民主党の河村たかし衆院議員(60)=愛知1区=は25日、党県連代表の伴野豊衆院議員と名古屋市内で会い、民主党の推薦を得て名古屋市長選に立候補する決意を伝えた。26日夜の県連幹事会で自らの政策を示し、正式に出馬を表明する。
河村氏は伴野代表との面談後、記者団に「市長選に立候補させてもらいたいと伝えた。不退転の決意だ」と述べた。伴野氏によると、河村氏は面談で「36年間の政治生活を経て、名古屋の皆さんに恩返ししたい」などと語ったという。
民主党県連は21日の市長選対策委員会で、党名古屋市議団が推す元愛知県弁護士会副会長の伊藤邦彦弁護士(55)の推薦を決定している。26日の幹事会を前に河村氏が出馬の意思を公にしたことで、県連は難しい対応を迫られることになった。
伴野代表は記者団に「市長選は衆院選にも影響を与えるため、議論を尽くし、勝てる候補を擁立したい。全会一致になるまで議論したい」と述べた。【月足寛樹、影山哲也】
毎日新聞 2009年1月26日 1時38分