2009年4月28日21時4分
涙を流しながら謝罪する北野誠さん=28日午後、大阪市北区、高橋正徳撮影
出演するラジオ番組などでの発言を巡り、所属する松竹芸能から謹慎処分を受けたタレント北野誠さん(50)が28日、大阪市内で会見を開き、「事実に基づかない発言で、他のタレントや関係者の方々に迷惑をかけ、ほんとうに申し訳ありません」と謝罪した。
問題となった具体的な発言内容については、「ご迷惑になるから」と明らかにしなかった。すでに「探偵!ナイトスクープ」などテレビやラジオの全レギュラー番組から降板しており、復帰時期については「まったくの白紙」と強調した。
北野さんは過去にも女性芸能人の写真集を巡って不適切な発言をし、陳謝した経緯がある。「『毒舌』というイメージを抱かれている面があり、それに縛られてきた。長年の間に慢心し、いきすぎた表現をしてしまった。謹慎して、自分の話芸の未熟さを見つめ直したい」と釈明した。
松竹芸能によると、北野さんは、3月まで放送されていた朝日放送のラジオ番組「誠のサイキック青年団」や関連イベントで語ったタレントのうわさ話などの内容について、リスナーから放送局などに抗議があったほか、芸能プロダクションでつくる日本音楽事業者協会からも調査依頼があったことを問題視し、処分を決めた。
一部で憶測されている特定の団体への中傷発言については否定。処分についても「まったく不服はない」とも述べた。