人気料理レシピサイト「クックパッド」大ヒットのワケR254月29日(水) 12時 0分配信 / 経済 - 経済総合そもそも料理レシピは料理雑誌にも料理本にも載っている。もちろんネット上にもある。なのに、女性はなぜクックパッドに行くのか。運営元の佐野陽光社長に聞いた。 「料理を作る人というのは、たくさんの人に、おいしいね、と言ってもらいたいんです。それをサイトへの投稿という形で、簡単に楽しくできるようにしているんです」 つまり、多くの人に“おいしい”と言われたい女性の心理を、うまく捉えたサイトなのだ。実際、投稿されたレシピを使って調理したユーザーの写真付きレポートが、数十件単位でアップされることも。 「さらに加えて、レシピを探すユーザーのために、検索機能に徹底してこだわりました」 例えば、白菜で検索する。だが、白菜を使った料理が出てくるだけではない。なぜ、白菜と入れたか、まで考えるのがクックパッド。導き出される仮説は、「冷蔵庫にたくさん白菜があるからでは…?」。だから、大量に白菜を使うレシピが出る。ユーザーは、ドンピシャのレシピに出会える確率が高まる。 「アクセスのピーク時間は16時。すばやく的確な情報が手に入らないと、忙しい女性ユーザーには使ってもらえません」 レスポンスも驚くほど早い。忙しいユーザーのために、レスポンス向上に1998年の開設以来こだわってきた。目標は0.2秒。検索機能も自社で開発。実は背景にあるのは、高度なテクノロジーだ。ユーザーニーズの分析にも先端技術が使われる。料理がテーマのやさしいサイトと思いきや、技術をベースにした骨太サイトなのだ。 誰でもレシピを投稿でき、50万件ものレシピから、自分の調理レベルや調理環境に合ったレシピが探せる。これは本にも他のサイトにもない醍醐味。だから今日も女性はクックパッドに向かうのだ。 (R25編集部) ※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです 【関連記事・情報】 ・ 不況知らずのホットな食材ホットケーキミックスの実力 (2008.11.06) ・ 目立たないけど重要な役回り料理の“隠し味”の定義とは (2008.06.19) ・ 君は“重曹”のスゴさを語れるか!! (2008.05.29)
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