(cache) 公立病院の2割が再編計画 統廃合や縮小に住民反発も  - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 公立病院の2割が再編計画  統廃合や縮小に住民反発も 

     地方自治体などが2008年度末までに策定した837公立病院の「改革プラン」で、全体の19%に当たる159病院が、近隣病院との統廃合を含む「再編・ネットワーク化」を計画していることが28日、総務省の調査で分かった。

     地域に複数ある病院の役割分担を明確にし、経営改善につなげる狙いだが、地域に密着した病院の中には規模縮小や民間譲渡、廃止を余儀なくされるケースもあり住民の反発も予想される。

     改革プランは、多くが赤字に苦しむ公立病院の経営改善に向け(1)経営効率化(2)再編・ネットワーク化(3)経営形態見直し-の3つの視点に基づき08年度末までに策定するよう総務省が要請。これを受け、公立病院を持つ656自治体(一部事務組合や広域連合を含む)のうち、92%の603自治体が837病院を対象に策定した。

     再編・ネットワーク化の具体例では、青森県五所川原市など5自治体(一部事務組合を含む)が13年度末までに現在の5病院を中核病院1つ、小規模病院2つ、診療所2つに再編、合計954床の入院ベッドを644床に減らす。長崎市は4病院のうち2病院を09年度中に民間譲渡。残る2病院は10年度の地方独立行政法人化を検討している。

     経営効率化では、総務省が求めている11年度までの経常収支の黒字化を予定しているのは全体の65%の544病院、うち08年度決算で黒字を見込むのは170病院だった。

      【共同通信】
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