・「絶対にやってはいけないミスですね」
野球のテレビ中継を見ていると、
よく解説者がそういうことを言ってました。
「ミスがあったほうが負けます」
というのも、よく聞きます。
ファンも「最低のチョンボだよ!」と怒ってました。
どうも、ミスは「悪事」であると考えている人が、
多かったという気がします。
今年、野球中継を見ていて思うのですが、
ミスは「悪事」であるという考え方が、
なくなっているように見えるんです。
(ぼくの場合、巨人の野球を見ているので、
原監督のやっているチームの場合は、と、
限定して言う必要があるかもしれませんけれどね)
若い坂本選手とか、けっこう走塁ミスとかあるんです。
でも、チームのなかで「悪事」扱いされてない。
そんなふうに見えるのです。
選手たちのミスは、「コスト」として勘定済み。
そういう考え方になっているのではないでしょうか。
いつか原監督やコーチ陣の方にお会いできたら、
そのあたり「ミス論」というものを、
訊ねてみたいと思っています。
ミスは、ある確率で起こるに決まっています。
そのときの気持ちが真剣であろうがなかろうが、
さんざん練習したことであろうが、起こります。
起こしてしまったミスを、
くりかえさないようにするのは、
その場で、いま、やれることではありません。
だとしたら次の手について考えるのがやるべきことです。
起こったことに怒ってるひまはないんですよね。
新しい世代の監督たちの、ミスについての考え方が、
それを厳しく責め立てる解説席やアナウンサーよりも、
やっぱり、ずいぶん実戦的に思えるんですよねぇ。
<ミスは悪事じゃない。ミスはコストだ。>
どうでしょう、これは、甘さとか厳しさの問題じゃなく、
育ちながら戦っていくチームの、
正しい姿勢ではないかと、ぼくは見ています。
黄金週間、休みは休みで休みつつ、
毎日更新は続いております「ほぼ日」です。ヒロシです。
今日も来てくれて、ありがとうございます。
野球のテレビ中継を見ていると、
よく解説者がそういうことを言ってました。
「ミスがあったほうが負けます」
というのも、よく聞きます。
ファンも「最低のチョンボだよ!」と怒ってました。
どうも、ミスは「悪事」であると考えている人が、
多かったという気がします。
今年、野球中継を見ていて思うのですが、
ミスは「悪事」であるという考え方が、
なくなっているように見えるんです。
(ぼくの場合、巨人の野球を見ているので、
原監督のやっているチームの場合は、と、
限定して言う必要があるかもしれませんけれどね)
若い坂本選手とか、けっこう走塁ミスとかあるんです。
でも、チームのなかで「悪事」扱いされてない。
そんなふうに見えるのです。
選手たちのミスは、「コスト」として勘定済み。
そういう考え方になっているのではないでしょうか。
いつか原監督やコーチ陣の方にお会いできたら、
そのあたり「ミス論」というものを、
訊ねてみたいと思っています。
ミスは、ある確率で起こるに決まっています。
そのときの気持ちが真剣であろうがなかろうが、
さんざん練習したことであろうが、起こります。
起こしてしまったミスを、
くりかえさないようにするのは、
その場で、いま、やれることではありません。
だとしたら次の手について考えるのがやるべきことです。
起こったことに怒ってるひまはないんですよね。
新しい世代の監督たちの、ミスについての考え方が、
それを厳しく責め立てる解説席やアナウンサーよりも、
やっぱり、ずいぶん実戦的に思えるんですよねぇ。
<ミスは悪事じゃない。ミスはコストだ。>
どうでしょう、これは、甘さとか厳しさの問題じゃなく、
育ちながら戦っていくチームの、
正しい姿勢ではないかと、ぼくは見ています。
黄金週間、休みは休みで休みつつ、
毎日更新は続いております「ほぼ日」です。ヒロシです。
今日も来てくれて、ありがとうございます。