「大日本」(28日、後楽園ホール)
大日本最侠タッグリーグ準決勝が行われ、メーンで宮本裕向、佐々木貴組が関本大介、田中将斗組を撃破して5・28後楽園大会の決勝に進出した。
デスマッチではなく通常のプロレスとあって、実績ではるかに勝る関本組が終始、優勢に試合を進めたが、パワフルな攻撃を耐え忍んだデスマッチヘビー級王者の宮本が関本のラリアートをかわしての雁之助クラッチで逆転の3カウント。
宮本は「デスマッチだけじゃない。それがきょう伝わったんじゃないか。もう優勝しかないだろう」と気勢。関本は「やっちまった。でもデスマッチが後楽園のメーンじゃなく、僕らが通常のスタイルで堂々と戦えただけでも田中さんに来てもらった意味がある」と、この日の意義を強調していた。
大日本最侠タッグリーグ準決勝のもう1試合は蛍光灯デスマッチで行われ、体格に勝る伊東竜二、石川修司組が粘る竹田誠志、木高イサミ組を振り切った。最後は身長172センチ、体重75キロの木高に脚立を乗せてからドラゴンスプラッシュを投下して圧殺した伊東は「きょうは体格差で勝ったようなもの。若いと甘く見ていられない。勢いは向こうの方があった」と、竹田組を称えていた。