飲酒ひき逃げ民事裁判被告が初出廷
(福岡県)
3年前、久留米市で起きた飲酒ひき逃げ事件で長男を亡くした両親が加害者らに損害賠償を求めた裁判が28日開かれました。この事件は2006年9月、久留米市でオートバイに乗っていた大学生の大川智行さん当時20歳が車にひき逃げされ死亡したものです。ひき逃げした22歳の男は逮捕から10日たって事故前の飲酒を認めましたが、アルコール濃度が特定できず飲酒運転の罪には問われませんでした。これに対し大川さんの両親が、真実を知りたいと男らを相手取り、8500万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしています。28日の証人尋問では被告の男が初めて出廷し「飲酒を隠すつもりは無く正常に運転していたから言う必要はないと思った。」と話しました。次回は7月2日に最終弁論が行われます。
[ 4/28 18:56 福岡放送]