【大紀元日本4月29日】中国福建省福清城頭鎮で、首渓村、黄墩村、星橋村の三村の境界目の河川に捨てられた豚の死骸百頭以上の腐敗臭が付近に充満し、百メートル離れたところでも臭いが鼻につくという。中国「東南快報」が27日に伝えた。当局は、これら死亡した豚は付近の養豚場から出た可能性が高いとみている。
報道によると、麻袋に詰め込まれて河岸や横その沿道に放置された豚の死骸の殆どが子豚。住民の陳さんによると、これらの死骸はすでに半月以上放置されているという。陳さんは「昼頃、よくバイクで豚の死骸を運ぶ人を見かける」と述べた。
現場を視察した城頭鎮の何尚貴・副鎮長と鎮の牧畜獣医所の呉所長は、死骸の腐敗程度から、河岸に長く放置されていたとみている。
一方、世界保健機関(WHO)が豚インフルエンザに対する警戒水準をフェイズ4まで引き上げた現在、福建省福清河川で発見された大量の豚の死骸の報道は、さらなる懸念を与えた。数多くの大陸ネット利用者は、これら死んだ豚は豚インフルエンザによる死亡ではないかとの問い合わせがネット掲示板を飛び交った。
別の報道によると、今年2月、山西省洪洞県でも約千頭の豚が発生した病気で死亡した事件があったという。地元政府部門は2月3日に発表した統計によると、洪洞県だけでも少なくとも1300頭以上の豚が死亡したという。同県の牧畜局は病気の原因が通称※紅皮病(こうひびょう)と豚コレラの合併症だと示した。当時、死亡した豚の一部の豚肉は市場に出回っていたという。
※紅皮病は、肥育豚の急性横断性貧血が米国で最初に確認された。分布域は広く、近年の豚の輸入で検出率は高い。 媒介者はアブ、サシバエ、ダニ、シラミ、カなどの吸血昆虫の他、注射針からの感染も疑われる。
(翻訳編集・余靜)
(09/04/29 08:19)
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