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核実験実施を宣言=安保理に謝罪要求−北朝鮮

4月29日17時13分配信 時事通信

 【ソウル29日時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は29日、国連安全保障理事会の制裁委員会が北朝鮮企業を資産凍結の対象に指定したことに反発し、安保理が謝罪しなければ、核実験と大陸間弾道ミサイル発射を含む「自衛的措置を取らざるを得なくなる」と警告する報道官声明を発表した。北朝鮮は25日に寧辺の核施設で使用済み核燃料棒の再処理を開始したと表明しており、核開発を強行する構えを鮮明にしている。
 今回の声明も危機感を高め、米国と有利な立場で交渉を行うための「瀬戸際戦術」の一環とみられる。ただ、5日の長距離弾道ミサイル発射後、北朝鮮は国際社会の批判に対抗し、「危機の水準」を着実に上げており、「北朝鮮は実際に核実験に踏み切るのではないか」(外交筋)との観測が徐々に強まっている。
 北京で29日に行われた日中首脳会談当日に声明を発表した背景には、6カ国協議議長国である中国と、最も強硬な日本に対して揺さぶりをかける狙いもあるとみられる。 

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最終更新:4月29日18時45分

時事通信

 

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