるのを覚悟で送った意見は、道民だってこのくらいのことは考えてるんだ!っていう自己主張と、役所の担当の方に道民の熱意を感じ取っていただいて、将来的に何か役立ててもらえたら~と思ったものなので、まぁ予想していたとおりの結果でした。

※ハネられた意見の多くは、環境省あたりに送ったほうがいいかもしれませんね。


お役所で働く方たちには企業や業界団体の言うことに左右されず、本当はどうあるのがいいのかを考え、信念を貫いてほしいなぁ。(願望)

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2008年1月28日 (月)

ペットの肥満

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土日はほとんど出かけっぱなしで、ほとんどテレビは観ていませんでした。

朝起きたら、橋下徹弁護士が大阪知事になっていてビックリしたw

2日ぶりにPC開いていろいろ見ていたら、ブタちゃんみたいなレトリーバーの画像が載っていて、またしてもビックリしたww

あなたのペットは大丈夫?肥満ペット深刻 室内飼い→運動不足
2008.1.28 10:02

体重が70キロになったラブラドールレトリバー犬。国内でも肥満の犬が増えている(ロイター) ペット社会も高齢化、肥満が問題に-。メーカーなどでつくるペットフード工業会(東京)が飼い主を対象に行ったアンケート調査で、愛犬や愛猫の約半数が高齢期にあり、およそ3割は太り気味という結果が出た。同工業会は「食品や医療の進化などで寿命が延びる一方、室内飼いが主流となって運動不足のペットが多いのでは」と分析している。

 調査によると、犬を飼っている世帯率は18・9%、猫が14・4%(いずれも前年比0・3ポイント減)で、推計数は犬1252万匹、猫1300万匹とほぼ横ばい。

 うち、ペットの高齢期とされ、人間では中年の40代後半となる7歳以上の犬が51・0%、猫は45・8%とおよそ半数を占めた。中でも、人間の60代以上に当たる10歳以上は、犬が29・0%、猫が28・3%と4分の1強に上った。

 体形では、「太っている」と「やや太っている」の合計が、犬で24・1%、猫は30・2%だった。

 同工業会の望月克夫事務局長は「商品パッケージにある給餌方法などをよく読んで、適正な餌やりをしてほしい」と話している。

 アンケートは昨年十月、全国の16~69歳の男女にインターネットを通じて行い、4666人から回答を得た。

室内飼い=運動不足もあるんでしょうけど日常的な「お裾分け」にも大きな問題がありますよね。

人間にはほんのひと口の「お裾分け」でも、犬にとっては充分すぎる量なので。

キャバリアはほぼ100%といわれるほど心臓に疾患をもっているので、体重管理は重要ですね。

うちの場合は膝蓋骨脱臼であまり運動させられないので、体重は増やさないように気をつけてます。が、ふかふかの雪があると足に負担が少ないので、夏よりは安心して遊ばせられるかな。peepeeちゃん、昨日は雪にはまって、動けなくなってました(笑)

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2008年1月26日 (土)

収容即処分を防止

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また少し進展がありましたね。

こうしたことがもっともっと話題になって、みんながこんな世の中に疑問をもってくれるといいですねー。

早く根本を解決できるところにまで到達してほしいものです。

記録しておきたいのでアップします。

施設の犬猫に3日分のえさ代補助 国、収容即処分を防止
2008年01月26日15時07分

 自治体の施設に収容された犬猫に新しい飼い主が見つかった場合、国は犬ジステンパーや猫伝染性腸炎などを予防するワクチン代を負担することを決めた。また施設ですぐに殺処分されないよう3日分のえさ代も出す。新年度から初めて実施する。殺処分数が年間30万匹を超える犬猫に生きるチャンスを与え、殺される数を大幅に減らすのが目的だ。


犬猫の殺処分の推移

 全国の自治体では06年度、11万8000匹の犬と23万5000匹の猫が、殺処分された。飼い主の都合で保健所に引き取られたり、捨てられたりした犬猫が大半だ。

 これまで動物保護団体と協力して、新たな飼い主を探す譲渡会を開く自治体もあったが、対応はバラバラで譲渡数は伸び悩んできた。06年度、新たな飼い主が見つかった犬は1万4000匹、猫は4800匹にすぎなかった。収容された犬猫は飼い主が名乗り出なければ、2~3日以内に殺される例が少なくない。

 このため環境省と厚生労働省は昨年、全国の自治体に収容の期間を延ばすなどして「できるだけ、(殺さずに)生存の機会を与えるよう」要請、指導する文書を出した。さらに政府は25日、地方交付税法を改正して、新年度、3億5000万円を確保することを閣議決定した。

 これにより国は、引き取り先が決まった犬猫に1匹あたり、2300円の混合ワクチン代を負担する。引き取り先で、健康に生きられるようにするためだ。また、新たな飼い主に出会う機会を広げるため、収容施設に来てから3日分のえさ代も負担する。

 これらの施策は、愛犬家の松野頼久衆院議員(民主)が環境委員会でたびたび提案してきた。今後10年間で、犬猫の殺処分数の半減目標を掲げる政府も、新たな発想と対策が必要と判断し、導入を決めた。

(asahi.comより)

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2008年1月25日 (金)

犬も猫も

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真冬にも関わらず、なぜか毎日毎日、札幌動物管理センターには収容犬が増えつづけています。
自分の犬がこんな真冬にいなくなったら、必死でさがさないかな、普通・・・(もちろん季節とわず探すけど)

迎えにきてもらえないワンちゃんたちは、動物を飼う資格のないような人に飼われていたのでしょうね。

チワワに、ダックス2匹に、シーズーに、雑種ちゃん。みんな可愛いです。
シーズーはいかにも病気ー?みたいな子が多いので、毎回画像を開くときはドキドキするんですが、今回は大丈夫そう。というか、出産経験ありかも?ブリーダーの放棄犬かもしれませんね(勝手な想像です、あしからず)。

話はとびますが。

たまたま検索してブログに来てくださった方に、知ってほしいことがあります。
(愛護に関心の高い方はもちろんご存知の話ですが)

札幌動物管理センターには、HPにはアップされていませんが猫もいます。
年間多くの猫が無責任な飼い主により持ち込まれたり、地域の方の通報があればセンターの方が捕獲することもあるようです。
※HPでアップしているのは収容犬だけで、飼い主の飼育放棄による持込の場合は猫に限らず犬もHP上では情報公開されていません。

これから春になれば、生まれたばかりの目の開いていない子ねこが持ち込まれることでしょう。(各センターの事情にもよりますが、手のかかる赤ちゃん猫は即刻処分されるところもあるようです)

もし今後「猫がほしい」という方がいらっしゃったら、わざわざペットショップでなんか買わずに(笑)、一度センターに問い合わせてみてください。

でもって、犬も猫も引きとったら、必ず去勢避妊をお願いします!
猫の殺処分数は犬よりもはるかに深刻です。

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2008年1月17日 (木)

それでもまだペットショップで買う?

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以前のブログに「日本の法律っていうのは、人間のことしか考えていない」というようなことを書きましたが、犬を愛する友人(アナタです、アナタ・笑)が情報ソースをくれたので、それに関連する話を。

2005年の9月にこんなニュースがあったんです。(動物愛護に関心をお持ちの方にはよく知られた話かとは思いますが、あらためて)

環境省は21日、生後間もない犬や猫といったペットの販売を禁止する方針を明らかにした。

かわいらしさなどから、国内では犬と猫の約6割が生後60日以内にペット店に仕入れされ、販売されている。しかし、生まれたばかりの犬や猫は、環境の変化や輸送に弱いほか、人間や他の動物に十分に慣らされていないという問題がある。

成犬などに比べてエサやフンの始末なども大変で、世話しきれずに捨てられるケースもある。

米国では8週齢未満の犬猫の取引、輸送を禁止。英国も8週齢以下の犬の販売を禁止している。

動物愛護法が今年6月に改正され、ペット店などの動物取扱業に登録制度が導入された。同省はこの登録基準に幼齢な動物の販売禁止を盛り込む考えだ。生後いつまでのペットを販売禁止にするかは、海外の事例や国内の販売実態を踏まえ、8週齢を軸に検討する。

また、インターネットのペット店では、業者がペットの状態をよく確かめずに販売し、トラブルになるケースがあったが、販売時にはペットの状態を2日以上観察して、下痢や皮膚病、四肢マヒなどがないか確認することを業者に義務付ける。ペットの病歴や飼育方法の説明も求める。

(2005年9月22日3時3分 読売新聞)

では、なぜ今でも生後8週齢以下の子犬が売られているのか?

当然、誰かが反対したから中止になったわけですね。

8週齢以下の子犬の販売を禁止して困るのは・・・犬を売って商売をしている人だけですから、当然反対するのは小売業界と推察するのが妥当でしょう。

現にこんな記事もあります。

雑誌「愛犬の友 3月号」(誠文堂新光社)の中で、全国ペット小売業協会副会長の太田勝典氏は、「現状ではブリーダーが8週齢まで手元に置くのはあまりにも困難。小売店がそれを仕入れても販売に最適な時期は過ぎている」と述べている。

http://news.livedoor.com/article/detail/3152759/ から。

http://news.jprpet.com/special/200710/28/
ぜひ、こちらも読んでみてください。

環境省は8週齢以下の販売を禁止しようとしていた。それに、8週齢をすぎてからだと売れる犬が減る、と考えたペットショップの団体は圧力をかけたわけですよね?

そもそも、8週齢を過ぎていたらほしくなくなるような消費者に犬を売りつけること自体どうかと思うんですが・・・?売ったあとは関係ない?

それでもまだまだ「法に基づいて商売をしているんだから、ペットショップを責めるな」という人がいるのには驚きです。

また、残念ながら「ペットショップを責められると、ペットショップで買った自分の犬や自分まで責められている気になります」というコメントも見たことがあります。

ワタシはそんな風に感じたことは一度もないです。逆に、自分がペットショップから買ってしまったからこそ、これから買ってしまうかもしれない人には早く本当のことを伝えないと!と思っていますが。

何ごとも考え方しだい。気づいたときに自分が正しいと思える道を選択すれば、過ぎたことにこだわる必要はないと思うんですよ。言うまでもなく、犬には何の罪もないですし。

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2008年1月13日 (日)

ペットのネット販売

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1月13日付け北海道新聞朝刊2面の「対論」というコーナーのテーマが「ペットのネット販売」です。手元にある人はぜひ読んでみてください。

読めない方のために、まとめてご紹介しますと・・・。

ペットのネット販売が増え、契約をめぐるトラブルが目立ち始める現状について、二人の方がそれぞれの見解を述べています。

一人は日本ヒューマン・アンド・ペット協会会長・作左部和雄さん

作佐部さんの意見
ペットのネット販売は急速に進み、いまや犬猫販売全体の2割と推定される。ネット販売の利点は、各地の契約先ブリーダーから出産情報を集め、購入希望者に最適で良質なペットを探し出せる仕組みにある。利便性が高い。これが進めば売れ残るペットは減り、動物愛護の面でも望ましい。

ネット販売では犬猫の心身の健康のため、予約販売で生後8週間後に飼い主に届けている。実は、動物愛護の先進国イギリスなどの欧米諸国では生後8週間以上たった犬や猫でないと販売できない。犬や猫は親きょうだいとふれあい、社会性を身につける必要があるから。

ところが日本のペットショップは生後40日前後の子犬・子ねこを仕入れ、生体展示販売するのが現状。こんな販売方法ではしつけのしづらい厄介者になってしまう。捨て犬・捨て猫になる恐れも。日本でも生後8週間の販売規制が始まれば、かわいい時期を過ぎたペットが売れ残る可能性がある。欧米諸国の生体展示販売は動物虐待とみられている。

ネット販売で契約トラブルがあるのは事実。ただ、店頭販売でも多くのトラブルがあり、ネット販売を全面否定するのは間違い。販売方法の問題ではなく、それは経営姿勢の問題。

もうお一人は、日本動物病院福祉協会元会長・青木貢一さん

青木さんの意見
ネットのペット販売はトラブルが目立つので法的に規制すべき。会ではネット販売に規制を求めるキャンペーンを昨年11月から開始している。


2006年の改正動物愛護法施行のきっかけは無責任な販売店によるトラブルが相次いだから。現行制度は登録制で、悪質な業者は登録取消になる。販売時の説明も義務付けられた。

ネット販売やイベント時の展示販売では、本来売買対象になりえない病気や発育不良などの動物を売ることがある。遺伝的異常で一年もいきられないペットも売られているのが現状。

ペットショップでは健康管理のためワクチン投与で病気にかからないよう最大限努力をしている。それでも何らかの事情で誤って病気の動物を売ることもあるが、治療費などを請求されるのが一般的。病気のペットの販売は商売上損失がでる。信用問題もあり、マイナスになる愚かなことはしない。

ネット販売などでは取引する際に義務付けられている説明を十分におこなわないことも。販売後も苦情に対応せず、連絡先やホームページを閉鎖して逃げる悪質な業者も。こうした悪質な業者に泣き寝入りする人は多い。動物愛護法が次回改正される際には、こうしたトラブル防止策も強化してほしい。そもそも命ある動物をネット上で商品のように売買するのは好ましいことではない。対面販売で細かな動きや表情を自分の目で確かめて選んでほしい。ネット販売は困る。

個人的には、どっちの意見にも賛成できるところと、できないところがあります。

とくに、青木さんのコメントにある「ペットショップでは健康管理のためワクチン投与で病気にかからないよう最大限努力をしている。」は、いったい何をもって最大限なのか・・・。商売を続けるための最低限、にしか思えません。

実際、ペットショップでは遺伝性疾患をもつ犬を販売時には発症していないのをいいことに、何の保障もなしに売り続けているのだから。そもそも、犬の社会化のために生後3ヵ月くらいまでは親犬の元で過ごすことが必要で、ずっと人目にさらされることが子犬にとってストレスだとういうことも犬を扱う人にとっては既知のことだし。

『ネットでは情報提供のみを行い予約まで。販売はブリーダーの元で対面。もちろん生後8週間以上の生体しか引き渡せない。』

こうならない限り、捨てられる犬猫も、遺伝性疾患をもつ犬猫も減らないし、過剰供給もなくならないでしょう。当然、このお二人もわかっていらっしゃるとは思いますけど。

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2008年1月 8日 (火)

オーストリアの動物愛護

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日本の場合、犬や猫がほしいときは真っ先にペットショップに行く人が大多数ですよね。残念ですけど。

ヨーロッパやアメリカなど大部分の先進国では、ペットショップ(生体展示販売)は動物虐待にあたるとして違法だってこと知ってますか?知らない人にとっては、驚くべきことですよね。日本にはこんなにペットショップがあるのに。

去年ブログにコメントをいただいて以来お付き合いさせていただいているEggiさんはオーストリア在住の方。そのブログはとても勉強になります。

おしゃべりワンコの物思い ~Eggiさんの愛犬dixieちゃんが語る楽しいブログです。

一部引用させていただきますけど…

まず、オーストリアではペットショップはなし。だからこそ、ワンコの殺処分もほとんどないそうです。(ペットショップがない分、過剰な供給も少ないんでしょうね←ワタシの見解)

また『オーストリアの動物保護法では、家畜(食肉用)の運搬も、動物の負担が軽くなるように規制されています』(2007年12月30日 よせばいいのに…)

だから、日本では当たり前に行われている“ブリーダーの元から生後数ヶ月の子犬を飛行機で運ぶ”ことでさえ、オーストリアで生活するEggiさんは信じられないと言ってました。

日本の法律では規制されていないことだけど、どっちが子犬にとっていいかくらいはわかりますよね?(日本の法律は、まだまだ人間の利益のことしか考えていないということです)

また国営放送でもワンコの里親探しの番組を放送していたり(2008年1月3日 国営放送“動物への愛”里親さん募集)。

「あぁ、オーストリアって素晴らしい」と思ってしまいましたー。

ワタシ達日本人にとっては当たり前のことでも、世界では非常識ってことはたくさんあります。(もちろん逆もしかり)

どっちの「常識」がいいかどうかというのはケースバイケースですけど、「動物に対する扱い」は、日本はあきらかに後進国。

だから「ペットショップは法律で禁止されてないんだから、買ったっていいじゃない」とか「素人は繁殖しちゃいけないなんて法律はないじゃない」とか言ってしまう人は…残念orz。もう少しお勉強してほしいと思うんです。

法律なんて最低限の、当たり前のことしか規定していないのだから、それを盾に発言するなんてワタシにとってはちょっと恥ずかしーっ!ことだったります(笑) そういう人には、「で、あなたは自身の考えはどうなの?」って聞いてみたい。

最低限に甘んじるのではなくて、一歩踏み込んで、本当はどうあるべきかを自分自身で考えて行動することが大事ですよね。

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2007年12月31日 (月)

格差社会

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年末の特別番組でよく見かける言葉の一つが「格差社会」。

「勝ち組」とか「負け組み」とかいう言葉は大キライ~っ!だけど、この「格差」は確実に存在していることを実感します。

昨日の夜も、近所の某大型ショッピングセンターのベンチで、缶酎ハイで一杯やっている4人組をみかけました。だいだい身なりを見れば、どういう生活をしているのかは想像がつきますが、そのうち2人は、どうみても20後半~30代。うーむ、問題は根深そうです。

フェアトレードも最近よく聞きますよね。(ボディショップあたりは、熱心に取り組んでいるすばらしい企業です) 発展途上国との貿易に限らず、国内もそうするべきだと感じることがあります。社員・契約・派遣・パート・日雇いと、同じ仕事で賃金格差があるのもおかしい。経営者はもっとフェアにいくべきで、そうせざるを得ないように国も取り組むべきだと思います。正社員になったことのない20代の将来がどうなるのか―結局は国が支えることになるわけですから、このままじゃ日本の借金はかさむ一方でしょうね。

人間に限らず、動物も犠牲を強いられていますね・・・。たとえば、ペットショップで8万円で売られるミニチュアダックス。「お買い得ですよねー」って、そんな問題じゃないんですよ。

ブリーダーが繁殖に適した犬を仕入れ、健康でいられるようにいいフードを与え、繁殖に適したお婿さんをかけていたら、どれだけ原価がかかるでしょう?またブリーダー自身がその犬種の血統についてはもちろん病理や遺伝の勉強をして、繁殖犬にも疾患がないか検査を受けさせていたら?

8万という値段では絶対に合うはずがないのです。ペットショップと繁殖者の利益を考えれば、残るのは1~2万しかないのですから。

逆に考えれば、8万で売れるということは、その子犬やその親犬がそれなりの扱いしか受けてこなかった、ということ。

うちのpeepeeちゃんはそうした乱繁殖場の出身。鳥小屋サイズのケージに入った繁殖犬が200~300匹。ノミもつき放題の、不衛生で有名だった犬舎です。

優秀なブリーダーさんに宝物のように飼育される繁殖犬とその環境は雲泥の差。まさに格差歴然です。

とはいってもブリーダーを見分けるのも本当に難しいこと。それでも、生体展示をしているペットショップでは買わないということが、不当な扱いを受ける犬を減らす最低限の行為だと思うのです。どうか、これから犬を飼おうと思う方は、ワタシのような過ちを犯さないでください。

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2007年12月26日 (水)

学生が発信する新聞「ポラリス」

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今日付の北海道新聞朝刊に、『学生が発信する新聞「ポラリス」』という企画がカラー・全10段で掲載されています。

今回のテーマは「ペットの命を考える」
(藤女子大の学生さんと、北大大学院の院生さんのお二人が書いた記事だそうです)

「北海道動物愛護管理推進計画」に基づく取り組みとしてマイクロチップを推進する道環境生活部への取材や、道内の迷い犬・猫や放棄の現状について触れています。
あわせて札幌市動物管理センターでメスのラブラドールを引き取った方のお話や、動物実験に関する記事もあります。

一人でも多くの人に読んでいただきたい内容です。

さらに!
今年の7月に行われた「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」で生徒さんたちが描いた力作がカラーで掲載されています。期間中会場に来られなかった方も、ぜひ見てみてくださいね。

でも、掲載面が「札幌圏」なんですよね。あと、道外の方にも見ていただけないのはとても残念…。

ということで、出だしだけでもご紹介させていただきます。(記事より転載)

『ペットブームの陰で「不用」になった犬や猫たちが道内で年間9,768匹(2006年度)も殺処分されている。「かわいそう」と憤慨するだけでは、解決しない。犬、猫の殺処分数を10年間で半減する道の「北海道動物愛護管理推進計画」などを取材し、動物たちの命を粗末にしない社会を実現するために何が大切かを考えました。』

こうしたテーマを取り上げてくれた学生さんたち、すばらしいですね。

もっと多くの人たちが、こうした問題に目を向けてくれることを願ってます。

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2007年12月18日 (火)

犬を買うなら

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希望される方には、ライソゾーム病を発症したトイプードル・ノエルちゃんの血統書をお送りしています。詳細は 12月8日トイプードルの繁殖について

ノエルちゃんのこともあって、日本のペット業界の問題の大きさを痛感する今日この頃です。

ワタシはたびたび
「生体展示販売には反対(ペットショップから買わないで)」
「素人繁殖には反対」
「健康な犬を迎えたいなら、その犬種を愛している知識あるブリーダーから買ってください」

など書いています。要するに、ペットショップではなく、ちゃんとしたブリーダーから買ってください、と。

でも、ノエルちゃんはペットショップではなく、飼い主さんの知人の仲介でブリーダーからやってきたワンコなんです。


遺伝病に限らず、全ての犬の病気において、「ブリーダーから買えば絶対大丈夫」ということはありません。

じゃあなぜ、ペットショップから買ってはいけないのか?

あくまでもワタシの答えですが、それは「多くの犬のため」にです。


まず、「ブリーダーから買う」と一言でいっても、そのレベルは雲泥の差があります。当然、親犬―祖先によりますし。ただ、多少でも知識とポリシーをもっているブリーダーのほうが、乱繁殖場や素人繁殖よりは病気を発症する確率は低いとは思います。病気の犬を増やさないためには、乱繁殖場や素人に犬を扱わせてはいけないのです。

そして、何よりも違うのは、「犬に対する扱い」です。

有名ブリーダーの犬は、適度な運動と健康管理と、万全な体制で飼育されています(それが犬にとっての幸せかどうかは、ちょっとおいておいて)

多くの乱繁殖場の犬は…悲惨です。

ちなみに、うちのpeepeeちゃんの繁殖場は、鳥小屋サイズのケージにいれられたままで、ノミもついているとか。(数年前に実習に行った方による話です)現にうちの犬は母犬からもらったアカラス、遺伝性疾患である膝蓋骨脱臼、アレルギーもあります。

こんなところで使い捨てられる犬を、これ以上増やしちゃいけませんよね。誰でもわかることです。

こうした繁殖場の犬は、ペットショップに卸されます。

大部分のペットショップでは生後2ヵ月程度の犬をケージに入れっぱなし。客が「見せて」といえば、平気で寝ている子犬は起こす。大きくならないようにエサは少なめに。
(これらの行為を欧米の多くの国では動物虐待と言います)

ペットショップで犬を買った理由は?という問いに、よくある回答は「目があったから」というもの。

そうした一時の感情で買ったわいいが、買い切れず、結局人にあげてしまうという話は本当によく聞きます。(たらいまわしの結果、捨てられる話もあとを断ちません)

どうか犬たちのために、ペットショップで犬を買わないでください。
一時の感情で犬を買わないでください。

ペット業界の問題を解決するには、法律が変わらない以上、ワタシ達一般の飼い主が知識を持ち、正しいと思う行動をとるしかないのです。

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2007年12月 8日 (土)

生かされているだけの犬たち

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女性を襲った土佐犬、読売オンラインを見ると、飼われていた場所は資材置き場だったようですね。

ワタシも資材置き場につながれている犬は見たことがあります。

「資材置き場や畑の番犬にする」といってセンターや愛護団体から犬を引き取る人の話も何件か聞いたことがあります。

命をとりとめたとしても、はたして、たった1匹で資材置き場でつながれていることが幸せなのか―その判断は難しいです。

資材置き場に限らず、“ただ生かされているだけの犬”の問題はやっかいです。所有者がいるわけですから、なかなか口出しできない。

友だちは、近所のつながれたままで散歩もさせてもらえない犬の飼い主に改善を要求するために、家に手紙をいれていたそうです。(勝手に書いちゃった。ごめーん!笑)

ワタシが週に何度か通る道沿いの家は外で犬を飼っていますが、こんなに寒くなってきたにもかかわらず、犬小屋のなかは毛布の一枚もひかれていません。


今の日本の法だと、どこからが虐待か、という線引きがあいまいなため、こうした問題を規制することはできませんね。なんとかならないものでしょうか。

自分に命を預けている小さな生きものに、少しの愛情と思いやりすらかけられない人が多いことに驚いてしまいます。

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2007年12月 7日 (金)

土佐犬の事件

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今朝のとくダネ!で、福岡の85歳の女性が土佐犬に襲われ死亡したニュースが取り上げられていました。

息子さんがインタビューで「犬と飼い主が憎い。狂犬だから、第二の被害者をうまないために犬は処分してほしい」とこたえていました。そう考える気持ちはよくわかります。

ただ、番組でも説明していましたが、今回の問題は犬のせいではなく、適正飼育をしていなかった飼い主の責任です。その土佐犬を処分しても、その飼い主が次の犬を飼えば同じこと。まず処分されなければいけないのは飼い主です。

「散歩をさせているところを見たことがない」と近所の方のコメントにもありました。

1歳4ヶ月の土佐犬が、閉じ込められたままではストレスでおかしくなって当然です。人間だって同じです。15歳の男の子が、ずっと一人で檻に閉じ込められていたらどうなるか。

友近さんがいいこと言ってました。
「犬を飼うのも資格制にしたらいいのに」

ワタシも同じ意見です。早くそうなったらいいのに。

札幌動物管理センターの収容犬情報のなかに子犬が2匹います。土佐犬に似ています・・・。 「土佐犬に関する知識」と「経験」と「愛情」と「お金」をお持ちの方、ぜひ引き取りを検討してください。

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2007年11月28日 (水)

黒猫

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会社でいつも聞いているのはFM North Wave。

月~木曜日14:00~16:00にオンエアされている「MUSIC SPICE」(DJ/潮音さん)で、

「イタリアでは、黒猫は縁起が悪いとされていて、
それを信じる市民によって、去年一年間で約6万匹もの黒猫が殺された」

という、信じられない話が紹介されていました。

「縁起が悪い」という非科学的な理由で、一般市民が猫殺すんですか?ちょっと信じられません。6万匹って、尋常じゃないですから。

一日換算、166匹。気が遠くなります。

潮音さんが言ってました。

「イタリアの人たちに、このアイルランドの諺を贈りたいです。
『猫を殺すと17年間不幸が続く』」

子ねこが生まれたら、それを罪の意識もなく捨てる人、保健所へ連れて行く人。そんなことしたら、17年間不幸続きですよ・・・。

そうならないためにも、猫は家飼いに。避妊・去勢をさせてください。

ちなみに。
不幸になるのは、処分しなければならない保健所の人ではなく捨てた本人ですよ。お間違いなく。

【参考】エキサイトニュースより

「黒猫は縁起悪い」は迷信、イタリアで啓発イベント
 
[ 2007年11月19日 16時54分 ]
11月17日、イタリアでは、動物愛護団体が主体となって「黒猫の日」のイベントが開かれた。

[ローマ 17日 ロイター] イタリアでは17日、動物愛護団体が主体となって「黒猫の日」のイベントが開かれた。

多くの国で汚名を着せられる黒猫だが、かつて「黒猫は悪魔の手先」などとされていたイタリアではそれが極端で、「黒猫は縁起が悪い」という迷信を信じる市民によって黒猫の殺害が横行。当地の動物愛護団体AIDAAによると、同国内では昨年1年間に推定6万匹の黒猫が殺害されたという。

AIDAAでは、17日、国内200カ所に情報センターを設置し、道行く人たちに黒猫に関するチラシを配ったり、嘆願書への署名を募ったりした。同団体ではまた、愛猫家として知られるローマ法王ベネディクト16世あてに、支援を求める書簡を送ったという。

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2007年11月26日 (月)

ネットでペットを買うコツ!

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そんなもの、あるわけがありません。

犬なら、たいてい10年~は生きます。そんな大事な家族を、本物かどーかもわからないような画像だけをみて、一時の感情で、見ず知らずの相手から買っていいと思いますか?

ペットショップの生体展示販売ですら病気の犬だらけなのに(はい、うちもそうです・・・)、ネットの犬はどうなっているのやら。考えただけでも、恐ろしいです。

こんな記事をみつけました。ネットでペット購入 トラブル増加

リンク貼りましたが、すぐに消えてしまうと思われるので、以下記録用です。

 

11月26日付け 北海道新聞より

「届いたら病気」「掲載と違うもの買わされた」…ネットでペット購入 トラブル増加(11/26 09:23)

インターネットによるペット購入のトラブルが目立ってきた。国民生活センターに昨年度、寄せられたペット購入の相談千五百件のうち、ネットによる通信販売のトラブルは約一割を占める。動物愛護関係団体は、パンフレットを作り注意を喚起している。

同センターへのペット購入に関する相談は二○○一年度に千百四十五件だったが、○二年度以降は千五百件を超える状態が続いている。相談の大半は「ペットを戻しても返金に応じてくれない」などと契約に関するものだが、最近は「届けられた動物が病気だった」「ホームページに掲載されたペットと異なるものを買わされた」など、ネット販売ならではのトラブルが目立っているという。

○一年度には八十八件だったネット購入に関する相談件数は、○三年度には約二・五倍の二百二十六件になった。悪質な販売店の排除を目的に改正動物愛護管理法が施行された昨年は、百六十六件にとどまったものの、ほぼ年間二百件前後で推移している。

同センターは「ネットによるペットの購入は今後も、増加が見込まれる。購入する際は、電話などで確認した上で、契約を結ぶように」と注意を呼びかけている。

一方、日本動物愛護協会や日本動物福祉協会などでつくる「動物との共生を考える連絡会」(東京)は、ペットのネット販売トラブルが増えているとして、注意を呼びかけるパンフレット十万部を作製し今月、道内など全国の消費者協会に送付した。

同会は「ネットで購入したペットを、気に入らずに保健所に持ち込むというケースもある。家族として招き入れるペットを、実際に会わずに買うこと自体無理があるのでは」と話している。

 

これを読んでもなお、ネットでペットを買おうと思いますか?思わないですよね。犬は、信頼できそうなブリーダーを探して、できれば実際に訪問、不可能であればメールや電話でたびたびお話を聞いて(1回じゃ何もわかりません)うえで、健康で優秀な純血種を購入してください。

(リトレーニングできる自信と知識のある人は、センターや保健所、愛護団体等で、自分と合う犬を探して、里親になってください)

それにしても、購入したペットを「気にいらない」という理由で保健所に持ち込むなんて、考えられません。ペットにも命があるってことすら知らない人がいるんですね・・・。

一日も早く、そんな人がペットを飼えない世の中になることを祈るしかありません。

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2007年11月19日 (月)

動物愛護に関心のある方へ

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ちょっと難しい話ですが、考えてみませんか。

動物たちの命をもっと大切にする社会にするために、環境省の先導で各自治体が、動物の愛護・管理に関する業務実施計画づくりに取り組んでいます。

ワタシも最近知ったのですが、北海道でも意見を募集していました。

北海道動物愛護管理推進計画(仮称)素案に関する道民意見の募集について
詳細はこちら

・募集期間
2007年11月9日(金)~2007年12月9日(日)
※郵送の場合は、12月8日の消印まで有効

素案の入手・閲覧方法や、意見提出様式、提出先などは
意見募集要項
を確認してください。

「素案に関する意見募集」ですから、まず素案に目を通さないと素案に対する意見にはなりません。(あー、やっかいですねぇ・笑)

時間も手間もそれなりにかかりますが、一つでも多くの意見が寄せられ、道民の動物愛護関心の高さを担当部署の方々に実感してもらって、素案のレベルがあがるような結果になってほしいです。

にしても、難しいという方のために(?)

あくまでも「例えば」ですよ・・・
(※個人の考えと責任において、意見を制作してください。よって、以下の<理由>部分のコピペはご遠慮ください)

<該当箇所>
P30 3 計画の指標と目標値
下ブロック チャート
普及啓発【普及啓発】- 犬猫の致死処分数 H29年度目標 基準値計を半減

<意見>
H29年度目標を0 にするべき

<理由>
10年もの長期計画にも関わらず、目標設定をあえて「半減」にとどめるのはいかがなものでしょうか。
目的達成に対する意欲を高めるためにも、0(ゼロ)を目指すべきと思います。
半分にするための取り組みができるなら、0にするための取り組みもできるはずです。

こんなイメージだとワタシは思ってます。

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2007年11月12日 (月)

命の教室

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テレメンタリー2007を見ました。(2007年10月31日の記事)

秋田県動物管理センターで働いていた男性が、県内の小中学校をまわり「命の大切さ」を伝える出前授業をしていた、という話です。


番組の冒頭で、職員さんが犬たちを安楽死するためのドリームボックスのボタンを押すシーンがありました。職員さんは、装置の窓を覗き込みながら、「犬や猫たちの最期のときを自分が見届ける」と言っていました。

本当なら、飼い主に見届けられるべきペットたちのこの世の最期を、この職員さんは見届けてきたわけです。

とても辛い仕事ですが、それに打ちひしがれることなく、「どうしたら不幸になる動物を減らせるか」と前向きに取り組むその姿勢。こうしたすばらしい方がいることを知ると、うれしくなります。



以前、事情があって、mixiにトピをたてたことがあります。

そのときに「殺処分はおかしい・・・(中略)・・・保健所なんてなくなればいいのに。」という、内容の書き込みをしてきた人がいました。

ワタシのたてたトピ以外にも、「獣医師として保健所で働いて、致死処分を行うなんて何を考えているんだ」という内容もみかけました。

こうした書き込みを見るたびに、愕然とします。

非難する相手を間違えていることくらい、わかりそうなものなのに。
(言うまでもなく、捨てる飼い主、そんな飼い主に簡単に犬を売るペットショップ、そして叩き売りのための犬を繁殖させる繁殖屋や安易な自家繁殖にこそ原因があるわけです)

一部の、誤解をしている人たちに気づいてもらうために、また、こうした現実を知らない人たちのためにも、もっともっとこうした、いい番組が増えたらいいですね。

最近、寒くなってきたせいか、peepeeちゃんは人の膝の上にのるのがお気に入りのようで、この番組を見ている間も、ずっとワタシの膝の上で眠っていました。

一方では、同じ犬として生まれたのに、冷たいコンクリートで、窒息死させられる犬たち。本当に、悲しいことです。


命の教室で学んだ小中学生からは、たくさんの手紙が職員さんに宛てられていました。この子どもたちが大人になる頃には、捨て犬・猫なんていない世の中になっているといいなぁ。

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2007年11月 9日 (金)

犬の癌

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最近、公私ともにやや忙しく、しばらく「札幌市動物管理センター」のサイトをチェックしていませんでした。

久々にみてみると、収容犬は2匹。「2匹は少ない」と少しだけ安堵(と言っていいのか・・・)したのもつかの間。よくよくみると平和の滝付近で捕獲されたコは「腹部に腫瘍あり」との記述が・・・。お腹に包帯を巻いてもらっています。もう大きいのでしょう・・・。


そんな犬を、どうして平和の滝までわざわざ捨てにいくのでしょう。最期はみたくない、ということでしょうか。

最期を看取る覚悟のない人は、犬を飼ってはいけない。



ぜひ周囲に犬を飼っている人がいたら、元気そうでも年に数回は獣医師に診てもらうようアドバイスしてあげてください。

犬の死亡原因も人間同様、トップは癌だそうです。

当然、大きくなればなるほど、手術は難しくなります。北大・酪農大のセミナーでも「早期発見が重要なので、毎日マッサージをして、腫瘍がないかチェックしてください」と言っていました。

ただ、腫瘍ができた犬を捨てるような飼い主は、マッサージはおろか、病院にも連れて行くこともないのでしょうけど。

早く、そういう人が犬を飼えない世の中になることを祈るしかないです。

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今朝のニュースで

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年老いた母親が庭に放置され、近所の人の通報により3日後に保護。その後、死亡したという事件を耳にした。

母親はダウンジャケットの下は裸。砂利の上で、ビニールシートと毛布1枚にくるまっていた。当然、放置した息子は逮捕された。

そのニュースを聞いたとき。

年老いて歩けなくなった犬を、しょうがないから外飼い(たぶん、排泄が困難になった?)にしたという話を思い出した。

もう冬。いくら犬とはいえ、これまで家の中で生活してきた老犬には辛すぎる。

人間なら虐待で、犬なら虐待じゃない?

ワタシにはそうは思えない。

人間が人間のことだけで精一杯だった昔の日本ならともかく、今の日本はそうじゃないはず。

家族として暮らしてきた犬をそうして排除するくらいなら、家族で最期をみとる(安楽死)ほうが、まだ愛があると思うけれど・・・。

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2007年11月 7日 (水)

ペット殺処分を10年で半減

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2007年11月7日付け北海道新聞(M)第2社会面に、こんな記事が掲載されていました。

ペット殺処分を10年で半減
道が計画素案

詳細はリンク先をどうぞ。



ただ、いずれリンク先は消えてしまうため、記録として簡単にメモしておきますが・・・

北海道は「動物愛護管理推進計画」の素案をまとめ、道議会環境生活委員会に報告。

昨年度は、飼い主の飼育放棄などで道立保健所などが引き取った犬・猫約13,000匹のうち、75%の9,800匹が殺処分。素案では、殺処分を来年度度から2017年までの十年間で半分の5,000匹にするとした。

具体策として

・マイクロチップの装着普及などで、飼い主への返還率を2割に引き上げ(現在は約1割)

・新しい飼い主への譲渡を増やす

・購入時の不妊去勢手術を推進して、飼育放棄を現状の1,200匹から半減させる

道は本年度中に計画をまとめ、来年度の施行を目指す。

発表されたこの内容だけ読むといろいろな疑問点はありますが、この計画が実現すればかなりの前進ですね。

できれば、個人的には、購入時の不妊去勢手術は強制にしてほしいくらいです・・・

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2007年10月31日 (水)

再・要チェック番組!

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友人のブログで知った番組、北海道はオンエアがずれていましたので、修正して再度アップしました。北海道のみなさん、ごめんなさい。

テレメンタリー2007

日時:11月10日(土)午前6時30分~7時

「命の教室~8万匹の捨て犬を処分した男の出前授業」

秋田県動物管理センターの職員、保坂繁さんは38年間に渡って棄てられた犬や猫の処分に携わってきた。
これまで看取ってきた命は8万匹を超える。保坂さんは「家族であったはずの犬をなぜ棄てるのか!」と憤る。
定年を前に保坂さんは秋田県内の小中学校を訪れる出前授業を始めた。動物管理センターでの処分という事実を隠すことなく、自身が感じてきた「命の大切さ」を子供たちに伝えている。

制作:秋田朝日放送

コチラより転載

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2007年10月28日 (日)

要チェック番組!

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友人のサイトでみつけました。ぜひ、たくさんの方にみてほしいと思うので、アップします。

テレメンタリー2007

日時:10月29日(月)深夜2時40分~

「命の教室~8万匹の捨て犬を処分した男の出前授業」 

秋田県動物管理センターの職員、保坂繁さんは38年間に渡って棄てられた犬や猫の処分に携わってきた。
これまで看取ってきた命は8万匹を超える。保坂さんは「家族であったはずの犬をなぜ棄てるのか!」と憤る。
定年を前に保坂さんは秋田県内の小中学校を訪れる出前授業を始めた。動物管理センターでの処分という事実を隠すことなく、自身が感じてきた「命の大切さ」を子供たちに伝えている。

制作:秋田朝日放送

コチラより転載

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2007年10月25日 (木)

市民講座の内容から3

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さっぽろ獣医師会市民講座のお話のつづきです。

先日のセミナーで、ウォルッシュ先生がおっしゃっていたことの一つが「子犬の社会化トレーニングの重要性」について。

犬は生後8週目以降、またはできるだけ早いタイミングで社会化トレーニングを行っていく必要がある。

これをしないと、子犬のよくする行動―モノを噛んだり、飛びついたり、じゃれて甘噛みをしたり―が成犬になってもそのまま続く。そうすると、これらは犬の問題行動となる。

ただし理解しなければいけないのは、これらの行為は犬の自然な行動であって、全てを排除することはできない。でも、人間社会で暮らしていくために、うまくコントロールすることはできる、ということ。

「立ち上がって飛びついてきたら、人間が後ろに下がる。そうすれば、犬は4本足を地面につけるしかない」

「いろいろな人間社会の音になれさせることが必要」

「もし水泳をさせたいならこの時期に始めておかないと、水をこわがるようになる」

など、具体的な話が盛り込まれていて、わかりやすかったです。

子犬を飼ったばかり、またはこれから飼うという方には、いろいろ勉強して、実践することをおすすめします。

ちなみにワタシは、しつけ教室にも行きましたが、まず最初にコレを購入しました。
(しつけ教室に行く前に、自分で予習しておくと理解度もアップします)

テリーライアンのパピーブック
PUPPY BOOK

定価2,800円とそれなりですが、200ページ以上あって読み応えがあるうえ、子犬をいろいろな音になれさせるための「社会化CD」がついています。(犬の雑誌を4~5冊買うより、よほどいいと思いますよ)

CDには
・子どもたちの音
・犬の鳴き声
・花火の音
・家庭での音(掃除機の音など)
・雨やカミナリの音 が収録されています。

実際、カミナリとか花火とかを怖がる犬はとても多いのでとてもおススメです。

講座で、ウォルッシュ先生も「慣れて無視させる」ことが大事だとおっしゃっていました。

それから。
ワタシがたくさんの人に知って欲しいと思うのは、子犬の社会化は、人間社会で暮らすために人間から教えられるものであるとともに、犬社会で必要なことを犬から教えられるものである、ということ。

たとえば、犬同士の挨拶の仕方や遊び方。たとえば「噛む」という行為も、子犬は母犬や兄弟と遊びからその加減を学びます。

犬には、犬からしか学べない大事なことがたくさんあるのです。

それが、生後1ヶ月で競りにかけられ、ペットショップへ売られせまい檻に入れられっぱなしでは・・・どうなるでしょう?

社会化はもちろん、睡眠も運動もとても大事な時期に、人の目にさらされたままの状態。寝ている子犬をわざわざ起こして、客に抱かせる店員は犬で商売をしている人間として最低だと思います。(それを頼む客のほうにも問題はありますが、客が知らないならなおのこと、店員はそれを客に教えるべきですから)

欧米ではこれを「動物虐待」と言います。

ワタシは生体展示を行っている店からはもう何も買いません。

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2007年10月12日 (金)

ペットショップの大安売り?

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・コッカスパニエル
・シェルティー
・ミニダックスフンド 3匹
・ゴールデン・レトリバー
・チワワ
・ホワイト・テリア

高そうな犬がいっぱいです。
まるでペットショップのセールのお知らせみたいですが、
これは今日現在、札幌市動物管理センターで収容されているワンコたちです。

純血種らしきコは人気の犬種ばかり。

おまけにダックスのうちの1匹は、なんとチョコタン。2匹が同じ場所から捕獲されたようなので、ブリーダーの放棄犬か、はたまた引越しによる放棄か・・・。

ミックス(雑種)は3匹いますが、可愛いコばかり。。。
1匹はたぶん子犬、1匹はフラットコーテッドとかのミックスっぽくて、
残る1匹はまるで今大人気の「Softbank携帯のお父さん」みたい・・・。

どうしてこんなに捨てられるんでしょう。全く理解不能です。
(生体展示販売をするペットショップがなくなれば・・・、捨てられるコは相当減るでしょうけど)

「スッキリ」という情報番組の特集が、最近話題になっているようです。動物管理センターに関する特集です。

You Tube2007年10月4日 読売スッキリ 殺処分Part1

You Tube2007年10月4日 読売スッキリ 殺処分Part2

テレビ番組ですから、怖い映像はありません。(命を命とも思わずに捨てる人間が怖いですが・・・)これが現実ですね。

特に、これから犬を飼おうと思っている人に、見てほしいです。



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2007年10月10日 (水)

ペットの秋?

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食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・に加え、ペットの秋?
動物愛護週間は終わりましたが、札幌市内では14日・21日の2日間で動物に関する講座が3つ開催されます。

動物と暮らしている人はもちろん、これから動物と暮らそうと思っている人にもオススメの内容です。

(以下、時系列でご紹介します。転載していただいてかまいません)

◆札幌市小動物獣医師会による第18回市民公開講座

『猫の適正飼養を考える』
『動物に対する思い上りを考える』

講師:武部 正美 先生 武部獣医科病院(横浜市開業)

日時:2007年10月14日(日)14時~15時30分

場所:札幌市教育文化会館 4階講堂
   (札幌市中央区北一条西13丁目)

詳しくはコチラ

◆酪農学園大学・北海道大学による現代GP市民公開セミナー

『老犬とのかしこい暮らし』

 「臨床現場から見た老犬との暮らし方」
  講師:石井万寿美 (まねきねこホスピタル)
 
 「行動の変化を見過ごさないで!」
  講師:内田 佳子 (酪農学園大学 伴侶動物医療学教室)
 
 「最期まで悔いなく共に生きるには --動物医療の立場から--」    
  講師:鷲巣 月美(日本獣医生命科学大学 獣医臨床病理学教室) 
    
日時:10月14日(日)18時30分~20時30分
 
場所:札幌男女共同参画センター3階大ホール
   (札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ)

詳しくはコチラ



◆さっぽろ獣医師会による市民公開講座

『ヨーロッパの家庭における犬の飼い方しつけ方』
  動物日本でのペットの接し方の違いとペットとの共生を考える
  愛護の先進国であるヨーロッパの人はペットとどのように接しているか?

講師:エリザベス・ウォルッシュ氏(アイルランド在住、現場で行動治療しつけ教室に従事) 
通訳:菊地三恵(飼主向けの行動治療、子犬のトレーニングを開催)
司会:高橋動物病院院長  
 
日時:10月21日(日)15時00分~17時00分

場所:札幌スクールオブビジネス
   (札幌市中央区大通西9丁目3)北大通の大きな建物です

詳しくは・・・now printing(もう少ししたらポスターができるそうです)

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2007年9月29日 (土)

動物管理センター

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札幌市の動物管理センターには大きく分類すると3種類の犬・猫がいます。

1 狂犬病予防法に基づいて、鑑札をつけていなかったために市内で収容(捕獲)された犬
2 狂犬病予防法の範囲ではないけれど(たぶん市民の通報によって)収容(捕獲)された子犬
3 飼育放棄(飼い主の持ち込み)による犬・猫

札幌市動物管理センターのHPに情報が公開されている「収容犬」というのは、上記の1・2のことで、主に、飼い主にむけて迷い犬情報を提供することを目的としています。

「収容期限」が掲載されているため、引き取り希望の方の、問い合わせの目安にもなっていますよね。

でも、実際に引き取りを待っているのは、情報を公開されている迷い犬たちだけではありません。

愛情をもってペットと暮らしている人にとっては信じられない話ですが、上記3の、無情な飼い主によってセンターに持ち込まれる犬たちは、あとを絶ちません。猫は…もっとひどいです。

数時間おきに授乳が必要な目も開く前の子ねこは、手がかかるため、ほとんど即殺処分と聞きました。言うまでもなく、処分するセンターの方達が悪いわけではありません。生まれても育てられないことをわかっていながら、飼い猫に去勢・避妊手術もさせず、命をゴミのように捨てる飼い主の責任です。

収容期限の過ぎた犬、飼育放棄された持ち込みの犬・猫の対応は、各自治体によって異なっています。

札幌市の場合は、現時点においては、期限切れ・飼育放棄のどちらも、HP等での情報公開は行っていません。譲渡会(飼い主さがし)も子犬・子ねこに限定したもの。

ようするに、希望者が自発的にセンターへ問い合わせなければ、期限の過ぎた犬や、飼育放棄された持込の犬・猫の情報は得られないのが現状です。

なぜ期限の過ぎた犬と飼育放棄された犬・猫の情報をHPで公開しないのか、譲渡会を行わないのかについては、センターへ問い合わせたことがあります。

センターの方からは
「HPの公開は検討していますが、クリアしなければならない問題があるため、まだしばらく時間がかかる」ということ、譲渡会については、「成犬・猫の場合、説明しなければならないことが多いので、譲渡会では対応できない」という回答をいただきました。


HPで譲渡の情報を流したり、譲渡会を行いそれ自体を告知している他府県と比較すると、どちらも行われていない札幌は残念だな、と思いました。

命の問題だけに、せめてHPだけでも対応を急いでほしいと願わずにはいられません。

環境省 動物再飼養支援 収容動物データ検索サイトでも「譲渡動物検索」でリンクしているのは、わずか10の自治体だけです。少ないですね・・・。

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2007年9月26日 (水)

北区ばかりです

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今日のセンターには、子犬の兄弟たちを含めた23匹ものワンコが収容されています。

うち、昨日あらたに収容され、今日から情報公開された犬たちは4匹。

雑種(百合が原11丁目)
トイプードル(屯田8条7丁目)
パピヨン(西茨戸1条1丁目)
雑種(屯田8条10丁目)

なぜか、すべて北区からです。

ワタシの印象ですが、北区、あとは東区、手稲区でも保護される犬が多い気がします。

まさか、犬を自宅の近所に捨てる人はいませんよね。犬が頻繁に捨てられる地域に住む人にとっては当然迷惑な話です。

中央区内の場合、すすきの周辺、山鼻あたりで飼い主のわからない犬が保護されることはありますが、札幌の高級住宅街といわれる円山・旭が丘・宮の森地域で収容というのは、あまり見たことがありません。

住宅が密集していて、かつ、住んでいる人たちの「自衛」に対する意識が高い地域には、犬を捨てにくいのでしょう。

残念ですけど、不法投棄(または、ごみ出しのルール違反)の話とよく似てますよね…。確かに「捨てる」という行為自体は同じですが、かたや、一緒に暮らしてきた家族なのに。

一匹でも不幸な犬を減らすためには、自分の居住地域で犬が捨てられないように、監視の意識をもつことも必要なのかもしれません。情けない話です。


センターは、子犬・子ねこの持ち込みも多くなっています。
これから犬や猫を飼おうと思っているかたは、ぜひセンターにも問い合わせてみてください。【放棄(飼い主の持ち込みによる)犬・猫の情報は、HPでは一切公開されていません】


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2007年9月25日 (火)

風水と毛皮、そして動物愛護

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部屋の片隅には、母親からもらったラベンダーのドライフラワーがあります。

先月、親戚と富良野にいったときに買ってきたんだとか。「いらないから、あげる」って言われました(汗)。お土産ならともかく自分がいらないなら買ってこなきゃいいんですよ…。

特に気にしているわけではないんですが、「ドライフラワーには霊がつく」と聞いたことがありますし(汗)

また、風水でも「ドライフラワーは良くない」と言われていますね。

風水では「生気のないもの」は基本的にNG。アンティーク家具もあまりよくない、とされているようですが、何よりもよくないのは「動物の毛皮」です。

でも、毛皮は可愛い小物が多いですよね。つい欲しくなってしまいますが、よくよく考えると「死体を身にまとう」ことになるわけですから、最近は全く買わなくなりました。

昨日も、インテリア系の通販雑誌を見ていたら「子牛柄のクッションカバー 材質:皮」というのがありました。(もちろん、子牛の絵が書いてあるわけではありませーん) すごーく可愛いいんですけど、うちのリビングに子牛の死体は置きたくありませんから…

と、毛皮のことばかり書きましたが、今や皮革製品も、食肉用動物の副産物であるケースはかなり少ないようです。

参考:日刊ベリタ(無料記事)
「ベジタリアンとファッション 皮革製品が殺す10億の動物」 


皮革製品もできるだけ避けたいところですが、会社に行くのに、スニーカーや長靴に、布製バッグというわけにもいきません。

必要なものはこれまでと変わらずに購入していますが、できるだけ産地・製造地を確認し、中国製品は買わないようにしています。



動物の命に対して、最低限の敬意(ストレスや痛みを減らす努力をする)をはらって製造している商品や、ちゃんと取り組んでいる企業がわかるといいですよね。ISOやJISのように、その表示があると「動物愛護合格」という基準が作られるとわかりやすいのに。

いろんな商品があふれ返り、差別化の難しくなっている今だからこそ、企業姿勢によって商品を選ぶことが大事。私達消費者も、自分の支払ったお金が企業によってどう使われるかを、もっとよく調べ、考えるべきですよね。

初めてボディショップを知ったときは、その企業姿勢に衝撃を受けました~。
THE BODY SHOP
今から15年以上前も前でしたが(笑)、日本はまだまだ。百貨店に入っている有名化粧品メーカーの大部分は未だに動物実験を行っていますから。

CSRで環境や社会奉仕をうたうのなら、動物愛護にたいしての取り組みももっとしっかりしてもいいと思うのですが。

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2007年9月20日 (木)

不幸な犬や猫を減らすために

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残念ながら、今日も管理センターには、8匹の成犬と6匹の子犬がいます。

MIXが多いです。写真をみると、みんないいコそうです。

「センターや保健所にいる犬は怖いんじゃないか」という人もいますけど、歯をむき出しにしているコの写真なんてみたことがありません。たいていのコは不安そうですが、冷静な顔や、なかには笑顔のコもいます。よくこんなコたちを捨てられるものです。見るたびに悲しくなります。

これから動物を飼おうと思っている人は、引き取る・引き取らないに関わらず、現状を知る意味でも、一度センターのHPを見てくれたらいいと思うんですけど。なかなかそんな人はいないですね。

ワタシ自身がそうだったように、みんな真っ先にペットショップに行きます。日本ではそれが普通です。

表現は悪いですが、ペット業界はまさに「臭いものに蓋をする」。日本の悪い習慣が、業界そのものの現実となっています。犬の繁殖場やペットショップに、ヤクザ(みたいな人も含めて)が絡んでいるケースもめずらしいことではありませんね。

現在の日本で、生体展示のペットショップが合法である以上、これを妨害することはできません。せめて非難するとしても、動物の扱いについての考えは人それぞれ。「自己繁殖大反対」と書いた日には、あっという間にブログ炎上なんてことにもなりかねません。(書きますけどね・・・苦) 日々、勉強が必要です。

でも、動物愛護団体のすごい方たちのような理論武装ができなくても、命を救うための、簡単な方法もあります。

たとえば、単純に「ペットショップから犬猫を買うなんて、カッコ悪~い」と周囲の人に広めるだけでもいいと思うんです(笑) 


捨てられる犬やネコがあとを断たないこと。これも現実だということを知った上で、その最期を看取る覚悟ができた人だけが、動物を飼えるような社会になるといいですね。

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2007年9月19日 (水)

秋冬物

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すっかり北海道らしい気温になってきました。

最近はpeepeeちゃんのモノばかり買っていましたが、久々に自分自身の秋冬モノを購入しようと、お買い物へ。

雪が降る前まで履ける靴がほしいな…と思って、見てみると…

残念ながら充実しています・・・靴もカバンも、可愛いハラコ製品がいたるところに。

ハラコ=腹子、ようするに「胎児」です。

毛皮、肉食、安楽死等の話は複雑で、文化摩擦の元となることも多いですね。

「動物は食べない」、「革製品は買わない」と言えたらいいのですが、自分の今の生活環境を考えるとけっこう難しい…。せめて「できるだけ無駄にしないこと」「できるだけ生産地を確認すること」を心がけているつもりですが。

以前は「ハラコ」の小物がほしいと思っていましたが…、今はいりません。

デザイン的にはとてもひかれますが、“製品のために母体と胎児を殺したもの”と知って以来、買えなくなりました。(以前は、自然死した胎児の毛皮をつかっていたようですが、最近は需要の高さから、生産のために「と蓄」していると聞きました。全ての製品がそうではないのでしょうけど)

毛皮も同様。以前購入した「中国製ラビットファー」のカバンの臭に気づいて以来、ダメですね…。犬と同じ臭いがしましたから…。

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2007年9月16日 (日)

犬の病気と遺伝

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膝蓋骨脱臼はチワワやパピヨン、トイプードルなどの小型犬に特に多い疾患です。なぜこれほど、この疾患が多くなったのかーその原因の一つは、犬の人気にあわせて、知識のない人間が急ピッチで繁殖を行ったことによります。

膝蓋骨脱臼は、遺伝病ではありませんが、遺伝性疾患です。
(遺伝性疾患については「NPO法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)」がわかりやすいです)

遺伝性疾患とは「遺伝する病気」ということではありませんが、遺伝情報をもつ染色体や遺伝子の変化によって起こる病気です。

人間の場合「遺伝性疾患」の原因となりうる遺伝子をもっていることは特別なことではありませんが、犬や猫の純血種はその種を確立させるために人間がコントロールをしたもの。遺伝性疾患の発症率は高く、そして深刻です。(病気が原因で、捨てられたり、安楽死させられたりするわけですから)

また人間とはちがい、その繁殖をコントロールすることができるわけですから、繁殖する人間が疾患を減らすよう努めるのは当然のことといえます。


それを裏付けるように、犬の病気について調べると、必ず「病気になった犬を繁殖させてはいけません」と書かれていますね。

「じゃあ、病気になったうちの犬の親犬はどうだったんだろう?」と考えたことが、私が犬の繁殖に疑問をもつきっかけでした。(その後、うちの犬は、200~300の犬を夫婦で飼育する乱繁殖場の出身だということがわかりました。この犬舎は、病気を抱える犬が多いです)

正しい繁殖とは、親犬のラインをしっかり調べ、病気が出ていないかどうか調べた上で行われるもの。

それが、多くの繁殖場では全く行われていません。犬はゲージに入れっぱなし。ワタシたちが犬の本で読むような「犬はこう飼いましょう」なんてことは、全く無視されているところが大部分です。

命にかかわるものでなければ、病気があるかどうかも当然お構いなしです。遺伝性疾患なんて言葉は、商売の邪魔になるだけですから。

そして、その繁殖場で生産された犬たちの行き先は、ワタシたちが当たり前に犬を購入している「生体展示販売を行っているペットショップ」です。
【ちゃんとしたブリーダーは、ペットショップに犬を卸しません】

犬が売れれば、その資金で繁殖場はまた犬を繁殖させます。悪循環のはじまりです。

一時的に人気の出た犬は、特に急ピッチで繁殖を繰り返します。
(血統書をもらったら、「実は近親交配だった」という話も全然珍しくありません)

どんな病気の遺伝子があるかも知ろうとしないまま、需要にあわせてどんどん繁殖させるのですから、病気は増えて当然です。



遺伝性疾患は先天的なものと、環境や習慣による後天的なものが合致して、発症することが多いですから、
病院へ行っても「これは遺伝性疾患ですよ」と明言してくれる獣医師は非常に少ないです。ペットショップとつながりのある病院なら、それはなおのことです。


ほとんどの人は「犬は生き物だから、病気は仕方ない」と人間同様に考えて終わってしまうのが残念です。


また、生体展示を行うペットショップで、誠意ある対応をするところはほとんどないでしょう。

3年ほど前に、ワタシの友人がペットショップに自分の犬が病気を発症したことを告げると、ショップのオーナーの親族は「この犬舎の犬は病気が多いので、もう仕入れない」と約束したそうです。

が、なぜか、うちにいるpeepeeちゃん(1歳)は、偶然知り合ったこの友人の犬と同じ犬舎。
ワタシが購入したのも、その約束をしたペットショップー今年また店舗を増やした“テ○テ○”でした。


ペットショップはそれで利益を得ている以上、この悪循環をやめるつもりはありません。けっきょくは、飼い主であるワタシたちが、そしてこれから犬を飼おうとする人、一人ひとりが正しい知識を身につけなければこの悪循環がとまることはないのです。

不幸な犬を増やさないためにも。ぜひ、「うちにはもう犬がいるから関係ない」ではなく、一人でも多くの方たちが、周囲の方々にもこの現状を伝えてくれることを願っています。

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2007年9月 4日 (火)

恵庭YEGフェスティバルのこと

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ワタシの行けなかった「07'恵庭YEGフェステバル 」、かなり良かったようです…(ますます残念・涙)

幸せなワンコを連れた人たちがたくさん集い、盛り上がるアジやディスクなどの競技スペース。そして同じ会場の一角には、もう一つの現実-動物愛護ブース。

今の、日本のペット事情をそのまま会場に再現したようなイベントですね。

動物愛護ブースで紹介されていた写真パネルは児玉小枝さんによるどうぶつたちへのレクイエム、VTRやポスターは地球生物会議ALIVEのものだったそうです。

こうした展示は、知らない人にとっては目をそむけたくなるものかと思いますが、どのくらいの人たちが見て、このゆがんだ現実に違和感を感じてくれたのでしょう。

実は、ワタシもほんの一年前くらいまでは、何も知ろうともしませんでしたし、見ないようにしていました。

でも、一度気づいてしまったら・・・。その瞬間からとても辛くなるものですよね。

可哀想だから何とかしたい、という感情もあるんですが、それ以上に何もしない自分に居心地の悪さを感じるようになりました。

とはいっても、大したことはできないです。
ぜ~んぜん定時に終わる仕事じゃないし、病人もいるし、やらなきゃいけないこともたくさんあって。おまけに7時間は寝ないと、すぐに身体の調子が悪くなる(笑)

でも、そんな毎日のなかで、自分にできることだけでもできるなら、それでもいいと思ってるんです。見ないようにしていた一年前よりはよっぽどマシだから。

ブログ書いて、いろんな人とコンタクトをとって。それだけでも、たった10ヶ月ですごい変化が生まれました。棚からボタもちで、想像していなかったようなこと(ただのいぬ。)も、実現しちゃったし。

自分自身は亀よりも遅い歩みですが、それでも続けていこうと思うんです。周りにすごい人たちがたくさんいるから、なんとかなるんです。

大きく話がずれましたが(笑)

恵庭のイベントで、少しでも犬たちの現状に疑問を抱いてくれる人が増えたらいいな、と思います。

こんなイベントを実現できる恵庭市商工会議所青年部の方たちってすごいですね!

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2007年8月31日 (金)

今週末のイベント

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「触れ愛・見つめ愛・語り愛~07'恵庭YEGフェスティバル」

恵庭市の商工会議所青年部主催による犬のイベントが行われます。
内容は、アジリティーやディスクドッグなどの競技大会のほか、北海道盲導犬協会による盲導犬体験や、動物(犬)パネル展など。

パネル展の説明には「人間の身勝手により不幸になった犬を紹介しています」とあります。愛玩動物を守る会さんも参加されるようですね。

たくさんの人が、ぜひこのイベントで、何かを感じてくれることを願っています。

日時/9月2日(日) 9:30~
開催場所/恵庭市桜町多目的広場(恵庭市桜町4丁目73-1)

詳細はこちら
恵庭商工会議所青年部

そして、同じく9月2日。こんなセミナーも開催されます。

酪農学園大学 市民公開講座
「どうなる?どうする?北海道で狂犬病が発生したら・・・」
―狂犬病の予防は市民とともに―

日時/9月2日(日)16:00~19:00
場所/北海道厚生年金会館 3F瑞雪の間
札幌市中央区北1西12
入場無料

詳しくはこちら 酪農学園大学←トップページをスクロールすると下に「お知らせ」があります。

【追記】講座の内容を、友人がブログにアップしました。ぜひ見てください。
クキオの赤裸々な日々

ちなみに、
10月14日には、また、現代GPのGP市民公開セミナーが開催されるようです。
  テーマ:「老犬とのかしこい暮らし」

これまた、詳しくはこちら 酪農学園大学←トップページをスクロールすると下に「お知らせ」があります。

10月14日は行くつもりですけど、2日は…どっちも行けないかも(涙)

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2007年8月28日 (火)

100%脳卒中になるラット

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今日届いた、健康食品会社からのDMに、気になるフレーズが載っていました。

「京都大学名誉教授○○○○先生と・・・遺伝的に100%脳卒中発症するラットを開発。この・・・」

この何気ない一文に、実は、とても大きな意味があります。脳卒中は遺伝病ではありませんが、なりやすい体質というのはありますね。ようするに、病気の発症はある程度、遺伝で操作できる、ということを告げているわけです。それもラットについては「100%発症する」と。

今、日本は空前のペットブームといわれています。動物病院は増える一方で、犬の病気も増える一方。遺伝病の確定診断をするのは大変困難ですが、遺伝性の病気と言われているものだけで犬は400種類もあること、ご存知ですか?(詳しくはしば先生劇場をごらんください)

犬たちの病気が増えた大きな原因の一つは、安易な繁殖。自分の犬は大丈夫だと思っている方が多すぎます。発症していないだけで、実はキャリアかもしれないのに。

自分の犬の子どもが見たい、と考えている方たちにお願いしたいです。

動物の出産は命がけです。病気の子が生まれたらどうしますか?すべて、最期まで面倒をみられますか?そんなリスクを犯すよりも、ぜひ自分の犬を120%可愛がってあげてください。

また、全国で処分されている犬や猫たちは、42万匹とも言われています。ぜひその子たちにも、生きるチャンスをあげてください。これ以上、行政に、犬や猫を処分させないでください。

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2007年8月26日 (日)

飼い主さがし

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昨日書いた「8匹の子犬」たち、「子犬・子ねこの飼い主さがし」にまわって、新しい飼い主さんがみつかるといいのですが、どうなるでしょう。


この子たちに限った話ではなく、1匹でも多くの犬や猫を生かすためには、もちろん飼い主をみつけるしかありませんね。

札幌市動物管理センターでは、現在「子犬・子ねこの飼い主さがし」は5月~10月までの年6回しか行われていないうえ、「子犬・子ねこ」と限定されています。

もちろん北海道ですから、冬は人足が減るのはわかります。でも、例えば「飼い主さがし」のオフシーズンに子犬や子ねこが持ち込まれたら?収容犬とはちがって、持ち込みの情報は告知されていませんから、たまたま希望者が現れなければ・・・殺処分です。「飼い主さがし」さえあれば、助かるかもしれないのに。

では、単純に考えると、1匹でも多くの命を助けるためには
・「飼い主さがし」の回数を増やすこと
・もっと告知をすること
・対象を「子犬・子ねこ」に限定せず、収容期間の過ぎた犬、大人の猫も「飼い主さがし」に参加させること


これらが実現できれば、さらに多くの命が救われることになるでしょう。動物愛護法でも、飼い主さがしに努めるようにと言っています。

なのに、どうしてそうしてくれないのでしょうか?

と、センターの現場の方のご苦労を理解せずに勝手なことを書いている!と思われるかもしれませんが、もっともそのジレンマを感じているのは、消えそうな命を目の前にしている、センターの現場の方たちではないかと思うのです。

大人の犬猫に対象を広げることは、何かいろいろ問題があるのかもしれません(ワタシの勉強不足です)が、告知・回数を増やすことに関しては・・・、一番のネックは予算でしょう。

もっと予算さえ確保できたらいいのです。

予算を確保するには、現場の人が頑張って、上を説得できなければいけません。

上を説得するためには、何よりも「根拠」が必要で、その根拠というのは「多くの市民の声」です。「多くの市民が熱望している」「多くの市民から指摘があった」という根拠があればこそ、現状を改善する必要にせまられ、予算が確保できるというものですよね。

ですから、現状の管理センターのやり方に「よくやってくださっているから充分です」と言ってしまっては、それまで。

「よくやってくれているけど、もっと、こうしてほしい」という声をなげかけることにこそが、現場の方たちを後押しし、現状を少しでも改善するための一歩につながる!というのが、ワタシの考え方です。

こんなこと書いて「勝手なこと言うな」って市から苦情がこなければいいんですケド。まぁ日記ですから・・・(苦笑)

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2007年8月25日 (土)

8匹の子犬

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札幌市動物管理センターの収容犬情報をみると、抑留期限が24日までの子犬8匹が収容されています。

「生後1ヵ月半位」と表記されていますが、ここで一つ疑問が。

保健所やセンターが犬を捕獲するのは「狂犬病予防法」に基づいてのこと。鑑札をつけていない犬は、狂犬病のワクチンを接種していないという理由から捕獲・収容され、期限内に飼い主・引き取り手が現れない場合、処分されるのです。

ただ、狂犬病予防法は、生後3ヵ月以内の犬に接種義務はありません。

ということは。
そもそもこのチビちゃんたちは、
捕獲対象外なのではないでしょうか???
(たぶん、みつけた人が通報したんだとは思いますけど。誰も通報しなければ、1ヵ月半は捕える理由はないはずです)


捕獲対象外だからといって、捨てられているのをその辺に放置しておいたとしても・・・このチビちゃんたちの命は、既になかったかもしれません。

ただ、法的に解釈しても、殺処分にまわる犬ではないと思うのです。この仔犬たちが殺処分されれば、動物愛護法の精神に反することになります。

「子犬・子ねこの飼い主さがし」にまわって、無事、里親さんがみつかるといいのですが・・・。

全国の自治体でも、生後3ヵ月未満の子犬を捕獲し、処分しているところがあるそうです。殺処分については、自治体の差がありすぎます。取り組む側の姿勢の問題が大きいようですが、現在の札幌はどうなんでしょうね。

札幌市動物管理センターのサイトには、ご意見・ご要望を受け付けるページがあるみたいですよ・・・

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2007年8月22日 (水)

高齢者とペット

今、札幌市動物管理センターには、15匹もの犬が収容されています。

うち、8匹は雑種の仔犬(まとめて捨てられていたようです)、
成犬らしき雑種が1匹、
それ以外はチワワ、ヨークシャー・テリア、シー・ズー、ポメラニアン、ダックス

純血種らしき犬は、一般的に飼いやすい犬種が多いですね。

年間を通じても、放棄されるのは雑種がいちばん多いですが、次にはシーズーのような飼いやすい小型犬が多いです。

そして、その小型犬の多くは、病気をもっていたり、しばらく飼育放棄されたあげくに捨てられたような状態の子が多いです(純血種の大型犬は、比較的キレイな状態の子が多いですよね。ブリーダーによる放棄でしょうか)

しつけができず、手におえない犬になってしまったという理由ならまだしも、シー・ズーのような手のかからない犬が、なぜ捨てられるのでしょう。


友人は「手のかかる子ほど可愛い(情がうつる)としたら。手のかからないシー・ズーは、簡単に捨てられるのかも」と言っていました。確かに、それはありますよね。

いろんな意味で、飼いやすい犬というのは、捨てられやすいのかもしれません。

ワタシの印象では、シーズーやヨークシャーテリアを飼っているのは、割とお年寄りに多いと思うんです。

飼いやすいという理由から、身内からプレゼントされたというケースを耳にしたことがあります。誰かの世話をみることをすることが、生きがいやボケ防止につながる、といいますから、身内からするとちょうどいいのかもしれません。

ただ。以前、テレビでも特集(2006年11月27日の記事)をしていましたが、お年寄りの場合、自分が病気になった、施設に入ることになった等で、ペットを手放すことが多いのです。

犬は10年ちょっとは生きるわけですから、たとえば70歳の人に犬をプレゼントしたら? 10年後には80歳と10歳の高齢者同士。80歳で、自分以外の面倒を見られる人は、残念ながらそう多くはないでしょう。うちの祖母もちょうど80歳。犬の世話はできません。

もちろん、お年寄りみんなが、飼えなくなったらペットを捨てるとは思っていません。以前、通っていた動物病院でも、そうした理由で里親をさがしているペットの張り紙がありました。

それを「仕方ない」という人もいるでしょう。でも、ワタシにはそう考えることはできないのです。


こんな活動をされている団体があります。
日本ドッグホーム協会

高齢者によるペット飼育の問題を手助けするために、協会が犬を所有し、60歳以上の高齢者に犬を貸し出す(ほぼ里親の状態で、所有権を協会の残すだけだそうです)活動をしているそうです。

「動物を助ける以前に、動物を愛する高齢者を助ける活動でありたい」という主旨だそうですが、結果これは動物を助けることにもつながりますよね。

こちらのほかに、高齢者が飼いきれなくなったペットを引き取るという団体もあったかと思います。

ペット本意に考えれば、全く問題がない、とは言えませんが、「飼えなくなった→処分する」よりはよほど建設的です。

高齢者の方にペットをプレゼントしようと考えている方には、「その後」のことに責任をもった上で、お願いしたいと思いました。

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2007年8月17日 (金)

子犬・子ねこのほしい人

札幌はすっかり暑さが和らぎました。
例年、お盆が過ぎるとあっというまに気温が下がりますが、今年も同じでしょうか。

さて、通常は第2日曜日に実施されている、札幌市動物管理センターによる「子犬・子ねこの飼い主さがし」ですが、8月に限っては今週末、第3日曜日―8月19日です。

詳細はこちら
※トップページ、犬の画像の下に、平成19年度「子犬・子ねこの飼い主さがし」のご案内  があります。

家族会議の末に、犬や猫を飼おう!と決めた方がいらっしゃったら、ぜひ、覗いてみてください。

去年のワタシのように、犬の現状について、知識がないまま犬を飼おうとしている方に、ぜひ知ってもらいたいことがあります。

たいていの人は、良い犬がほしいと思いますよね。その定義って、人それぞれだとは思いますが、仮に、「健康で丈夫な、社会性を身につけた、しつけやすい犬」を良い犬とするならば・・・

ペットショップにいる犬が、無料で譲渡される犬よりも良い犬!ということは全くありません。飼育放棄・虐待を受けていた等の成犬は当然扱いが難しいですが、子犬であれば何ら変わりない、とワタシは思います。

生体展示販売をしているペットショップの犬は、乱繁殖を行っている繁殖場や、素人によって自家繁殖されています。

ようするに、遺伝や病理の知識をもたない人間による繁殖ですから、病気のリスクは高いということです。

※遺伝病などの話は、新庄動物病院 院長 今本成樹先生によるしば先生劇場を読むとよく理解できると思います。

また、生体展示販売の場合、生後1ヵ月程度で子犬を親から引き離している場合が多いですから、犬のしつけにも影響する社会性は全く身についていないと考えていいでしょう。

そもそも。
犬でお金もうけをしている人たちは、言ってみれば犬のプロフェッショナル。そのプロが、
・病気や遺伝の知識をもっていない
・親犬が病気のキャリアであることをわかっていても、儲けのために見て見ぬフリをする


そして、犬の成長にとって良くないとわかっていながら・・・
・生後3ヵ月未満の犬を流通させている
・生体展示販売をしている

全くおかしな話です。(それを良しとする法もおかしい) 「生き物だから、どうなるかはわからない」という一言を盾に、お金儲けのために何でもあり。

こんな人たちが扱っているのが犬じゃなくて食品だったら?これほどいい加減なことをしていれば、即刻営業停止です。

知識のない消費者は、だまされているのです。

そんなプロにお金を渡すことは、不幸な犬や飼い主を増やすことにしかつながりません。

いろんな事実を知ってもなお、生体展示しているペットショップから犬を買おうと思う人はいるでしょうか。ワタシはもう絶対買いません。犬はもちろん、そこからは何も買いません。

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2007年8月16日 (木)

いろんな、ただのいぬ。

昨日の日記で、ただのいぬ。のモデルをつとめたフクちゃんが、幸せをつかんだ話を書きました。

が、実際は、処分される犬たちのほうがはるかに多いわけです。今日も、札幌市動物管理センターには5匹の収容犬がいます。持ち込みをあわせれば、もっとたくさんいるでしょう。

お友だちが、ブログで「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」のこと書いてくれました。

彼女の文章のなかに、ひっかかるフレーズがいくつかあって、本当にその通りだなと胸が痛くなりました。
詳しくはコチラ→愛犬日記「ただのいぬ。展」

それから。
彼女が、日記の中でリンクをはっているブログがありました。
自分に気合い
熊本で、処分寸前の犬の保護活動をしている方です。

里親がみつかり、こちらまでうれしくなるような日もあれば、読むのが苦しくなる日もあります。でも、これが現実。

画像がたくさんあってちょっと重いですが、これから犬を飼おうと思っている人には、ぜひ見てほしいブログです。(ワタシがみた限り、刺激の強い画像はありません)

この方のブログでアップされているたくさんの犬たちも、ただのいぬ。です。
どうか、これ以上、ただのいぬ。を増やさないでください。

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2007年8月15日 (水)

いい話

里親募集中止のお知らせです。

以前、里親を募集していたレモンビーグルの「フクちゃん(仮)」ですが、一時預かりをしていたMさん宅に正式に引き取られることになったそうです。

これで、正式に「フクちゃん」となりました。

フクちゃんは、「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」でモデル犬を務めるほどの良い子ちゃん。きっといい里親さんがみつかるんじゃないかな?と思っていたら…、最高の里親さんが見つかりました。

よかったね、フクちゃん。
今じゃ、先住犬のご飯を横取りするまで、馴染んだようで…(笑)

処分されるかもしれなかった命が、また一つ幸せになりました。

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2007年8月14日 (火)

ペットブームの陰で

友人のブログで、知りました。

2006年6月20日に放送になった、NHK「クローズアップ現代」で、障害犬を扱った特集がYoutubeにアップされています。これは貴重です。

NHK「増える障害犬~ペットブームの陰で」

ぜひ、これから犬や猫を飼おうとしている方に見てもらいたい内容です。

ペットショップめぐりをするよりも、よほど意味があります。

ちなみに、peepeeちゃんと同じ犬舎出身で、血統書をもらってみたら近親交配だった、というワンコがいます。その子も、遺伝が原因と思われる疾患をもっています。

peepeeちゃんは、近親交配ではありませんが、遺伝と関連があると言われている膝蓋骨脱臼と、母親からもらったとしか考えられないアカラスをもっていました。


生体展示しているペットショップから犬を買うことはおススメできません。

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2007年8月13日 (月)

ペットショップで犬を買う

peepeeちゃんが家族になって、ちょうど一年が経ちました。

実家でずっと一緒に育ってきた犬をなくしてから、絶対自分では犬は飼わない!と強く決めていたのに。

家の環境がペットOKに変わって半年。時はちょどお盆休み。去年、ついにワタシは、「犬と暮らしたい」という衝動を押さえきれなくなりました。

はっきり言って、かなりの衝動買い(飼い)です。だから、ろくすぽ調べもせずに、ペットショップを周りました。

生後半年を過ぎたキャバリアが、小さなケージに入れられたまま大暴れしている姿があまりにも可哀相で、なんとか「救ってあげたい」と思いました。が、あまりの落ち着きから、犬初体験の同居人は反対。その子を救ってあげることはかなわず、生後3ヵ月の育てやすそうなpeepeeちゃんを購入しました。

生後半年のキャバリア。そのときは「ワタシが買えばこの犬は救われる」と思いました。

でも生後半年のキャバリアでも、peepeeちゃんでも、売れてしまえば、ペットショップは次の犬を展示販売するわけです。それを繰り返していたのでは、結局どの犬も救われません。

年間、処分される犬は15万頭とも言われています。安易に飼われて、育てられず飼育放棄される犬たちが大部分です。

仔犬の大事な時期である生後3ヵ月頃までは、本来親犬の元で育つべきですが、それをわかっていながら、犬の専門家であるはずのペットショップの大部分は生体展示販売をしています。

この生体展示販売が、犬が安易に飼われ、安易に捨てられる大きな要因だと言われています。

そもそも日本は、何においても供給過多。商売さえうまくいけば、もの言わぬ小さな命の犠牲は仕方ないのでしょうか。


また、お盆がやってきました。
きっとワタシと同じように、ペットショップから犬を買ってしまう人はたくさんいるのでしょう。もちろん、悪いことではないので、止める権利はありません。それどころか、店先でワタシが叫べば、営業妨害で警察を呼ばれるでしょう(苦笑)だから、自分の日記にだけは書きます。

犬を買う人には、今一度よく考えてほしいと願わずにはいられません。

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2007年8月12日 (日)

まほうの絵ふで×ただのいぬ。

12日をもって終了です。

ワタシ自身、ちょっとだけお手伝いをさせていただいたこともあって、これで本当に終わりかと思うと、非常に残念です。

この企画がきっかけで知り合うことができた人たち、念願かなってようやくお会いできた人たち、みんな素敵な方ばかりでした。

また、協力してくれた、たくさんの人にも本当に感謝です。

札幌で、こんな立派な「ただのいぬ。」展が見ることができたのは、みなさんのおかげ。本当に感激しました。

実際に、見ていただいた方はおわかりかと思いますが、「ただのいぬ。」の大部分は、人間の勝手さゆえ、法の下に生と死の間をさまっている、そんな犬たちの厳しい現実を感じさせない写真です。
(撮影から5分後に、この世を去った犬たちの写真もありますが)

服部さんご自身もおっしゃっていましたが、里子になれた犬も、そうじゃなかった犬もみんな普通の可愛い犬、そんなことを伝えてくれる作品が多いです。

そこに小山さんの、チクリとくる詩が、深みを感じさせてくれます。


一般的に、動物愛護の目的で、収容されている犬たちの様子を紹介している写真は目を覆いたくなるものが多いです。

真剣にその現実を受け止めようとする人なら、その辛い写真を見るでしょうけど、そういう人は、犬を引き取ることはあっても、捨てるなんてことはしないでしょうし。

だから、むしろ何も知らない人にこそ、この写真をみてもらい、「可愛い」と感じてもらった上で、この犬たちのことを知ってもらうことが必要で。(たとえば、ラーメンズ(小林さん)のファンとか。犬と関係ない目的の方。笑) 

それができるのが、「ただのいぬ。」だと思うんです。

ただ。

じゃあ実際どうしたら「ただのいぬ。」を減らすことができるか、は当然、一人ひとりの意識の問題。

飼う前によく考える・調べる。一度飼ったら責任をもつ。そして、繁殖させない。

当たり前のことですが、これをできない人がたくさんいるから、「ただのいぬ。」がたくさんいます。

ただのいぬ。を0にするために。

企画を見てくれた人も、そうじゃない人も、何かを考えるきっかけになってくれたらいいなぁと強く願っています。

「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」8月12日まで。

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2007年8月 9日 (木)

アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

今日は8月9日。そのコが収容されたのは6日だから、すでに3日経過。
飼い主が不慮の事故で逃がしてしまったなら、すでに引き取りにきていていい頃ですが。

そのコ、というのは札幌市動物管理センターに収容された、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(らしき犬)です。

犬に詳しい人なら知っているかと思いますが、この犬種は闘犬という歴史をもっています。このコが一人でウロウロしていたら、犬好きのワタシでもさすがに腰がひけます。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの説明をみると「今はとても穏やかな性格になりましたが」とはありますが、元々「最高の闘犬」をつくる目的で作られた犬種。

ブルドッグとフォックス・テリアという闘争心の強い犬同士を交配して作られたそうですが、他にもブル・テリア、オールド・イングリッシュ・ホワイト・テリアなど様々な犬が関わった結果、スタミナ抜群、勇敢で闘争心旺盛な犬ができあがり、闘犬だけではなく、警護犬としても活躍したとか。

「プロによるトレーニングは絶対必要」とも書かれています。

その辺のペットショップで気軽に買える犬ではありませんし、誰にでも飼える犬でもありません。

この犬種というだけで足がつきそうなものですが・・・、どなたか、見たことありませんか?

この犬自体じゃなくてもいいんです。札幌にいる数は限られているでしょうから、同じ犬種であれば足がつくかもしれません。

手稲区新発寒4条6丁目で捕獲されています。(いつも、ダックスあたりが「捕獲」と書かれていると、すごく違和感を感じるんですが、この犬の場合は捕獲って言葉がぴったりです…汗)

犬を捨てるという行為自体が飼い主失格ですが、わざわざこの犬種を飼ってその辺に放すような人は逮捕されてもいいと思います。

さすがにこのコは、譲渡対象にはならないんだろうな。。。飼い主が来なければ、殺処分です。何も悪いことはしてないのに。

「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」開催中

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2007年8月 5日 (日)

4,000匹の、ただのいぬ。

まほうの絵ふで×ただのいぬ。のワークショップ、トークショーなど詳細は、まほうの絵ふで blog をご覧ください。

「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」はトークショーも無事終了。現在は生徒たちの作品を展示したプレゼンテーションと、「ただのいぬ。写真展」の一部を展示中です。

今日もちょっとだけ覗かせてもらいましたが、ワークショップ中とはうって変わって、静かな空間になっていました。

いろんなことがあっという間に過ぎ去ってしまい、ワタシもちょっと寂しい気持ちです。

写真家の服部さんも、アートディレクターの小山さんも、そして急きょ、トークショーにまで参加することになってしまった(笑)生活工房の長谷川さんも、想像していた以上に素敵な方でした。

しかし。
ワタシは、お会いできただけで胸がいっぱいになってしまって、もっと聞きたいことがたくさんあったはずなのに、全てがふっとんでいました。(あぁ、ホントもったいないことしたなぁ・苦笑)

まっ、ワタシのことはどーでもいいですね。

今回の主役は、まほうの絵ふでの生徒さんたち。

2泊3日で4,000匹の犬を作るワークショップは、小学生を中心とした子どもたちにとって、本当にハードなものでした。(一人あたり、140個くらい作ってるはずですから・・・汗)トークショーの間も、居眠りする子がいるくらい…(笑)「それだけ、大変だったってこと」と服部さんもお話していました。

※4,000匹・・・道内の保健所等に収容される犬の数が約4,000匹。うち、飼い主がさがしに来たり、里子として迎えられる犬が約1,000匹。残った3,000匹は殺処分されており、その事実を表現するための数字です。

トークショーの途中、来場者の方や子ども達に、4,000匹の犬たちのうち1,000匹にだけ、鑑札代わりの首輪をつけてもらい、首輪をつけたなかの1匹を、里子としてもらっていくという企画がありました。

みんな、夢中になって首輪をつけ、もらっていくための1匹をさがしました。とても楽しそうな光景。

そして、多くの犬たちが残りました。

これが現実です。

小学校低学年の子が「私、保健所から犬を引き取る!」と言っていました。

モデル犬を務めた、動物管理センター出身の福ちゃんは大人気。多くの子たちが「福ちゃんを引き取りたい」と言っていました。

とは言っても。
犬を飼うのは、そう簡単なことではありません。小学生が「ほしい」と言ったからといって、実際に里親になることを考えてくれる親御さんは、そうそういらっしゃらないでしょう。

でも、「犬はペットショップで買うもの」と思っていた子どもたちが、犬たちの現実を知って、感じてくれた。このことに、大きな意味があるのです。

札幌にやってきた「ただのいぬ。」が、こういう企画でよかった、と心の底から思いました。

こんな素晴らしい企画を札幌で実現してくれたみなさんには、感謝してもしきれません。

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2007年7月30日 (月)

犬の鑑札

犬を登録するともらう鑑札、つけて外出していますか?
外出時にこれをつけるのは飼い主の義務ですが、正直に言うと・・・うちは迷子札しかつけていません。なぜって、首を掻くときに足をひっかけそうでちょっと怖い、というのと、可愛くないからです(苦)

ただのいぬ。プロジェクトのvol3は、その鑑札をテーマにしたものです。

詳細はこちら
犬の鑑札リデザイン展ーただのいぬ。プロジェクトvol3

この展覧会がすばらしいのは言うまでもありませんが、輪をかけてすばらしいのが、世田谷区の犬の鑑札を、あの深澤直人さんがデザインすることになったということです。

深澤直人さんは、プロダクトデザイナー。デザインに興味のある人なら聞き覚えのある名前ですね。無印良品のデザイナーとしても有名ですが、±0(プラスマイナス0)も大ヒットしましたよね。(うちにも、あの加湿器があります・笑)

プラスマイナスゼロ

もちろん鑑札をつけないのはいけないことですが、行政側も、多くの飼い主がそうしているのを知っていながら放置するのはよくないです(自分のことは棚にあげて・・・)。時代にあわないものを、時代に合うように変える努力は必要!いち早く柔軟に取り入れた世田谷区は、すばらしいです。

どうせなら・・・いいえ、ぜひpeepeeちゃんにも、深澤直人さんのデザインした鑑札をつけたいです。一時的にでも、世田谷区民になりたい(笑)

ちなみに、うちのマルちゃんは、「鑑札」のことを「表札」と言います。問題外です・・・。

「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」開催中



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2007年7月27日 (金)

札幌の、ただのいぬ。たち

今日の札幌動物管理センター収容犬は4匹。一時から比べるとかなり減りましたが、それでも見ると胸が痛くなります。

コーギー以外は、小型犬です。シーズーに、パグに、シーズー系のミックス。みんな飼いやすそうな子なのに。

何か事情はあるのかも知れませんが、一緒に生活した犬を、その辺に捨てるということは、殺処分につながるわけです。(日本では鑑札をしていない犬は、飼い主が現れなければ処分されることになっています)

それでも、新しい飼い主を探してもらえずに、その辺に置いてけぼりにされてしまう(=殺されてしまう)のはなぜなのでしょうか・・・。

家族なのに
http://www13.plala.or.jp/namako/ehon.html

何回見ても、泣けます。

ただのいぬ。を、これ以上増やさないでください。


「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」開催中です

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2007年7月26日 (木)

ただのいぬ。のこと

* * *「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」開催中* * *

「ただのいぬ。」の名付け親は、あのラーメンズの小林さん。

「ただのいぬ。」とは、保健所や動物愛護センターに集められた犬のなかで、希望者に無料で譲り渡される「譲渡犬」をさしています。「只の犬」「無料の犬」であり、動物愛護センターに集められたすべての「名も無き犬」たちを意味するそうです。

東京のせたがや文化財団 生活工房を中心とする「ただのいぬ。プロジェクト」では
「ただのいぬ。展」2005年9月
「Do you have home?展」2006年9月
「犬の鑑札リデザイン展」2007年7月~8月 と、現在もすばらしい企画が進行中です。(こちらもぜひ、ご覧ください。ワタシは行けなさそうですが・・・汗)

犬のイベントと聞くと、つい「動物愛護を真剣に考える人のもの」と考えてしまいがちですが、この「ただのいぬ。」はちょっと違います。

たとえば。

詩を書いている小山さんは、art directorとして様々な活動をしている方。
「ただのいぬ。」は、詩のみならず、一連のアートディレクションも小山さんによるものです。この小山さんのディレクションが、「ただのいぬ。」全体の雰囲気を、犬にそれほど興味のない人にも近づきやすいものにしています。アートのチカラは偉大です。

また、「Do you have home?展」ではさまざまな著名人の方々も企画に賛同し、参加されていました。
上原浩治さん(プロ野球選手)、乙武洋匡さん、玉木正之さん、リリー・フランキーさん、ボーズさん(スチャダラパー)などの方たちと、そのワンコたちに協力いただいていたそうです。

「動物愛護に啓蒙する特別な人のもの」ではなく、ワタシたちの身の回りにある大きな問題の一つを、わかりやすく、とっつきやすく、投げかけてくれるものだと感じています。



一般的には、「動物愛護センターに収容された犬たちの写真展」と聞いても、犬に興味のある人以外は、なかなか来てくれませんよね。

でも。
「これから犬を飼おうと思う人」や「犬のことにあまり興味のない人」にこそ、犬たちの現状を知ってもらいたい。そう思うワタシにとっては、この「ただのいぬ。プロジェクト」、そして「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」は本当に特別なものなんです。

できるだけ、たくさんの人が、犬たちのことに興味をもってくれたらいいなぁ。

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2007年7月24日 (火)

まほうの絵ふで×ただのいぬ。

犬好きの方にも、アート好きの方にも、そうじゃない方にも。
ぜひ足を運んでいただきたいお知らせです。

ワークショップと作品展示、トークショー、写真展で構成される「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」が7月26日~8月12日にかけて開催されます。

(せたがや文化財団 生活工房の「ただのいぬ。プロジェクト」については、こちらをご覧ください)

Tadanoinu_apdf_1

Tadanoinu_bpdf

「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」

会場/札幌市中央区南2西2冨樫ビル8F(旧プリヴィ)

←画像をクリックすると拡大します




◆7月26~31日「ただのいぬ。の肖像」制作(ワークショップ)

教室の生徒さんたちが、ただのいぬ。の大型絵画制作に取り組みます。

◆8月1~3日「ただのいぬ。」制作(ワークショップ)
教室の生徒さんたちが、泊り込みで、4000匹の犬の立体作品に取り組みます。

◆8月3日ただのいぬ。トークショー(18:00~20:00) ※有料

全国の動物管理センターをまわり、写真を撮りつづける服部貴康さん(写真家)、
ただのいぬ。の詩を書かれた小山奈々子さん(アートディレクター)、
そしてまほうの絵ふで代表・堀田真作さんによるトークショー。

◆8月4~12日(11:00~19:00)ただのいぬ。プレゼンテーション 
子どもたちの作品・活動報告とあわせて、「ただのいぬ。」展の一部が展示されます。

※ただのいぬ。トークショーのみ有料です
大人1000円/高校生以下500円(MOBBY、4プラプレイガイド、大丸藤井プレイガイドにて販売中)
なお、ワークショップも見学可能ですが、くれぐれも生徒さんのお邪魔にならないようお願いします(笑)

教室の生徒さんたちが、「ただのいぬ。」を見つめ、そして考え、自分の作品を作り上げていきます。

ぜひ一人でも多くの方たちにも、生徒さんたちの成果と、「ただのいぬ。」の写真を見て、何かを感じとってもらえたらと思います。

【お願い】
もしこのイベントの内容に賛同していただけたら。
周りの方にも「まほうの絵ふで×ただのいぬ。」のことをご案内してくださいませんか?どうぞよろしくお願いします。
(この記事は転載可能です。ブログ等にてご協力いただける方は、コメントにアドレスを残していただけるとうれしいです)

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2007年7月23日 (月)

馬のチカラ

先週、某温泉施設で、中国式足裏健康法(リフレクソロジー)をうけたとき。

お店のおすすめする「デトックスコース」というのを選択したんですが、施術の内容自体は、足裏からふくらはぎまでの指圧マッサージで、いたって普通のもの。

「何がデトックスなんですか?」と聞いたところ、使っているクリームが違うとのこと。具体的には、馬油とミントなどのハーブ類だとか。

「施術のあとは暖かい水分をとって、岩盤浴に入ってください。とくに足の裏を岩盤につけて入るといいです」と言われました。

馬油が肌にいい、と言われているのは、不飽和脂肪酸が多く含まれているという理由からのようですが、昔から「万能薬」として幅広い用途に使われていますよね。

馬には不思議なチカラがある、と信じられているせいでしょうか。

そもそも「絵馬」も、神様に生きた馬を捧げていたのが「馬の絵を描いた板」に変わったものだそうですし、馬自体を守護神とする信仰もあります。

また、アレルギーの犬には馬肉や野菜を与え、体内の毒素を排出させるのがいい、と聞いてから、うちのpeepeeちゃんにも馬肉・野菜と乾燥ハーブなどのサプリを加えたご飯をドライフードにプラスしてあげたところ、1ヵ月くらいでめっきり、毛艶がよくなりました。

peepeeちゃんにも、デトックス効果です(笑)
(そもそも、生後半年ちょっとの犬にアレルギーが出るなんて、母犬に問題がある以外には考えにくいですが…)

牛にしても豚にしても、大量の成長促進剤など化学物質を含んだエサを与えられ、無理矢理大きくさせられた動物の肉は、人間はもちろん、体の小さな犬への負担は小さくありません。その点、いたって自然に成長している馬は安心ですね。

(馬は解毒機能をもつ内蔵が小さいため、抗生物質や成長促進剤などの薬物は一切受け付けない体なんだそうです)

自然なものを食べ、そして使用することが一番のデトックスになるのでしょう。

そもそも化学物質を含んだ物と無関係の生活をしていたら、デトックスなんて必要なかったはずですから、本当に、現代人の生活は矛盾だらけですね。

日本の大手化粧品メーカーの大部分は、動物実験を行っています。世界の先進国の多くは動物実験をせずに商品を生産できているのに、なぜ日本はそれに習えないのでしょう?

材料が自然のものであれば、動物実験なんてものは必要ないわけですから、動物実験=おかしなものを使っていると暴露しているようなもの(あくまでも私見ですけどね)。薬ならともかく、化粧品のために、動物を犠牲にする必要あると思いますか?

目先のことにだまされない、正しい目をもつ消費者になりたいものです。(そのためにはまだまだ勉強が必要ですが…)

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2007年7月21日 (土)

弟子屈のニュース

苫小牧で動物虐待かと思えば、今度は弟子屈町で狂犬病予防法違反です。

(以下、転載)

140匹狂犬病予防注射せず 弟子屈の女性 町、道が立ち入り調査(07/19 11:10)

 【弟子屈、標茶】約百四十匹の犬を無登録で予防注射も受けさせずに飼育し、狂犬病予防法違反などの疑いがあるとして、釧路管内弟子屈町と同管内標茶町、釧路支庁、釧路保健所は十八日、弟子屈町内の女性(34)が所有する犬の飼育場を合同で現地調査した。道によると、ブリーダー以外の一般飼育者が百匹以上の犬を飼育し、立ち入り調査を受けるのは道内初とみられる。

 両町によると、女性は、弟子屈町の牧草地跡を借り約四十匹の犬を飼育。また所有する標茶町の牧場跡地で約百匹を飼っているという。狂犬病予防法では、飼い主は犬の取得日から三十日以内に市町村長に登録申請が必要だ。

 弟子屈町は女性に対し二○○四年から注意・指導してきたが、飼い犬の登録制度自体を否定、指導を聞き入れなかった。両町は六日、登録と狂犬病の予防接種、飼育方法の改善などを求め文書で指導。これに対し女性は回答期限の十七日、「狂犬病予防法は悪法」などと文書で事実上の拒否回答をしたことから、合同調査に踏み切った。

 女性は一九九九年七月、東京から弟子屈町に移住。複数の捨て犬などを飼育していたとみられ、○一年に町内の牧場跡地に飼育場を移動した。その後住民とトラブルになり、○六年に標茶町の牧場跡地の原野を購入、約百匹の犬を移動させていた。

 両町によると、飼育場は高さ約二メートルの金網で囲まれているが、管理が行き届いていない状態。犬の一部が穴を掘るなどして場外に出、○四年ごろから両町内で集団で野生のエゾシカを襲う姿が目撃され、猫が食い殺されるなどの被害も出ていたという。両町など関係行政機関は、今後の対応を協議している。

この記事に書いてあることしかわかりませんが、捨て犬を保護して飼育していたようです。

土地を買い、140匹もの犬にエサを与える。当然、病気もあるでしょう。いったいお金はどうしていたんでしょうね。去勢・避妊はさせていたのでしょうか。

捨て犬を保護する、という行為自体は素晴らしいことですが、やはり問題はそのあと。社会のなかでルール(法)を守り、責任をもって飼えないのなら…、ワタシは保護するべきではないと思っています。

「狂犬病予防法は悪法」という主張もわからなくはないですが、だからといって無登録で予防注射もさせず、犬が脱走しているのでは、無責任といわざるをえません。

また、こうした人たちがいることで、ルールを守っている動物保護団体が一般の人たちからうけいれられにくくなっているのも事実だと思います。


この先、法を守らないことによって、この人が相応の処分を受けたときに、140匹もの犬はどうなるでしょう。

結局、最終的に犠牲になるのは、罪のない犬たちです。

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2007年7月19日 (木)

新潟県中越沖地震のペット救済

「ポチたま」の松本秀樹さんが、ご自身のサイトで
新潟県中越沖地震でのペット救済に関する募金と署名を集めています。

松本秀樹のNatural Dog Style

署名のお願いのページ

もし、ワタシだったら…
peepeeちゃんを連れていることで避難所に入れないなら、エコノミー症候群だとか何とか言われても、絶対に、車で生活することを選ぶでしょう。

きっと、新潟にも同じ気持ちの人はたくさんいるはずです。

地震で不安になっている上に、大事な家族を置き去りにしなくちゃならないなんて。犬はもちろん、人間の精神衛生上いいわけがありません。

ただワタシもそうなんですが、サークルや何かに所属しているならともかく、普通の会社員や主婦の方の場合、ひとりで署名を集めるのってそう簡単じゃないですよね。

そういう場合は、もし仲良くしているお店や動物病院などがあれば、「こんな活動やってるみたいー」と知らせてみるというのはどうでしょう?くれぐれも押しつけにならないように注意が必要(人のふんどしで相撲をとってはいけません・笑)ですが、このような内容のものであれば賛同してくれるところも少なくないと思います。

また、こうした素晴らしい活動が実を結び実現したあとには、必ず飼い主のマナーや、しつけの問題が出てきますよね。

万が一のときに困らないためにも、普段から、人間社会で暮らしてもらうためのルールを守れるようにしておきたいものです。(じゃあpeepeeちゃんはどーかと言うと・・・。決して偉そうなことはいえません・笑)

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苫小牧で動物虐待

苫小牧で、とんでもないことが続いているようです。

(以下、北海道新聞社の記事より転載)

犬や猫を切断 悪質な動物虐待、苫小牧で8件続く(07/19 08:31)

 【苫小牧】胆振支庁は十八日、苫小牧市内で昨年七月以降、切断した犬や猫の死体を路上に放置するなど悪質な動物虐待行為が八件発生していると発表した。苫小牧署は動物愛護管理法違反の疑いで捜査している。

 同署と同支庁によると、昨年七月二十五日、同市内の路上で、小型犬が腹部の皮膚の一部を切り取られた状態で死んでいるのが見つかった。その後も頭部が失われたハト、頭部と尾と足先だけが路上に置かれた猫、後ろ足と尾が切断された猫などが見つかった。いずれも現場付近に血痕はなく、別の場所で切断された後、夜間に放置されたとみられる。

 冬期間は今年一月に猫の死体の放置が一件あり、六月二十五日と七月十三日には、散歩中に拾い食いをした犬が帰宅後にけいれんを起こして動物病院で手当てを受ける事例が相次いで発生。また七月十一日に、頭などが切断された猫二匹の死体が見つかった。

 犬の例では、苫小牧署が嘔吐(おうと)物を分析して原因を調べている。

自分より弱い動物を殺して味をしめた犯人の行動は、エスカレートします。動物を飼っている人も、そうじゃない人も、人ごとじゃありません。

もし散歩中に。
おかしな人をみつけたら通報を、
路上に食べ物が落ちているのを見つけたら、できるだけ処分してください。

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2007年7月18日 (水)

人のために働く犬たち

連日、新潟県中越沖地震の状況が取り上げられていますね。
今朝の「とくだね!」でも、ワタシが見ている間はずっと新潟の話題でした。

「まだ行方不明の方が一人います」とレポーターが話したあとの映像で、なぜかダックスを連れたおじさんの散歩風景が…。手違い?と思ったら、レポーターは「災害救助犬による捜査が行われています」と話し続け、ダックスは瓦礫の山の上をラクラクと移動していました。

あまりに可愛いいダックスだったので、散歩かと思った…(苦)

救助犬と聞くと、ついシェパードやラブラドールレトリーバー、セントバーナード(それは山か…)などの大型犬を想像してしまいますが、ダックスは立派に働いていました。なんとか不明者の方を見つけてほしいな。

マズルの長い犬は、特に嗅覚が優れているといいますね。(うちのpeepeeちゃんはマズルが短いので、きっとイマイチです・笑)
最近では犬の嗅覚を利用して、ガンの早期発見に取り組んでいるという話もありますね。

たまに、「うちの犬はバカだから何の役にもたたない…」などと本気で言う人(主に年寄りに多い・・・)がいますが、それは、その飼い主がバカ(無知)なだけでしょう。

全てはトレーニング次第。その犬の性格にあわせてトレーニングをしないから、人間にとって都合の悪い、バカに見える行動をとるだけだとワタシは思います。(もちろん難しい犬もたくさんいますが)

犬は群れの中で自分より上の者に従う習性がありますから、人間から仕事を与えられ、達成し、褒められることに喜びを感じます。犬の歴史が証明している通り、生まれついての、人間のパートナーですね。

そんな性質・能力を持つ犬を、わざわざ毛皮にしたり、食べたりする必要はないと思いますし(文化の問題は難しいですが)、お金のために繁殖させペットショップに並べ、結果的に年間16万頭もの命を奪うようなことにはしてほしくないです。

また、盲導犬や警察犬など、人間のために一生をささげた犬たちの余生は、せめて保障できないものか、と思います。

最近、友人から教えられたHPで、こんな話がありました。(以下、要約)

警察犬をリタイアしたクレアという犬。心ない人にひきとられ、ろくな世話もされず、大きな乳癌(妊娠しているんじゃないか?と思えるほどの大きさ)を抱えたままモノ同然に扱われていたそうです。放置だけならともかく、警察犬という忍耐強さをいいことに、ライターの火であぶられるなどの虐待も受けていたとか。

それを発見した方が病院に連れて行き、里親を探し、クレアは新しい里親さんのもとへ。わずか2ヵ月の間でしたが、穏やかに生活できたようです。(その里親さんが、保護した方などへクレアの現状をHPでお知らせしていました)

2002年。ほんの5年前の話です。

人間に尽くしてくれる犬を、モノ同然に扱う人はまだまだたくさんいるようです。良心のない人には何を言ってもムダなのかもしれませんね。

「動物愛護法」がその名に恥じない、本当の「愛護法」になる日はいつになるのでしょうか。

『The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.(国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物たちがどのように扱われているかによって判断することができる)』 マハトマ・ガンジー

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2007年7月13日 (金)

こっちの、きょうのわんこ

目覚ましテレビの「きょうのわんこ」、いいですよね。いろんな犬がいますよね。特に、過去に不幸だった犬が、今は幸せになっているのをみると、朝っぱらから泣けてきます(涙もろいもので・汗)

テレビとかけ離れた内容で申し訳ないですが、こっちの「きょうのわんこ」たちは命がかかっています。

今日の札幌市動物管理センターのワンコたちは12匹。

ボロボロになったシュナウザーに、コーギーのミックスみたいなコ、白内障のすすんだようなミックス、キレイなビーグルもいます。

どーしてこう毎日毎日、犬は捨てられるんでしょう。
(そのへんに犬を捨てる人は、自分も無一文の裸同然で、その辺に放り出されればいいんです)

ペットショップで犬を買おうと思って、いろいろ検索している方へ。

何もしつけずに、自分の言うことを聞いてくれる犬はいません。
トイレは教えないとできません。
吠えるな!と言っても吠え続けるかもしれません。
病気になるかもしれません。

そして、あなた自身が病気になり、犬どころじゃなくなるかもしれません。万が一のときに、代わりに飼ってくれる人をちゃんと探せますか?

本当に最後まで面倒を見切れるのか、よく考えてから犬を飼ってください。お願いします。

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2007年7月11日 (水)

動物保護団体への支援について

捨てられた犬や猫を保護するボランティア団体は全国にたくさんあるのに、現在、札幌で積極的に活動されている団体はみつかりません。(どなたか、もしご存知でしたら教えてください)

ワタシの場合、自分で動物管理センターから犬を引き出し、責任をもって一時預かりができる環境ではないので・・・。せめて、何かできる範囲で直接お手伝いがしたいんですが、未だ実現できず。わずかばかりの支援を(医療費の補助や、フードなど)お送りするに留まっています。


団体にもよると思いますが、フードやシーツは充実しているけど、圧倒的に治療費が不足している、というコメントを見かけます。

広島どっぐパークのAAの件も影響しているのでしょうか。「万が一の場合、お金だと悪用される可能性もあるけれど、物資なら・・・」と考える人が多いのかもしれません。

ワタシも自分の目で確認しているわけではないので、そう考えたこともあります。でも、団体がもっとも必要としているのは、現金(または人の手)なのです。

動物を飼っている人ならわかることと思いますが、一番お金がかかるのは医療費ですよね。

飼い主から捨てられた子は、病気があっても放置されていた可能性は高いですし、虐待された子や、放浪の末に怪我をしている子は少なくありません。(というか、そんな状態の子が大部分でしょう)

ちゃんとした団体は、保護された子をまず病院に連れて行って健康チェックをしてくれますから、その時点から現金が必要になるわけです。


ワタシが寄付をする際は、以下のことをチェックしています。

・ホームページで会計報告をしている
・預かり状況など、定期的(マメ)に情報がアップされている
・メディア等で取り上げられている など

あとは、事務担当の方にはお手数かと思いながらも、事前にメールでやり取りをしてから、振り込むことが多いです。

万が一自分のお金が悪用されてしまっては何の意味もなくなりますから、極力、その使い道にも責任を持ちたいと思っています。

最後になりましたが。

うちのpeepeeちゃんとそっくりなキャバリアがいるこちらの団体では、治療費を始め、フード等も不足しているようです。(保護当初、目から膿が出て目が開かない状態だった子や、お尻に腫瘍ができている子もいます)


くしろワンニャンボランティア 小さな命をまもり隊 すくい隊

ワタシは何度かメールでやり取りさせていただいていますが、しっかり取り組まれている方たちだという印象をもっています(直接お会いしたことはありません) メディアでもたびたび取り上げられています。(HBCテレビでも取材に入っていました)

もし信頼してもいい、と思われた方はぜひ、ご支援をご検討ください!

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2007年7月 2日 (月)

独り言

サッポロ・シティ・ジャズ2007 
に、ペット(小型犬)同伴可能なメニューがあるらしいのです。
PET&JAZZ FESTIVAL

主催はなんと「ペッ○ランド」。
そう、あの…ほにゃらら(←想像におまかせ)なペットショップ。

このプログラムは芸術の森ではなくて、中島公園で行われるらしいです。
人と犬が楽しめる素晴らしいイベントですね!

・・・な、ワケありません。

人間の16倍の聴覚をもつともいわれている犬が、大音量でジャズなんか聞きたいわけないでしょーが(怒)。

ほかの犬もたくさんいれば、当然あちこちでワンワンキャンキャン吠えるでしょうし、マナーの悪い飼い主でなくとも、ステージに見とれている間に、犬がそのへんに糞を…なんてこともあるでしょう。

犬連れてる同士なら、多少のことは多めにみれるでしょう・・・ってことですか?別に何も、コンサートにまで犬連れて行かなくていいでしょう。犬にとって環境が変わることは少なくともストレスになりますから、そんなうるさいところに行くくらいなら、慣れた自分の家にいるほうがよほどいいのです。


本当に、生体展示販売をしている店っていうのは、犬の生態を無視して、人間にとって都合のいいことしか考えないものです。

サッポロ・シティ・ジャズ実行委員会(gmori@sapporo-cityjazz.com)も、スポンサーがつけば何でもいいんでしょうか…?


・・・上記は、あくまでもワタシの感想です(苦笑)

ペッ○ランドといえば、たくさんのペットショップを寄せ集めた店ですよね。

犬や猫が好きだから、ペットショップで働きたい!という若い人もいると思いますが、本当に犬や猫が好きだったら…生体展示販売しているショップで働くってどういうことか、考えてほしいもの。

「いい飼い主さんに、買ってもらえるように…」と願ってみたところで、現実は、ウソついたり、調子のいいことを言って、犬の飼い方も知らないような人にセールスしなきゃいけない。大好きな犬や猫と働くペットショップは、結局、罪のない犬や猫を殺処分することに繋がっているのに。

年間40万頭以上の犬や猫がなぜ殺処分されているのか、よく調べてみてほしい。まったく。

…上記も、あくまでもワタシの考えです。あしからず(怒)

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2007年7月 1日 (日)

なぜ犬や猫が捨てられるのか

昨日、温泉銭湯でサウナに入ったところ、たまたまやっていたドラマが獣医モノでした。

「どうぶつ119」
中京テレビ(日本テレビ系列)
6月30日(土)21:00
出演
速水もこみち、山本太郎、市川ゆい ほか

“「動物専用の救急車」をつくった若き獣医師の成長物語。”だそうです。

何せサウナに入っている間だけしか見ていないので、詳細はよくわかりません。が、ワタシが入ったときにはちょうど、確か山本太郎さんが「年間30万頭もの犬や猫が処分されているんだ」と言っていました。

この番組のことを紹介するサイト等でも

ドラマの中では、数多くの犬や猫が捨てられ、殺処分されている現状にも触れる。

速水は「ペットを飼うなら、ちゃんと最後まで一緒に過ごしてあげないといけないということをわかってもらいたい」と、ドラマに込めたメッセージを話している。(2007年6月29日  読売新聞)

と書かれていました。

やさしすぎるメッセージではありますが、ゴールデンタイムで言うには、これが精一杯なのでしょう。


本当に、取り上げてもらいたいテーマは
「なぜ30万頭もの犬や猫が処分されているのか?」ということです。
ワタシの知っている統計によると42万頭ですが)

以下、あくまでも、ワタシの考えでですが

犬や猫を捨てる人がいる
→では、なぜ捨てるのか?

何の知識や準備もなく、簡単に飼える(買える)から
→では、なぜ簡単に飼える(買える)のか?

利益優先のペットショップがあるから
そして、そのペットショップの背景に、無数の繁殖場と、素人ブリーダーの存在があるから。

という単純な話だと思っています。(ですから、欧米では生体展示販売がありません。日本の現状は、世界のスタンダードではないのです)

これら、根本を排除しない限り、捨てられて命を失う犬や猫は絶対に減りません。


“30万頭もの犬や猫が処分されるから、助けてあげたい”という考えはよくわかるし、正しいとは思います。

でも、そうならないためにはどうしたらいいのか。そのことを、一人一人がもっと考えてほしいと願わずにはいられません。

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2007年6月29日 (金)

生体展示販売には反対です

入社2年目の後輩。彼女は営業で新規顧客開発をしています。

最近、どんなところに行っているのかを尋ねたところ、彼女は「・・・とか、美容室とか、ペットショップとか・・・」と。

おぉ、ペットショップ!(笑) いい機会なので、いろいろお話しました。

日本では、年間40万頭以上の犬や猫が保健所で殺処分されていること、そして生体展示販売が、どれだけ不幸な犬や猫を増やすことにつながっているのかについてなど(4月17日「ペットショップで犬を飼う前に」)話した上で、

「だから、私はうちの犬をペットショップで買ったけど、もうペットショップで買い物はしないんだ」

と告げると、彼女も「営業に行くのはやめようっと」と言ってくれました。

40万頭以上の犬や猫が殺処分されている、という話には、本当に驚いていました。彼女のように、知れば考えを改めてくれる人は、きっとたくさんいると思うんです。

ぜひ身近な人に、話をしてみませんか?

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2007年6月25日 (月)

里親募集

知り合いのお店で、ビーグル(レモン)の里親を探しています。
年齢:8歳(推定) 性別:メス

実際にpeepeeちゃんと一緒に会いましたが、しつっこいpeepeeちゃんにも嫌な顔することなく(苦笑)遊んでくれる、犬にも人にもなつっこい性格のいい子です。

ワタシが一緒にいたのは1時間くらい。ほかの犬にも会いましたが、全く吠えることもありませんでした。



この子、迷い犬で保護されていましたが、収容期間中に飼い主が現れることはなかったため、お店の関係者の方が引き出しました。こんな大人しい犬を捨てる人の、気が知れません。

出産しているようなので、ブリーダーに使い捨てられた可能性が高いです。

人間の金儲けに使われたあげく、捨てられ、生涯を終える犬はたくさんいます。そういう意味では、この子はツイているかもしれません。でも、本当に腹がたちます。

ワタシは里親ではないので、興味のある方がいらっしゃれば、お店のほうにご紹介します。(万が一、入れ違いで、里親が決まってしまったらすみません)

生涯責任をもって可愛がってくれる方のみ、お願いします。

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2007年6月21日 (木)

EU犬猫の毛皮禁輸の法案可決

登録しているサイトから、良いニュースが届きました。

サイト:Animal Rights Center Japan

EU加盟国内の犬猫の毛皮禁輸の法案が可決 - フランス -
( 発信日時 2007 年 06 月 21 日 )

  フランス・ストラスブールで開催された欧州連合(EU)の欧州会議は19日、犬
猫の毛皮を使った製品のEU加盟国内への輸入を、禁止する法案を賛成多数で可決
した。

EU加盟の各国政府の承認を必要とし、2009年の発効を目指している。

欧州委員会は、犬猫の毛皮が異なる動物の毛皮との不当表示で、衣類などに使用され
ているとして禁輸を勧告していた。

EU域内に輸出された犬、猫の毛皮の量は不明だが、現在は中国が大手の輸出国となっている。

欧州議会の法案では、犬などの毛皮輸入は教育目的、はく製術での使途などに限り認められることとなる。

動物保護団体などは、毛皮目的で殺される犬、猫は世界規模で毎年約 200万匹と推定。中国では毎日、推定5,400匹が犠牲になっているとしている。




日本も全く威張れる状態ではありませんが、アジア、なかでも特に中国の動物に対する考えは、たびたび問題になっていますね。

中国のサファリパークで、肉食獣に、生きたままの牛を与えている映像が盛んにメディアで取り上げられていたのは記憶に新しいです。

中国には素晴らしい文化がたくさんあるのに、他者の痛みには鈍い部分があるのでしょうか。

例えば、「海賊版」。なぜこれほどに中国で「海賊版」が横行しているか?について、ラジオ番組で話し合われているのを聞いたことがあります。

中国では、他人の物を大事にするという習慣がない
→レンタルが根付かない(図書館の入会金ですら数万円するとか)
→「海賊版」が出回る 
という話で、インタビューを受けていた中国在住の日本人が「人の物を大事にする、というのも教育が必要なんです」と言っていました。

「他人の物を大事にしない」ということは、「他人の身になって考えることもない」ということにもつながるのかもしれません。

襲われる牛を見て楽しんでいられるのも、動物を撲殺するのも、教育次第ということでしょうか。


「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかる」というガンジーの言葉。

中国の、そして日本の政治家にも知ってほしいものです。

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2007年6月16日 (土)

peepeeちゃんと瓜二つ

と言っていいくらい、よく似たキャバリアちゃんの画像を発見。

釧路で動物愛護の活動をされている「くしろワンニャンボランティア 小さな命をまもり隊・すくい隊」さんの、スタッフブログに貼られていました。

釧路市内でうろついていたところを、保護されたそうです。(リンクフリーかどうかわからなかったので、心当たりのある方は、ご自分でググってください・笑)

うちのpeepeeちゃん、ペットショップではもう1匹の姉妹犬と一緒に売られていました。

peepeeちゃんを購入したときに、お店から「サービスシャンプー券」をもらったので、3週間後くらいに再び訪れたのですが、既にその子はいなくなっていました。

お店の人に尋ねると、「地方の方に買われていきました」と言っていましたが・・・

まさか、ね??

自分の犬がいなくなっても探さない人の気が知れません。
でも、札幌市動物管理センターの平成18年度の報告書でも、センターに保護された犬を引き取りにくる人は約半分の49%と記載されています(平成17年度の数字)。

残りの半分の人は、「捜さない→捨てる→命をうばっている」わけです。

鑑札をつけてない犬(=狂犬病の予防注射をうけていない犬)が保健所に保護された場合、新しい飼い主が現れないかぎりは致死処分となります。

捨てるつもりで飼う人はいないはずです。当たり前のことですが、ペットを飼う場合は「生涯面倒をみられるのか」よく考えてからにしてほしいものです。

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2007年6月12日 (火)

大阪府の犬の譲渡について

大阪府では、ブルセラ症を集団発生させ経営破たんした大阪府和泉市の繁殖業者のもとにいた犬たちのうち、陰性と判断された犬たちを譲渡するそうです。
 
ブルセラ病陰性犬の新しい飼い主さがしについて

1 飼育管理中の犬
 111頭の成犬(仔犬はいません)

2 ブルセラ病の検査
 採血による4回の検査を実施(検査結果は6月中旬に判明の予定)

3 譲渡対象となる犬
 111頭のうち4回のブルセラ病の検査で陰性と判定され、救援本部が譲渡可能と判断した犬
 (社)大阪府獣医師会、(社)大阪市獣医師会の協力により、全頭に不妊去勢手術を実施

4 募集対象
 近畿2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)の居住者で大阪府が指定する日時・場所に自ら犬を引き取りに来ることができる方。終生飼育が可能な方。

5 募集期間
 平成19年6月15日~同月22日(申込受付)

6 申込書の配布等
 平成19年6月7日から府ホームページ、各府民情報プラザ(府税事務所内)

新しい飼い主が現れなければ処分されてしまうのはこの犬たちだけではありませんし、
自分の利益しか考えない繁殖業者たちが「万が一のことがあっても、行政やボランティアがなんとかしてくれる」と、都合よく考える材料になるのは困ります。

でも、一匹でも多くの命を助けてあげてほしいです。

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2007年6月 1日 (金)

気づけば10,000

家の事情でいろいろあり、すっかり更新が滞っておりました。

久々にブログをチェックしてみたら、アクセス数が10,000を超えていました。

スタートしたのが2006年11月ですから、ちょうど7ヵ月です。最初の1ヵ月は一日数10件だったのに、ここ2~3ヵ月でめきめきアクセス数がのびました。ブログってすごいですね(笑)

ブックマークしていただいている方以外、検索でたどりついてくれる方々の、最近のキーワード20位は以下のとおり。(って、どーでもいいですね・笑)

1 犬   2 札幌  3 アカラス  4 里親  5 膝蓋骨脱臼   6 猫   7 犬の爪切り    8 ブリーダー    9 銭湯   10 動物病院    11 脱臼   12 グレートデン   13 治療   
14 犬の病気     15 札幌市   16 ブリーダー崩壊   17 手術   17 大阪   19 ペットショップ    20 札幌動物管理センター

これから犬を飼おうと思っている方に、いろんな現実を知ってほしいと思い始めたブログですが、飼おうとしている人はたいてい、よく調べることをせずにペットショップに行ってしまいます(ワタシもそうでした。今の日本の、改善すべき常識です) 

ですから、最近は、すでに犬を飼っている人に知ってもらいたいことを記事にして、その人たちからまた、多くの人たちに広まればいいなぁ、と勝手に構想(笑)

なかでも、「アカラス」や「膝蓋骨脱臼」のアクセス数が多いですから、この疾患を発症したワンコをもつ飼い主さんにこそ、ぜひこれが遺伝的要因の強い疾患であることを知ってもらい、自家繁殖の危険性と、パピーミル(仔犬生産工場)・インチキブリーダーに疑問を抱いてほしい、と強く願っています。

正しい繁殖と過剰供給をなくすことが、年間16万~18万と言われる殺処分犬を減らすことにつながります。また確実に、病気のワンコも減らすことができます。

今の日本は、動物愛護活動をしているような人と、そうではない人(ペットショップで犬を飼う人)の知識の差がありすぎだと思うんです。

まずはここの垣根を埋めること。犬に関する専門知識のないワタシでも、この一端ならお手伝いできそうな気がして、ブログを続けています。

どうか一匹でも多くの犬を幸せにできるように、愛犬家のみなさん、できることから頑張りましょうね。

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2007年5月24日 (木)

薬、化粧品と動物実験

昨日からステロイドを飲み始めました。

プレドニン(5m)を
・最初の3日間は1日3回
・その後の3日間は、1日2回
・その後3日間は、1日1回 で終了

なんのためか?というと、ワタシが感じている自覚症状がリウマチによるものなのかどうか、確認するためです。
ステロイドを飲んだことで症状が消えれば、リウマチだということになります。

リウマチの確定診断というのは、なかなか難しいようです。

痛みがあり、第2関節がまがってきていたり、リウマチによるその他の血液反応がでていればほぼリウマチとして確定するようですが、ワタシの現状はそこまでではありません。

そこで、まずステロイドを試し、その結果をみてより詳しい血液検査を行い、その後専門医にかかることにしました。
(ワタシの場合はほかの原因も疑いつつ回りくどいことをしていますが、明確な痛みがある場合は、もっと早く診断されるでしょう)

そういえば、peepeeちゃんのアレルギー疑惑のときもプレドニンのお世話になりました。このとき初めて「犬も人と同じ薬を使うんだ」と思いましたが、よくよく考えてみれば驚くことではありませんね。

新薬の実験は、多くのモルモットや犬などの動物の犠牲の上になりたっているのですから。

その薬の危険性や致死量を確認するために、多くの動物が苦しめられ、命が犠牲になっています。

動物実験を行っている化粧品も同じです。実際に店頭に並んでいる商品や広告のイメージとは全くかけ離れた現実があることを知っていますか?化粧水などは、動物に点眼を続け、目が見えなくなる量を測ったり、飲ませて致死量を測ったり。

どこの化粧品が…とはいいませんが、ジャ○コなど量販店の化粧品売り場にあるような日本の有名企業の大部分は、動物実験を否定していません。

薬に関する動物実験の必要性の有無についてはわからないのでコメントできませんが、化粧品に動物実験なんて本当に必要なんでしょうか?

そもそも、安心・安全な自然素材を使っていれば、実験をする必要などないのでは?

企業の利益追求のために、口のきけない弱い者の犠牲を省みず化学的に製品を開発し、ヒットを狙い続ける会社の商品は買いたくありませんし、そんなものが体にいいわけはありません。

スイス、オーストリア、イギリス、ドイツ、オランダ

これらの国は、化粧品の動物実験を禁止しているそうです。
ぜひ、スローコスメ無添加化粧品コレクションさんのサイトを見てみてください。

薬は飲まないわけにいかないので、今のワタシにはどうするべきか答えは出せませんが、化粧品や、洗剤などは簡単に選択できますよね。

ぜひ自分の身の回りから、見直してみませんか?

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2007年5月17日 (木)

厚労相が異例の指導

今日の札幌は雨です。

なんだか風邪気味で、頭が痛いなぁと思っていたところ、こんなニュースを見て、少し気持ちが明るくなった。

行政がどういうタイミングで、どう変わるかはわからないけど、どんどんこうした事実が取り上げられたらいい、と思います。
以下、ニュース転載させていただきます。



保健所捕獲犬殺さないで 厚労省が異例の指導 年間7万匹超『処分』

2007年5月16日 東京新聞夕刊

 厚生労働省は、保健所職員が街頭などで捕まえた野犬や飼い主不明の犬の処分について、できる限り殺さず新たな飼い主を見つけるよう都道府県や政令市など保健所を運営する全国の自治体に文書で指導した。

 人の健康を担当している厚労省が、動物愛護の観点に立って自治体に働き掛けをするのは異例。

 保健所では、捕まえてから二日たっても飼い主が名乗り出ない犬のほとんどを殺処分している。狂犬病予防法に基づく措置だが、厚労省は「同法が制定された昭和二十年代に比べ、動物愛護の意識は格段に高まっている。殺される数を減らすよう保健所職員も努力してほしい」と生命尊重を呼び掛けている。

 二〇〇五年度に捕獲された犬は八万八千八百二十七匹で、うち飼い主が見つかったのはわずか一万四千四百十匹。

 狂犬病予防法は、捕獲した犬の飼い主が名乗り出ない場合は「処分できる」と規定。同省は「予防法の『処分』とは、殺すことに限定したものではない」(結核感染症課)としているが、多くの保健所が三日目にガスや薬物注射などの方法で殺しているという。

 動物愛護団体や国会議員らは「たった二日間の猶予でほとんどの犬が殺されてしまうのは残酷」などと厚労省に訴えていた。

 長野県など一部の保健所では、インターネットで犬の写真を公表して飼い主を募集するなど、殺さない「処分」に取り組んでいるが、すべての自治体で実施されるには程遠い状態だ。

松野頼久議員をはじめとした、心あるかたたちの取り組みの結果です。
『日本にアニマルポリスを誕生させよう!』管理人kanakoさん、すばらしいと思います。
http://blog.so-net.ne.jp/animalpolice_net/2007-04-19

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2007年5月10日 (木)

名古屋のグレートデンの事件

犬を飼う資格のない人間が犬を飼ったことで、また犬による事件がおきてしまいました。

噛まれてしまった被害者の方は、本当にお気の毒です。
でも、ダメな飼い主に飼われてしまったがゆえにこんな事件を起こしてしまった、この犬たちも、被害者(犬)。このまま咬傷犬として処分されてしまうのでしょうか。モラルの人間に飼われてしまったばかりに、可哀想としか言えません。

誰でも無条件で、犬を飼うことができる日本の法律をなんとかしない限り、こんな事件は減らないでしょう。

生態展示販売はもちろん禁止!(そうすれば劣悪な環境で犬を繁殖させる、安さが売り物の業者は生計がたたなくなるでしょう)
自治体に登録し、資格審査を経て許可を受けた人間しか犬を購入できないように、法整備に取り組んでほしい。心の底から、強く、そう思います。

「飼ってから登録」という現在のあまいシステムでは、モラルの低い人は遵守することができません。

こうした事故など犬に関する苦情をを減らすことはもちろん、致死処分される犬を減らすためにも、この方法しかないと思うのです。


以下、MSNサイトからの転載です。

放し飼い:大型犬6頭を押収 無登録の疑い 尾張旭市


捜査員に押収されるグレートデン=愛知県瀬戸市で10日午前10時23分、鮫島弘樹撮影 愛知県尾張旭市で放し飼いの大型犬が散歩中の主婦(33)を襲い、けがを負わせた事件で、県警瀬戸、守山両署は10日、狂犬病予防法違反(無登録、予防注射の未実施)の疑いで、犬が飼育されている同県瀬戸市東山町の元コンビニエンスストアを家宅捜索し、犬6頭を押収した。県警は過失傷害の疑いもあるとみて、飼い主の男(39)から事情を聴いている。

 午前9時40分過ぎ、捜査員約10人に伴われ、元コンビニ近くに住む、飼い主と見られる男が店内に入った。この後、県動物保護管理センター(同県豊田市)のワゴン車2台が駐車場に止められ、ロープでつながれた体長1メートル以上の大型狩猟犬「グレートデン」とみられる6頭が次々と車に乗せられた。暴れたり、ほえる犬もいたが、約30分間で全頭が収容された。

 現場は報道陣や近所の住民が多く集まり、騒然とした空気に包まれた。近くに住む主婦(77)は「悪臭がしたり、大きな犬がうろついて怖かったが、ようやく安心出来ます」。また、別の主婦(25)は「犬には罪がない。狭い場所でストレスがたまっているのだろう。近寄るだけで怖かった。きちんと飼ってほしい」などと話した。

 犬は瀬戸署に運ばれ、同署は先月25日に瀬戸市川平町の県労働者研修センターに現れた際に撮影された犬の写真と照合するなどして、主婦を襲ったのと同じ犬か確認する方針。【桜井平】

毎日新聞 2007年5月10日 14時26分 (最終更新時間 5月10日 14時51分)


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2007年5月 9日 (水)

大阪ブルセラ症について

ご存知の方は多いと思いますが、大阪のブルセラ症の陽性犬たち119匹が、4月28日に虹の橋をわたってしまいましたね…。

考えがうまくまとまられなくて、タイミングがずれてしまいましたが、被害を受けた犬たちだけがこの世から消され、動物愛護団体と自治体のもめごととして終わらせないために、一人でも多くの人が声にすることが大事だと思うので、やはりアップすることにしました。

4月28日大阪ブルセラ症の犬処分に関する記事

Ark AngelsさんとWanLifeさんはもめているようですね。(WanLifeのスタッフが、犬を盗んで繁殖業者に販売したとかしないとか…)また、AAさんは大阪府への抗議を行っています。

ワタシは、ブルセラ症の犬を守るための行動を起こしたAAを、非難する気にはなれません。

WanLifeがレスキューに入らなければ、AAが大阪府と戦わなければ、この和泉の犬たちはただ処分されていたかもしれないし、これほど話題にならなかったかもしれない。(ただ、真実がわからないので、支持することもできません) 実際に行動せず、何も確かめもせず、非難だけをするのは好きではありません。

そして大阪府の判断は非常に残酷に思えますが、これも否定できません。自治体の、そして獣医師の取り組むべきことが、公衆衛生だからです。
(参考 獣医師広報板 犬ブルセラ病撲滅を目指して

言うまでもありませんが、一番の問題は、「和泉の繁殖業者」。
感染した犬が処分されて、これで「解決」ではありません。

第二、第三のブルセラ犬を生まないために、私たちができることはなんでしょう?
(もちろん、法整備に越したことはありませんが)


記事に、近くに住む会社員男性(43)は「以前から、飼育状態が劣悪なのは聞いていた」とあるように、おかしなことをしていると、その周辺にはそうした噂があるはずです。

周りにそのような業者や、評判の悪いペットショップなどがあったら・・・。
近くの保健所や、自治体(北海道であれば、保健福祉部)などに連絡をいれてみるという行為は、ムダにならないはずです。一人の意見は大したことはありませんが、それが何十、何百にもなれば、大きな意味をもちます。


AAのサイトには、今回の大阪府のやり方について、抗議することを呼びかけているようですが、個人的には、せっかく行動するなら「第二、第三の和泉業者を生まないために、もっと繁殖業者への取締りを厳しくして!」としたほうが役所としても受け止めやすいのではないかと思っています。

多くの声が集まり、条例が制定されるようなことになったら、それこそが虹の橋をわたったワンコたちの供養になる気がします。特に、感染の不安にさらされた大阪府の方達には、特に、声にしてほしいです。実際に経験した方たちだからこそ、伝えられることがあると思うのです。

お金が絡むと、何でもおかしくなってしまいますね。モノならともかく、命、それも人間に従順な犬たちを無駄死にさせるのは酷すぎます。

せめてもの救いは、この犬たちの処分が睡眠薬による安楽死だったことでしょうか・・・。一般の、保健所や動物管理センターで行われているのは主に、ガスによる窒息死ですから、それと比べればまだまし、と言えるかもしれません。(身勝手な人間の犠牲になった末に、命をおとしていく犬や猫たちはまだまだたくさんいますから)

繁殖業者は今頃、どこでどうしているのでしょうね。
何もなかったかのように、のうのうと暮らしているのだとしたら、本当に許せません。

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2007年5月 4日 (金)

犬の避妊手術について

peepeeちゃんの避妊手術をしてきました。

1泊2日の入院で、今朝、病院からピックアップ。当然痛むでしょうから、昨夜はほとんど寝ていなかったのかもしれません。家に帰ってきたとたんぐーっすり。

夕方、起きてからは食欲もありましたし、順調そうです。


ちゃんと犬や猫の健康を考えている飼い主さんなら誰でも知っていることですが、去勢・避妊手術をすることは、病気を予防し、より大事な家族を長生きさせることにつながりますよね。

たまに、犬(猫)を人間になぞらえて、「もし自分だったら、生まれたままの体でいたい」とか「出産させてあげたい」などと言う人もいますが、それは、大間違い。

発情期がおとずれると、犬は本能に支配されます。思うままに行動できないその姿は憂鬱です。面白おかしく笑っている飼い主さんもみかけますが、明るくとらえればいいってもんじゃありません。(少しは、犬の身になって考えてみましょうよ) また飼い主のコントロールがききにくくなりますから、大型犬の場合は特に大変です。発情期の間中吠えられれば、それだけで近所迷惑です。

妊娠・出産は体と寿命を消耗しますし、ましてや素人の繁殖は大変危険。出産で母犬が命を落とすことは珍しいことではありませんし、子犬が病気をもって生まれたら?繁殖には遺伝・病理の知識が不可欠です。

また子宮・卵巣・精巣・前立腺の病気や、乳腺炎に乳ガンなど、去勢・避妊手術をしておけば予防できる病気はたくさんあるのです。


去勢・避妊手術をす受けさせるのは当然痛むでしょうが、それは一時のこと。その後生涯、発情に苦しんだり、予防できるはずの病気を発病させてしまい、手遅れになるほうがよほど酷ではないでしょうか。

peepeeちゃんは体が小さいほうなので、ワタシが手術のタイミングを迷っていた7カ月になるかならないかのとき、最初のヒートがきてしまいました。

ワタシが以前飼っていたマルチーズが虹の橋をわたったのは乳腺炎がきっかけだったので、ヒート前に手術ができなかったことは後悔です。。。

去勢・避妊手術は、月齢5〜6カ月がベストだと言われています。(メスの場合、一度ヒートがくるたびに乳腺炎など発病リスクがあがります)


人間と犬は全くちがいます。人間と同じことが犬にとって幸せでないことは、たくさんあります。

どうか「自分(人間)と同じ状態・生活をすることが幸せだ」なんて勘違いをせず、犬が人間の側で暮らすなら、どうしてあげるのがベストなのかを、よく勉強しましょう。


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2007年5月 2日 (水)

リウマチ疑惑?!番外編

ワタクシ事ではありますが、昨日、人間ドックの結果で「リウマチや膠原病をしめすRA反応が陽性」と診断されました。(幸い、関節痛はありませんので多分大丈夫ですが・苦)

リウマチの原因ははっきりとはわかりませんが、「リウマチ」「遺伝」と検索してみると、多くのサイトに「遺伝的要因も考えられる」「遺伝的な背景でリウマチになりやすい人はいる」と書かれています。

遺伝病とは言えない病気でも、その病気になりやすい遺伝子と、環境要因が一致すれば発病の確率は高くなりますから、やはり「遺伝(体質)と病気は全く関係ない」とは言えないのでしょう。これはリウマチに限ったことではありませんね。

人間の場合は、「遺伝的要素のあるかもしれないリウマチを心配して、妊娠・出産を諦める」ということは考え難いと思いますし、そうする必要もないようです。(リウマチ同士であれば、リスクは高くなるのかもしれませんが)


では、ワンコの場合はどうでしょう?

犬は人間のように「出産したい」という願望はありませんし(本能はありますが)、その犬の遺伝子を後世に残さなければならない事情もないでしょう。

人間とは異なり、犬、特に純血種の場合は同じ種類(限られた範囲)の犬同士を交配をさせますから、病気と遺伝の関係が深いと言われています。

であれば、リウマチを発病した犬はもちろん、遺伝的な背景で病気になりやすい犬(発病した犬の親・兄弟)を交配させて、わざわざ発病の可能性を高くする必要はないですよね。4月9日の記事


人間も犬も、生きている以上、いつどんな病気になるかはわかりません。

でも、純血種の犬の場合は、その血統が管理されていますから、病気を発症した犬のラインを繁殖につかわなければ、病気を減らすことにつながるのは確かです。

もし。
犬の繁殖で生計をたてている繁殖業者が、大型ペットショップが、真剣に犬と飼い主のことを考えてくれていたら・・・。病気で苦しむ犬は、これほど多くならなかったかもしれません。

10〜20種の犬種を扱い、2〜300もの犬を繁殖用として抱えている犬舎が、病気で苦しむ犬を減らすための努力をしているでしょうか?そんな業者から犬を仕入れているペットショップが、客に対して誠実な対応を行えるでしょうか?

これからペットショップで犬や猫を買おうと思っている多くの方が、この記事を読んで、少しでも疑問を持ってくださることを祈っています。

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2007年4月28日 (土)

問題

以前、仕事で話をうかがった先生が、こんなことを言っていた。

「学生は壁にぶちあたったときに、すぐに答えを出そうとします。でも、現実はそんな簡単なものじゃない。だから、問題は問題のまま、自分のなかに抱えて考え続けることが必要なんだと教えているんです」

大人なら誰しも肌で感じていることだけど、10代や20代前半の学生にはわからない。

でも。大人の場合もどうだろう?
すぐに解決できることは問題じゃないし、社会の一員である以上、自分の感じる問題も自分一人ではどうすることもできないことのほうが多い。「無理だ」と諦めいつか忘れてしまうことのほうが普通で、自分のなかに「問題として継続させておく」ことはそれほどたやすいことではないんじゃないだろうか。

喉元過ぎればナントカ、熱しやすくナントカ・・・の自分には、やや耳が痛いなぁと感じ、記憶に残っている。


そんなワタシが、今、一番の問題として抱えているは犬たちの現状についてです。

日本では常識とされているペットショップ。そのペットショップで犬を買ってはいけない、ということは、自分がペットショップで買った犬が病気になって、ようやくわかったことでした。

このブログを始めて、ワンコと一緒に病気と闘う飼い主さんたちとも知り合いました。
病気と闘うワンコのこと

みんな「病気を抱えてしまったけれど、楽しく暮らそう」と、現状を受け入れ、前を向いて頑張っている人たちです。(文章に書くと簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、これには犬たちの痛みや苦しみ、飼い主さんたちの相当の苦労と心の葛藤があります)

そんな人たちがいる一方、現状に問題があることを知りつつ、売るための演出として生体展示販売を続ける多くのペットショップや、命に対する尊敬の念をもたない、問題の根元である子犬生産工場的な繁殖業者の存在。

彼らの大部分は、生後間もない子犬の生体展示販売に問題があることを知りつつ、そして病気のリスクをふまえつつ、いろんな都合の悪い事実はひた隠しにして、商売のために犬や猫を売っています。(「商売だから仕方ない」という考えの方もいるかもしれませんが、ワタシはいろいろなことを知れば知るほど、そうは思えなくなりました)

ワタシたち犬好きが普段目にするメディアー例えば、テレビや雑誌、フリーペーパーなどーには、必ずといっていいほどペットショップがスポンサーとして出稿していますから、そこから真実を知ることはできません。(ペットショップから攻撃を受けてもいい、という勇気ある自費出版物でなければ、述べることはできないでしょう)


各自治体の動物管理センターでも保健所でも、環境省でも、飼い主から捨てられ処分されている犬や猫の数字はでています。検索しても、mixiのコミュでも、愛犬が病気を抱えて悩んでいる飼い主さんたちのコメントがみつかります。

ぜひ、ペットショップで犬や猫を買う前に、こうした現実を知ってください。自分の親、兄弟、友達、周りの人に、さりげなく「ペットショップってね・・・」と伝えてください。

こうした問題は、限られた人たちだけで頑張っていても解決することができません。一人でも多くの人に知ってもらって、日本の共通の認識にしていくしか現状を変える方法はないのです。


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大阪ブルセラ犬が処分

大阪府により、「ブルセラ症」に感染した犬たちが処分されました。リンクを貼ると、将来的に消えてしまうため、記録として、産経新聞の記事を転載させていただきました。


「ブルセラ」犬119匹を処分 大阪府、混乱避け早朝に 愛護団体即時抗告中
4月28日16時28分配信 産経新聞

 大阪府和泉市内の犬の繁殖販売業者の飼育犬が、流産などを繰り返す「ブルセラ症」に集団感染した問題で、府は28日未明、蔓延(まんえん)防止のため感染反応が出た陽性犬119匹の安楽死処分を行った。処分は当初、2月に実施する予定だったが、現場で動物愛護団体らが抗議したため延期され、2カ月にわたり両者のにらみ合いが続いていた。府は処分について「感染拡大防止のため苦渋の判断」と説明している。

 処分は府の獣医師14人が午前4時45分から8時40分まで、注射で睡眠薬を過剰投与して行った。府では同日中に死骸(しがい)を岐阜県内の施設に運搬し、焼却処分する方針。一方、感染しなかった陰性犬113匹については6月以降、飼育希望者に譲渡する。

 集団感染は昨年12月に発覚。府は、まれに人間に感染する恐れがある上、問題の繁殖業者が経営破綻(はたん)して飼育できない状態だったため、約260匹の犬を引き取る形で管理していた。

 処分は今年2月、日本動物福祉協会(東京)など外部専門家らでつくる「ブルセラ病感染犬等救援本部」が「治療しても再発の可能性が高く、感染拡大の恐れがある」として安楽死の方針を決定。2月27日に処分しようとしたが、動物愛護団体らによる抗議活動で中止。さらに団体側は殺処分禁止を求める仮処分を大阪地裁に申請したが、4月12日に却下され、即時抗告の最中だった。

 今回の処分について、府動物愛護畜産課は「救援本部会議の方針に従い、苦渋の判断で処分した。早朝に実施したのは混乱を避けるため」と説明している。一方、抗議活動を続けてきた動物愛護団体「アーク・エンジェルス」(大阪市都島区)の林俊彦代表(60)は「殺処分差し止めについて高裁、最高裁の判断を仰ぐつもりだったのに、処分を強行する府は許せない」と話している。

                  ◇

 安楽死の現場となった大阪府和泉市の山中にある民家では、職員らが処分した犬を段ボール箱に1匹ずつ入れ、2トントラック3台に詰め込んだ。一つひとつの箱の中にカーネーションを入れ、トラックが出発する際には手を合わせて見送る職員の姿もあった。

 近くに住む会社員男性(43)は「以前から、飼育状態が劣悪なのは聞いていた。殺処分は仕方ないが、犬に罪はない。人間のエゴで犠牲になり、気の毒だ」。主婦(35)は「できれば、どこかに隔離すればよかったのかもしれない」と述べた。

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2007年4月25日 (水)

またしても、ブリーダー崩壊

埼玉県の毛呂山町でブリーダーが崩壊。

埼玉県のNPO法人ペット里親会さんがレスキューに入っています。

ペット里親会通信
こちらに、レスキューの現場の写真がアップされています。

スピッツ、アメリカンコッカー、ダックス、チワワ、ポメラニアン、キャバリア、ウェスティなどなど。糞まみれで、皮膚病だらけ。失明をしている子も少なくありません。本当にひどい状態です。

いつからかはわかりませんが、エサはもちろん、水さえも与えられていなかったようで、特に状態のひどいトイプードルとシュナウザーについては・・・言葉にできません。

じょじょに里親さんも決まり始めているようですが、まだまだ残っている子もいます。レスキューの方たちはとても頑張っていらっしゃいます。でも、この子たちが最終的に、本当に幸せになるためには、里親が必要なのです。

ぜひ、近郊の方で、里親を希望される方、ご協力ください。

その後、ワタシが4月26日の朝、ペット里親会通信を確認したところ、
4月25日23:30に「たくさんの里親さんと 預かり先が見つかり 全部の子達を助けるめどがたちました 」とアップされていました。まずは一安心ですが、里親は必要です。ぜひご協力お願いします。



うちの子も、2~300頭もの犬を扱っている犬舎の出身。こことそれほど変わらないのかもしれません。

これからペットショップで犬や猫を買おうと思っている方、ワタシのように買ってしまう前に、ぜひこの現実に気づいてください。お願いします。

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2007年4月23日 (月)

犬や猫を飼おうと思っている方へ

ようやく春らしくなってきましたね。
恒例の札幌市動物管理センター主催の「子犬・子ねこの飼い主さがし」が始まります。(詳細はセンターのホームページを参照してください)

平成19年度「子犬・子ねこの飼い主さがし」

・日程 ※8月19日を除いて、すべて第2日曜
 5月13日、6月10日、7月8日、8月19日
*第3日曜、9月9日、10月14日

・時間
 提供者の受付 9時30分〜10時まで(時間厳守) 【事前申し込み連絡が必要】 
 飼育希望者  10時までに来場 10時30分から抽選会をはじめ、抽選が終わり次第終了

・開催場所
 札幌市動物管理センター 福井支所
  北区篠路町福井156番地  電話 011-791-1811

飼い主の決定した子犬・子ねこは、札幌市小動物獣医師会による無料健康診断が受けられるそうです。

これから犬や猫を飼おうと検討されている方は、ぜひこういった会にも足を運んでみてください。

以下は、あくまでもワタシの考えですが。

大型ペットショップで売られている犬や猫たちは、ワタシの知る限りでは主に繁殖業者(仔犬生産工場とよばれるようなブリーダー)や、自家繁殖による子が大部分を占めています。

この場合は、どちらも、遺伝や病理に関しては知識のない(もしくはその知識を無視した)人の手を介した繁殖でしょう。

札幌市内でも動物病院は増えているように思えますし、どこの病院も病気の犬や猫がたくさん診察待ち。犬や猫の病気が増えているのは、人間と同じような生活をするようになったせいとも言われていますが、やはり純血種の病気の要因として、遺伝の問題は避けて通ることはできません。

「病気になっても一定期間なら、ペットショップで買ったほうが補償がある・・・」と思われる方もいるかもしれませんが、補償は販売価格に含まれているものであり、結局は自分で支払ったお金でしかありません。それに、一度家族として迎えた命を、「交換します」と言われて、あっさり応じることができるでしょうか?

また、補償期間を過ぎてから発症する病気にも、遺伝が原因?と思われるものはたくさんあります。そのときにペットショップへ相談してみたところで・・・。そういったケースでの、ペットショップの対応については、残念ですが、ワタシはいい話を聞いたことはありません。タチの悪いクレーマーのようにあしらわれ、イヤな思いをするのは結局、飼い主でしょう。(それでもぜひ、泣き寝入りせずに、声にしてほしいとは思いますが・・・)

すべてのペットショップが悪いわけではありません。なかには良心的なところもあるとは思います。また、飼い主のほうにもおかしなことを言う人はいるのでしょう・・・。どちらも結局、その人の人間性次第ということになりますが、動物をその犠牲にしてはいけないと思うのです。

早く、日本が欧米のように「生体展示をするペットショップは非合法」となってくれることを祈るしかありません。(生体展示販売がまかり通っていることも、日本が国際的なケネルクラブから認められない理由の一つです)

ワタシ個人は、命に代わりがない以上、補償は成立しないと思っています。
どんなところからやってきたって、犬は犬だし、猫は猫です。


ですから、もし、ペットショップにいる犬や猫を「可哀想」と思い購入するのなら、譲渡会から譲り受けることも検討してほしいのです。ペットショップへお金を払うことが、また新たに可哀想な犬や猫を増やすことにつながるからです。

また今、犬や猫を飼っている方には、こうした会に持ち込むようなことになる前に、ぜひ、避妊・去勢手術をお願いします。

もし生まれてしまっても、子犬・子猫には何の罪もありません。その辺に捨てたり、「処分してください」と保健所に持ち込むようなことなく、責任をもって里親を探してください。

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2007年4月22日 (日)

里親さん、募集中です

peepeeちゃんがうちに来てから、ワタシはようやく、生後まもない犬がペットショップで売られていることに疑問をもつようになりました。

ペットショップにとって都合のいい“生体展示販売”が、結果的に犬の不幸につながっているということ、そしてその結果、日本では年間16万頭もの犬が殺処分されていることを知りました。

何かワタシにもできることはないかと、札幌市内のシェルターや動物愛護団体を探しましたが、現在積極的に活動しているところはなし。寂しい現実ですが、シェルターや動物愛護団体を運営していくのは並大抵のことではありませんから・・・。

ワタシとpeepeeさんがたびたびお世話になっている方から、あるシェルターへ行ってきたと聞きました。

「愛玩動物を守る会」※
個人の方が保護施設を作り活動されてきたそうです。

こちらでは、犬や猫の里親さんを募集しています。
捨てられた子もいれば、ブリーダーから処分寸前のところで持ち込まれた子もいます。

ホームページには画像がアップされています。道内の方で、これから犬や猫を飼おうと思っていらっしゃる方がいたら、ぜひ引き取りも検討してみてください。(躾の状態は、個々によって違います。引き取りは、自分で責任をもって世話ができ、終生面倒をみられるという方のみ、お願いします)

1つでも多くの命が、幸せな家族の一員として迎えられることを祈っています。

※追記【2007.06.14】
ワタシの誤解があったのですが、こちらのサイトはリンクフリーではありませんでした。

新たなリンクの申し出は受けられないとのことでしたので、リンクははずさせていただきました。
(保護活動にはいろいろ大変なことがありますから・・・。お察し申し上げます)

ぜひ、引き取りを希望される方は、自力で探して、会の方とコンタクトをとってください!(もしみつからなければ個人的にお知らせしますので、コメントください)

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2007年4月20日 (金)

ペット飼育に関する札幌市の調査

4月20日付けの北海道新聞に、気になる記事発見。


『ペット飼育札幌市調査 市民95パーセント「問題あり」 』
 〜ふん、尿や鳴き声の騒音〜

札幌市が実施したペット飼育に関する市民意識調査によると、95パーセントの市民が、飼育を巡って「迷惑行為」などなんらかの問題があると回答。その一方で、ペットを飼うのが「好き」と答えた市民は半数近くいて、市担当者は「ペットブームで動物を飼う人が増える反面、飼い方を知らない人も多いのでは」とこたえているそう。

具体的な数字は下記の通り。

住民基本台帳から無作為抽出された1万人のうち、4462人から回答。

ペットを飼っている 26.7パーセント
 このうち、犬 57.3パーセント
      猫 29.6パーセント
ペット飼育を「好き」と答えた人 46.5パーセント

ペット飼育に関する具体的な問題点をあげる問いでは・・・

問題あり 95パーセント
 ふんや尿による汚染・悪臭 78.1パーセント
 鳴き声による騒音 62.2パーセント
 動物を捨てる58.4パーセント

ペット飼育で何らかの迷惑をかんじている 86パーセント
(飼っている人も含めて)

ペット飼育における近所間のトラブルも多く、札幌市動物センターには、年間15000〜16000件の苦情や相談がよせられているそうです。

ワタシの身近なところでも、いろいろあります。

友人のマンションでは、以前はペットOKだったのに、廊下にたびたび、犬や猫の尿や糞が残されていたりしたことから、ペット禁止に。その一部の飼い主のせいで、ほかの人たちはペットを飼えなくなってしまったんです。

また別の友人は、犬の散歩をしていたら、突然おばあさんに「ここで犬を散歩させないで!」と怒鳴られたそうです。(当然、公道を歩いていて)聞くと、おばあさんの家の周りは、犬や猫の糞だらけ。突然怒られた彼女はもちろん、家の周りを糞だらけにされているおばあさんも、どっちも気の毒な話だったと言うわけです。

困ったものですね。他人が口をはさんでどうこうできることではありませんが、それによって、飼っていない人はもちろん、ちゃんと飼っている人にまで迷惑がかかるのです。

何人かの常識のない飼い主の行動のせいで、大部分のちゃんとした飼い主の肩身が狭くなるのですから、犬の糞を置き去りにしていこうとする人を見かけたら、絶対に注意しましょう!!(怒)でも、相手が運悪く変な人で、トラブルになっても困るので、言い方には気を付けましょうネ。

この前、Mさんの赤裸々なブログにも書かれていましたが、犬や猫の飼育、運転免許みたいに講習受けさせるとかして、免許・資格制にするべきです。今どき、50ccのバイクに乗るより、犬や猫をちゃんと生涯飼いつづけることのほうが難しいっていう人、多いかもしれません。情けないですね・・・。


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2007年4月17日 (火)

ペットショップで犬を買う前に

またしても一人、peepeeちゃんと同じ犬舎出身のワンコの飼い主さんとつながりました。

17日の記事にコメントをいただいた方ですが、神奈川県在住だそうです。シマヤは関東にも犬を出荷しているんですね・・・。複雑な気持ちです。

飼い主さんは、生後6カ月のアメリカンコッカースパニエルの子犬をペットショップで購入。なんと2.5㎏しかなかったそうです。

下痢がとまらず、病院へ連れていき検便してみると、先生からは「お腹に虫がたくさんいる。母犬からもらった可能性が高い」と。また検査の結果、「膵臓に先天性の障害があるかもしれない」、とも言われたそうです。

ペットショップに相談したところ、その対応は・・・(以下、お店のコメントは転載させていただきますが)

「返品か個体交換しますか?」
「知識のある店員が対応しています」
「先天的な病気なら保険は使えませんよ」
「ここにいたときは元気でした」
「本当に病気ならうちの店のかかりつけの医者で診察を受けてもらうために最短1週間は預けてください」

などと、散々だったようです。お腹に虫をもっている子犬が、ずっと元気なわけありませんよね。少なくとも下痢はしていたはずです。

ペットショップは合法です。日本で犬を買うなら、まずペットショップへ行くでしょう。ワタシ自身がそうだったように、やはり、自分が病気の犬を抱えてみないと、「なぜ生体展示販売をしているペットショップがよくないのか」については気づかない人が大部分だと思います。(ちなみに、欧米には生体展示販売をするペットショップはないそうです)

そんな今の日本で、ただやみくもに、「ペットショップで買わないで」と言ったところで、極端な動物愛好家と思われてしまえば、普通の人からはひかれてしまいますよね。いろいろな考えの人がいますから、賛否両論もあると思います。

悪いペットショップばかりではないのでしょう。生後3ヵ月以下の子犬は売らない、生体展示を行わないというペットショップもあります。逆もしかり、いい飼い主ばかりではありませんね。飼育放棄や、自家繁殖など、無責任なことをする人はたくさんいます。

でも。
人間の、知識のない繁殖のせいで病気を抱えてしまったワンコがたくさんいる。これは事実です(犬の病気-特に純血種-は、遺伝的要因が大きいと言われています。もちろんそれだけが原因ではありませんが)
そして、保健所で処分される犬は年間16万匹と言われています。

この事実を、できるだけたくさんの人に、ペットショップで犬を買う前に知ってもらいたいのです。

そのためには、病気や疾患をもつワンコを買ってしまったワタシたちのような人間が、黙ってしまわずに、声にしていくことが大事だと思います。

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2007年4月16日 (月)

犬の免疫力

アカラス(イヌニキビダニ)は日和見感染と言われています。

もともとアカラスを母犬からもらっている犬は少なくないそうです。健康な子犬がアカラスをもっている場合、成犬になる頃には自然に治癒してしまうと聞きました。

ただ、もともと免疫力の低い子犬がアカラスをもっている場合、何かのきっかけ―別の病気やヒートなど―でさらに免疫力がさがると、イヌニキビダニが増殖し、発症するそうです。

うちもそうでしたが、「アカラスが治ったと思ったら、そこから別の皮膚病になることは珍しくないですよ。この間もアトピーになった子がいたし。もともとアカラスにかかる子っていうのは免疫力の低い子なんです」と、獣医さんに言われました。

結局、免疫力次第ってこと。

免疫力をあげるなら、食べ物を変えないと!とあげてきたものが効を奏したのか、最近、ぐんとかゆみが落ち着いてきたpeepeeちゃん。

馬肉か、野菜か、ホカミックスか、エゴマ油か、それとも馬アキレス以外のおやつをやめたからか、丸1ヶ月シャンプーしなかったからか…。

何が効いているのかはさっぱりわかりませんが、少しは免疫力があがったってことですね。まぁよかった♪

でも。
「アカラスが完治した」と言っても、それはアカラスに負けなくなった、ということであり、体の中から全てのアカラスがいなくなったわけではありません。

最初にも書きましたが、アカラスは母犬からの感染が原因と言われています。いろんなサイトや本には「アカラスを発症した犬を、繁殖に使ってはいけません」と記述されています。

逆を返せば、うちの「peepeeちゃんの母犬はアカラスがいる可能性が高い」ということですね。

peepeeちゃんの犬舎ではたくさんの犬を抱えているため、動物を扱う専門学校のトリミング実習に借り出されていたそうです(この学校、トリミング実習用に、恵み野中の犬を借りてきてもまだ足りない!と聞いたことがあります。富良野から犬を借りてきていたという話も、全く不思議ではありません)。

そこの学生さんの間では、この犬舎の犬は「ダニがついていて不衛生だ」と有名だったそうです。

ワタシ、peepeeちゃんのことを調べてみるまでは、300匹もの犬を抱え、乱交配をしている繁殖業者なんて、北海道にはないと思ってました…(ばかですね)

これから犬を飼おうと思っている人が、不幸な犬を増やさないためにできることの第一歩は・・・「大型ペットショップから犬を購入しない」ことです。

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2007年4月15日 (日)

犬も被災者

4月1日犬と地震で書いた、能登半島地震のペットたち。いろんな形でケアされているようです。

以下、またまたyahooニュースより転載。

<能登半島地震>被災ペット用のアニマルシェルター開設
4月14日23時15分配信 毎日新聞

 能登半島地震で負傷したり避難所で飼えないペットの無料診療や一時預かりをする「アニマルシェルター」を、石川県獣医師会(諏訪藤弘会長)が輪島市門前町深田に設置している。小さなプレハブ小屋だが、「飼育に手が回らない飼い主、里親になってくれる人は声をかけて」と呼び掛けている。
 同会員らは地震後、輪島市など25カ所の避難所を回り、被災者のペットを往診した。「ペットを持ち込めない」などの飼い主から相談を受け、シェルター設置を決めた。
 新潟県中越地震で使われたものを同県から譲り受け、今月7日に開設。これまでに、1人暮らしの高齢女性が「家が倒壊し、自分も病気だから、もう育てられない」という犬や迷い犬など犬猫計9匹を預かった。その後、飼い主が引き取りに来たり、里親が見つかるなどして、現在は2匹を預かっている。同市の獣医、川尻剛さん(42)が常駐。川尻さんの動物病院も半壊し現在閉院中で、「私が被災者なら、この動物たちも被災者」と話している。【黒岩揺光】


犬や猫などのペット、特に犬は、飼い主がいなければ生きていけません。狂犬病予防注射済みを証明できない犬は、保健所は抑留しなければならないからです。飼い主があらわれなければ処分されます。

人間だけでなく、犬や猫にも手がさしのべられたのは、とてもすばらしいことですね。ただ・・・事情が許さないのであれば仕方がないことかもしれませんが・・・、正直なことを言えば、いったん飼ったペットは手放さないでほしいと思っています。

記事にも「一人暮らしの高齢女性が・・・」とありますが、高齢者の方は、いきなり高齢になるわけではありません。犬や猫がコンパニオンアニマルと呼ばれ、お年寄りからのニーズが高いのはわかりますが、ワタシ個人的には、ペットの寿命と、自分の状態とをよく考えてほしいと思っています。

高齢者とペットの話(1月24日お祖父さん・お祖母さんとコミュニケーションを!にも書きましたが)は本当に難しいです。

ちぇれさんのブログ「ちぇれはうす」で、こんなニュースを知りました。

以下、日テレNEWS24より転載。

北海道・日高町 飼い主を探す?白い犬<4/3 14:22>

 北海道・日高町の国道沿いに、いつも白い犬がいる。
 日高町の国道235号の道路から近い空き地に、いつも首輪をつけた白い犬がいる。この犬が姿を現すようになったのは、約3年前のこと。様子をうかがっていると、白い車を探しているようだ。

 日高町役場は「白い車を探すのは、飼い主が白い車に乗っていたからではないか」と話している。

人間の都合で放棄されても、ひたすら待ち続ける犬もいる。こんな事実を知っても、「高齢だから仕方ない」、「やむを得ない事情」などと言って犬を放棄することができるのでしょうか。


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2007年4月12日 (木)

フェレット虐待容疑者逮捕

昨日は会社の飲み会があり、夜はバタついて、ほとんどニュースなどのチェックができず。

今朝、支度をしながら情報番組を見ていたら、例の、フェレット虐待(3月13日のブログ記事)の容疑者が捕まった、と放送されていました。

下記、asahi.comより転載

フェレット虐待容疑で逮捕「小動物2、30匹殺した」

 ペットとして人気が高いイタチ科のフェレットを虐待したとして、神奈川県警は11日、神奈川県厚木市東町、会社員森山慎一容疑者(30)を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。「仕事のストレスのはけ口としてやった。ミニウサギなどの小動物を20~30匹殺し、ごみと一緒に捨てた」と供述しているという。

 生活経済課と相模原署の調べでは、森山容疑者は2月12日、自宅でフェレットの首を絞めたり、頭を手でたたいたりして虐待した疑い。

 森山容疑者は、フェレットを虐待している映像をインターネット上で公開。映像を見た人たちが神奈川県内から発信されていることを知り、県警に通報。県警に寄せられた苦情は約1100件にのぼっていたという。

2007年04月11日18時23分 asahi.com


こんなバカで可哀想な人、世の中に、あとどれだけいるんでしょう・・・。

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2007年4月 6日 (金)

子犬を購入するなら

以前からブログで、ペットショップで犬を買わないで・・・という内容の記事をアップしています。

それは、ワタシがpeepeeちゃんをペットショップで購入してしまったからです・・・。(よかったら、プロフィールもどうぞ)

そもそも、じゃあなぜペットショップで購入したかというと、それは、ただ単にワタシが無知だったから。ペットショップで犬を買うのが当たり前だと思っていたからです。


ワタシの実家には、ほとんど絶え間なく犬がいますが、譲り受けた子以外は、ペットショップからの子たち。唯一、妹がブリーダーから迎えたのが、チャンピオン直子。なんと値段は、ペットショップの約2倍でした・・・。

ワタシが犬を迎えようと考えているとき、実は、妹から「ちゃんとしたブリーダーから、親犬を見た上で買ったほうがいいよ」と言われたことがありました。が、ブリーダー=高値で犬を取引する、という誤った固定観念から、「値段が高ければ、良い犬というわけではない(みんな平等な犬だ)」という思いと、「ちゃんとしたブリーダーなんて一体どこを探したら出てくる?」と、情報を集めもせずに、購入に踏み切ってしまったわけです。愚か者ですね。

実際、ブリーダーから犬を迎えても、病気を発症することは多々あります。逆に、ペットショップから迎えても、健康に天寿をまっとうする子もいるわけで。全く疾患のない子かどうか、当然それは、一緒に生活してからでなければわかりません。


でも。約半年いろいろ調べた結果、ワタシの出した結論は
不幸な犬を増やさないために、ペットショップから犬を買ってはいけない、ということでした。
2007年3月7日記事

よく、動物愛護団体のサイトに、「生体展示販売反対!」というバナーがありますね。ワタシも最初は、「ちょっと特別な考えの人たちなのかな?」と思っていました・・・。
そういったサイトには、たくさんの犬をゲージに入れっぱなしで、不衛生な繁殖業者の画像が貼られていたりしますね。ワタシは「こんなひどいことしてるブリーダーもいるんだ」と、なかば人ごとでした・・・。


しかし。他人事ではなかったのです。


大部分のペットショップでは原価をおさえるため、遺伝に何の知識もない、繁殖工場的な繁殖業者や、個人ブリーダーから安く犬を仕入れています。

仔犬繁殖工場(パピーミル)的な繁殖業者は、犬を金儲けの道具としか思っていません。そんな人の利益をふやせばどうなるでしょう?遺伝の知識のない人が繁殖させるとどうなるでしょう?もっと、不幸な犬が増えるのは言うまでもありません。

そして。
うちのpeepeeちゃんは、まさにそんな繁殖業者(そこは、300頭もの犬を鳥小屋のようなゲージにいれていると聞きました)の犬舎出身でした。自分の愛犬が、そんな状態で飼育されているとしたら?許せないですよね。ワタシの愛犬の親は、そんな環境でひたすら繁殖に使われているのです。

繁殖はたいてい4歳で終了といわれています。繁殖に使えなくなった犬はどうなるのでしょう?もうこれは、聞くまでもありません・・・というより、聞きたくありませんね。

「遺伝学」や「病理学」の知識も、「良心」のかけらもないのでしょう。これらは全て、金儲けの邪魔になるだけですから。

欧米、とくにヨーロッパでは、ペットショップはありえません。
2006年12月8日記事

日本で当たり前に存在しているペットショップは、国際社会から見ると、モラルの低いことなのです。国際的なドッグショーやブリーダーのネットワークから、日本人ブリーダーが嫌われているのは、国全体のモラルの低さも大きな原因の一つです。


実際にコンタクトを取ったわけではないので、保障はできませんが・・・(汗)、こんなサイトもみつけました。
professional breeders information

自分の住んでいる地域のブリーダーさんを探すこともできます。

あくまでも、ご自身でコンタクトを取り、実際に親犬を、飼育環境を目で見て確かめて、信頼できると思えるブリーダーさんから迎えて、終生可愛がってあげてください。

年間、16万頭の犬が保健所で処分されています。札幌市動物管理センターのサイトにも、たくさんの抑留犬情報がアップされています。そのリストはまるでペットショップ。純血種と思われる子たちもたくさんいるのです。

不幸な犬を増やさないために。
これから犬を迎えようと考えていらっしゃる方には、今一度、よく考えていただけることを祈っています。

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2007年4月 4日 (水)

残念なこと

先月末から、札幌市動物管理センターで収容されている犬が増えています。

札幌市動物管理センター

今日、サイトをチェックしてみると、なんと12匹にもなっていました。

そのうち、
西野で保護されたコーギーが2匹
南13西18で保護されたトイプードルが3匹 

これはどういうことなんでしょう。先月の、平和で保護されたラブラドールとハスキーの3匹もそうでしたが、同じ飼い主(または繁殖業者)であることには違いないでしょうね。

一緒に2匹、3匹で逃亡?とは考え難いですが。飼い主さんが探していることを祈るしかありません。

抑留されている犬以外、負傷して保護された猫、そして、飼い主から保健所に持ち込まれた犬や猫はここでは公開されていません。もっと、もっと、たくさんいるでしょう。春は引越しの時期でもあり、動物の出産時期でもあります。動物にとって受難の季節と言えるかもしれません。


普通の、いい人でも、動物の命を軽く見ている人はたくさんいます。日本という国自体も、同じだと思います。

「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護管理法)では、捨てたり虐待したりすることは禁じていますが、保健所に持ち込むことは合法(というより、保健所は引き受けなければいけないことになっている)です。飼い主がわずかばかりのお金を払えば、処分されるのです。

この現状は、こうして生まれています。

繁殖業者がどんどん犬や猫を増やす(繁殖に使えなくなったら処分)


ペットショップは都合のいいセールストークで、誰にでも犬や猫を販売する

誰でも気軽に、無条件で、犬や猫を買うことができる

(何の知識もなく、現実を考えず飼った結果、手に負えなくなったら捨てる、保健所に持ち込む。また、遺伝に関する知識を持たずに自家繁殖して、貰い手がいない、病気が出た場合は保健所に持ち込まれる)

ペットショップが利益を生む。売れた分は、繁殖業者から犬や猫を仕入れる

繁殖業者に資金が入る。種犬・猫を増やし、どんどん交配させる



この悪循環が変わらないかぎり、保健所で処分される命は減らないでしょう。

繁殖業者を規制できない以上、「ペットショップで犬を買わないで」、「命を捨てないで」と言うのが精一杯です。本当に残念です。

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2007年3月30日 (金)

心ある人、心ない人

あるとき、友人が
“珍しい馬肉をデパートの物産展で購入。喜ぶかな?と実家に持って行ったところ、父の逆鱗に触れてしまった…”という話をしていた。

なぜ友人の父が怒ったのか?それにはちゃんとした理由があった。

友人の父は、競走馬産地の出身。子どものころ、家では馬を扱う仕事を業にしていたらしく、「馬のおかげで生活をさせてもらっていたのに、その馬を食べることなんかできない」という理由だった。

友人は、面白おかしく話していたけど、
そのときはワタシも笑い話として聞いていたけど。

とても大事なことだと思った。

ワタシとpeepeeさんがお世話になってるお店のオーナーさんたちも、「ワンコのおかげでお金をもらっているんだから…」と、何かと犬のための活動を行っている。雑誌の取材で、札幌市動物管理センターを訪れ、紹介していたこともあった。

そんな心ある人たちの一方で。
命ある犬を商売道具としか考えず、鳥小屋のようなところに押し込めたままで乱繁殖を続ける繁殖業者。

そしてそこから安く犬を仕入れ、都合の良いセールス文句で犬を売るペットショップ。売った犬に病気が出たら、あっさり「交換します」って。仕入れが自体が安いから、簡単な話。それで済むと思っているから、遺伝の知識もない繁殖業者から犬を仕入れ続ける。交換してお店に戻った犬の行く末は?犬は物と同じ?

いったいいつになったら、そんな心ない人たちが、犬と関わる仕事から消えてくれるのでしょうか。

最後に。
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2007年3月28日 (水)

番組投稿

いつもFM North Waveを聞きながら仕事をしています(ゆるい会社ですね、ゆるい業種ですから・笑)

月~木の12:00~16:00にオンエアされている「G1-MOTION」
グッチーさんがメインでDJをつとめる番組です。

12時半頃でしょうか。番組の話題の中心はペットについて。
「ペットを飼いたい人へのアドバイスを募集します」と聞こえました。

これは、ほおって置くわけにはいかない!と(笑)、仕事そっちのけで、Northのホームページにアクセスして、コメントをいれました。

以下、あわてて作成したコメント。(イマイチな出来ですが)

犬も猫も、寿命はだいたい10~20年といわれています。
ペットを飼いたい人に一番伝えたいことは、自分のライフプランと照らし合わせて、終生ペットの面倒をみることができるのか、よく考えてから飼ってほしいということです。
年間に全国の保健所や動物管理センターで処分される犬・猫は42万頭といわれています。
(数字は環境省のサイトからの引用です。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html

しっかりしつけをしなかったばかりに手におえなくなったのか、引越しなど住宅環境の問題なのか、または避妊去勢手術をせずに繁殖させてしまったのか、事情はわかりませんが、保健所に犬や猫のいない日はありません。
札幌市動物管理センターには今日も8匹の収容犬情報がアップされています。

最近はしつけ教室を行っているところも増えていますし、避妊・去勢手術を行うことは、病気の予防にも効果があります。

ぜひ、せっかく飼ったペットを放棄してしまうことのないよう、しっかりと考えた上で、ペットとの生活に踏み切ってほしいと思います。

せっかくの楽しい話題に水をさすようで申し訳ありませんが、とても大事なことです。番組構成上、不適当と思われるような箇所は削除・訂正していただいてもかまいませんので、このような事実にも触れていただけると幸いです。

BTというNorhtの車がペットショップを訪れる、と言っていたので、ペットショップを否定するようなものは紹介されないだろう…と思い、かなり遠慮気味に書いたつもりです。

で、結局、ワタシ自身は13時には外出しなければならなかったので、その後の番組の内容は聞けていません。楽しい話題じゃないから、きっと不採用だろうなぁ。でもいいんです。スタッフの人たちにだけでも見てもらえたら、それでいいと思うんです。あぁ、自己満足(笑)

最後に。
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2007年3月24日 (土)

犬の引き取りについて

昨日のブログに、成犬(特に大型犬)を引き取り里親になるには、知識と経験が必要、と書きました。
今日はその補足と、ワタシ自身の話です。

ワタシは保健所や動物管理センターから1匹でも多くの犬や猫が引き取られることを希望しています。年間42万頭もの犬や猫が処分されている、と知ったのは、うちにpeepeeちゃんを迎えたあとのこと。自分では引き取ることができません。ですから、一人でも多くの、これから犬や猫を飼おうと思っている人に、引き取りを検討してもらいたいと考え、アナウンスするためにブログを始めました。

でも、誰にでも、どんな犬でも引き取ることができる、とは思っていません。大型犬に限らず、人間から可愛がられなかった犬を引き取るのは大変なことがあるかもしれません(あくまでもその犬によります)。また、「里親になる」と決意するのが大変なことだという人もいるようです。

引き取りには、それなりの覚悟と知識、経験、根気…何よりも、犬への深い愛情が必要です。

ワタシに良きアドバイスをくれる、犬に詳しいMさんも言ってましたが、飼い主のいない犬を引き取るには、しっかりとした保護団体からが安心です。最近では里親さんを探している犬の情報を、ブログで公開しているところが多くなっています。その犬が大人しいのか、やんちゃで明るいのか、どんな癖があるのかなどなど、事前に知ることができれば、いざ一緒に暮らして「こんなはずじゃなかった」という最悪のケースも避けられるかもしれません。

ただ、残念なのは現在、積極的に活動している保護団体が札幌にはないということ。(動物管理センターに問い合わせましたが、「団体は今はないです」と言われました。一時預かりをして、里親探しをしている個人の方はいるようです)

たいていの団体では「犬と里親希望者さんのお見合い」を原則としています。
互いの相性確認のためもありますが、犬を、誰にでも無条件で譲渡できるわけではないからです。

せっかく保護して譲渡された犬が、再び捨てられたり、繁殖に使われたり、虐待されたりしては意味がありません…(残念ながら、理解できないようなことを企む人はいます)。また譲渡に関わるトラブルも、決して少なくはありません。

そんな残念なことにならないように、身元確認や、里親さん宅での引渡し、誓約書を用意している団体も多いです。訝しいと思われる方もいるかもしれませんが、犬の幸せを考えるゆえにこれはとても重要で必要なことなのです。

話がずれましたが、では、現在保護団体が活動していない札幌で犬を救うには、センターから直接引き取るか、偶然「里親募集」の告知をみつけるか、大きく分けてこの2択。圧倒的に数が多いのは、センターに入っている犬です。

犬の性格は多種多様。うちの子のように誰にでもついて行ってしまうのもいれば(笑)、臆病ですぐ飼い主の後ろに隠れてしまうような子もいます。飼育放棄されたとはいえ、センターにいるすべての成犬に問題があるわけではありません。

でも。飼育放棄されても明るい子はたくさんいます。ワタシの知る限りですが。

ワタシが幼稚園に入る前に、ワタシの家にいたヨークシャーテリアは迷い犬でした。人の言うことを良くきく、とてもいい子でドライヤーも全く怖がりませんでした。(よく洗われていたんでしょうか・笑)結局、ワタシの不注意で、いなくなってしまいました。元の飼い主さんが連れて行ったのならいいんですけどね。

その後、ワタシが小学校1年のとき、家にマルチーズがやってきました。親戚の知り合いが飼っていたようですが、飼育放棄だったらしく、「ずっと車庫にいた、いらない犬」と聞いた記憶があります。とても優しく大人しいいい子で、誰からも可愛がられました。約10年一緒に過ごした、もっとも忘れられない犬です。

直接会ったことはありませんが、去年の11月頃、札幌市内で保護された黒ラブMIXちゃん。保護されたときはマラセチアなどの皮膚病を持っていたほかは、特に問題なし。とても天真爛漫な明るい子で、無事里親さんが決まったと聞きました。幸せに暮らしているそうです。

このほかにも飼育放棄されたにも関わらず、人間への信頼を失っていない犬たちを知っています。

人を噛むなど大きな問題のある犬は、もちろんセンターや保健所は、引き渡しには応じないでしょう。ただ大なり小なり、何かしらの問題はあるかもしれません。でも、ペットショップから犬を買っても、しっかりしつけなければ結果は同じことになります。

いずれにせよ犬を飼うと決意した場合は、よくその子を見て、自分自身に終生一緒に暮らせるかを考えてからにしてください。

不要犬と呼ばれ、処分される犬をこれ以上増やさないために、お願いします。

最後に。
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2007年3月23日 (金)

これから犬を飼おうと思う人へ

今日の札幌市動物管理センターには、5匹の犬が収容されています。

柴犬
シェルティー
ハスキー
ラブラドール・レトリバーが2匹

ハスキーとラブの計3匹は、昨日、同じ『西区平和327番地』で捕獲されたとあります。手稲山のふもと、平和の滝の近く。この辺りは民家もまばらで、もう少し奥に行くと霊園があります。この時期、この辺りを訪れる人はそうそういないでしょう。

3匹一緒に、捨てられてしまったんでしょうか。だとしたら、あんまりですね。
そろって脱走してしまっただけで、飼い主さんが探してくれていることを願わずにいられません。

中・小型犬の純血種は引き取られる確率が高いですが、今日の5匹のようなミックスや大型犬はなかなか難しいと聞きました。今の住居環境を考えれば、想像のつくことです。うちのようなマンション住まいの場合、管理規約等で犬のサイズが限定されていることが多く、大型犬を飼うことは不可能。おのずと一軒家の人に限られてしまいますから。

犬と生活をしたことのある人なら当然わかっていることですが、住居の問題以外にも、成犬になった大型犬を引き取って育てることは難しい理由があります。

しつけや訓練のされている犬であれば当然問題ありませんが、保健所やセンターにいる犬は、基本的には人間の勝手な都合で飼育放棄された子。しつけや訓練をされているかどうか-ドッグショーに出していたような犬でも、利用価値がなくなれば捨ててしまうブリーダーはいるようですから、一概には言えませんが-難しいこともあるかもしれません。

もしその犬に問題行動-例えば、人間にとびつくという行為だけでも、小型犬と大型犬では大きな差があるわけです。とびついた相手が子どもや老人なら、ケガをさせてしまうかもしれません。

成犬はしつけできないわけではありませんが、人間との信頼関係を取り戻すのが難しい子もいます。大型犬をセンターや保健所から引き取るには、個体差にもよりますが、それなりの知識や経験が必要なのです。

「ラブラドールは盲導犬になるくらいだから、賢くて大人しい犬だろう」とラブを飼ってはみたものの、あまりのやんちゃぶりに手におえず飼育放棄する人が多いという話を聞いたことがあります。

確かに犬種の気質による向き不向きはありますが、ラブラドール=大人しいわけではなく、ラブのなかでも盲導犬に向いている子を選び、さらに訓練をするから「盲導犬になれる」のであって、生まれながらの盲導犬というのはいません。

ラブラドールに限らず、犬の気質やしつけの必要性など、深く考えずに犬を飼ってしまい、結果放棄するようなことになるのでしょうか。

犬が自立して生活する、ということが現在の日本ではありえない以上、犬を家族として迎えた人には責任と義務が発生します。犬の命に対する責任と、周囲に迷惑をかけないためにしつけを行う義務があります。これを守れない人は犬を飼ってはいけないのです。「動物愛護管理法」でも定められています。

法でも定められていることが、なぜ守られないのか。なぜ日本ではいまだに年間42万頭もの犬が処分されているのか。

この原因の大部分は、私利私欲のためだけに犬を生産する「繁殖業者」と、生体展示を行い、誰でも飼えるかのように言葉たくみに犬を売る「ペットショップ」にあると思うのは、ワタシだけでしょうか。

生体展示を行っているペットショップから犬を飼うということについて、今一度よく考えてみてください。お願いします。

最後に。
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2007年3月20日 (火)

獣医学部の定員増について

30年ぶりに、政府が「獣医学部」の定員増を検討している、というニュースです(転載)

 政府は全国の大学にある「獣医学部」の定員を約30年ぶりに増やす方向で検討に入った。鳥インフルエンザやBSE(牛海綿状脳症)など家畜の安全性に関心が高まっている現状を踏まえ、獣医師の増加につなげる狙い。与党とも調整し、早ければ2008年度の入学から定員を増やす。

 獣医学部や畜産学部など獣医学を学ぶ課程を持つ大学は現在、国立大学法人が10校、公立大学法人が1校、私立大学が5校。合計定員は930人だ。文部科学省は「獣医師の数は足りている」との判断や教育水準の維持などを理由に1970年代から大学数、定員数とも増やしていない。

最近のペットブームに後押しされてか、札幌市内にはずいぶん動物病院が増えましたね。最近の傾向だと「動物病院勤務 → 独立開業」というケースが多いのでしょうか。定員増はいいですが、結局のところ人間の「歯医者さん」のように、都市部にばかり開業医が密集するような結果にならなければいいのですが。

ある大学のHPに掲載されていました。就職担当教授のコメントのようです(転載)

入学当初、「野性動物保護の仕事をしたい」「海外に行って、地球環境保護に役立ちたい」と語っていた学生(面接をすると耳にタコができそうになるまで聞きます)が少なくなってしまうのは、個人的には少し残念です。「そういう職種はなかなか見つからない現実が解ってきた」のかそれとも「そういう困難な現実に立ち向かう覇気を失ってしまったのか」解りませんが。

それは本当に残念です・・・(苦笑)地球環境保護は諦めてしまったとしても、鳥インフルエンザやBSEには立ち向かってくれることを祈ります。

最後に。
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2007年3月15日 (木)

避妊手術のススメ

3月もちょうど真中。春ももうすぐ!・・・のはずが、札幌は冬に逆戻りしてますね~。せっかく買った春物のコート、しばらく出番がなさそうです。

春の訪れはウレシイものですが、犬や猫にとっては、受難の季節とも言えるかもしれません。

転勤など人間の勝手な都合で捨てられる子が増える時期であり、出産の時期でもあるからです。この季節には、たくさんの子犬・子猫が保健所やセンターに持ち込まれるそうです。

今日、札幌市動物管理センターに収容されている犬は5匹。寒さの厳しいこの時期に、自分の犬がいなくなっても探さない人って、どんな人なんでしょうね。

不要犬(猫)と言われ、無駄な命として処分されるなんて、あってはいけないこと。それなのに、処分される命はあとを絶ちません。

犬や猫を飼っている人は、ぜひ、避妊・去勢手術を行ってください。あなたが繁殖をしなければ、処分されそうになっている子が、犬や猫をほしいと思っている人に引き取られるかもしれません。

避妊・去勢手術は、病気の予防にも効果があると言われています。ワタシは昔、乳腺炎が原因でマルチーズをなくしました。乳腺炎の予防には、1回目のヒートの前の避妊が効果があると言われています。

ちなみにpeepeeちゃんは、ワタシの勉強不足で、そのタイミングを逃しました。「避妊はある程度身体ができあがってから。2回目のヒートがくる前がいい」と書いた本をみたんです。いつにしようか迷っていた生後7ヵ月のとき、ヒートがきちゃいました。獣医さんに聞いたところ、「乳腺炎を防ぐなら、ヒートがくる前がいい」と言われ・・・がっかりです。

おまけに、ヒートの途中からアカラスになり、未だ完治せず。アカラスが治らないと手術ができない(手術で免疫が下がると、アカラスを悪化させる恐れがある)ので、まずは治療に専念するしかありません。次のヒートは5月末あたりの予定なので、GW前にはなんとか手術したいと思ってます。

女の子を飼っている方、ぜひ避妊手術を検討してくださいね。






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2007年3月13日 (火)

嫌なニュース

今朝、yahooニュースをチェックすると、嫌なニュースがアップされていました。

フェレット虐待映像のネット投稿 神奈川県警が捜査へ


2ちゃんねるで、フェレットを虐待している映像がアップされていたようです・・・。

札幌市内の高校生のイジメ動画もそうでしたが、イジメ・虐待するだけでも理解できないのに、なぜその映像をわざわざ公開したいのか。全く理解できません。

残念ですが公開せずに、虐待している人はもっとたくさんいて、公開するような人は一握り、氷山の一角なんでしょうね。

自分の身を守れない動物や子どもはどうしたらいいのでしょう。
日本でも確か去年あたり、虐待防止に関わる法律の「通告義務」について、「虐待を受けた児童をみかけたら」から「虐待を受けたと思われる児童をみかけたら」に変わりましたね。

今の「動物愛護法」は実質「動物管理法」でしかありませんから、まだまだ他人が口出しできる領域にはないでしょう。

子どもにせよ、動物にせよ、虐待の多くは、密室で行われているのでしょうから、それを発見・確認するのはかなり難しいと言えます。それを防止するためにはアメリカのように、虐待に関する罰則をもっともっと、厳しくしていくしかないのでしょうか・・・。

おかしな事件のニュースを聞くたびに、道徳教育の重要性を感じます。



最後に。
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2007年3月12日 (月)

病気で苦しむワンコと飼い主さんへ

お知らせです。

ワタシがお世話になっているmisakoさん。病気で苦しむワンコと飼い主さんのために、病気に関する情報収集・勉強を目的としたデータベースを作成中だそうです。

「クキオの赤裸々な日々…」データベース

対象は
「多発性関節炎」、「多発性糜爛性関節炎」、「免疫介在性の関節炎」、「リウマチ」、「リウマチ性関節炎」、「変形性関節症」、「慢性関節炎」、「原因不明の関節炎」などの病気。

misakoさんのクッキーくんも、「自己免疫性リウマチ様関節炎」と闘っています。

犬の病気についての情報は、まだまだ多いとはいえません。病気のことを自分一人で悩むより、いろんな人に相談して情報をあつめることで、きっとより良い選択ができるのではないかと思います。ご検討ください。

犬や猫の病気の大半は、遺伝が原因と言われています。純血種同士の交配を行う場合は、病気を発生させないために、遺伝や病理についての専門知識が必要です。

病気で苦しむ犬や猫を増やさないためにも、自家繁殖を考えている方は、今一度よく考えてください。もし病気の子が生まれたら…自分で面倒をみることは可能ですか?以前、自家繁殖を行った結果、脳障害をもった子犬が生まれ、悩んだ結果安楽死を選択した、という方のコメントを読んだことがあります。今でもずっと、そのことが忘れられない、と書いてありました。

これから犬や猫を飼おうと思っている方にお願いです。

多様な犬(猫)種を扱う繁殖業者の大部分は、ブームだけを追いかけ、遺伝や病理について何の知識ももたずに乱交配を行っています。犬や猫を安く仕入れ生体展示を行っているペットショップから犬や猫を買うことについて、今一度考えてみてください。

ワタシがペットショップで支払ったお金が繁殖業者に渡り、病気で苦しむ犬や猫を増やすことにつながっているのです。こんな悲しいことはありません。

ペットショップで犬や猫を買うことが今の日本では一般的かつ合法である以上、買おうとする人をとめる権利はありません。一流のブリーダーから購入するような「チャンピオン直子」である必要はなくても、「健康」であってほしいですよね。ぜひ、犬や猫に対して愛情ある、繁殖に関する知識をもっているブリーダーさんから購入されることをお勧めします。

最後に。
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2007年3月 7日 (水)

【重要】ペットショップで犬や猫を買うということ

ペットショップで犬や猫を購入するとき、購入者である私たちは、動物販売業者の説明責務など規定に基づいた説明を受けます。「購入から0ヶ月以内に病気がみつかった場合」等についても説明があるでしょう。

ワタシがpeepeeちゃんを札幌市北区に本店のある大手ペットショップから購入したときも、ショップの規定する説明を一通り聞きました。ただ、その時点のワタシは、犬の病気についての知識に疎く、「生き物がいつ病気になるかなんて誰にもわからないもの。それを理由に返金を求めるほうがおかしい」くらいに考えていました。

でも今は、大きく考えが変わりました。「返金」を求めるつもりはありませんが、犬の病気に関するペットショップの責任は、とても大きいと感じています。


それはこういう理由からです。

犬や猫は純血種の場合、その種類によってかかりやすい病気というのがあります。

うちの場合は「膝蓋骨脱臼」。検索すると、こんなサイトに出会いました。初めて犬や猫を飼う方にもぜひ見てほしい内容です。

ネットペットクリニック(※現在はNET PET COUNSELING ROOMとして、yahooブログに移転しているようです)

一番上のコピーの最後。『遺伝する疾患の場合は、たとえ治療をして自分の犬が治ったようにみえても、繁殖に用いるべきではないとされています。』この文章に重要な意味があるのです。(このサイトに限らず、病気に関する本などでも同じことが述べられています)

「遺伝する疾患をもつ犬を繁殖に用いるべきではない」のです。
膝蓋骨脱臼の原因の大部分は遺伝だと言われています。もちろん100%ではありませんが、うちのpeepeeちゃんの親が膝蓋骨脱臼である可能性は高いわけです。

最近いろいろな方から情報をいただいてわかったのは、peepeeちゃんの生まれは、さまざまな犬種を扱い、乱交配させている南富良野の繁殖業者だったということ。犬の繁殖に詳しい人が聞けば、「あそこの犬は繁殖させないほうがいい」と答えるようなところでした。

実際に学校の研修で訪れたという方からも、間接的に話を聞くことができました。「200から300頭もの犬を、鳥小屋のようなケージに入れっぱなしで、きわめて不衛生な犬舎」だそうです。自分の目で確認したい!と思いましたが、「酷い状態だから、一般の人は入れてもらえないと思う」と。

道内にある動物を扱う専門学校のトリミング実習で、この繁殖業者の犬を借りてくることがあったそうですが、「ノミがついている」と有名だったそうです。

よく動物愛護に関する団体のホームページで「繁殖業者の実態」といったような画像がアップされていますね。狭いケージに入れられ、何度も繁殖させられ、使い捨てです。「こんな酷い繁殖業者がいるんだ」とショックを受けましたが、まさか自分の犬が、同じようなところからやってきたなんて、考えたこともありませんでした。

以前、遺伝病に関するセミナーに参加したときも、「純血種を交配させるときはキャリア同士を交配させないために、しっかりと血統を調べる必要がある」と聞きました。200~300頭の犬を乱交配させるといわれているこの南富良野の繁殖業者が、どれだけの勉強をしているかは甚だ疑問です。

遺伝が原因で苦しむ犬を増やしているのは、こうした繁殖業者の責任が大きいと言う人はたくさんいます。ワタシも同意見です

そして、何も考えずペットショップから犬を購入するワタシのような人々の責任、何よりそのような繁殖業者から犬を仕入れるペットショップの責任は大変重大です。
(ペットショップは繁殖業者にだまされているわけではありません。なぜなら、買った犬が病気になった等、犬に関するクレームは全てペットショップにくるのですから。どんなに鈍い経営者でも、わかりますね…)

ワタシたちがペットショップで払ったお金の一部が、繁殖業者に次の繁殖を行わせるのです。病気で苦しむ子を増やさないためにも、ペットショップで犬を買うことはお勧めしません。自分の愛犬が苦しむ姿をみることほど、飼い主として辛いことはありませんから。

ぜひ、ペットショップで犬や猫を買おうと思っているかたには、もう一度よく考えてほしいです。お願いします。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年3月 5日 (月)

犬が好きな人

以前、大阪のブルセラ症の犬たちについて、記事を書いたときに、大阪の方から「ほかの地域の人はだまっていてほしい」とコメントされたことがありました。

気持ちはわからなくはないですが、住んでいる場所が違えば無関係ということはないと思いますし(確かに北海道は遠いですが)、同じ大阪の方でさえ意見の違う人はたくさんいると思うんです。

人の考えというのは本当に、立場や経験、年齢等によって異なりますね。対象が動物のなら、なおのこと。「犬が好き」と一言で表現しても、その言葉の重みや深さは人によってずいぶんちがうものです。

ワタシなりに、「犬好き」を分けてみると・・・

横綱〜実際に動物愛護や保護の団体で活動に取り組んでいる人
大関〜不幸な犬たちの現状を知り、愛護団体に支援している人、犬の里親になった人
関脇〜犬について勉強している人、自分の犬をしっかりしつけられる人
小結〜自分の犬を可愛がっている人
前頭〜ペットショップへ犬を見に行ってしまう人
序ノ口〜犬は好き?と聞かれると、とりあえず好きと答える人

かなり勝手な分類ですが、こんな感じです。

犬たちの現状を伝える「関脇」以上を対象としたサイトやブログはたくさんあると思います。また、ワタシのような「大関になりたい関脇、小結」にきっかけを与えてくれるサイトも少なくありません。でもそれは「犬」というキーワードで検索するからこそたどり着けるもので、「前頭」や「序ノ口」が、不幸な犬たちの現状を知るきっかけが、ほとんどないと思うんです(注;ワタシが知らないだけかもしれません)

世の中には「大関」や「横綱」などの犬のプロフェッショナルよりも、「前頭」以下の人のほうが圧倒的に多いわけです。ましてや、犬に興味のない人もたくさんいます。

将来、「大関」級まで化ける可能性を秘めた「前頭」さんにこそ、なぜペットショップから犬を買ってはいけないのかを、知ってもらうこと。これがペットショップから犬を減らす近道のような気がしています。ぜひ、「前頭」さんに「関脇」、「大関」級になってもらうためのきっかけを作りたい。これがワタシの目標です。

ちなみに、「犬」以外のキーワードで、このブログにたどりついてくれる方の圧倒的多数は「温泉」「銭湯」なんですよ。

そんな理由で。
犬好きの、こんなブログをブックマークしてくださっている珍しい方には申し訳ありませんが、これからも「温泉・銭湯・スパ、エステ」カテゴリー、ちょくちょくあげさせてもらいますのでご了承ください(笑)

ちなみに、ワタシは相撲には全くくわしくありません。間違ってたらゴメンなさ~い。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年3月 2日 (金)

大阪ブルセラ症について2

大阪のブルセラ症の犬たちの件、アークエンジェルズさんがいろいろ動いているようですね。

個人的には、感染の恐れがある犬たちを大阪府が譲渡することはないだろう、と思っていたんですが・・・。過去、厚労省がとった行動は今回の件とは違うようです。

またたび獣医師団 このサイトの「静岡の犬ブルセラ症では」には平成15年に静岡で発生したブルセラ症に関する内容が載っています。

「厚生労働省のレポートによると当該施設と動物病院が投薬等の治療により清浄化をはかり繁殖業務を続行する旨を通知。」

要するに、静岡の場合、犬は処分されなかったということ。

現在、大阪府の判断は「処分」の方向ですが、厚生労働省は平成15年には「処分は必要ない」という判断をしているわけです。ブルセラ症の見解は、獣医師によっても違いがあるようですし、本当に難しいですね。

個人的には、1匹でも多くの犬の命を救ってほしいと思う反面、救うべき犬はこの子たちだけではないし、感染拡大を防止するのも大阪府の役目、という思いが交錯して、やはりうまく整理がつきません。またアークエンジェルズに対しても、1匹でも多くの犬の命を救うために頑張ってほしい反面、広島ドッグぱーくの件以来、やや疑心暗鬼でもあります。

ただ動物愛護団体として、活動を継続していくのは本当に難しいことだと思うんです。

日本にどれだけの動物愛護団体があるかはわかりません。いろいろな考え方の相違から、誹謗中傷も後を断ちませんし、団体同士の批判も耳にします。

当然ですが、人は立場や経験・年齢によって考え方が違うもの。ましてや、日本の動物に関する法律は未熟ですから、せっかく団体を立ち上げてもそれぞれの見解の違いからうまくいかなくなることは多いようです。

でも、みんな「人間の犠牲になっている犬や猫の命を救いたい」という気持ちは同じはず。現状、これが正解!と言う答えが出せないのであれば、それぞれの信じることを取り組むしかありません。(それを理由に人を騙すようなことが問題外なのは言うまでもありませんが)

真実がわからない以上、アークエンジェルズも、Wan Lifeも非難する気にはなれません。なんだかんだ言ってもワタシには、1匹の犬さえも救うことができないですから。

人間の利益よりも、動物のことを優先して考えられる人は、それほど多くはありません。であれば、誹謗・中傷に時間を費やすよりも、それぞれができることから取り組んでいくことのほうが重要です。

全国のセンターや保健所に、処分待つ犬や猫がいない日はないのですから。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年3月 1日 (木)

春のお引っ越し

今日から3月です。いつもなら冬まっただ中の札幌も、今年は温暖化の影響か、今日も日中はかなり暖かかったですね。こわいです。

3月は犬や猫の出産ラッシュであるとともに、異動・転勤の季節。
一年の中でももっとも多く、犬や猫が捨てられる時期かもしれません。

みなさんのまわりに、転勤にともなうお引っ越しを予定している方はいますか?

人間の勝手で処分される犬や猫が増えないために。

ぜひ気を付けて見ていてあげてください。引越予定の方に、口のきけない犬や猫の代わりに一言、「ペットはどうするんですか?」と聞いてください。捨てるつもりの人も、まさか「捨てます」とは答えないでしょうから、もう少しね掘りは堀り聞いてください。

万が一、相手が「次の家では飼えないんです」と答えたら。その人に連れて行くよう提案することは必要ですが、非難は逆効果になるかもしれません。(連れていくふりをして、捨てることはいくらでも可能です)・・・周りが誰も引き取れないというなら、里親を探す手伝いをするしか方法はありません。

もし、里親がみつからなければ、その犬や猫がどうなるか。そう考えたら、黙って見ているわけにはいきませんよね。

もちろん、みつかるかどうかはわかりません。でも、やってみなければわかりませんし、自己満足だと言われても、何もしないで文句だけ言っているよりはましです。

一人ひとりが、自分にできることをするだけでも、みんながすれば何かが変わると信じてます。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月21日 (水)

チャリティマーケットプレイス(CMP)について

ワンコは、ボールを追い掛けて走ったり、お友達ワンコとガウガウしなから遊んだり・・・沢山食べて沢山遊ぶ。それが当たり前の光景。

癌、水頭症、膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、椎間板ヘルニア、自己免疫性リウマチ様疾患・・・・

ある日突然彼等は病魔に犯され、あるいは日ごとに元気を失い、歩行困難になり歩くことはおろか起き上がることも出来なくなりました。

この文章は、札幌の『DOG+1』さんを拠点に有志の方が実施している『チャリティマーケットプレイス(CMP)』WEBサイト内の、「CMPについて」から引用させていただきました。

CMPは、病気で苦しんでいるワンコと飼い主さんを支えるためのフリーマーケットです。

縁あって知り合った、うちのpeepeeちゃんと同じブリーダーからやってきたクキオくんの飼い主さんのmisakoさん。misakoさんはこのCMP主催メンバーのお一人で、自己免疫性リウマチ様関節炎をわずらっているクキオくんと一緒に、病気と闘っています。

興味をもたれた方、ぜひCMPのサイトをご覧ください。

CMPへの協力方法は、商品提供と、商品購入の二通りです。現在は準備中で、商品提供を受け付けているようです。詳細はCMPサイトでご確認ください。

・商品提供
いらなくなった(キレイな)ワンコの服やその他グッズなどを、
DOG+1(北海道札幌市中央区宮の森4条5丁目1-10プレステージ宮の森1F)まで送る
・商品購入
サイトから商品を購入(協力者から提供された、中古です)する

よろしくお願いします。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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札幌フレンチブル連れ去り事件の判決

札幌で去年の8月におきた、フレンチブルドッグの百代ちゃんを無職の女が連れ去り、マンション(6F)から投げ落とした事件。

窃盗と動物愛護法違反の罪に問われたT被告(39)に、今日、札幌地裁(川田裁判官)は、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡したそうです。

裁判官は判決理由を「短絡的で身勝手な犯行。残忍で、社会に与えた衝撃も大きい。しかし、殺害は衝動的で、養うべき幼い子もいる」と、述べたそうです。


飼い主から愛されず動物管理センターに持ち込まれ、命をうしなっていく犬や猫も不幸ですが、まだまだ飼い主さんと幸せに生きることができたはずの子がこんな悲劇的な死に方をするのはあんまりです。

被告は「被害者の方と犬に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪したそうです。でも、事故ならともかく、故意に殺してしまったわけですから、やはり許せません。飼い主さんはどうやってこの悲しみを乗り越えるのか、想像しただけでも胸が痛くなります。

犬や猫を飼っているみなさん、絶対に自分の目の届かないところに犬や猫を置き去りにしないでくださいね。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月20日 (火)

犬のブリーダーについて

2月18日をもって、Wan lifeさんは大阪のブルセラ症感染犬のレスキューから撤退、
その後をark angelsさんが引き継いだそうです。

2月13日のブログで、「大阪府の決定を否定できない」と書きましたが、もちろん1匹でも多くの命が救われることを願う気持ちに変わりはありません。

arkさんのサイトで、現場の写真がアップされています。一軒家のいたるところに、犬をいれたケージがあります、というか散乱しています。ひどい状態です。

うちのpeepeeちゃんは富良野のブリーダーの出身ですが、最近いろいろな方から教えていただいた情報によると、富良野のブリーダーもこことそれほど差はないのでしょう。ひどい状態のようです。そして、そのことをペットショップはわかった上で、犬を仕入れていたのです。

うちの子には遺伝(母子感染)と思われる症状が2つ、あらわれています。膝蓋骨脱臼とアカラスです。どちらも本には「これを発症した犬は、繁殖させてはいけません」と書かれています。(ようするに、発症した犬を繁殖に使っているから、peepeeちゃんに症状がでているわけです)

私利私欲のためだけに犬や猫を利用しているブリーダーやペットショップから、動物を買ってはいけません。何も知らず、まんまと買ってしまったワタシは、ブリーダーやペットショップに次の子を仕入れるための資金を渡したことになります。何も知らない消費者は、次の犠牲を生む手助けをさせられているのです。

大袈裟な・・・」とか「うちは大丈夫」とか、思われるかもしれません。ワタシも最初は半信半疑でした。でも残念ながら、何も知らない都合の良い消費者の一人だったようです。

これから犬を飼おうと思っている方、一生その犬と楽しく過ごすためにも、よく見て考えてから決断してください。お願いします。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月18日 (日)

犬猫の遺伝病セミナーにいってきました

昨日の夜は、動物病院で治療を受けたpeepeeちゃんをマルちゃんに預けて、セミナー参加。

『犬猫の遺伝病予防:これまでの成果と問題点』
ー治らない病気を通して見えることー
 講師 鹿児島大学農学部獣医学科  大和 修 教授

北海道大学と酪農学園大学の現代GPプログラムの一つとして開催。対象は主に獣医学部の学生や獣医師のようですが、一般参加もOKとおしえていただき、行ってきました。

内容は、獣医学部の学生さんを対象としたものだけあって、専門的な話も多かったですが、それだけにとても興味深いものがありました。

・なぜ人はペットを飼うのか
・遺伝病とは何か、ライソゾーム病とは何か、なぜ問題なのか
・身近な例ー小夏ちゃん、五右衛門くん・・・
・予防の成果はーチェコ共和国のshiba clubの場合
・遺伝病の問題点は

上記のながれで、話は進みました。
具体的な遺伝病は、ガングリオシドーシス、ライソゾーム病と神経セロイドーリポフスチン症の話が主。(が、これをここでワタシが説明するのは容易ではないので、割愛させていただきます・・・)

ワタシたち、飼い主が一番知っておかなければ!と思ったことは、「遺伝病は一般の獣医さんにもわからないことが多い」ということ。それだけ専門の知識が必要なんだそうです。愛犬の病気で動揺した飼い主が、獣医さんを責めて獣医さんも動揺、結果ペットロスに・・・なんてことも、大和先生はおっしゃっていました。

実際に遺伝病で苦しんでいる犬たちの映像が流されました。遺伝病で愛犬を亡くした飼い主の方もいらしていました。

遺伝病の臨床症状は
 行動異常 16〜23ヶ月齢  
 運動障害 16〜24ヶ月齢
 視力障害 17〜24ヶ月齢
 死亡    26〜30ヶ月齢

たいていは1歳をこえなければ、症状は現れないのです。もし子犬が3ヶ月のときから一緒に暮らしたとしたら・・・、お互いの信頼関係ができあがった、一番いい時期に発症してしまうわけです。

柴犬の小夏ちゃんの映像が流れました。大和先生の診察室でビデオをまわしたものだと思いますが、小夏ちゃんが一生懸命、飼い主さんの待つ廊下へ行こうとするんです。でもドアは閉まっている。小夏ちゃんは、神経がやられているためフラフラ。体はいうことをきかなくても、気持ちは、飼い主さんのところに戻りたがっていました。

飼い主さんは、いったいどんな気持ちで、看守ったんでしょう。

ボーダーコリーの五右衛門くんの飼い主さんがいらっしゃっていました。海外から繁殖のために輸入されたボーダーコリーのなかにキャリア(異常遺伝子をもった)が含まれていて、その少数で交配を繰り返したことで、日本国内でボーダーコリーにCL症が出ました。そのうちの1匹が、五右衛門くんです。

五右衛門くんの飼い主さんが情報を公開し、ボーダーコリーのほかの飼い主さんと連絡をとりあったことで、このラインのキャリアの繁殖がストップした、とのことでした。五右衛門くんは2歳2ヶ月で虹の橋をわたったそうです。

先生は最後まで飼い主さんのご苦労・ご活躍をねぎらい、「飼い主さんに拍手をしてください」とおっしゃっていました。

本当に、ペットショップやブリーダーを営んでいる人に、真剣に知って、考えてほしい内容でした。私利私欲のためにいい加減な仕事をしていることで、これだけ苦しんでいる犬や人がいることを、ペットショップやブリーダーに伝える方法はないのでしょうか。

うちの子はまだ9ヶ月。今後も何があるかわかりませんが、後悔しないよう、今を大事にしようと思います。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月17日 (土)

犬の病気

今日も午後から、peepeeちゃんのアカラス治療のため病院へ。

毎週の注射、2週間に1回は薬用シャンプーと、ダブル攻撃でイヌニキビダニと格闘中です。
先週あたりから効果が出始め、大分かゆみも収まってきたようです。後ろ足で掻きすぎて、脱臼することもなくなりました。(膝蓋骨脱臼もちのため) 少しずつですが、ハゲ部分に毛も生えてきました。どのくらいで治るかな・・・。今日の治療費(シャンプー含め)、〆て14007円也。(アニコム適用で、実費7003円負担) あぁ、ワタシのエステ代がとんでいく・・・。

犬の病気の多くは、遺伝病だと言われています。
アカラスは日和見感染ですが、根本的には「母犬から子犬への授乳時の感染」と言われています。膝蓋骨脱臼も運動のしすぎとか、フローリングが原因とか言われていますが基本的には遺伝の可能性が高いので、よく本には「この症状をもつ犬は交配させてはいけません」と書かれています。

うちの子は、勉強不足のワタシが、おろかにも「札幌市北区の大型ペットショップ」で購入してしまったため、ワタシは親犬を見ていません。これら二つの症状が絶対に遺伝だ、とは言い切れないのかもしれませんが、いい加減なブリーダーによる繁殖を疑っています。

アカラスにせよ、膝蓋骨脱臼にせよ、ペットショップで売られているような生後2〜3カ月の子犬にその症状はあらわれません。ただ、うちのような場合、膝蓋骨脱臼は地道にグルコサミンを飲み続けることで悪化を防ぐことは可能ですし、手術もできます。アカラスは治療法が確立しています。当然、今後何があるかはわかりませんが、この2つの症状だけであれば、peepeeちゃんは長生きできるかもしれません。

問題は、もっと大変な進行性の遺伝病、なかでも治療法のみつかっていない遺伝病です。進行性の遺伝病の多くは、1〜2歳ころから症状が現れるそう。生まれる前から、体の中では進行しているようです。

相手が動物であれ人間であれ、自分の愛しい存在が苦しみもがいているのを前に、何も施してあげられないことほど辛いことはありませんね。ただワタシは、遺伝病をもった犬がすべて不幸だとは思いません。でもそれは、病気を発症しても看守ってくれる飼い主さんに巡り会えた子にのみ、あてはまること。

これから犬や猫を飼おうと思っているみなさん、絶対にいい加減なペットショップからは買わないでください。こんな狭いケージに入っていて可哀想だから・・・と1匹買えば、また次の子がそこに入れられるのです。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月16日 (金)

収容犬情報

最近、めっきり本業が忙しくなってきました(汗)。それにともない、更新が滞り気味です。いけませんね・・・。


さて。うれしい話を一つ。
今日も、札幌市動物管理センターのサイトには収容犬情報が0です。
確か、収容期限が13日までのダックスで、最後だったかと思います。記憶がやや曖昧ですが、先週もずっと、この子だけだった気がします。ダックスならけっこう引き取り手があるんじゃないか・・・と、やや楽天的に考えているんですが、どうなったでしょうね。幸せになっているといいんですが。

ただ、持ち込まれた犬たちの情報はHP上では公開されていませんし、施設に空きがある場合は期限が過ぎてもすぐ処分されるわけではない、と聞いていますから、以前から収容されたままの犬もいるかもしれません。言うまでもありませんが、不幸な犬が収容されているのは札幌だけではありませんしね。


もし、「犬がほしい」と考えている方がいらっしゃったら・・・

ぜひ管理センターへも問い合わせてみてください。ペットショップにいる犬が健康でいい犬、施設にいる犬がダメな犬なんてことは絶対にありません(うちの子はペットショップから購入しましたが、良くないブリーダーによる繁殖だったため、遺伝的な問題がいろいろあります)

正直なところ、一度人に飼われたことのある成犬のほうが、初めての人には飼いやすいとも思っています。子犬を一から育てるのは楽しいことでもありますが、大変なことも多いです。センターからの引き取りでないにしても、初めての方は特に、犬を飼う前には周りの犬を飼っている方に相談するなど、よく検討してください。たいていのペットショップの店員さんは、都合のいいことしかいいません。

試しに、「散歩はしたくないんです」と言ってみてください。「じゃあ犬は飼えませんね」と言ってくれる店員さんがいたら、その人は信用できるかもしれませんよ。

これ以上、ペットショップに言いくるめられて犬を飼う→結果その犬が捨てられるという悪循環を増やしたくありません。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月14日 (水)

寄付

ワタシ、街頭募金とか、街頭署名とか、ものすごく苦手なんですよ。

公衆の面前でお金を入れたり、名前を書いたりすることに、抵抗を感じてしまいます。いや、公衆の面前というか、そもそも活動している人の目の前がダメです。「ありがとうございましたー!」と大きな声で言われることを想像しただけで、足は別なほうを向いてしまいます(苦笑)

しかし、最近は便利になりましたね。ネット口座さえ開設しておけば、人知れずこっそり送金できますから、ワタシにはうってつけです!(笑)

小市民の代表格ともいえるワタシですから、送金できる額も件数も限られます。最初はユニセフあたりの信用できるところへ定期的に…、とも考えたのですが、「人類を助けようとする人>犬を助けようとする人」、ワタシは少ないほうを助けよう!と、もっぱら動物保護活動を行っている団体への寄付が中心です。

本当は自分の手で直接、犬や猫を助けるための活動がしたいんですけど、現状それが叶わないので、せめて物資だけでも…という自己満足ですね。

寄付をする先は1つに固定しません。その活動自体を自分の目で確認できれば、確実に活動しているそこを中心に…と思うのですが、現状、それさえもワタシにはできないので、極力、分散させています。

そのなかの一つが、広島ドッグぱーくで有名になってしまった、大阪ark angelsでした。

ワタシ自身、根本的には「一度手を離れたお金はもう自分のものじゃない」と考えるほう。アークがドッグパークであれシェルターであれ、間違いなく犬のためにお金を使うなら…と僅かな望みをもって、今のところは差し戻しを請求するつもりはありません。

でも。今回の事件は徹底して追求するべきだと思っています。もう少し様子をみて、メールで意見はさせてもらうつもりです。

そもそも「ドッグパークのために」と言ってお金を集めたのだから、当初の目的以外のためにお金をプールするなんて、ダメですよ。似たような手口の詐欺を誘発することにもつながりかねません。また、犬や猫の現状を詳しく知らない人たちが「すべての動物保護団体=怪しい」と考えるようにるのは、本当に怖いです。

そうならないためにも、厳しい世論をメディアやアークには伝え、見守る(ある意味、監視の)必要があると思います。「あげたんだから、後のことは知らない」という行動は、悪循環に加担することになりかねませんから。

化粧品の動物実験もそうですが、自分のお金が結果的に、より多くの動物たちを苦しめることにつながっていた!なんて、最悪です。

寄付も買い物も同じこと。自分の見る目をしっかり養わないといけませんね!

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月13日 (火)

大阪ブルセラ症について

大阪府和泉市の、ブリーダーの犬たちから感染が発覚したブルセラ症。11日の日記で、「大阪府の決定した処分はあんまりだ」と書きました。ただ、なんだか自分のなかで、自分の書いた内容を消化できなかったんです。

ニュースを聞いて最初は「完治できない感染病=死」は安易過ぎる、と思いました。

昔々、治癒できなかった結核をわずらった人がサナトリウムに入れられたように、犬の同様の施設をつくりターミナルケアができないか…と思ったんです。

でも、健康な子犬でさえ処分されている現状でそんなこと実現できるわけない、というのは、ちょっと考えただけでもわかる話。もしワンライフさんでターミナルケアが可能だったとしても、今回は感染性の病気。行政が民間の団体には任せるとは考え難いです。

陽性の子たちがあまりにも不憫に思えて、感情的になってしまいました。でも、可哀想なのはあの子たちだけではありませんし、そもそも自分で引き取れないなら、他人に期待するべきではありません。

公衆衛生は行政の責務であること、陽性犬が死ぬまでの追跡調査を行政が行うことがいったい可能かどうか。縁あって知り合った犬を大切にしている方に、今回の件について相談し、ご意見をもらったことで、ようやく気持ちの整理がつきました。

安易なのは、大阪府ではなく自分でした。

ブログ、もう一度よく考えて加筆修正しなければ、と思ったんですが、一旦発言したものを削除してしまうのも、やっぱり安易な気がするので、反省の意味でも残すことにしました。

11日に書いた日記は正直な気持ちです。
でも、ブルセラ症の完治、もしくは感染の可能性を0にできないのなら、大阪府の決定をワタシは否定できません。悲しいですが、奇跡が起こることを祈るしかできません。


最後に。
安易に、生体展示販売を行っているペットショップから犬や猫を飼わないでください。大阪和泉市のブリーダーのような業者を増やさないためにも。

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2007年2月11日 (日)

大阪ブルセラ症の続報

今年1月9日、大阪府和泉市で、個人ブリーダーの犬たちからブルセラ症の感染がみつかった事件、ご存じでしょうか?

大阪府は「ブルセラ病感染犬等救援本部」を設置していたはず・・・だったのですが、2月7日の救援会議にて「陽性反応の犬たちの致死処分が決定」したそうです。

詳しくは、こちら
wan life

 ※名前かぶってますね・・・ワタシ、パクってないですよ(苦・弁解)

wanlifeさんのサイトにも載っているように、ブルセラ病自体は殺処分するほどの病気ではないそうです。ただ感染を危惧して・・・ということも全く理解できないわけではないです。

でも。
今まで人間のいいように金儲けに使われていた犬に、欠陥がみつかった。ブリーダーは犬を放棄。府が介入し、検討した結果あっさりポイって、それが行政のすることでしょうか?ブルセラ症に感染しているのが分かっていたからこそ、「ブルセラ病感染犬等救援本部」を設置したんですよね?救援って、救うことですよね?

健康でありながら、子犬でありながら、処分されていく犬たちもたくさんいます。病気の子よりも、その子たちを助けるほうが優先かもしれません。でも、人間の食い物にされてきたなら、余生くらいは幸せに過ごさせてあげたい・・・と考えてくれる人、いないでしょうか?ここまで大きくメディアで取りあげられたからこそ、気にしている人も少なくないかもしれません。

大阪府は、本当に犬たちを救援する視点で検討を行ったんでしょうか?「処分しちゃったほうが安心だ。後々、あのときの犬たちから感染!なんてことになったら面倒だから」とかそんな理由じゃないですか?それが、大阪府の考える最善の処置なんでしょうか?ワタシが自分で引き取ることができないので偉そうなことは言いたくないですが、とにかく、「結果、殺処分」は安易すぎる気がします。

このまま黙ってもいられないので、大阪知事宛に「処分再検討のお願い」メールを送りました。もし、同じ意見をもっていただける方がいらっしゃったら、ぜひお願いします。

大阪府 知事への提言

最後に。
犬を買うときは必ず、親犬を見ることができるちゃんとしたブリーダーさんから購入することをお勧めします。ブルセラ症は流産しますから、ブルセラ症を発症した親の子犬はいないはずですが、生後1〜2カ月くらいまで同じ家で育っていれば、絶対に感染していないとは限りません。また感染する病気はブルセラだけではありません。現にうちのpeepeeちゃん(市内大手ペットショップで購入)は、遺伝(感染)が原因の病気や症状がでています。

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2007年2月 9日 (金)

札幌フレンチブル連れ去り事件の公判

7日、札幌地裁で、フレンチブルドッグの百代ちゃんをマンションから投げ落とした女の初公判があったそうです。

この事件、思い出すだけで、ぞっとします。

昨年8月、札幌市中央区に住む女性が買い物中に店先につないでいた百代ちゃんを、無職の女が盗んで逃亡。3日後、協力者の情報から犬を盗んだ女の自宅をつきとめ、返却をもとめたところ、血迷った女が自宅(6F)のベランダから百代ちゃんを投げ落としたそうです。

7日の公判では盗んだ理由を「犬がかわいくて、飼いたくなった」と、投げ落としたことについては「二人の子どもとの生活がどうなるかを考えると怖くなった。事件を隠すことで頭がいっぱいだった」と話したそう。途中、傍聴席にいた飼い主さんを振り返り、「大切な犬を死なせてしまい申し訳ありませんでした」と頭を下げたとか。

罪を憎んで人を憎まず、と言いたいところですが、事件とは関係のないワタシでさえ許すことができません。飼い主さんはどんなにつらいでしょう。

蛇足ですが、この女は生活保護を受けて生活をしています。でも、飼い主の女性たちがマンションに行ったときには、百代ちゃん以外にも犬や猫などがいたそうです。生活保護を受けているのに、Mダックスを買えるんでしょうか?その子たちもどこから連れてきたのか、怪しいものです。子どもが二人いて、自分は携帯も持っていて、パソコンもあって、犬や猫も飼っている。しまいには人の犬を盗んで投げ落とす。どういう事情で働けないのか知りませんけど、ワタシの納めた税金を、こんな人間の生活保護に回してほしくありません。

これ以上続けると、とんでもない文章になってしまいそうなので、今日のところはやめておきます。

検察側は「残虐な方法で犬の命を奪った責任は重大」として、懲役一年を求刑し、結審。判決は今月21日だそうです。

残念ながら世の中には、常人にはとうてい理解できない困った人がいます。絶対に犬や猫を目の届かないところに置き去りにしないでください。

判決は2/21のブログにアップしました

最後に。
安易にネットで犬や猫の販売・購入をするのは反対です。

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2007年2月 8日 (木)

大阪の毒物の事件について

またしても、とんでもない事件がおきているようですね。

2月7日の朝、大阪府摂津市の「さくら公園」で、計17羽のハトやスズメが死んでいるのがみつかった事件。公園南側の会社敷地内と民家敷地内でも、野良猫1匹とハト1羽の死骸が。公園内の緑地には、青い粉(農薬)がかかった飯粒が新聞紙の上にあったとか。

いったいどういうつもりなんでしょう。農薬を用意して・・・という行動、衝動的とは言えませんね。

近所の人の話によると、最近、公園で猫や鳩に餌付けをしていたお婆さんと近所の人にトラブルがあったそうです。近所の人が「えさをあげないで」と言うと、「年寄りの楽しみを奪うな」と怒鳴られたとか。

ひょっとすると、そのお婆さんの犯行?のような報道でした。

もしそうだとしたら、そのお婆さんはなんのために、餌をあげていたのでしょう?寂しい人で、動物にちやほやされたかっただけ?だからといって、逆恨みの対象がその動物たち?その心理はさっぱりわかりません。

とにかく、犬を飼っている飼い主さん、そして動物好きのみなさん。
この手の話には、模倣犯が現れがちです。近所の公園や道端に怪しい食べ物が落ちていたら、積極的に拾って廃棄しませんか。

ワタシもしばらくはビニール袋でも持って、歩こうかと思います。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年2月 7日 (水)

青森近郊の、犬好きの方へ

今晩はマルちゃんがお出かけのため、仕事を放棄して20時過ぎには帰宅。peepeeちゃんを連れて、雪のなか、ちょっとだけお散歩にいってきました。膝蓋骨脱臼でも、成長期は外にでることが大事ですから。

外に出ると、あまりの興奮にぴーぴー鼻を鳴らしてしまうpeepeeちゃん。また脱臼されては困るし・・・とかなーり注意を払っていたつもりだったんですが・・・、すっかり自分への注意を怠りました。

思いっきり滑って、お尻から初転び。足を内側にひねってしまって、捻挫です(涙)温暖化で雨降ったりするから〜!氷の上にさらーっと雪が積もるのが一番危ないんですよ!う〜(苦)

まぁ、そんなドジな人の話はどうでもいいですね。

今日は、たまたまたどりついたマロンママさんのサイトのご紹介を。
Toypoodle-MARRON

青森で動物愛護センターの譲渡会のお手伝いをされているようです。青森での譲渡会の様子や、センターのレポートがアップされています。

どこの地域も大きな違いはないようですが、アップされている子たちは皮膚病をもった子が多いみたいです。

でもね。
ペットショップで犬を買ったって、皮膚病になるんですよ。まさにうちのpeepeeちゃん。初めてのヒートでアカラス(イヌニキビダニ)発生です。しっかり通院して治療しているので、見た目はそれほどひどくありませんが、ちゃんと治療せずに放置すればみな同じことです。

里親を探す犬のなかに、「ショードッグの経歴もあるレトリバー」がいました。ショードッグするくらい手をかけておきながら、どーして捨てることができるんでしょう?(万が一、飼い主さん自身にご不幸があったなら話は別ですが)こういう現状のレポートをみるたびに、悲しみとともに怒りがこみあげます。

ペットショップで買ったからいい犬、一度捨てられた犬は悪い犬は、大間違いです。みんな個性はあれど同じ犬なんです。大きな違いは飼い主と、しつけたかどうかだけ。大きな病気にかかるかどうかは、一緒に生きてみなければわかりません。

また、最近は病気に関する考えが変わりました。以前は、できるだけ健康な子と暮らしたいと思っていたんですが、最近では、すでに病気を発症しているなら、ワンコもよければうちに来て、残りの人生(犬生)幸せに暮らそうよ、くらいに思っています(まぁ、マルちゃんが何ていうかはわかりませんが)。peepeeちゃんにはもちろん、健康で長生きしてほしいですけどね。

もし青森近辺の方で興味をもたれた方がいたら、ぜひ青森の動物管理センターのサイトも見てみてくださいね。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。


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2007年2月 6日 (火)

しつけしだい、飼い主しだい

今日から雪まつりだというのに、札幌は朝から雨。引き続き異常気象です。
雨で雪像は可哀想なことになっているし、有名ジンギスカン店「だ○ま」は脱税で摘発されるし。せっかく来ていただいた観光客の方にも申し訳ないですね。みなさん、地球温暖化を食い止めるために、できることから取り組みましょう。

ちょっと仕事の息抜きに、ネットサーフィンしていたところ、
ECSRN(イングリッシュコッカースパニエル・レスキューネットワーク)という組織のサイトを発見しました。

ECSRN

サイトからは地域の特定ができませんでした。全国的に活動しているのかもしれませんね。ぜひ、Eコッカーに興味のある方は見てみてください。

最初こちらのサイトを見たとき、なんでEコッカーだけ??と思ったんですが(笑)、いいんです。愛情をもって、犬のために活動している人たちのことにケチをつけてはいけません。

特定の犬種を好む愛犬家の人もいますね。(うちの妹はシュナウザーバカです・笑)そういう方もどんどん、犬種を特定してでも保護活動してくれたらいいですね。同じ犬種を好きな者同士であれば、何かとつながりやすいでしょうし、里親希望者もみつけやすいかもしれません。何よりも1匹でも多くの犬が終生幸せになれるなら、組織のコンセプトは問題ではありませんから。

問題は雑種ちゃんです。札幌市の動物管理センターでも純血種は引き取り希望が多いようですが、MIXは厳しいと聞きました。ワタシだって、もし家にpeepeeちゃんがいなかったとしても、マンションには体高の制限があるので、たいていのMIXの成犬、子犬でも成犬サイズの予測がつかないMIXは正直言って難しいです。

でもMIXは丈夫で活発で、利発な子が多いです。無駄吠えが多いと思われがちですが、ダックスやシュナ、マルチーズだって吠える子はよく吠えます。どんな犬種もしつけしだい、飼い主しだいです。一軒家の方や、マンションでも制限のない方、ぜひMIXも検討してくださるとうれしいです。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月29日 (月)

徳島の崖っぷちの犬について。その4

今朝の「とくダネ!」で、“徳島の崖っぷち犬”の譲渡会の様子が放送されていましたね。(朝の支度をしながら見ていたので、下記、数字等詳細は怪しい部分もあります。ご了承ください)

“崖っぷち犬”の隣には、“姉妹犬”と書かれた子。

姉か妹かはわからないけど、姉妹ということであれば、この子も引き取り手があらわれるだろうという、動物管理センターの方の機転なのでしょう。

でも。
“崖っぷち犬”の希望者は、あれだけの問い合わせがあったにも関わらず、わずか11件(と聞こえました。違っていたら、すみません)、姉妹犬の希望者は現れなかったそうです。

詳細はわかりませんが、“崖っぷち犬”の当選にはずれた10人のみなさんは、姉妹犬だったら、ほしくないってことなんでしょうか・・・。ワタシにはさっぱり理解できないんですが。


譲渡会の片隅で、子犬を連れた小学生がいました。マンションの空き地に捨てられていた子犬たちの引き取り手を探そうと、譲渡会にやってきたとか。3匹くらいいたと思うんですが、結局引き取られたのは1匹だったようです。犬を抱いた女の子は、泣いてました。

小学生たちが言っていました。「一度犬を飼ったら、責任をもって飼ってほしい」 

当たり前のことなのに、それをわかっていない大人がたくさんいるから、こんなことになる。そんな大人に育てられた子どもが「イジメはダメ。命は大切なんだよ」と言われて、理解することができるでしょうか。子どもの感性は、言うこととやっていることが、チグハグな大人には敏感なもの。「これは仕方ないの」と言ったところで、それは大人の勝手な都合でしかないのですから。

この小学生の子たちには、この思いを忘れずに、まっすぐ成長してほしいと思いました。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月26日 (金)

ブームのあと

トリノで、冬季ユニバーシアードが開催されていますね。
ワタシが今回ちょっと注目していたカーリングは、着々と勝ち進んでいたのですが、準決勝でロシアに8-9で敗れてしまったそうです。おしい!

ワタシ、もともとスポーツとはほぼ無縁。以前、仕事で小野寺 歩さんとお話させていただく機会があったんですが、そのとき、気さくで明るく、素敵な小野寺さんにすっかり惚れました(笑)。小野寺さんはチーム青森を引退されましたが、以来ワタシにとっては、カーリングはちょっと気になるスポーツです。

言うまでもなく、カーリングは、前回のトリノオリンピックで人気急上昇。いまや誰もが知るメジャースポーツですよね。

しかし。
ワタシ、道新のスポーツ面でこの結果を知ったんですが・・・、記事の扱いがかなり小さいじゃないですか・・・。まぁ負けたという話なので、仕方ないか、とも思うんですけど。

昨年の暮れあたり、たしかジャンクスポーツか何かで、本橋さんがコメントしていた内容が、頭をよぎりました。

たしか、オリンピックから帰ってきて、みんながものすごく応援してくれていた事を知りとてもうれしかったけど、それが長く続いてくれないことを残念に思っている、といった内容だったかと。笑いながら話していましたが、あまりにも極端な周囲の反応に迷惑しているようでした。

偉そうなことは言えないですが、なぜこう日本人は次から次ぎへとブームにとびついてしまうんでしょうね。(ほかの国も同じなんでしょうか・・・) 

ブームにのるのは、個人の自由かもしれません。でも、もう少し、自分の目でよく見て考えてから行動できたほうが素敵ですよね。日本に限らないのかもしれませんが、スポーツもアイドルも同じように人気が出ると商売にして、利用価値がなくなったからポイ、はあんまりだと思うんです。


そして、もっと問題が大きいと思うのは、その対象が生き物の場合。

ワタシが以前から見ている、犬や猫の保護活動をされている方のブログには、センターに収容されている犬たちの写真とともに、こんなコメントがありました。

「今日もゴールデンが2匹収容されていました。ブームになった犬種は必ず収容される数が増えます」

「最近はMダックスが多くなってきました。予想した通りです」


ブームだから飼おう、飽きたから、言うこときかないからから捨てようなんて、絶対に許されないこと。全く理解できないのですが、そんな浅はかな考えの人が減らない限り、罪のない命は奪われ続けるのでしょうか。

ゴールデンは体も大きいし頭もいい分、子犬のうちはイタズラをします。Mダックスはちゃんとしつけないと無駄吠えが多くなりがちだし、ヘルニアになることも多いんです。犬はただ可愛いだけではない。犬を飼う人なら、誰でも知っていることなんです。

もし、これから犬を飼おうかと検討されている方がいたら・・・、ぜひいろいろ調べよく考え、犬を知ってから行動にうつしてください。お願いします。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月24日 (水)

お祖父さん・お祖母さんとコミュニケーションを!

今日も札幌市動物管理センターには5匹の収容犬がいます。

ラブラドールレトリバー、バーニーズマウンテン、シェルティ、MIXと、大・中型犬ばかりです。22日に捕獲されたMIXの子は、車に轢かれたのでしょうか。前足に包帯を巻かれ、エリザベスカラーをつけています。

せっかく手当てしてもらったのに、飼い主が現れなかったら…。ひどいですね。この子たちは、なぜこんな目にあわされてしまうのでしょう。全ては人間の勝手な都合でしかありません。

大型犬やMIXは、まだまだ外で飼われていることも多いかもしれません。特に、飼い主さんがお年をめしている場合は、その可能性も高いかと思います。

もしも、このブログに来てくれた方のお祖父さんやお祖母さんが犬を飼っていらしたら、ちょっと声をかけて、様子を伺ってみてください。

残念な話ですが、犬を飼えなくなった」とセンターに連れてくるのは、若い方よりはお年寄りに多いと聞きました。CX系『特ダネ!』で特集していましたが、老人ホームに入るのに連れていけないから…」と飼育放棄する人が多いそうです。ホームに入るという理由以外でも、自分の身体に自由が利かない状態で、散歩が必要な犬を飼いつづけるというのは大変なことなのでしょう。若い人よりも、お年寄りのほうが諦めがいいというのか、“仕方ない”という考えが強いので、簡単に放棄してしまうのかもしれませんね。(だったら、最初から犬を飼わないでほしい・・・というのが本音ですが、現状は誰でも犬を飼う権利があるのですね)

お年寄りに考えを変えてもらうのは大変なことですよね。犬や猫の命を真剣に考えてくれるお年寄りは、多くないかもしれません。気づいたら捨てていた、なんてことにならないためにも、こまめにお祖父さん・お祖母さんとコミュニケーションをとって、ときには飼育のアドバイスをしてあげてください。愛犬家のみなさん、ぜひお願いします。

最後に。
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2007年1月21日 (日)

犬の遺伝的症状、ペットショップ選び

今日はpeepeeちゃんの再診です。

今いちばんpeepeeちゃんを悩ませているのが、イヌニキビダニ(アカラス)。
先週日曜から一日2回のお薬と、1週間に一度の注射に通っています。

「だいたい4〜5週間くらいかかりますから」と最初に先生から言われた通りで、1週間の服薬ではさっぱり良くなりません。かわいそうなpeepeeちゃん(涙)しばらく我慢です。

膝蓋骨脱臼は、グルコサミンを飲み続けて1ヶ月くらい経つでしょうか。だいぶ脱臼はなくなっていたんですが、ダニのかゆみから足であちこちを掻きまくり、それで脱臼してしまう、というなんとも皮肉な状況。治せるものから順番に治していくしかありませんね。

うちのpeepeeちゃんは、札幌市北区に本店のある大きいペットショップ(頭文字はT)からやってきました。もともとは、富良野のブリーダーさん(詳しくはわかりませんが、いろいろな犬種の繁殖を行っているようです)で繁殖された子です。

はっきりとしたことはわかりませんが、イヌニキビダニ※も、膝蓋骨脱臼も、遺伝が原因である可能性が高いと言われています。※イヌニキビダニは、母犬から感染する可能性が高いそうです

あくまでもワタシの思っていることですが、しっかりとした知識をもって繁殖に取り組んでいるブリーダーさんのところの子であれば、peepeeちゃんのようなことにはならないのではないでしょうか。peepeeちゃんのブリーダーさんは、しっかりと血筋の遺伝的性質を調べ、親犬の健康管理をした上で繁殖しているのでしょうか。またTは仕入先であるブリーダーさんに対して、どういった指導・管理を行っているのでしょうか。非常に疑問です。

ワタシの知り合いで、厚別区のペットショップ(頭文字はF)から、キャバリアを迎えた方がいます。Fは生体展示販売をしていないことで有名なお店。まずお店のご主人が「犬を買いたい」という方と生活環境などについて話し合い、その方の生活に適したを犬種を選びます。その後、その犬種のブリーダーさんに声をかけ、出産を待つ、というシステムだそうです。

お店のご主人がショーのハンドラーをされているそうですので、売られる犬もチャンピオンの血統が多く、ほかのペットショップよりは値段がはります。でも、そのキャバリアには特に目立った病気や症状は出ていないそうです。

うちのpeepeeちゃんは10万円以下でしたが、これまでの病院代や通院にかかった時間、心配などの気苦労を考えるとどうでしょう。お金で比べらることではありませんが、やはり健康が一番ですよね。

Tや富良野のブリーダーさんを、どうのこうのというつもりはありません。
peepeeちゃんと出合えて本当によかったと思っています。

ただ。
これから犬を買おうと思っている方には、これ以上不幸な子を増やさないためにも、また健康な子を手に入れるためにも、しっかりとしたブリーダーさん、または、Fのような生体展示を行わないお店から犬を買われたほうがいいのではないか、ということをお伝えしたいです。(本当に犬が好きな方は、ぜひ、保健所や譲渡団体からの引き取りを検討してください)

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月18日 (木)

いい人も犬を捨てる?

これ、実話です。(5年くらい前ですが)

ワタシの友人Mちゃん。会社の先輩に「犬がほしいから、一緒に見にいってくれない?」と誘われ、市内のペットショップへ。そこで“豆柴ちゃん”に一目ぼれし、即日お買い上げとなりました。先輩はとても喜んで帰っていったそうです。

ところがそれから数日後…。
「とにかく暴れてすごいの。全然言うこと聞かないし、いたずらし放題で。(中略)もうノイローゼになりそう!Mちゃん、代わりに飼わない?ダメなら少しでいいから預かって!」と、先輩は半ば強引に豆柴ちゃんをMちゃんへ。が、一人暮らしの彼女も飼えるわけはありません。数日預かった後、彼女は先輩に豆柴ちゃんを戻したとのこと。

その後、先輩は「急に転勤が決まってしまって」とか何とか、わざわざ言い訳まで考えて、ペットショップへ豆柴ちゃんを返しに行ったそうです…。

この話を聞いたときは…ただただ呆れました。(先輩は言うまでもなく、そんな先輩をとめなかった彼女もアホです。そしてこの犬を売ったペットショップは最悪です)

ペットショップの狭いケージから解放された豆柴が、家にやってきたらどうなるか。犬のことを知っている人なら想像のつくことです。何の知識もないまま購入し、数日で「ノイローゼになりそう」なんて…、先輩が犬を飼っちゃいけない人だというのは言うまでもありません。

ただ、この先輩、ちょっとクセはあるけど、会社では責任をもって仕事をするいい人だそう。これまでに捨てられ命を失っていった犬や猫たちの飼い主も、会って話せばただの“いい人”にしか思えないかもしれません。

残念ですが、動物の命を大切にできない“いい人”が日本にはたくさんいます。だから、年間16万匹もの犬(猫はもっと)が殺処分されてしまう。衝動的に犬や猫を買い、簡単に放棄する-こんなことができてしまう今の日本の法律も、動物の命を大切にできない“いい人”をつくってしまう日本の教育もオカシイと思います。

オカシイ、オカシイ…と言っているだけでは何も始まりませんね。でも、日本では誰でも犬や猫を飼うことができますし、それぞれの飼育状態について他人がとやかく口を出すのも簡単ではありません。

この状況を少しでも改善するために、できることってなんでしょうか。

いろいろあると思うんですが、とりあえず簡単に始められることとしては、例えば、犬や猫のことを話題にしていく、ということ。虐待願望のあるような特殊な人は別ですが、相手が“いい人”なら、考えてもらうきっかけになるかもしれません。

いきなり「年間16万匹もの罪のない犬が処分されている」と話題にするのは難しいですね。でも、「ペットショップで生後1~2ヵ月の犬が売っているけど、あれは犬にとって良くない」とか、「犬は群れをつくる性質があるから、飼い主と一緒にいたい」とか、犬を理解してもらうための話をするなら、不可能ではないですよね。

そこから会話が発展すれば、あとはこっちのもの(笑) 犬と暮らす上でのいいことだけじゃなく、病気や問題行動についてや、しつけには根気が必要なことなどもしっかり話せると、より効果があると思います。とにかく話題にして、興味喚起することが大事。(猫派の方は、ぜひ猫について大いに語ってほしいです) ただあまり一方的に熱く話すと、単なる犬好きの変人だと思われるので注意です(笑) 気長にいきましょう。(と、自分に言い聞かせています・・・)

考えるきっかけさえあれば人は変われる、と信じて、まずは自分が行動すること。微力ですが、あきらめずに続けていきたいですね。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月16日 (火)

ヨークシャーテリアが人気?!

「アメリカで、ヨークシャーテリアの人気がアップしている」というニュースをみました。

以下、ニュースを要約すると・・

「米国ケンネルクラブ」発表による2006年に人気のあった犬ベストテンで、ヨークシャーテリアが3位から2位にアップしたとのこと。ヨークシャーテリアはお金持ちや芸能人などのセレブに人気があるそうです。

1位はラブラドールレトリバー。
温和で訓練しやすいことから人気が高く、昨年の登録は全体の約14%に当たる12万4000件近くに上り、約4万8000件のヨークシャーテリアを大きく引き離して16年連続の首位に。

3位は知能の高いジャーマン・シェパード。

以下、ゴールデンレトリバー、ビーグル、ダックスフント、ボクサー、プードル、シーズー、ミニチュアシュナウザー。

過去10年間の傾向では、現代の慌ただしいライフスタイルにふさわしい、持ち運び可能な小型犬を好む飼い主が増えている、と書かれていました。


さて、ここからはワタシの見解。
愛犬家が増えるのは結構なことです。
ただ、こういう記事を見ていつも思うのは、人間に都合のいい話ばかりで消費者をあおらないでほしい、必ずペットブームに潜む不幸な犬たちの現実にも触れてほしいということ。

例の、消費者金融のCMでチワワ人気が爆発したように、安易に、次はヨークシャテリア!なんてことにならないでほしいのです。

「うちでは飼えなくなった」と、札幌市動物管理センターへ持ち込まれた犬は313匹、猫は2,399匹。市内で抑留された犬は487匹ですが、うち飼い主が引き取りに来たのは49%ですから、残り半分は結果からみると「捨てられた」ということになります。
(数字は、札幌動物管理センターの平成17年度報告書から引用しています)

センターのホームページには、今日も13匹もの収容犬情報がアップされています。アメリカで人気1位のラブラドールはなんと3匹!シーズーもいますし、確か昨日まではミニチュアシュナウザーもいたはず。ほかにもジャックラッセルダックスなど人気の犬種がたくさんいます。MIXにせよ純血種にせよ、家族の一員をその辺に捨てるなんて、全く理解できません。

犬はただ可愛いがるだけでは、トイレを覚えたり、おすわり・マテができるようにはなりません。これらは、人間と犬が一緒に生活するために、人間が決めたルール。

「温厚でしつけのしやすい人気No1のラブラドール」だって、ちゃんとしつけをしなければ、体が大きい分だけ、扱いに困ることになります。可愛いと思って買ったけど、言うこときかないから捨てるって、そんなバカな話はないでしょう。(じゃあなんで捨てるんだろう?と思うんですが、どんな理由があるにせよ、その辺に捨てるなんて、やっぱり全く理解できません)


何かの縁で奇跡的(笑)に、このブログにたどり着いてくださった愛犬家・愛猫家の方。
これから犬や猫を飼おう!と検討中の方が周りにいらっしゃったら、ぜひブームにおどらされることなく、現実をしっかりと考えたうえで、犬や猫との生活に踏み切ってもらえるよう、適切なアドバイスをさしあげてください(一度も動物と暮らした経験のない人は、悪気がなくても、おかしなことをしてしまいがちです!←あくまでもワタシの知る限りですが)。

老婆心かもしれませんが、その一言が不幸な犬猫たちを減らすことにつながる、とワタシは信じています。ぜひよろしくお願いします。

最後に。
ネットで安易に犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月13日 (土)

動物園と動物のテーマパークのちがい

最近ワタシが考えているのが、動物園と動物のテーマパークのちがいについて。

動物のテーマパークといえば、昨年の「広島どっぐパーク」の破綻が注目されましたが、まだまだ全国にも同じ様な施設がたくさんあります。北海道にも老舗的存在の熊牧場とか、最近もサファリパークみたいなのもできましたが、儲かっているようには思えませんよね。
一方の動物園は、旭川の旭山動物園が独自の展示方法をあみだし言うまでもなく大盛況。上野動物園のカンカン・ランラン以来の(あ、年ばれる・・・)注目の的。全国的にも動物園ブームだそうです。

先週、旭山動物園を特集した番組の再放送がオンエアされていました。

そのなかで気になったのが、今や旭川一の有名人とも言える、動物園の獣医さんでもある板東さんの、以前の旭山動物園に関するこんなコメント。
「お客さんが、あんな狭いオリに閉じこめられて動物が可哀想と話しているのが聞こえたんです」

ワタシも以前は動物園に行くとよく、「あんな狭いところで、人に見られて一生を終えるなんて、あんまりだ」と思っていました。

でも。
今になって考えるのは、本来あるべき姿で動物たちが安全に暮らしていける場所が、どれだけあるのかということ。

そもそもは、人間が地球を人間だけが暮らしやすい環境にしてしまったことが問題ですが、急に戻そうといってもそうはいきません。先進国の犠牲の上、発展途上にある国だけにそれを強要するのも、あまりにも勝手な話ですし、日本国内に限っても現実的には難しい状況。すべての問題を解決するには、世界が平和で平等で豊かになり、すべての人が人間以外の幸せについても考えられるようになるしか道はない気がしています。

世界中の心ある人たちが人間と動物の共存を模索している現時点では、動物園は「ノアの箱船」的役割をもった存在なのかもしれません。

ただこれまでの「オリにいれておきさえすればいい」という状態は、人間のエゴでしかなく、それを変えたのが、努力と工夫を重ねた旭山動物園の方々だと思います。
「動物の本来あるべき環境に近い環境をつくることで、動物の活き活きとした姿がみられる。それがみんなが見たい、動物の姿。寝てばかりの動物ではない。」
考えてみれば当たり前のことですが、これに最初に気付いて行動できた旭山動物園はすごいです。

ちょっと話がそれましたが、何が言いいたいのかというと、
「動物園にせよテーマパークにせよ、動物本位に物事を考えられない施設は同じ※。動物を扱う資格がない」ということ。※扱う動物によって、関わってくる法律は違います。また、動物園の場合は破綻しても動物を放棄し、餓死させてその辺に埋めたりはしないと思いますが。

犬や猫を飼えない家庭の子どもたちが、犬や猫と触れあう機会をもつためにも、動物のテーマパークはあっていいと思います。動物との触れあいがなければ本当の動物好きにはなれませんし、また動物好きでなければ、人間のことしか考えられない大人になってしまいますから。

ただ、問題は施設の側。
動物が口がきけないのをいいことに、お金儲けしか考えないから、広島のようなおかしなことになってしまう。本来の犬の性質を考えた、犬も幸せに暮らせるテーマパークは不可能ではないと思うんです。犬ははるか昔から、人間のパートナーだったのですから。(猫もパートナーですが、猫の場合はいろんな人に触られるのは迷惑だと思う子が多いかもしれませんね・笑)

動物については、人それぞれ考えが大きく異なりますよね。それを安易に「それぞれの常識の範疇で任せてしまう」ことは危険だと思います。(個人的には、世の中の動物を扱う商売は、すべて公営にしてしまえ〜!と本気で思っているのですが、日本が社会主義にでもならない限りは無理でしょう) やはり、法律で規制するしか道はないと思います。一日も早く、動物に関する法律がもっともっと整備されることを祈り、話せない動物たちの代わりに声をあげていくしかありません。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月12日 (金)

ペットショップで犬を買おうと思っている方へ

ペットショップにいる犬たちは、どこからやってくるか知っていますか?

ペットショップ自身でブリーディングを行っているところもありますが、大手の大部分は個人ブリーダーや、こんないいかげんな(昨日のブログご参照ください)ブリーダーからも、犬を安く仕入れます。

ペットショップに行ったら、ぜひ
ケージに貼ってある「犬種と値段の書いてある紙」の裏側を見てみてください。

札幌市内の大きめのペットショップでは、たいていその紙に、その子を仕入れた先が書かれています。「山田」とか「sasaki」とか、おもむろに個人名と思われるものがたくさんあります。(めくっているところをお店の人に見られると、同業者と勘違いされてイヤな顔されます・笑)


昨日のブログに書きましたが、うちのpeepeeちゃんもいろいろな、遺伝?と思われる症状があらわれてきています。親犬、そのまた親犬たちが健康なら、こんなにいろいろな症状がでることはないでしょう。

ペットショップで小さなケージにいれられ、「ここから出して~」と飛び跳ねている子を見ると、何とかしてあげたい!と思いますよね。でもその子がいなくなると、次の子が結局そこに入れられてしまう-ペットショップは、永遠にその繰り返しです。


ですから、どうしても子犬がほしい方は、親犬を見ることのできる、犬を大切にしているブリーダーさんのところから購入してください。でも出来るかぎり、動物管理センターからの引き取りで、命を救ってほしいというのが本音なんですが…。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月11日 (木)

大阪で、ブルセラ症の集団感染

またしても、いいかげんなブリーダーによる事件が明るみにでました。
以下、事件の概要ですが
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大阪府の繁殖業者の犬がブルセラ症に集団感染

大阪府和泉市の繁殖業者が犬たち260匹を自宅で飼育。経営難に陥り所有権を放棄し、動物愛護団体の手を借りていたようですが、通報を受けた府が立ち入り検査を行ったところ、「ブルセラ症」に集団感染していたことがわかったそうです。
「ブルセラ症」は流産や死産を繰り返すのが特徴。(まれに人間にも感染するそう)
繁殖業者が11月に48匹を動物病院に連れて行ったところ、うち19匹がブルセラ症と診断されたため、「他の犬とは隔離していた」と言っているそうですが、実際は怪しいようです。府では、今日から全頭の血液検査を行っているようです。
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自宅で260匹って、これまたすごい数ですね。見分けつくんでしょうか?管理しきれない→近親交配も疑わしいですね。どんな大きな自宅なんでしょうね…。

生き物は当然病気になりますし、当然万が一のときには、それなりのお金がかかるもの。わかっていながらこんな簡単に経営難に陥り、あげくのはてに所有権放棄って・・・、事業主としてもダメな人ですね(苦)

こんな事件を耳にするたび、考えてしまうのは、うちのpeepeeちゃんの「north land shimaya.jp」さんのこと。検索すると、こちらの出身のワンちゃんの情報はでてくるんですが、ここ自体のことはよくわからないのです。

peepeeちゃんの膝蓋骨脱臼は、遺伝の可能性が高いといわれています。(子犬のときから、重心のかけ方がおかしかったので) また最近は、皮膚疾患が目立ってきました。アレルギーもあるみたいです。peepeeちゃんと会えたことに後悔はありませんが、すべての犬を愛する者の行動としては、ペットショップから購入したことは間違いだったと思っています。

犬の病気の大部分は遺伝だと言われています。特にブームになった犬は無理に繁殖させられますから、異常が出やすいと言われています。

どうしても子犬がほしい方は親犬を見ることができる、ちゃんとしたブリーダーさんのところから購入してください。でも出来るかぎり、動物管理センターから、人間に運命を翻弄された命を救ってほしいというのが本音なんですが…。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月10日 (水)

化粧品と動物実験

なにごとも、時代のブームにのるのが2,3歩遅れてしまうワタシ。ここ1年くらいハマっているのは、遅ればせながら「通販」です。(ちなみに服は大失敗!することが多すぎるので、買いませんけどね…)

リピーターになっているのは「オルビス」と「DHC」です。ベタですね…

昨日は「オルビス」で化粧水やクレンジングをオーダー。低価格な上、購入額に応じて商品券などがもらえるため、母や妹の分と合わせて、まとめ買いです。

ちなみに、最近一番のヒットは、「DHCのオニオングラタンスープ」。インスタントとは思えないほど、上出来な一品です。今日も5箱!頼んじゃいました~。←かなり満足げ。


「オルビス」も「DHC」も、何より気に入っているのは、企業姿勢。環境に配慮していること、そして動物実験を行っていないことです。

イギリスなどヨーロッパでは法律で動物実験を禁止している国も多いので、名のある海外ブランドの大部分は動物実験を行っていませんが、日本の企業の多くはそうではありません。資生堂などでは「動物実験の代替法」に取り組んでいるようですが、世界に比べれば、まだまだ立ち遅れているのが現状です。

「スローコスメ・無添加化粧品コレクション」
化粧品動物実験について

↑こちらが非常に分かりやすいです。動物実験を否定する企業名がのっています。(百貨店の1Fあたりに入っている日本の有名な化粧品メーカーの名前は、ほとんどありません

ウサギやモルモットたちに、どれだけ点眼すれば目がつぶれるか、どれだけ服用させれば死んでしまうか-そんなことを繰り返して販売された化粧品なんて、ほしくありません。医薬品なども同じことが言えるのでしょうが、これは不可欠なのでしょうか?現状がワタシにはよくわかりません(ドイツでも、医薬品の実験のためビーグル犬が使われていると聞いたことがあります)。

少なくとも化粧品には動物実験の必要はない!と思っています。

いったん敷いてしまったレールを敷きなおすのは大変なことかもしれませんが、悪しき習慣は早々に撤廃してほしい。わかっていながら環境や動物に負荷をかけ続ける企業からは、「企業責任税」とか名前をつけて莫大な税金をとればいいんですよ。そうしたら、みんな必死になって改善するのでしょうから。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2007年1月 6日 (土)

ペットロスについて

ワタシはこれまでに2度、ペットロスを経験しました。(本当は4匹亡くしているのですが、ワタシが幼かったため、2匹のときの記憶はないのです)
言うまでもありませんが、本当に辛かったので(1匹については、今でも後悔が残っていますし)、 もう犬はいい、と強く思いました。でもやっぱり犬に惹かれてしまい、出かけた先にペットショップがあると、ついうろうろしてしまうんですが、それが余計に辛い・・・

「もうこんなに大きくなっているのに、狭いケージに入れられて可哀想」とか「売れ残ったらどうなるんだろう」とか、しまいには買おうとしている人を見ても「あの人ちゃんと、世話できるのかな」(これは余計なお世話かも…苦笑)、など、どんどん複雑な気持ちに。行き着くのは「可哀想だから全部ワタシが買おう!…どう考えても、無理だ…」と。けっきょく見るのも辛くなり、おかげでワタシはペットショップが嫌いになりました(笑)

「ペットロスは、飼い主に、ペットを失う心構えができてないことも原因の一つ」と、読んだことがあります。ただ、心構え=準備のできないケースもあると思いますし、病気にせよ事故にせよ、大事な家族を失う悲しみは避けられません。

そこで、ワタシの本当に勝手な考えですが、ペットロスの方には特に、センターからの引き取りを検討してほしいと思っています。亡くしてしまった命の代わり…と言ってはいけないかもしれませんが、引き取ることで確実に、失われそうになっていた一つの命が救うことができるのです。

センターの犬は、犬を捨ててしまう(もしくは、犬がいなくなっても探さない)ような飼い主に育てられたわけですから、ひょっとするとしつけが充分ではないかもしれません。(当然、犬が悪いわけではなく) 犬を飼ったことのない人に、その犬をしつけ直すことは大変かもしれません。でも、犬を家族として最後まで看取った人であればこそ、しつけ直し、結果的にその命を救うことも可能だと思うのです。きっと、前に飼っていた子と比べてしまうと思いますが、それはペットショップから購入しても同じこと。最初から思い通りになる犬はいませんよね。

何より、失ってしまった1つの命と同じ重みの命を救うことができるわけですから、そんな嬉しいことはないと思うのです。

ワタシもこの先、うちの大事なpeepeeちゃんに万が一のことがあったら、peepeeちゃんの仲間であるワンコを助けたいと思っています。

もし大切な命を失ったら…。いつかは来てしまうその日のために、ぜひ考えてみてください。

最後に。
安易にネットで犬やネコの販売・購入するのは反対です。

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2007年1月 5日 (金)

ハラコ=腹子

バーゲンセールの季節ですね。今シーズンもまたたくさんのリアルファーコートや、ハラコ素材のバッグなどが売られていますが、ワタシはこっそり、「毛皮が売れませんように」と祈願して歩いています。

先月、peepeeちゃんともにとってもお世話になっているお店の忘年会に参加したとき、話題にのぼった「ハラコ」。やわらかい風合いの毛皮で、バッグや靴や小物に使われていますよね。ワタシ、アニマル柄は好きなので可愛いなと思っていました。

しかし。
宴会の席で「ハラコ」は「腹子」、ようするに胎児だということを聞いたときには、本当にびっくり。一般的に知られていることなのでしょうか?ワタシ、全く知りませんでした…。 

今、ワタシが「ハラコとは」で検索すると、
トップから2番目にはこんなすごい内容が表示されました。

 【楽○市○】○ニマルスクウェアボストンバッグ【ハラコ】:B.○.Craft
 【ハラコ】:B.L.Craftハラコとは、「腹子」と書きます。つまり牛の
 胎児の皮を使った貴重な 毛皮のことなんです。 毛が短く硬いのが特徴で、
 最近、注目度大の素材で、なめらかな肌触りと艶のある美しい毛並みが特徴。

 (以下略)

何がすごいって、「胎児の皮」ということが、セールストークになっているということ。このコピーを書いた人、「胎児の皮」って、それがどういうことか本当に理解しているんでしょうか?

毛皮の購買中止を訴えるいろいろなサイトによると、「ハラコ」を得るために、以前は流産してしまった胎児の皮をとっていたようですが、現在はその人気の高さから、生まれてすぐの赤ちゃんからはぎとったり、母体にいる状態のまま母子ともに殺され、赤ちゃんと取り出したりするそうです。

酷いのは「ハラコ」に限ったことではありません。

おバカなワタシも「毛皮を剥ぎとられた動物は死んでしまうんじゃないか」とうすうす感づいてはいたのですが、まさかそれが生きたまま、もしくは撲殺されたり首をひねられて殺されているなんて、考えたこともありませんでした。でもよくよく考えれば、中国では狂犬病撲滅と称して飼い犬でさえ撲殺されていたくらいですから、商品化するための家畜の安楽死などはありえないのでしょう。

下記、ワタシの体験談ですが。
たしか5年くらい前、お買い得だったラビットファーのバッグを購入。2シーズン使ったけれど、安かっただけあってすごく毛が抜け、みすぼらしくなってきたので処分しようか迷っていたところ、どこからか“しばらく洗っていないワンコ”のような匂いが… まさか??と思い恐る恐る、そのファーバッグを嗅いでみると…。う~(涙)、匂いの発生源は、バッグだったんです!

ショックでした…。あらためて「このバッグは、元々ウサギちゃんだったんだ…」と痛感。中国製の安物だったので、ちゃんとした加工もされず匂いが残っていたのでしょうけど(最初は匂わなかったんですけどね)、高級品もみんな、もともとは匂いをもった生き物だったんですよね。バッグはどうしても持つ気になれなくて、「ごめんなさい」と言ってお別れしました。

これをきっかけに、ワタシ、毛皮は買わないことにしました。

でも、じゃあ全く動物を犠牲にして生活していないか、というとそれはNoです。動物愛護と肉食の境界線については難しいですが、「食べる」とか、生きていくのに必要な行為は別だと思っています。肉を食べずに済むならそうしたいところですが、やっぱり食べたいときがあります。大事なのは「感謝していただく」ということ。命を分けていただくわけですから、ムダにはできません。それは野菜も魚もみんな同じですね。

それに対して「ハラコ」を含め毛皮はあくまでもファッションであり、必要不可欠なものではありません。わざわざ、動物の死体を身にまとう必要はないわけですよね。「はじめ人間ギャートルズ」(って、古すぎ…笑)の頃は毛皮しか身にまとうものがなかったんでしょうけど、今はたくさん着るものがありますから。皮革製品も必要最低限以外は、少しずつ減らしていこうと思っています。


動物管理センターの犬や猫たちのこともそうですが、私たちが当たり前に生活している社会の背景には、知ってしまうと辛くなることがたくさんあります。でも、自分たちの生活のために何かを犠牲にして、そ知らぬ顔で、ひたすら消費を続けることは本当に罪なこと。悲しいですが、これまでのワタシも含め、今の日本にはそういう人が多すぎると思います。

一人ひとりが意識を変えていくにはどうしたらいいのでしょうね。教育の、とくに小学校の「道徳」教育の重要性を痛感していますが、人に期待しているだけでは何も始まりませんしね。複雑な気持ちです。

最後に。
安易にネットで犬や猫を購入・販売するのは反対です。

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2007年1月 4日 (木)

今年の目標?

ちょっと遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

今シーズンの札幌は、まれにみる暖冬ですね。年末に雨が降るなんて、びっくりしました。クリスマスが過ぎてから雨が降るなんてこと、これまでにあったでしょうか。

ワタシの地元は空知の豪雪地帯なのですが、うちの両親は「今年の正月は雪が少ないからラクでいい!」とお気楽なことをのたもうていました(苦)。これも温暖化の影響?と考えると怖くなりますね。アメリカと中国が京都議定書にサインしなければ意味がない…と思いながらも、うちの暖房は22度に設定。けっこう寒い(笑)

スーパーのレジ袋もそろそろ有料化ですね。そのままゴミにしている人もたくさんいるようなので、有料化は大賛成!(うちでは貴重なゴミ袋なので、ホントは残念ですけど) コンビニで普通に入れてくれるお箸なんかも、全部、有料になっていいと思うんです。どーせタダだから、っと言う人もいますけど、原価に含まれているだけですよね。この世の中、タダのモノなんてないんですから。

話は変わって。
うちは一年前に今の家に越してきたんですが、実は前の家で使っていたカーテンがそれほど傷んでいなかったので捨てられず、1年間もトランクルームで眠らせていました。ようやく活用していただけそうなところがみつかりました。

くしろワンニャンボランティア

札幌に動物保護団体がないか探していたときに見つけた、釧路のボランティアさんたちです。ワタシもまだ直接連絡したことがないのでHPの内容しかわかりませんが、同じ北海道民として、応援したいです。年末の大掃除でいろいろ出てきたので、この3連休にでもさっそく送らせてもらおうと思います。

最近の「お掃除ブーム」で言われている、「使わないものは迷わず捨てたほうがいい」という言葉の解釈は、かなり難しいですよね。ちょっとへそ曲がりな見方をすると、豊かさにあぐらをかいた日本の傲慢のような気がして、個人的にはあまり好きじゃありません。そんなわけで(?笑)、ワタシは整理下手なのに何でも溜め込んでしまう困った性格なのです。

そこで、今年の目標は、
無駄なものは買わない = よく考えて、買うモノは少なく!
さて、できるかな・・・??

最後に。
安易にネットで犬や猫を購入・販売するのは反対です。

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2006年12月30日 (土)

ブログ納め

明日は実家へ里帰りするため、今日が今年のブログおさめです。

なにごとにも熱しやすく冷めやすい、根っからの北海道民気質のワタシ。
いったいいつまで続けられる?と心配していたこのブログも、なんとか52件の記事を書き上げました(まだ、52件・・・笑)

振り返ってみると、反省や改善点がいっぱいです。

「札幌・犬・ペットショップ」等で検索したときに上位表示されるように頑張って、これからペットショップで犬を購入しようとしている人に、もう少し考えてもらいたい!というのが当初の目論見だったのですが、そんな方、ほとんどたどり着いてくれていません(笑)
また犬以外に興味をもっている人に検索でひっかかってもらい、ぜひ犬のネタについても読んでもらおう!と、どーでもいいようなことも書いてみたのですが、これもダメ。人は自分の興味あるものにしか目を通さないものです。この戦法も今年で中止です(笑)

それから、ワタシの最大の目的の一つ、「動物管理センターの収容犬を減らすことにつなげる」ということについては、もう少し別の方法を検討しています。

というのも、最近あらためて感じるのは、犬を捨ててしまうのは割と高齢者が多い、ということ。(ひとくくりにしてしまうのは良くないですが、適当な表現がみつかりません。)

高齢者に対して啓蒙しようとする場合、メディアの選択としてインターネットは難しいですよね。そこで来年からは、新聞・テレビなどのマスコミに対する投稿活動に重点をおこうと思っています。道新をみても、読者の投稿欄は、高齢層が中心。最近は、たいていの番組はホームページをもっているので、何かとリアクションしやすいです。

今年は、cx系・朝8時からの「特だね!」で、徳島の崖っぷちワンコのニュースが流れたとき、番組ホームページから「徳島県は年間でこんなに犬が処分されているのだから、ぜひ崖の犬だけじゃなく、動物管理センターも取材してください」とメッセージを送ってみました。きっと同様の書き込みが多数あったんじゃないかと思うんですが、翌日のオンエアではしっかり、動物管理センターの映像と、徳島で処分されている犬の現状についても放送されていました。(ちなみに崖っぷちっ子の譲渡会は1月末だそうですね)

こういうニュースが、一過性のものになってしまわないよう、微力ながら、声にしていこうと思うんです。

ただ問題は、1人の意見ではなかなか動いてもらえないこと、またお年寄りの見ている日中の番組はワタシにはチェックできないこと。いずれにせよ、1人では大したことはできません。

そこで。
何かの縁あって、このブログを見てくださった方。
もし賛同していただけたなら、ぜひ声にしていきませんか?
自分の好きな番組や雑誌などに、犬や猫たちの現状についてのあなたの考えを投稿していきませんか?
ニュースやワイドショーなら、
「ぜひ動物管理センターを取材してください」とか「ペットショップで売れ残った犬や猫はどうなっているの?」「老人ホームでは犬や猫は飼えるの?飼っていた子はどうなっているの?」等の内容でもいいと思います。
もしよろしければ、犬や猫たちのためにちょっとの時間を活動に充ててください。1人の声より、10人、20人の声です。
ぜひよろしくお願いします。

またしても長くなりましたが、今年はこれにて終了です。
来年が、みなさんにとって、犬や猫たちにとって良い年になりますように。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月18日 (月)

ただのいぬ。とは

ただのいぬ。

全国の動物管理センターや保健所に収容されている犬たちを撮りつづけた服部貴康さんの写真に、詩人でありデザイナーでもある小山 奈々子さんの詩が綴られた写真集。本の名付け親は、ラーメンズの小林賢太郎さんです。

「ただのいぬ。」とは「名もない只(ただ)の犬」であり「無料(タダ)の犬」ということ。
ペットショップで何万円もの金額で買われていく犬たちがいる一方、保健所に抑留され、不要犬としてその命を終えてしまう犬たちが存在します。その数は年間16万頭と言われています。

この本を読み終えたあとに考えさせられるのは、犬の運命を大きくわけるその違いは何なのかということ。でも、それを一番知りたいのは、命をおとしていった犬たち自身かもしれません。

どの犬も感情をもった、唯一無二の存在。
「ただのいぬなんて、1匹もいない」ということを、この本は訴えているのです。

東京のせたがや文化財団生活工房さんでは「ただのいぬ。プロジェクト」が組まれ、昨年から写真展を開催しています。

先月は北海道放送の「Hanaテレビ」でも、服部さんを中心とした「ただのいぬ。」について特集が組まれていました。今後、北海道でももっと、犬や猫の殺処分についての話題が取り上げられるといいのですが・・・。(北海道は絶滅危惧種など野生生物の保護には積極的ですが、犬や猫に関する一般市民の関心は他の都府県と比べると関心が薄い気がします)

ここからはワタシの勝手な思いですが、「犬が好きな人」よりは、まだまだ人の痛みや命の大切さについて悩み考えている、若い方たちにこの本を見てほしい思っています。
イジメ、虐待など、弱者を虐げる事件が続いています。人は悩みを抱え、自分の殻に閉じこもってしまうと、自分のことしか考えられなくなるもの。自分が「世界で一番不幸な人間」になってしまいますね。自分が役に立てる場所は必ずある、ということを知るためには、誰かの助けが要るのはもちろんですが、自分の考えを揺るがすきっかけも必要だと思うのです。

生きることも死ぬことも選択できない存在が、こんなに身近にいるということ。こんなに無邪気な子たちの悲しい現実をこの本から感じて、きっかけにしてほしいです。自殺する勇気のある人には、ほかにもできることがたくさんあるはずなのに、もったいないですよね。

人も動物も同じ命。一人でも多くの人たちがその重要性に気づいてくれること、そして無抵抗な命が無駄に失われないことを毎日願っています。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月15日 (金)

シーズー。

札幌市動物管理センターの収容犬情報を見たことがありますか?

今日(12/15)はワタシがチェックしているなかではやや少なく、3匹の犬の情報がアップされています。珍しくメスばかりです。

性格の良さそうなゴールデン。12/8に、清田区でみつかったそうです。
写真を撮られてもじっとおすわりして、カメラを見つめています。

大人しそうなペキニーズ。12/13に、厚別区でみつかったそうです。
がっくりと肩をおとしていて、可哀想です。

平成17年度、札幌市のセンターに捕獲された犬の数は487匹。うち飼い主が探しにきたのは240匹だそうです。信じられない話ですが、2人に一人の飼い主は自分の犬を探さないのです。大部分が、捨てているのかもしれません。
ただ、大型の雑種などは難しいようですが、小型の純血種は収容期限が切れると、引き取り手が現れることが多いようです。この2匹は引き取られるかもしれませんね・・・。(そうなることを望みます)

残りの一匹は、12/11に篠路でみつかったシーズ-です。
この子の写真を見たとき、ワタシは久々に凍りつきました。腹が立ちました。涙が出てきました。
皮膚疾患がひどく、毛が抜け皮膚が露出しています。目も白内障だけではなく、他の病気も併発しているかもしれません。とにかく、シーズ-だということが一目見てわからないくらい、容姿が変わってしまっています。一体誰が、こんな可哀想な犬を捨てたたのでしょう。どうしてこんなになるまで放置しておいたのでしょう。
生き物の命を何だと思っているんでしょう。この子の飼っていた人は、自分が同じ目にあわないとわからないのでしょうか!

「誰か助けてあげて」。
善意のようで、無責任なこの言葉は大嫌いです。有名な、犬の保護活動を行っている方は「自分自信が助けられないなら、人を当てにするべきではない」と言っています。本当に、その通りだと思います。でもワタシは、この子の、あまりにも哀れな写真を見たとき、そう願わずにはいられませんでした。

犬を引き取ることのできない環境にいるワタシが、何もできないとは思っていません。一人でも多くの人に犬や猫たちの現状を知ってもらい、一つでも多くの命が救われるように、行動することはできると。ただ、そんなワタシはとても非力です。やるせなくなります。

ワタシがこの子にできること。
これ以上、この子が苦しむことのないように祈ることだけないのです。

絶対に、安易に犬や猫を購入しないでください。
その子が病気になっても、障害が残っても、決して手放さないでください。
今の日本では、犬や猫は飼い主がいなければ生きていけないのです。

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2006年12月14日 (木)

「ひろしまドッグぱーく」を広島県警が捜索!

ようやく警察が動いたようです。
(以下、ニュース記事を転載させていただきました)

犬虐待の疑い、広島「ドッグぱーく」など4か所捜索

 広島市佐伯区のテーマパーク「ひろしまドッグぱーく」(閉園)で多くの犬が衰弱していた問題があり、広島県警は14日、ドッグぱーくなど4か所を動物愛護法違反(虐待)容疑で捜索した。
 県警は今後、管理していた同市内のプロダクション代表者らから飼育状況などを聞き、同容疑で書類送検する方針。
 このプロダクション代表者が犬に十分な餌や水を与えず衰弱させるなどしたとして、犬を救援している大阪市の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」は11月、県警に同容疑で告発していた。
 同団体によると、全国から約6000万円の支援金が集まり、これまでに約540匹が新しい飼い主に譲渡された。ドッグぱーくには現在、35匹が残っている。
(2006年12月14日11時20分  読売新聞)

ここまでこれたのは、アークエンジェルズの方たち、たくさんのボランティアのみなさんや支援と、そして告発のために署名したたくさんの方たちの働きがあったからこそ。
だからこそ、真相はわかりませんが、アークエンジェルズさんには決して誤った道を歩んでほしくない、と思います。

書類送検に留まらず、ぜひ逮捕までこぎつけてほしいです。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月13日 (水)

中国、狂犬病予防の犬処分中止

狂犬病予防のために、これまで中国政府が行ってきた犬の虐殺行為は、この21世紀の人間行為とは思えないようなもの。まるで戦時中の出来事のようでした。
検索するといろいろ出てきますが、例えばこちら。
詳しくはiza 撲殺に薬殺・・・中国で驚愕の狂犬病対策、「退治隊」が5万匹を一斉処分

以下、抜粋ですが
『街頭で犬退治隊にペット犬が見つかった飼い主は「家族の一員で、狂犬病にはならない」と訴えたが、犬は棍棒(こんぼう)で殴り殺されたり、薬で安楽死させられたりした。
飼い主には1匹5元(約72円)の補償金が支払われただけだった。
雲南省では4月にも、羅平県当局が毎日、野良犬を殺し続け、「狂犬病防止」を主張する県側と「残酷だ」と抗議する住民の間で論争になっていた。』(新華社電)

まるでナチスのユダヤ人虐殺です。狂犬病でも何でもない犬が家族から奪い取られ撲殺なんて、信じられません。
ワタシが犬を奪い取られた中国人だったら気が狂っていたことでしょう。

でもようやく、こんな馬鹿げた行為にも終止符が打たれたそうです。

yahooニュース狂犬病予防の犬処分、胡錦濤主席の指示で中止・・・香港紙 

愛犬家による嘆願書により、胡錦濤主席が考えを変えたとのこと。
北京オリンピックのために狂犬病を絶滅させたいのはわかりますが、こんな方法しかとれない国は、国際社会から認められるどころか反感を買うだけ。嘆願書を読まなければわからないようなことなのでしょうか。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月12日 (火)

アークエンジェルズ、ドッグぱーくから年内撤退。

ARK ANGELS(アークエンジェルズ 大阪)が、年内に広島ドッグぱーくから撤退することになったそうです。

YAHOOニュース

ABC「ムーブ」などのワイドショーでたたかれ、大前氏から告訴され、その結果ということでしょうか。
あの「スクープのために、ターゲットのつるし上げに向かって一直線!」みたいな「ムーブ」の番組の作り方は信用できないので、番組内容を鵜呑みにするようなコメントはしたくないのですが、これだけは言いたい。

土地の所有者の大前氏、信用できません。直感的にそう思います・・・(笑)というのは、個人的な思いなのでさておき。番組のインタビューでもペラペラしゃべって、すっかり被害者ヅラですけど、土地の所有者で、もともとドッグぱーくの経営に関わっていた会社の社長ですよね?元はといえば、彼らが責任をもって犬を管理し、養っていさえすれば、こんなことにはならなかったのでは?(そもそも、ドッグぱーくという施設自体がどうなのか、ということについては話が長くなるのでまた別の機会に)

だからといって、林代表が正しいとも思えません。わずかばかりの寄付をしたワタシは、犬のためにさえ使ってもらえれば、その使い道はシェルターだろうとなんだろうとかまいません。
でも、あのアークエンジェルズのサイトでは、ドッグぱーくの犬の現状を報じ、寄付を募っていました。「ドッグぱーくの犬のため」に、寄付をしようと思った人が大部分でしょう。そのためのお金を預かっている林代表が、あっさり「お金かからなかったから、ドッグパーク以外に使おう」と決めてしまうのは言うまでもなく問題です。

でも、これをきっかけに、動物保護の団体を、むやみやたらに非難するような風潮にだけはなってほしくないです。法が整備されていないだけに、それぞれのやり方で進められていることから、団体同士の争いや誹謗中傷も少なくないです。

でも、みんな目的は同じなんです。それぞれのやり方もみとめつつ、平和的に、犬や猫の命を救うことはできないものでしょうか。やっぱり法で、もっとしっかり定めるしかないですよね。人間の勝手によって放棄される動物たちの保護にこそ、国に乗り出してほしいのに、ドイツのようには(国の施設で、寄付によって賄われている)いかないものでしょうか。本当に日本は、動物後進国です。
※よかったらブログ内ペットショップについてもみてください。ドイツの保護事情についても触れています。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月 9日 (土)

犬の十戒とは。そして猫の十戒とは・・・

通常『十戒』とよばれているのは、モーセがイスラエルの神から与えられたとされる、10の戒律のことですね。

モーセの『十戒』(『旧約聖書』出エジプト記 第20章)

1. あなたはわたしのほかに、何ものも神としてはならない。
2. あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない。
3. あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。
4. 安息日を覚えて、これを聖とせよ。主は六日のうちに天と地と海とその中のすべてのものを造って七日目に休まれたからである。
5. あなたの父と母を敬え。
6. あなたは殺してはならない。
7. あなたは姦淫してはならない。
8. あなたは盗んではならない。
9. あなたは隣人について、偽証してはならない。
10. あなたは隣人の家をむさぼってはならない。

ここ数年で、よく聞かれるようになったのが『犬の十戒』。これは、『犬を飼う人のための十戒』と言ったほうが正解ですね。いったい誰が書いたのでしょうね。犬の飼い主には、涙なしには読めない内容です。こんなの読んじゃった日にはもう、お留守番させることすらできません(笑)

『犬の十戒』DOG TEN COMMANDMENTS Author Unknown-作者不詳

1. My life is likely to last ten to fifteen years.
私の一生は10〜15年くらいしかありません。
Any separation from you will painful for me.
ほんのわずかな時間でもあなたと離れていることは辛いのです。
Remember that before you buy me.
私のことを飼う前にどうかそのことを考えてください。
2. Give me time to understand what you want of me.
私が「あなたが私に望んでいること」を理解できるようになるまで時間が必要です。
3. Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.
私を信頼して下さい......それだけで私は幸せです。
4. Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.
私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
You have your work your entertainment and your friends.
あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
I have only you.
でも……私にはあなただけしかいないのです。
5. Talk to me sometimes.
時には私に話しかけて下さい。
Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.
たとえあなたの言葉そのものはわからなくても、私に話しかけているあなたの声で理解しています。
6. Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気づいて下さい。私はそのことを決して忘れません。
7. Remember before you hit me that l have teeth that could easily crushthe bones of your hand but that I choose not to bite you.
私を叩く前に思い出して下さい。私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私はあなたを噛まないようにしているということを。
8. Before you scold me for being uncooperative obstinate or lazy,ask yourself if something might be bothering me.
私のことを言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に私がそうなる原因が何かないかとあなた自身考えてみて下さい。
Perhaps I'm not getting the right food or I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
適切な食餌をあげなかったのでは?日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのかも?
心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?などと
9. Take care of me when I get old ; you, too, will grow old
私が年をとってもどうか世話をして下さい。あなたも同じように年をとるのです。
10. Go with me on difficult journeys.
最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。
Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence."
「見ているのがつらいから」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないでほしいのです。
Everything is easier for me if you are there.
あなたがそばにいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。
Remember I love you.
そして・・・どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを。

そして、最近知りました。『猫の十戒』もあるんです。犬と比べるとかなりユーモラスで、ニヤリなしには読めません。猫を飼ったことのある人には思い当たるようなことばかりなのでしょう(ちなみに、ワタシは猫歴0
ですが)

Cat Commandments (For Henry, the Beloved)
『猫の十戒(我が愛するヘンリーへ)』Author Unknown(著者不詳)

1. Thou shalt not jump onto the keyboard when thy human is on the modem
汝、人間がパソコンを使っているときには、キーボードに飛び乗ることなかれ。
2. Thou shalt not pull the phone cord out of the back of the modem.
汝、モデムの後ろにある電話線を抜くことなかれ。
3. Thou shalt not unroll all of the toilet paper off the roll.
汝、トイレットペーパーをロールから全部引っ張り出すことなかれ。
4. Thou shalt not sit in front of the television or monitor as thou are transparent.
汝、透明ではないのでテレビやモニターの前に座ることなかれ。
5. Thou shalt not projectile vomit from the top of the refrigerator.
汝、冷蔵庫の上で勢いよく吐き戻すことなかれ。
6. Thou shalt not walk in on a dinner party and commence licking thy butt.
汝、ディナーパーティーのときにやってきて、尻を舐め始めることなかれ。
7. Thou shalt not lie down with thy butt in thy human's face.    
汝、人間の顔の上に尻をのせて横たわることなかれ。
8. Thou shalt not leap from great heights onto thy human's genital region.
汝、高いところから人間の股間に飛びかかることなかれ。
9. Fast as thou are, thou cannot run through closed doors.   
汝、どんなに速く走ろうとも、閉まっているドアを通り抜けることはできない。
10. Thou shalt not reset thy human's alarm clock by walking on it.
汝、目覚まし時計の上を歩いてタイマーをリセットすることなかれ。
11. Thou shalt not climb on the garbage can with the hinged lid, as thou wilt fall in and trap thyself.
汝、蝶番付きのフタが開くごみ箱に乗って、落っこちる罠にはまることなかれ。
12. Thou shalt not jump onto the toilet seat just as thy human is sitting down.
汝、人間が腰掛ようとした瞬間にトイレの便座に飛び乗ることなかれ。
13. Thou shalt not jump onto thy sleeping human's bladder at 4a.m.
汝、午前4時に眠っている人間の膀胱の上にジャンプすることなかれ。
14. Thou shalt realize that the house is not a prison from which to escape at any opportunity.
汝、家とは機会があれば逃げ出せる刑務所ではないことを悟るべし。
15. Thou shalt not trip thy humans even if they are walking too slow.
汝、人間の歩みがいかに遅くとも、つまずかせることなかれ。
16. Thou shalt not push open the bathroom door when there are guests in thy house.
汝、家にゲストがいるときはトイレのドアを押し開ける事なかれ。
17. Thou shalt remember that thou are a carnivore and hat houseplants are not meat.
汝、汝は肉食動物であり、観葉植物は肉でないことを思い出すべし。
18. Thou shalt show remorse when being scolded.
汝、叱られたときには後悔してみせるべし。

せっかくですので、よろしければこちらもどうぞ。
中森明菜さん『十戒』(YouTube)

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年12月 8日 (金)

ペットショップについて

「生体展示販売」って聞いたことがありますか?

お客さんが自由に入ることのできるお店の中で、子犬や子猫がオリに入って(展示されて)売られている状態、いわゆる大部分のペットショップの販売形態です。

でも、欧米ではこの「生体展示販売」を禁止している国が多いことをご存じですか?(私はつい半年前までは知りませんでしたし、考えたこともありませんでした)

では犬がほしい人はどうするのでしょう。また、「生体展示販売」を禁止する理由はなぜでしょう。

例えばドイツで犬を手に入れるには。
犬が欲しいと思った人は、各犬種の協会等に予約をして、出産を待ちます。生まれてからも、すぐ引き取れるわけではありません。というのも、ドイツでは生後2ヵ月未満の子犬を親犬から離すことが禁じられているのです。ですから、実際に犬が手元に届くのは申し込んでから3ヵ月くらいはかかることになります。
詳しくはこちらのサイト、
CAJA(カヤ)成犬譲渡の会さんのドイツの保護事情 が分かりやすいです。

以前ワタシのブログにも書きましたが、生後6ヵ月くらいまでに、子犬は生きていくために必要な様々なことを学びます。特に生後3ヵ月までの子犬が親犬から受ける教育はとても重要です。子犬は親元で兄弟たち生活することで、犬社会の大事なルールを学びます。そしてこのルールが身についていなければ、人間からしつけを受けるのも難しくなります。

日本のペットショップで子犬が売られ始めるのは、早ければ生後1ヵ月くらいから。何も知らない頃から1匹でオリに入れられ、ストレスにさらされているのです(最近ではストレスの軽減を狙い、広い部屋に複数の犬を入れ、展示販売しているところもありますが)。そんな状態で売れ残り、生後半年を過ぎてしまったらどうなるのでしょう・・・。

実際に、ワタシが札幌市にある某ペットショップで見たキャバリアは生後6ヵ月のオス。オリから出してもらいましたがとても落ち着きがなく、暴れ放題で、抱ける状態じゃありませんでした。オモチャをちらつかせても、気にする様子もみせません。どれだけ長い間、外に出たい!と懇願しんでいたのでしょう・・・。

定価は確か8万くらいになっていましたが、店員さんは「今日なら、保険も込みで5万でいいです。」と言いました。売れなくなる前の叩き売りですね。バナナじゃないんですから。
「売れ残ったらどうなるんですか?」と聞いたところ、「みんな売れちゃうんですよ」と言っていました・・・。

仮にその言葉がウソじゃないとしましょう。安ければいい、と安易に、社会化されていない犬を買ってしまった人が、犬に不慣れでその子犬をしつけられなかったとき、その子犬はどうなるのでしょう?「人間を噛んだ」「トイレを覚えない」「吠えやまない」など、しつけができなかったことを理由に、人間の都合で保健所に持ち込まれる犬は後を絶たないのです。

生体展示販売は、犬の社会化のため、そして安易に犬を飼う(その結果捨てられる)ことを防ぐため、そして劣悪な環境で繁殖を続ける悪徳ブリーダーの利益を生まないために、欧米では禁止されているのです。
その話を聞くと、日本は先進国でありながら、人間以外の命に関しては後進国だと言わざるをえません。

ワタシ自身、peepeeちゃんを何も考えずにペットショップで買ってしまいました。ペットショップでは当然売れれば売れるほど子犬を仕入れます。いい人に買われ幸せになる子もいますが、その陰には犠牲になっている子がどれだけいるのでしょう。

年間に日本で処分される犬は16万匹と言われています。

犬や猫を販売するペットショップの責任は、本当に重大だと思います。
良いペットショップというのは、しっかりとその個体の特徴について説明をしてくれ、飼う人の環境を確認し相談にのってくれる、生後3カ月からの子犬を引き渡すところ。安易に販売しない店です。

これ以上不幸な子を増やさないためにも、ぜひ子犬や子猫を飼おうと思う人は保健所などの里親さがしや、優良ブリーダーさんからの直販を検討してください。また本当に、犬や猫が好きという方には、ぜひセンターや保健所から抑留犬の引き取りを検討してほしいと願います。

ご存じない方も多いかもしれませんので、念のため。
札幌動物管理センターには、かなりの割合で純血種と思われる犬が抑留されています。センターには獣医さんもいますから、だいたい年齢の見当もつきます。ひょっとすると多少の問題を抱えている子もいるかもしれませんが、そういう子はセンターの方も安易に譲渡はしません(再び捨てられては困りますから)。前述のCAJA(カヤ)成犬譲渡の会さんのように、センターから犬や猫を引き取り、譲渡しているところもあります。興味をもたれた方はぜひ問い合わせてみてください。

飼い主をなくしたたくさんの犬や猫が、助けを待っているのです。ぜひお願いします。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年11月30日 (木)

徳島の崖っぷちの犬について。その3

徳島の犬の件で、このサイトにたどりついてくれる方が多いようなので、徳島県動物愛護管理センターサイトのリンクを貼っておきます。崖ップチッコの様子が書かれています。

徳島県動物愛護管理センター

生後約6ヵ月で7.7kgということですから、大きくなっても10kgちょっとでしょうか。ようやくセンターの方の手から直接、食べ物をもらえるようになったそうです。
今回の犬は1歳未満の子犬だったので、人に飼われたことがなくてもこれからのトレーニングしだいでなんとかなるとは思います。でも、これが成犬だったら…。人に飼われたことのない警戒心の強い成犬を手なづけるのは簡単なことではありません。ほかの保護された犬と同様の運命だったかもしれません。

このサイトにもありますが、徳島県では毎年1万匹余りの犬や猫が致死処分されているそうです。飼い主捜しも苦労されているようで、
『ほとんどの子犬や子ネコは処分しているのが現実であります』と書かれています。

この崖ップチッコについては、全国から引き取り希望の連絡があるそうです。
当然、この子を引き取るのは抽選で当たりを引く1人の方だけ。
今回の騒動について興味本位で引き取りを希望する人以外の、本当に犬を愛する人が抽選にはずれた場合は、ほかの犬を引き取ってくれることを強く願います。

最後に。
安易にネットで犬や猫を購入・販売するのは反対です。

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2006年11月28日 (火)

広島ドッグパーク

広島ドッグぱーくから犬たちを救済したアークエンジェルズ
昨日(2006年11月27日)、朝日放送 「ムーブ」でオンエアされた内容が「You Tube」にアップされているようです。

朝日放送ムーブ1

朝日放送ムーブ2

朝日放送ムーブ3

朝日放送ムーブ4

この番組以上のことがわからないワタシには何ともコメントできませんが、動物愛護団体を今の日本で維持していくことの難しさを感じてしまいます。

寄付をした人間の一人としてワタシが強く気がかりなのは、この件の真相はもちろん大事だけど、何よりも、保護されている犬たちの今後のことに他なりません。今はこれ以上のことは言えません。

最後に。
安易にネットで犬や猫を購入・販売することは反対です。

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2006年11月27日 (月)

高齢者とペットについて。

11月21日にオンエアされた「とくダネ!」内のコーナー「とくダネ!特捜部」で、
「高齢者がペットを手放すとき・・・『それぞれの選択肢』を特捜せよ!」という特集が組まれていたらしいのですが。

ワタシは元々、高齢者の方が後々のことも考えずに、約10年の寿命をもつ犬や猫を飼うことには大反対(自分が面倒を見られなくなった後のことを考え引き取り先を決めてまで飼う方は別だけど、それでも主人を失う動物の悲しみは計り知れない)。

うちのpeepeeちゃんがお世話になっている動物病院にも、「高齢者の飼っていた猫の里親さがし」のポスターがよく貼られています。人間にとっては仕方ないのかもしれないけど、やっぱり人間の勝手な話にしか思えません。

ワタシは朝から仕事だったので、特集は見られなかったため、番組ホームページを見ていたら、腹立たしくなるコメントを見つけてしまいました・・・。

とくダネ!番組によせられたコメント

「火曜日の放送分で高齢者が飼い犬を手放す放送ですが、おばあさんに犬を飼っていることを無責任ではないかと取材の人が言っていましたが、失礼だと思いました。
高齢者ではなくても理由もなしに捨てる人はいるのだかなんとなく年寄り限定に聞こえました。みんな一人はさみしいのです。年をとればわかるのでは。おばあさんに謝ってほしいぐらいです。はらただしさを感じました。」 
40代の女性からのものでした。

実際のオンエアを見ていないので、あくまでもこのコメントに関することしか言えませんが、「さみしさを紛らわすことができるなら、命の責任は二の次・・・」と言っているようにしか思えません。

もちろん、理由もなしに捨てる人は話にならないけれど、大部分は「仕方ない」って言いながら犬や猫を捨てる人。

さみしいから飼うのは当然で、老人だから育てられなくなるのは仕方ないって、抗議できるその考え方が理解できません・・・。高齢者の方をこれだけ思いやれるなら、捨てられる犬や猫の気持ちも思いやれそうなものですが・・・。

人のコメントに文句をつけるのは、よくないことですが。でもたまらずに毒づいてしまいました。あぁ、嫌な気分です。

最後に。
安易にネットで犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年11月23日 (木)

徳島の崖っぷちの犬について。その2

徳島の犬、無事に救助されたみたいで、まずは一安心ですね。

昨日の朝のうちに「特ダネ」のサイトに今回の一件の報道に関する要望を送っておいたので、欠かさずチェックしました。(もちろん内容は「助かって良かったね、という内容に終始しないでください」という要望です)

「特ダネ」でも言っていましたし、映像を見ていてもわかりますが、一度も人に飼われたことのない犬のようですね。この崖っプチッ子、人が与えたエサにはなかなか手を出さず、夜中に人がいなくなってからようやく食べ始めたそうです。
ワタシが暮らす北海道は冬が厳しいので、山に住みつく野犬というのは全く馴染みがないんですが、自然が残る温暖な地域にはいるんですね。ただ野犬化したとはいっても、もともとは人が遺棄したのでしょうから、やっぱり胸が痛いです。
徳島では、年間に捕獲され致死処分となる犬は、4600匹もいると言っていました。

小倉智明さんが
「今度から賢い犬は、この崖に迷い込むかもね。そうすれば命が救われるんだから」と皮肉めいたことを言っていました。
その通りだと思います。この崖っプチッ子、今回注目を集めたので、誰かに引き取られるか何らかの恩恵が受けられる可能性が高いと思うけど、ほかの犬は引き取り手がいなければ無条件に殺されるわけですから、あんまりですね。

こういう事件の報道をきっかけに、保健所から犬や猫を引き取ってくれる人が増えたらいいなと思います。

最後に。
安易にネットで犬や猫を購入・販売するのは反対です。

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2006年11月22日 (水)

徳島の崖っぷちの犬ついて。

今朝、ワタシが見ただけで2局の朝番組で、徳島市の、崖に迷い込んでしまった犬の救助に関するニュースが扱われていた。まさに断崖絶壁。ワタシが見た段階では、犬は崖の天地200mの中間地点で、オロオロしていた。レスキューの方たちが、転落防止のネットを張り、これから万全の体制で救助を行おうとしているところで、ワタシは家を出たので、これ以上のことはまだわからない。

ちゃんとおとなしくして、助けてもらってほしいな。
でも、このあと犬が無事救助されたあとは、「よかったね」で終わってほしくないのです。

あの犬の災難は、言うまでもないけど、人間に遺棄されたことが原因。あの犬だって、もしあの場にいなければ、保健所に捕獲され致死処分されていたかもしれない。ほかにもたくさん、同じような犬が保健所で処分されている。

レスキューの方たちが身の危険をおかしながら救おうとしている命を、一方では日常的に致死処分している、これが現実。

もちろん、行政の責任ではなくて(現在の動物愛護に関する法律にも問題はありますが)、捨てた人間にこそ、その責任がある。
だからこそ、このニュースを扱っている番組では明日、「救助されてよかったね」という内容に、「犬や猫などの動物を捨てないで」、というメッセージを添えてほしい。小さな命を救出する、以前に、しなくてはいけないのは、命を粗末にあつかわないということ。

犬の命を救うために、多くの人が一生懸命になっている姿が、命の大切さを見失いかけているいじめの自殺志願の子供達への、なんらかのメッセージにつながるといいのだけれど。

最後に。
ネットで安易に犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年11月20日 (月)

「ただのいぬ。」が紹介されます。

「ただのいぬ。」(写真:服部貴康、詩:小山奈々子 角川書店とPIEBOOKSから発刊)という本があります。
「ただのいぬ。」とは「只のいぬ」であり、「無料のいぬ」のこと。飼い主から捨てられタ犬、迷子になって保健所などに保護・収容された犬たちのことが、写真と詩で紹介されています。
そして、この本に賛同した方たちの働きかけから、昨年より(財)せたがや文化財団 生活工房の主催で展覧会「ただのいぬ。」展が実施されています。
せたがや文化財団「ただのいぬ。」展

明日、北海道で、このプロジェクトに関わる服部さんと、犬たちを紹介する番組が放送されます。

 10月21日(火)午後6時15分頃〜
 北海道放送(HBC)「Hanaテレビ」5部 特集枠(7〜8分)予定

詳しい内容はわかりませんが、写真家・服部さんの取材、北海道に引っ越した「光の部屋」の犬(譲渡犬)の取材などが盛り込まれているようです。

ぜひ、一人でも多くの人にみてほしいです。

11月25日 追記 11月20日に放送予定だった北海道放送 Hanaテレビの「ただのいぬ。」に関する特集、オンエア日が急きょ変更になっていたようですので、訂正します。 実際は昨日、24日(金)にオンエアされたようです。 ワタシもすっかり20日だと思って予約録画していたんですが、チェックしても見あたらず。時間変更だったのかな?と思っていたところ、「24日に変更」との連絡をいただきました。が、しかしメールに気付くのが遅れ、すっかり見逃しました〜。ものすごーく楽しみにしていたのに残念〜!なんとしてでも、ビデオ入手します!

最後に。
ネットで安易に犬や猫を販売・購入することは反対です。

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2006年11月18日 (土)

犬や猫を飼いたい!という方へ

これから犬や猫を飼いたい!という方に、ぜひ読んでほしいです。

札幌市動物管理センターのサイトを見たことはありますか?
(札幌市以外の方は、自身のお住まいの地域にも同様の組織があるはずです)
札幌市内で保護された犬の写真が毎日アップされています。

札幌市で捕獲・抑留された犬は、センターに収容され、土・日・祝日を除く4日間告示されます。告示期間終了後、2日間が経過しても飼い主から返還の申し出がなかった場合は、引き取りを希望する人へ譲渡されるか、致死処分となるそうです。

ホームページで公表されている最新データ(平成17年)によると
捕獲頭数は487匹、返還頭数は240匹 変換率49%

一緒に暮らした家族であるはずの犬を、探して迎えにくる飼い主は半分しかいません。

環境省の定める「動物の愛護及び管理に関する法律」は、本来、人と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の愛護・虐待防止などに関する事項と、人への危害・迷惑防止を目的とした動物管理に関する法律ですが、このなかに「犬および猫の引取り」という条項があります。これにより自治体は動物の引き取りを行わなければならない仕組みとなっています。
そうして、「犬(猫)が子どもを産んだけどもらい手がない」「転勤で飼えなくなった」などなど勝手な人間の都合で、札幌市へ捨てられた小さな命は
犬が313匹、猫はなんと2399匹 合計2712匹 にものぼります。

そして、このなかから一般の方へと譲渡された数は
犬が267匹、猫はたったの141匹 合計408匹

(以上、数字は「札幌市動物管理センター 事業概要 平成18年度(平成17年度統計)」 より引用させていただきました)

ここまでくると、言葉につまります。
この事業概要には記されていませんが、いったいどれだけの犬や猫が致死処分となっているのでしょう。

ワタシが今日購入した本には
「ある調査によると、平成15年度に全国で処分された犬の数は15万頭にものぼる」と書かれていました。
猫はその数を遙かに超える、ということは言うまでもありません。
札幌市動物管理センターを含めた、日本国内の大部分は「ドリーム・ボックス」という名称とは全く一致しない鉄の部屋へおしこまれ、炭酸ガスで窒息死させられているそうです。(ちなみに、道内の保健所は注射による安楽死を行っているようです) まるでユダヤ人が送り込まれたアウシュビッツのようです。
犬は個体差もありますが、だいたい2歳児程度の知能をもっていると言われています。
2歳児をそんなところにおしこめたら、どうなりますか?みんな怖くて、泣き叫ぶことでしょう。
そうです。犬も猫も、怖くてたまらない思いをしたうえに、苦しんで死んでいくのです。何の罪もないのに。

もちろん、処分している自治体が悪いのではありません。(法律はなんとかするべきだと思いますが) 動物嫌いな人がわざわざ動物管理センターに勤務するとは思えません。むしろ、なんとかしたい、という思いを持った人たちが働いているのではないと思いたいです。
ワタシが以前、捕獲されているある犬のことが気になり、センターへ電話をかけたときですが、電話に出た男の人は「あぁ、あの子は今日希望する方に引き取られていきました」と言いました。引き取られたということと同時に、「あの子」という言葉に少しほっとしてしまいました。犬が好きな人以外は、犬のことを「あの子」とは言いませんから。 

言うまでもなく、罪深いのは、生前うちの祖父がそうしたようにそこへ無抵抗な命を持ち込む人、罪のない命を無責任に捨ててしまう人たちです。
11月12日「さっぽろワンlife!」

犬や猫を飼うつもりの人には、ぜひ考えてほしいのです。
・自分が犬や猫を環境にいるかどうか(住居や費用面、家族の協力など)
・その子が死ぬまで面倒をみられるかどうか(犬も猫もだいたい10〜15年は生きます)
・万が一、自分に何かあった場合に面倒をみてくれる人はいるか

最近は認知症の防止や寂しさを紛らわせるためなど、お年寄りが犬を飼うということが多くなっているそうですが、その飼い主が入院や老人ホームに入るなどの理由で手放すケースも増えているそうです。peepeeちゃんがお世話になっている動物病院でも、同様の理由で里親をさがしている、という案内が貼られていました。

ワタシは、これらのひどい現実を知らずに、市内のペットショップでpeepeeちゃんを買ってしまいました。
今、センターから抑留犬を引き取りたい!と強く思っていますが、マンションの管理規約で「犬は1頭まで」と決まっているため、引き取ることができません。飼い主がルールを守ることで、人と犬の共存が成り立ちます。絶対に規約は破れないのです。
そんなワタシがお願いするのは厚かましいかもしれませんが、ぜひ、センターから命を助ける(引き取る)ことも検討してください。ただ正直なところ、問題のある子もいるかもしれません(それでも脳の障害や病気以外の問題は、ちゃんとしつけなかった人間の責任であり、犬が悪いわけではありません)でも大部分は人になついた、犬や猫たちです。ぜひセンターの方へ相談してみてください。

そして、もう一つお願いです。
不要と言われる命を増やさないために、必ず去勢・避妊手術(特に猫は絶対です)をしてください。自分の犬や猫の子どもがほしくなる気持ちはわかります。でもブリーディングは遺伝による疾患を避けるためにも、きちんとした知識がなければいけません。もし疾患をもった子どもが生まれたらどうしますか?
避妊手術は子宮や卵巣、そして乳腺炎などの病気予防に有効と言われています。peepeeちゃんも最初の発情期を終えたら、迷わず病院行きの予定。ワタシは高校生のとき、卵巣の膿と乳腺炎が原因で大事な家族(犬)をなくしているので、もう二度とそんな思いはしたくないのです。

最初から、人間の思い通りになってくれる犬や猫なんていません。どんなに可愛い子でも、ちゃんとしつけなければ、人を噛むようになってしまうかもしれません。
・生涯、面倒をみる
・しっかり、しつけをする(しつけのための時間を割く)

最低限、その2つが覚悟できなければ、犬は飼わないほうがいい。犬と30年以上生活をしてきたワタシからのお願いです。
アタマの片隅にでもおいておいてもらえたら、嬉しいです。

最後に。
ネットで安易に犬や猫を販売・購入するのは反対です。

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2006年11月16日 (木)

札幌フレンチブル連れ去り殺害事件。

先週、peepeeちゃんとワタシがお世話になっている、ワンちゃんグッズのお店からのメルマガに、札幌市内でフレンチブルドッグがマンション6Fから放り投げられ殺害された事件を振り返った内容が書かれていた。
この事件は北海道新聞の社会面にも写真入りで掲載され、内容がアップされたブログは当時大変話題なりましたが、現在は閉鎖されているようです。絶対に風化させてはならない事件だと思いますので、2ヵ月ほど前の事件ですがアップさせてもらいました。



【事件概要】
札幌市中央区在住の生活保護をうけている39歳の主婦が、ドラッグストア前に繋がれていたフレンチブルドッグの百代ちゃんを連れ去りました。
飼い主さんとお友だちは目撃証言から女の居場所を知り、友人らと女宅を訪問。慌てた犯人は、室内に隠していた百代ちゃんをマンション6Fのベランダから放り投げ、殺害。女は書類送検されたそうです。



信じられない事件です。ただ、一つひっかかるのは、昨日アップした「飼い猫を餓死させた函館の女」は「逮捕」で、この犯人は「書類送検」だということ。

お店からの
メルマガには、「“自分の猫を殺した女”と“人の犬を盗んで殺した女”のどっちの罪が重いのか」とコメントされていました。

もちろんどっちも悪いけど、被害にあった「猫」と「犬」をそれぞれ人間に置き換えてみれば、その答えは明確です。「自分の子どもを虐待して殺した」よりも、「他人の子どもを誘拐して殺した」ほうが罪は重い。(ただ、函館の女が餓死させた猫は1匹ではないようですが・・・) 殺害されたのが、人じゃなく犬だったということだけで、2つの事件の刑罰にこれだけ差がでるなんて、法律がおかしいと思うのです。

これだけの事件を起こしながらも、この中央区の女は、普通にのうのうと生活しているそうです。今の法律では取り締まることができないのです。この女が同じ過ちを繰り返すかどうかは分かりませんが、ほかにも虐待目的で連れ去る人もいます。ですから絶対に、飼い犬や猫を自分の目の届かないところに置いておかないでください。何かあってからでは、取り返しがつかないですから。

2007年2月21日
その後、捜査が進み、書類送検→起訴され、2007年2月21日実刑判決がくだされました。

最後に。
ネットで安易に、犬や猫を購入・販売するのは反対です。

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2006年11月15日 (水)

飼い猫を餓死(函館)

またしても、虐待事件。
10月の話ですが、11月15日のUHB(北海道文化放送)のスーパーニュースで取り上げられていたので、アップしました。

『飼い猫を餓死させた飲食店女性店員逮捕(2006/10/25 日刊スポーツ)』

北海道警函館中央署は24日、飼い猫を餓死させたとして、動物愛護法違反の疑いで、函館市富岡町の飲食店女性店員(36)を逮捕した。
調べでは、店員は同市富岡町1丁目に家を借り猫を飼っていたが、05年12月ごろから06年9月末にかけて餌や水を与えず、餓死させた疑い。
店員は05年12月から知人の男性方に住んでおり、家主が猫の死骸(しがい)を発見し通報した。「餌をやりに行くのが面倒くさかった」と話しているという。ほかにも3匹の猫の死骸があり、同署は餓死させたとみて調べている。 (以上、2006/10/25 日刊スポーツ)

自分の猫なのに
「お腹をすかせては可哀想」とは思わないのか?
家から出られないなら、「餌をやらなければ、いずれ死ぬ」ということが考えられないのか?

犬も猫もどんなに大事に育てても、その寿命は10年ちょっと。
その間、ちゃんと可愛がってあげらることが誓えないなら、絶対に犬も猫も飼うべきじゃない。

近頃のイジメ・自殺問題も、幼児虐待も、そして動物虐待もすべて、他者の痛みが理解できない、想像力の欠如したバカな人間が原因。実際に自分も同じ目にあわなければ、何もわからないんだろうか。

最後に。
ネットで安易にペットの販売・購入を行うことには反対です。

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2006年11月12日 (日)

3日ぶりの猫、救出。そして石原都知事。

10月11日付 北海道新聞朝刊より「飼い猫・3日ぶり発見〜網走管内佐呂間町若佐地区を襲った竜巻で、全快した住宅のがれきの中から十日、一匹の飼い猫が助け出された。」そうです。ニャン、よかったね、よくがんばったね。
こういうニュースいいですね。本当に気持ちが明るくなる。動物だって同じ命。一つでも多くの命が救われるのは本当にうれしいし、こういうことを記事として取り上げてくれること自体もうれしい。

話は変わって、11日夜6時からCX系列で放送された「秋の教育スペシャル!たけしの日本教育白書楽しくマジメに生放送」。10時過ぎたくらいだったかな、爆笑問題の田中さんが進行役で、太田さん、たけしさん、途中から久米宏さん、そして最後に石原慎太郎都知事が加わり討論会がスタート。
メディアやイジメについてなど、ワタシに興味深い話はたくさんあったんだけど、なかでもひっかかったのは、石原都知事のコメント。

「平和が悪いという意味ではないけど、でも平和が長く続いたことによって日本人の感覚がおかしくなってしまった。・・・(中略)日本人のボランティア精神はおかしい。海岸にたどりついたシャチを助けることに一生懸命になっている。そんなことするくらいなら、アフリカの子どもたちのワクチンのためにお金を払うべきだ。命の順番とかつけちゃいけないのかもしれないけどね。」(というよーなことを言っていた気がします。ちがっていたら、すみません)

このコメントを聞いて、祖父のことを思い出した。
祖父は昔、ワタシがまだ幼稚園くらいの頃、うちで唯一最初で最後に外で飼った犬を、保健所に連れて行った。そう、処分したのだ。たしか2度ほど妊娠出産をくり返した後の出来事だった。(要するにその生まれた子犬たちも処分してしまったのだろう)
避妊もしていない犬を外につないでおけば、妊娠なんて当たり前!今ならなんとしてでも阻止したのに。思い出すと今でも本当に辛い。でも。祖父はなぜそんなことをしたんだろう・・・と思う反面、全く彼を理解できないわけでもない。祖父は戦争経験者。戦地で苦しい思いをしてきただろう。日本にもどってからも、食べるモノに困りながら、ギリギリで生きてきたのだろう。そういう時代に生きてきた多くの人にとって、人間以外の命の重さはとるに足りないものであり、人間以外の動物の痛みに共感する余裕はなかったに違いない。だからといって、もちろん許されることではないけれど、昔(30年前くらい)のマンガには、よく犬を蹴飛ばすシーンがあった。こんなの、今では考えられないこと。
だからこそ、あのとき処分されてしまった子たちへの償いのためにも、ワタシは、祖父も含め昔の日本人が、人間以外の命を軽んじてきたこの習慣を変えるための手伝いがしたい。
そして、ワタシがこういう考えをもてるのも、祖父たち戦争世代の犠牲があったからこそと思っている。

もちろん、1人でも多くのアフリカの子どもたちの命が救われることを願っています。でもワタシ自信は、人間の犠牲ともいえる、日々殺されていく名もない、幸せも知らない犬や猫たちをなんとかしたい。人間を守ってくれる機関や人は、動物のそれより遙かに多いはず。ワタシは今は、動物を助ける側で頑張りたい。

おかしいと思う人もいるかもしれないけれど、ワタシは、人を助けることに力を注ぐ人もいれば、動物を助けることに頑張る人がいていいと思う。(もちろん両方頑張れたらいいけど)それは保母さんになる人もいれば、ホームヘルパーになる人がいるのと同じ。お年寄りが苦手で、幼児の相手が好きなら保母さんになったほうがいい。どちらも選択しないのではもったいないし、もちろん強制できることではない。幼児の相手をするうちに、見方の幅が広がり、お年寄りのお世話もできるようになればもっといいとさえ思う。
現にワタシ、実は、子どもがあまり好きではない。保母さんなどの子どもと接する仕事は素晴らしいと思うけど、自分自身ではいーっかいもなりたいと思ったことはない。
でも最近はちょっと変わってきている。「すべての動物を幸せにしたい」と思って自分一人で頑張ってみたところで数は限られるわけで、やっぱりこれから成長する子どもたちをなんとかしないとダメだ!これからは子どもだ!自分の意志を継いで広げてくれる後継者作りだ!なんて、本気で考えていたりする。ホント勝手だ(笑)
そう考えると、シャチやイルカは助けちゃダメだっていうの?と反論したくなるような表現だった石原都知事の言葉も、受け取り方次第。1人でも多くのアフリカの子どもたちを救えたら、アフリカの動物たちももっと幸せになれるかもしれない。

最後に。
ネットで安易に、犬や猫を販売・購入することは反対です。

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2006年11月 9日 (木)

ネットサーフィン→赤ちゃん→不要犬

「THE BLOGGER'S NEWS」
http://blog.goo.ne.jp/index.php?fid=trendranking

これ、「ブログのリンク数を見ると世の中のトレンドが見えてくる!?」というランキング・サイト。ブログ記事中にあるニュースサイトへのリンクをカウントして、30分おきにランキング表示される仕組みらしい。これがあれば、今何が話題になっているのか、確かによくわかる。うん。
と思って、見てみたら…。ありました、ワタシも気になるニュース。(
さっそくワタシもランキングに参加)

http://www.asahi.com/edu/news/SEB200611080018.html
「赤ちゃんポスト」だそうです。
「病院側は「捨てられて命を落とす赤ちゃんや中絶せざるを得ない母親を救いたい」と説明するが、子捨ての助長につながるとの意見もあり、論議を呼びそうだ。」とありました。ワ
タシは「この世に生をうけた全ての命を、人が取捨選択する権利はない」と思っているので、病院側の意見には基本的に賛成。たしかに“子捨ての助長につながる”という意見も無視できないけど、根本的には全てそれ(子捨てという行為)以前の問題=人間性の問題なので、やはり情操教育をやり直すところからはじめないと意味がないと思うんです。
自分で生んだ子を捨ててしまうような親が、万が一捨てることを思いとどまって育てたとしても、その子は幸せになれるんでしょうか。「産みの親より育ての親」と言う言葉の通り、子どもを欲しがっている人に大切に育ててもらったほうが幸せになれる気がするなぁ。(子どもと一緒に成長する親もいるわけだから、安易には言えませんけど)

あれこれ考えているうちに、思い出してしまった。
「不要犬ポスト」のこと。
帯広出身者にはかなり知られた存在らしいけど、初めて聞いたときは正直、ぶったまげた。
ようするに、

・不要になった犬をポストに入れる
・その後、業者が回収にきて、処分する 

って、それじゃポストじゃなくて、ゴミ箱でしょうが…。呆れてモノが言えなくなった。何のために設置されたのか、全く理解不能。だって犬を捨てる人はどーせその辺に置いていくわけでしょ。あ、ひょっとして保健所に犬を連れていくときの「後ろめたさ」を軽減してくれるものなわけ?ポストに入れちゃえば、追いかけてこないってわけ?
さすがに今は撤廃されたらしいけど、平成7年まで存在していたっていうんだから、驚きます…。
命あるものに対して、いったい誰に何の権利があって「不要」扱いなんかできるんだろう。
イジメの問題もそうだけど、どうしたら、自分以外の命の痛みを感じとれる人になるのだろう。本当はそんなこと、当たり前のことだと思うんだけど・・・。

最後に。ネットで安易に、犬や猫を購入するのはおすすめできません。

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2006年11月 8日 (水)

そもそも。

そもそも、自分について話すのがとーっても苦手なワタシ…が、

なぜゆえブログに手を染める気になったのか。

30も半ばを過ぎたところで、そろそろジブンのことを

俯瞰で見られるようになりたいなぁと思ったことも

理由の一つ(遅すぎだよね…)なんですが、

最大の理由と目的は

人のエゴの犠牲になっている犬や猫たちを少しでも減らすため、

ワタシと同じ思いを持つ人たちと繋がりを持つため、そして

これから犬や猫を飼いたいと思っている人にメッセージを送るため。

人が一人のできることって、限られますよね。

(莫大な財産でもあれば別でしょうけど)

そこで札幌で動物保護活動を行っている団体に参加しよう!と

探したんですが、どーもみつかりません。

動物保護活動を行う仲間を募ることも考えていますが

まずは状況を調べながら、自分でできることから始めていくつもりです。

また前述とは相反する話ですが、

一人でできることは僅かでも、伝え広げていくことで、

大きな力に成長させられるとも思うのです。

こんなワタシのような者のブログに、

一体どれだけの人が訪れてくれるかははなはだ疑問ですが(笑)、

まずは一歩を踏み出すことが大事!ということで

ブログ開設することにしてみました。

動物愛護に特に興味のない人をここに誘い込むために、

動物にあまり(というか全然)関係ないようなネタも

どんどん盛り込んでいこうと、画策中(笑)

マハトマ・ガンジーのことば

「あなたのやることはとるに足らないことだ。だが、

やることが大切なのだ」がワタシのテーマです。

たまたま目にした「犬の十戒」と

「札幌市動物管理センター」のサイトに

毎日アップされる収容犬たちの顔、

そしてある人のブログが、ワタシの記憶を呼び覚まし、

これからの生き方を考え直すことにつなげてくれました。

「札幌市動物管理センター」「犬の十戒」どちらも

検索するとトップに出てきます。

もしよかったら、ぜひ目を通してください。

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