いりゃあせ名古屋

名古屋市長選

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

’09名古屋市長選:市民税10%減 河村氏公約「1期目で実現」

 名古屋市長選(26日投開票)に民主党推薦で出馬予定の河村たかし衆院議員(60)=議員辞職願を提出=は4日夜、同市役所で記者会見し選挙マニフェストを発表した。

 柱は市民税10%減税、ボランティアによる地域委員会(仮称)の創設、経済対策の3本。減税の財源は行財政改革で捻出(ねんしゅつ)するとし、具体策として市長との「約束」に基づく役所内の分権、予算を節約すれば当該部署が報奨される制度の導入、職員の総人件費10%削減などを盛り込んだ。「役人支配を脱し、市役所に根付いた『しがらみ』を一掃、隠し事のない政治を実現する」と強調している。

 ボランティアによる地域委員会は、市民が一定の予算内で福祉や防犯、街づくりなど生活に密着した事業を決める仕組み。設置に向け(1)希望する地域(中学校区や小学校区など)を募る(2)十分な準備を経たうえで、公選に準ずる手続きで委員を選定、モデル実施する(3)対象を増やし、予算も拡大する--との手順も示した。

 一方、経済対策では中小企業支援などのほか、名古屋高速道路の料金750円を650円に引き下げるとし、財源は国直轄事業負担金の削減で充当するとした。松原武久市長が掲げた名古屋城本丸御殿復元計画(150億円)など「4大プロジェクト」は「いったん立ち止まり、優先順位や実施時期、規模・内容を決定する」と見直しに言及した。

 このほか議員定数の10%削減なども提示、河村氏は会見で「マニフェストの内容を1期目の4年で実現する」と強調した。【岡崎大輔】

毎日新聞 2009年4月5日 中部朝刊

名古屋市長選 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

特集企画

おすすめ情報