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NATO:スパイ活動でロシア人外交官追放

 【ブリュッセル福島良典】30日付英紙フィナンシャル・タイムズによると、北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)はブリュッセルに駐在するロシア人外交官2人がスパイ活動にかかわっていた疑いがあるとして国外退去を命じた。

 同紙によると、追放処分を受けたのは、ロシアのウラジーミル・チジョフ欧州連合(EU)代表部大使の息子と、別の外交官。2人はいずれもロシアのNATO代表部勤務だった。同紙がNATO筋の話として伝えたところによると、2人は外交官ポストを隠れみのに情報機関の工作員として活動していた疑いが持たれている。

 NATOをめぐるスパイ事件としては、エストニア国防省の元高官がロシアにNATOの極秘情報を流していたことが昨秋に明るみに出て、今年2月に禁固12年半の判決を受けた。同紙は今回の追放について事件に対するNATOの「報復」との見方を示している。

毎日新聞 2009年4月30日 23時24分

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