2009年4月28日 19時7分更新
岡山県津山市で、絶滅が心配されている春の花、オキナグサが見ごろを迎えています。
オキナグサが咲いているのは、津山市の観光施設、「もえぎの里あば交流館」の花壇や道路沿いです。
オキナグサは丈が30センチほどで、日当たりの良い野山に生えますが、最近では自生しているものは少なくなり、環境省の絶滅危惧種に指定されています。
あば交流館では、8年前に子どもたちがおよそ200株のオキナグサを花壇に植え付けたところ順調に育ち、株分けなどによって現在は500株ほどに増えています。
ことしは、春先から暖かかい日が多かったことから、例年より2週間ほど早い今月10日ごろから花を咲かせはじめ、下を向いてうつむいたようなえんじ色の花が見ごろを迎えています。
28日は、近くの小学校の子どもたちが観察に訪れていて花や茎の様子をスケッチしていました。
あば交流館によりますと、オキナグサは、大型連休が終わる来月10日ごろまで楽しめるということです。