JR北海道は23日、函館線の無人駅・大中山駅(渡島管内七飯町)の自動券売機で釣り銭の支払いミスがあったと発表した。券売機の釣り銭用ケースに小銭補充の際、100円玉と10円玉をあべこべに入れてしまったのが原因。
同社によると、ミスがあったのは27人分。このうち18人分は釣り銭を180~360円多く支払い、9人分は180~270円不足していた。22日朝に乗客から「釣り銭が少ない」と指摘があり発覚。その後の調査で、大中山駅を管理している七飯駅の男性社員が21日午前9時ごろ、100円玉と10円玉を入れ間違えていたことが判明した。男性社員は「確認せずに入れてしまった」と反省しきりの様子で、同社広報も「こんなミスは聞いたことがない」という。
同社は心当たりのある乗客には販売記録と照合の上、差額を返却する。問い合わせは七飯駅(0138・65・2033)へ。【金子淳】
毎日新聞 2009年4月24日 地方版