業務用ゲーム基板の紹介
Nintendo Super System
任天堂スーパーシステムとは・・・
独自に調べたので間違っていたら情報下さい。
取り説、資料等ないので、私もこの基板について詳しくは不明なのです。
任天堂純正でありながら国内では未発売のシステム基板です。 主に海外のみ販売していた商品です。
ソフトも何種類あるかは不明です。 元々3枚ゲームROMが付いていました。
では、基板の内部を紹介しましょう。

基板の全体写真です。縦30cm 横45cmぐらいです。
表面はCPUやアンプ、I/O回路部品しか実装されていません。
ゲームスロットは3スロットで、専用カセットが3本刺さります。
どこでも1本刺さってればゲームは可能です。

裏面はC−MOSのロジック回路です。
部品はすべてフラットパッケージです。

初期のスパーファミコンで使用されたリコー製CPU、PPUとシャープ製ワークRAMです。
S−CPU(5A22−02)/S−PPU1(5C77−01)/S−PPU2(5C78−01)/NintendoワークRAM(LH68120)

マザー基板のBOOT−ROM周辺回路です。
システムの管理とゲーム選択用プログラムが256kEP−ROMに内蔵されています。
タイマー管理や色々なデータのバックアップに使用する為に、ザイログのZ80やバックアップIC、スーパーキャパシタが装備されています。

ミツミ製サウンドBOXです。
これも初期のスーパーファミコンで使用されていたサウンドと同じです。

サウンド基板です。
ソニー製のサウンドCPUと音源LSI、ワークRAMが実装されています。

基板のシリアルナンバーとアメリカのゲーム法人「AAMA」のシールです。
その上はサウンド設定表が印字しています。

アンプICです。
日立の「HA13001」が実装さてれます。 基板上にボリューム調整が無いので、外部ボリュームを接続しないと調整出来ません。

基板の型番です。「NSS−01−CPU」と書かれています。

接続コネクターです。
規格はJAMMAですが、基板には何も書いていません。

拡張コネクター端子です。
何を接続するかは不明です。

NSSの専用カセットです。
通常のスーファミのカセットより大きいです。 横の長さが15cmぐらいあります。
NSS−01−ROM−Aタイプのスーパーマリオワールド海外版です。
ROMはSNESと同じマスクROMを使用しています。

NSS−01−ROM−BタイプのF−ZERO海外版です。
バックアップ電池「CR2023」が取り替え可能です。 スコーア等のSAVEデーターは各カセットで行います。

NSS−01−ROM−Cタイプ、ハル研究所のNCAAバスケットボール海外版です。

カセット基板プログラムROM、MASK−ROMバージョンです。
ROMは「MW」マリオワールドです。

INST−ROM
ゲームの取り説データが入ったROMです。 EP256Kです。

セキュリティーROMです。
ROMはEEPROMだと思います。 容量は不明です。
これが無いとゲームが認識しません。 画面で「NO SLOT」と表示されます。

カセット基板のEP−ROMバージョンです。
ゲームはハル研究所の「NCAAバスケットボール」です。 1つEP4Mで8Mあります。

付属の純正コントローラーです。
通常のコントローラーと照らし合わしても大きさが違うのがわかります。
かなり使いやすいコントローラーでした。

コントローラーの裏面です。
ネジが4本出ているので、筐体に固定なのでしょうね。

任天堂スーパーシステムのゲーム筐体ヘッダ看板です。
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