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FCカセットの掃除をする
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はじめに.必要な道具

掃除に必要な道具一式。
一つずつ解説していきます。なるべく安く済ませる方針で。


T.ロムカセット(以下カセット)

コレがなくちゃ話になりません。今回は150円(300円の半額セール)で買った『マッハライダー』。
もっと汚れが酷いものがあればよかったのですが、こんなときに限って見つからない。


U.綿棒

端子掃除に使うもの。あまり品質を気にする必要は無いので100均のもので十分。
たくさん(1ソフトにつき4〜5本)使うのでなるべく多いものを。


V.無水エタノール

端子掃除に使うもの。普通の薬局で売っています。
地味に高く、1000円ちょっと。
1本で250カセット程度持ちます。
使いやすいように小さな入れ物があるとなお良し。写真は100均で買ったもの。


W.中性洗剤

カセットの表面を掃除するためのもの。普通の食器用洗剤。
質は気にせず、とにかく安いものでOK。
殆ど減らないので、買い溜めする必要は全く無し。


W.布(タオルなど)×3

カセットの表面を拭くのに使う布。企業などから貰える普通のタオルでOK。
汚れるので大事なものは使わないように。
枚数は人それぞれ。2枚でいい人もいるし1枚で済ませる人もいるでしょう。
ここに書いてある工程ごとに新しいものに取り替えるとすれば3枚です。


Y.シールはがし&落書き消し

カセットに貼られているシールをはがしたり、落書き(当時は名前を書く子供が多かった)を消すためのもの。
写真は100均のものですが、安いためか、シールを一発で綺麗にはがすことは出来ませんし、落書きも薄く残ってしまいます。
シールはがしはともかく(何度もやれば綺麗になる)、落書き落としは高価なものを買ったほうが良いかもしれません。


Z.小さな袋(封ができるもの)

クリーニングしたカセットを入れて保存しておくための袋。
野ざらしでは埃が入ってしまうので、カセットを大切にしたい人には必須アイテム。
100均で売ってる『ハガキが入るサイズ』が少し大きめですがオススメ。大きなカセットもギリギリ入ります。
入らないものや箱には『小物用(大)』がオススメ。
どんどん使うので買い溜めしておくと良いです。


以上が必要な道具一式。
それではクリーニングに入ります。
1.シールはがし&落書き落とし
まず、カセット表面に貼りつけてあるシールや、名前などの落書きを落とします。
それぞれ薬品に使用法が書かれてあると思うので、それに従ってください。
まぁ、そういう状態の悪いものは買わないに越したことは無いのですが・・・。


今回の『マッハライダー』は剥がれないシールもなく、落書きもなかったためこの工程はパス。


全国チェーン店の『カメレオンクラブ』では、親切心だかなんだか知りませんが、背面のシールが汚れていたり破れていたりした場合、カメクラ特製シールがベッタリと貼られて販売されています。
コレクターからすればこれは邪道。
なるべく買わないに越したことは無いのですが、どうしても買わざるを得ない状況も・・・。
大抵の場合、下地のシールも何とか使える状態なので、上面だけ剥がすようにしてやればちゃんと復活します。
2.端子掃除
端子部分の掃除。
使っているうちにだんだん接触が悪くなるのは、殆どはここの汚れが原因。
ちゃんと掃除してやればジャンク品でも一発で起動するようになります。


やり方は簡単、綿棒に無水エタノールをつけてタダひたすら擦るだけ。
綺麗に見えても、やってみると綿棒が真っ黒になるはず。
綿棒に汚れがつかなくなるまで続けましょう。
ついでに、端子部付近のケース内側もゴシゴシと。
3.表面の掃除 〜洗剤〜
カセット表面の掃除。
布に中性洗剤を少し垂らしてゴシゴシ磨きます。
ぬめりやベタ付きは気にせずに。
私はいつも乾いた布でやっていますが、濡れていても特に問題はありません。



表面の傷や変色なんかは直せませんから、カセット自体の見た目はあまりかわりません。
・・・が、布はかなり真っ黒になるはず。
こんなのを触っていたかと思うとゾっとしますね。
4.表面の掃除 〜水拭き〜
先ほどの作業で表面に残った洗剤をふき取ります。
濡れた布で同じようにゴシゴシと。
さっきの工程で洗剤が入っていかなかった部分も、泡で綺麗に洗ってやりましょう。


一応は水に弱い精密機械なので、絞るのはある程度きつめに。
まぁ中の基盤をジャブジャブに濡らさない限りは壊れないと思うんで気楽に。
5.表面の掃除 〜から拭き〜
水拭き後に薄〜く残った洗剤を拭き取るため、最後にもう一度乾いた綺麗な布で軽く磨いてやります。


残った洗剤なんて極僅かなものですから、気にしない人はこの工程は飛ばしてしまってOKです。
表面の水分なんてあっという間に蒸発しますし、この工程を飛ばしてもベタベタする等の実害は全くないでしょう。つまりは気分の問題。
私はこの作業をやらないとどうも終わった気がしません。
やってもらえばわかると思いますが、一手間かけた分、カセットに対する愛着もいっそう増すはず。
レッツトライ!
おわり.梱包、保存
これでクリーニングは完了。
傷は消えないので写真ではあまり差がわかりませんが、実際かなり綺麗になりましたし、もちろん起動も1発です。
内部の掃除はさすがに無理。カセットを開ける技術がある方はぜひ御教示いただきたい。


埃が入らないように小分けの袋に入れて、ケース等にどんどん詰め込んで保存していきましょう。
・・・遊ぶのも忘れずに(笑


以上で、FCカセットのクリーニング方法の解説を終わります。
参考にしていただけたらこれ幸い。
では、良いファミコンライフをお送りください。
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