2009年4月30日10時58分
舛添厚生労働相の緊急会見の主な内容は次の通り。
わが国ではインフルエンザパンデミック警戒レベルがフェーズ4に引き上げられた段階で「新型インフルエンザ」と位置付け、検疫体制の強化、保健所への相談窓口の設置など、国・自治体をあげて必要な対策を講じている。これまで通り必要な対策を着実に実施していく。国民は冷静に対応していただきたい。
同時に対策の充実強化をはかる。国内で発生した場合に備え、発熱外来の設置準備、患者の全数把握や薬の在庫を迅速に把握する体制整備、ワクチン製造などを確実に実施する。検疫体制の強化は必定だ。長期戦になると思うので必要に応じて質、量とも強化の可能性がある。弱毒性だからといって手を抜くわけにはいかない。メキシコにいた方が第三国経由で帰ってきた場合、出入国カードに本人が正確に書かなければ、限界はある。入国管理、検疫の連携を指示、徹底したい。
新型インフルエンザが日本に侵入してくることを前提に、すでに行動計画を実行している。早期に発見し早期に治療すれば(抗インフルエンザ薬の)タミフル、リレンザが有効だ。不調をきたしたら保健所に電話するなど冷静に行動していただきたい。