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米で新型インフル初の死者 テキサス州の1歳児
(04/29 22:18)


 【ワシントン29日共同】米疾病対策センター(CDC)は29日、テキサス州の1歳11カ月の幼児が新型インフルエンザで死亡したと明らかにした。メキシコ以外での死者は初めて。ウイルスの致死性が高いことを示すとともに、感染例が見つかっている各国でも犠牲者が増える懸念が深まった。

 ロイター通信によると、幼児は最近、メキシコに旅行していたという。CDCによると、テキサス州では6人の感染が確認されていた。

 一方、ニューヨークでクイーンズ地区の私立高校関係者ら数百人が感染の疑いがある症状を訴えていたことが判明。全米では感染確認が66人に増えた。感染確認は新たにドイツとコスタリカ、オーストリアであり、計10カ国に増加。世界保健機関(WHO)の委員は警戒水準再引き上げの可能性を指摘した。メキシコの患者は約2500人となった。

 CDCや各地の州政府によると、米国で感染が確認ないし疑われる患者で入院したのは7人。ニューヨークでは、これまでに感染が確認された地区以外に感染が拡大、ブルームバーグ市長は全員が回復したか、快方に向かっているとした。

 ニューヨークに次いで感染者が多いカリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は、州独自に「緊急事態宣言」を出した。オバマ大統領は緊急対策費として、議会に15億ドル(約1450億円)の支出を要請した。

 WHO緊急委員会の委員を務める国立感染症研究所の田代真人インフルエンザウイルス研究センター長は、北米以外の地域で人から人への2次感染が明確になれば、警戒水準が現在の「4」から「5」に引き上げられる根拠になるとの認識を示した。

 

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