試合後、三冠王者の高山(左)に挑戦表明をする鈴木(右)=後楽園ホール
「全日本」(29日、後楽園ホール)
“世界一性格の悪い男”鈴木みのる(40)が、盟友・高山善廣(42)の3冠王座に挑戦することが決定的になった。鈴木が6人タッグ戦で勝利後、リング上で挑戦要求し、王者から了承された。決戦舞台は5・30愛知県体育館大会が濃厚だ。
鈴木は、戦前から次期挑戦権獲得を熱望していた小島と諏訪魔の内輪モメを尻目に、武藤をゴッチ式パイルドライバーで沈めて勝ち名乗り。リング上で「お前らに資格なんかね〜んだよ。挑戦するのはこのオレだ!!」と絶叫。高山は「やろうぜ!!」と呼応した。
鈴木はチャンピオン・カーニバル(CC)制覇時に挑戦に否定的だったが「あそこで言ったらCCがそれこそ予選会になる。ハナから優勝する目的は高山とやりたかったから」と説明した。
ファンの大歓声に包まれ「これで与党と野党逆転だな。力と支持率で」と全日本制圧を予告。03年9・21新日本大会で高山が制し、08年6・17の鈴木みのる20周年興行で鈴木が制して以来3度目の盟友決戦。「GURENTAIによる全日本最強決定戦だ」と力を込めた。