ネットでも読めない北野誠 超過激発言録
無期限謹慎の引き金
(週刊朝日 2009年05月01日号配信掲載) 2009年4月22日(水)配信
ただし、バーニングプロダクションの広報担当者は、
「録音テープは確かにウチにも届いてる。ぜんぶ音事協のほうに送ってるが、抗議するのは音事協で決めたこと。ウチからは何も要請などしてません。(社長は)怒ってるというか、いろいろ言われるから、面白くは思ってないでしょう。耳には入ってるが、社長が動いてどうこうということはありませんよ」
と話し、松竹芸能の広報担当者は、
「サイキックの終了について、北野が怒った事実はありません。あとは何も言える立場にありません」
とコメント。朝日放送広報部は本誌の質問に、
「今回の件も踏まえて弊社が(音事協に)主体的に協力できる企画を考えています」
と回答している。
結局のところ、長きにわたる「発言」と引き換えに、北野は追放され、松竹芸能は見せしめの処分を下し、音事協は朝日放送から「企画番組」を提供される。
北野は自著『死んだら、あかん!』(メタモル出版)を4月に上梓し、実父の焼身自殺と向き合ってきた日々を回顧しているのだが、あとがきの言葉が何とも痛々しい。
〈「頑張って行こう!」なんて、思わなくていいから、お互いに無理せんとこな。生きていたら、笑える日も来るからな。本当やで! くれぐれもやけっぱちにならないで!〉
北野自身が誰よりもそう噛み締めていることだろう。
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