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北朝鮮系総合病院「西新井病院」が拉致に加担

2008/03/10 21:39

 


命を救う病院の関係者が、人生を奪う拉致に関与か!?

 東京都足立区の北朝鮮系総合病院「西新井病院」の関係会社が違法医薬品販売やインチキ広告をしたとして警視庁公安部は14日、在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)傘下の団体幹部で同社社長ら2人を逮捕、関係先を家宅捜索した。さらに、昭和51年に失踪して「拉致濃厚」の藤田進さん=当時(19)・写真=について同病院関係者を名乗る男性が「病院施設を使い、拉致に加担した」と衝撃の供述をしたこともわかった。

 今回の事件は、単に薬事法違反にとどまりそうにない。北朝鮮による日本人拉致事件の一端が、大きく解明に向かう可能性も出てきた。

 西新井病院は、在日朝鮮人で朝鮮総連中枢と関係が深いとされる金萬有氏が院長を務める。昭和58年に北朝鮮政府と合弁で平壌に姉妹病院を設立するなど、北政府と直接関係もある。

 こんな西新井病院の内部関係者とされる男性が、藤田進さんの「拉致に加担した」などと、衝撃の告白をしたのだ。

 藤田さんは東京学芸大1年生だった昭和51年2月7日、「警備員のアルバイトで新宿に行く」といって埼玉県川口市の自宅を出たまま失踪。特定失踪者問題調査会は昨年8月、北による「拉致濃厚」と発表したが、政府はまだ拉致被害者と正式認定していない。

 病院の元関係者を名乗る男性は平成15年1月、同調査会に匿名で電話をして、藤田さん拉致について告白。昨年12月と今年1月の2度にわたり調査会側と面会し、「千葉県鴨川市にある病院の保養施設に監禁されていた藤田さんを、車で新潟県内に連れて行き、別の男に引き渡した」「藤田さんは運ぶ途中泣いていた」などと、具体的な経緯を証言した。

 「脅されてやった」と拉致関与の理由を説明。「反省している。藤田さんを救出したい」と改悛の言葉を繰り返す一方、「若い女性2人の拉致も手伝った」とも証言した。この2人が誰なのかは判明していない。

 男性は日本のパスポートを示し「名字は『チョウ』で貿易業をしている。国籍は日本」と話したが、身元は確認できなかった。病院幹部の運転手をしていた、という情報もある。警視庁公安部もこの男性について把握しているという。

 男性の証言には物証はないが、この日会見した特定失踪者問題調査会の真鍋貞樹専務理事は「信ぴょう性に疑問な点も多いが、病院の正確な内部情報も一部あった」と指摘。「西新井病院は北の工作活動に関与していると長らく言われてきた。これを機に拉致実行のネットワークが明らかになれば」と期待する。

朝鮮総連傘下幹部を逮捕

 薬事法違反容疑で捕まったのは、北朝鮮系「エムジー製薬」(兵庫県芦屋市)の社長、玄丞培(69)=埼玉県戸田市=と、別の会社役員の鄭明洙(53)=さいたま市=両容疑者。ともに朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会(科協)」の副会長。

 玄容疑者は昨年5月から今年4月まで、無許可で未承認の錠剤を計約9万3000円で販売。鄭容疑者は今年4-9月、この錠剤などについてホームページで「ガン、エイズを撃退」などとインチキ広告した疑い。

 家宅捜索先は科協(東京都文京区)や、西新井病院内にある財団「金萬有科学振興会」など。科協が入るビルでは関係者らが捜索を妨害、小競り合いになる大騒ぎに。機動隊が入り口を封鎖したが、関係者は「不当捜査」「出て行け」と騒ぎ続けた。元病院関係者が証言した保養施設などは含まれていない。

★病院側は法的措置も検討…

 西新井病院の姜恵文事務長らは14日会見し、「拉致には無関係。病院の名誉・信用を損なう報道には法的措置も検討する」と強調。「調べたが、そういう(証言をした)人が職員だった事実はない。ただ、病院には雇用関係が直接ない人もおり、その中にいたかどうかまではわからない」と述べた。

★北工作員も入院

 西新井病院には、在日韓国人の李京雨・北工作員が昭和60年に肝臓がんで一時入院していた。李工作員は62年の大韓航空機爆破墜落事件で服毒自殺した「蜂谷真一」こと金勝一工作員(69)の偽造旅券に使われた旅券情報を入手したとして、公安部が行方を追っていたが、北朝鮮に戻った後病死したとされる。

★藤田さんは工作員養成機関教官に?

 特定失踪者問題調査会は昨年8月に、藤田さんを「拉致濃厚」と発表。中国に脱出した北の男性が持っていた写真と藤田さんが酷似しており、東京歯科大が「同一人物の可能性が極めて高い」と鑑定した。脱北男性は「北朝鮮で撮影された写真で、写っている男性は平壌の工作員養成機関で日本語教官をしていたと聞いた」と証言。

平成十七年十月十五日 サンケイスポーツ

朝鮮総連傘下団体の関係先を家宅捜索-拉致にも関与か

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