石破茂農相は二十七日午前、豚インフルエンザの感染が確認されたメキシコ、米国からの豚肉の輸入禁止について「出荷段階で滅菌処理が行われている」とした上で「(農林水産省として)行う予定は現在ない」と述べ、当面は輸入を続ける考えを示した。全閣僚による対策会議終了後、記者団に語った。
豚肉の安全性については、出荷段階での滅菌処理に加え「さらに加熱調理するからまったく問題ない」と述べ、風評などによる消費者の混乱回避に努めるとしている。ただ、農相は「状態については常に正確な把握をしておきたい」とも言及、機動的に対応していくことを強調した。