名古屋市長選(26日投開票)に民主党推薦で出馬する河村たかし衆院議員(60)が3日、議員辞職願を河野洋平衆院議長に提出した。河村氏は、当初予定していた自動失職でなく議員辞職したことについて、「時間は短いが、市長選に向けて準備するという決意を込めた」などと説明。約2000万円の議員年金については、受け取らない考えを示した。
また、河村氏の陣営は同日までに、県選管に選挙母体となる政治団体「元祖けったの会」の届け出をした。「けった」は名古屋の言葉で自転車を意味する。河村氏は「政治の原点は多くの人と触れ合うこと。自転車は自分のスタイル」と話した。
任期満了まで期間が短く、公職選挙法の規定で補選は行われない。【岡崎大輔】
毎日新聞 2009年4月4日 中部朝刊