＜毎日新聞社＞韓国の電子ペーパー端末にニュース配信

　毎日新聞社は、韓国の電子広告媒体メーカー、ネオルクス社（ウージョン・カン社長）が５月中旬に韓国内で販売する電子ペーパー端末「ヌート２」向けに、日本語ニュースを有料配信する。電子ペーパーを搭載した電子リーダー向けに有料コンテンツを提供するのは、日本の新聞社で初めて。

　ネオルクス社は０８年３月に電子ペーパー端末「ヌート」を発売し、電子書籍のほか韓国大手紙「朝鮮日報」のニュース配信サービスを実施。性能を向上させた「ヌート２」の販売に合わせ、他の韓国紙などに配信数を拡大することになった。

　「ヌート２」は米イー・インク社製の６インチの電子ペーパーを搭載。電子ペーパーは、表示中は電力を消費せず、情報の書き換え時のみわずかな電力を消費するため、一度の充電で、約１万ページ更新の使用が可能だ。

　ニュース配信は、ＵＳＢケーブルでパソコンに接続してダウンロードするか、無線ＬＡＮを使って端末で直接受信することもできる。本体価格は２９万９０００ウォン（日本円換算で約２万２０００円）。ニュースの価格は、１紙当たり月３０００〜７０００ウォン（約２２０〜５００円）の予定。

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