本文の文字サイズを変える
新型インフルの判定できず=「ウイルスの量少ない」−加から帰国の高校生・厚労省

新型インフルの判定できず=「ウイルスの量少ない」−加から帰国の高校生・厚労省

 カナダからの帰国後、A型インフルエンザの陽性反応を示した横浜市の男子高校生(17)について、遺伝子レベルの詳細な検査を行っている国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は1日、厚生労働省で記者会見し「ヒト型かブタ型かウイルスを判別できない」と述べ、現時点では新型インフルエンザとは判定できないことを明らかにした。検体に含まれるウイルスの量が少ないのが原因という。
 感染研はウイルスの遺伝子の一部を増幅し、配列を調べる検査を続けており、近く結果が出る見通しという。
 岡部センター長によると、遺伝子レベルの「PCR検査」の結果は、新型インフルエンザと同じH1型については陽性だった。
 しかし、「検出限界くらいの(弱い)度合いだった」といい、以前から流行しているAソ連型と呼ばれるヒト型か、新型のブタ型ウイルスか判別できなかったという。(2009/05/01-17:29)

関連ニュース


社会


▲このページのトップへ