名古屋市長選(4月26日投開票)へ出馬を表明している前中京大教授、細川昌彦氏(54)の陣営が24日午前、同市東区で事務所開きを行った。政党色を前面に出さず「市民派」を掲げる細川氏に配慮してか、支援や支持の意向を示している自民、公明両党関係者の姿はなく、市民団体や財界関係者ら約200人(主催者発表)が出席して実施。細川氏は「多様な人たちが一つの思いで集まった時が一番強い。新しい名古屋を作りましょう」と訴えた。
事務所開きでは、市役所OBがあいさつをした後、後援会会長の盛田和昭・盛田エンタプライズ会長が「名古屋の隅々まで細川さんでなくちゃいけない」と述べ、支持拡大を訴えた。事務所開きには社民党愛知県連合代表の冨田勝三市議も出席した。【影山哲也】
毎日新聞 2009年3月24日 中部夕刊