名古屋市長選(4月26日投開票)への出馬を表明している民主党の河村たかし衆院議員(60)が20日、政策協議を進めている同党名古屋市議団の議員総会に出席し、選挙のマニフェスト案を提示、市議団側はおおむね了承した。党愛知県連がこれを党本部に報告、河村氏の推薦が近く正式決定する見通しとなった。
河村氏が提示したマニフェスト案は、「選挙後にプロジェクトチームを作って検討する」とした住民税減税のほか、不況対策や医療、福祉、環境施策にも言及した内容。ただ、市議団に対する本格的な案の提示はこの日が初めてで、財源の裏付けや表現の面で問題があるとする異論が一部議員から出たため、河村氏と市議団とで引き続き詳細を詰めることになった。【影山哲也】
毎日新聞 2009年3月21日 2時02分