日立製作所は製造を請け負った原子力発電施設で熱処理記録の一部にデータの改ざんが見つかった問題について、発覚した2件以外には改ざんがなかったとの調査結果を、原子力安全・保安院に提出したと発表しました。
この問題は日立製作所と子会社が製造を請け負った浜岡原発5号機と島根原発3号機で、配管の溶接部分の熱処理記録の中から一部のデータが消され記録の改ざんが見つかったものです。
日立製作所は、ほかにもデータの改ざんがないか調査を進めていましたが、発覚した2件以外には改ざんがなかったとする調査結果をまとめ、原子力安全・保安院に提出したと発表しました。
また、日立と子会社の役員ら3人を1か月間減俸の処分にするとしています。(28日13:31)