千歳・恵庭のニュース
千歳に新しい赤十字奉仕団 5月旗揚げへ
(2009年 4/29)
プールなどでの水の事故防止を目指す千歳市水上安全赤十字奉仕団が5月にも誕生する。27日の日赤千歳市地区協賛委員会(富樫保委員長)定期総会で承認された。
2002年度に水上安全法救急員養成講習会が千歳で開かれ、8人が救急員資格を取得。その後、数人が水上安全指導員の資格を取得し、奉仕団設立の機運が高まっていた。千歳地区の赤十字奉仕団は一般の(地域)奉仕団と、救急法、点訳、無線、スキーパトロールの5団体があり、水上安全は6番目になる。
団員予定は11人。水泳技術のほか、救護、応急手当ての技術を学んでいる。中心となって準備を進めている自衛官の杉山幸人さん(41)は「道内主要都市には水上安全奉仕団があるが、千歳、恵庭地区にはなかった。これまで救助員養成講座は苫小牧から指導員が来ていたが、今後は自前でできるようになる。千歳にはプールも多く、事故防止に役立ちたい」としている。
発足後は水上安全法救助員養成講座を開いて広く救助技術を広めるほか、実技研修会などで技術を高めていく。5月下旬にも日本赤十字社北海道支部に奉仕団設立を申請し、承認されれば設立総会を開き、正式に発足させる。