「新型インフルエンザ」発生を宣言〜厚労省
4月28日8時36分配信 日本テレビ
WHO(=世界保健機関)が豚インフルエンザの「警戒レベル」を「フェーズ3」から「フェーズ4」に引き上げたことを受け、厚労省は28日、感染症法で定める「新型インフルエンザ」が発生したと宣言した。舛添厚労相は28日午前7時過ぎに会見を行い、「継続的に人から人への感染が見られる状態になったとして『フェーズ4』宣言が正式に(WHOより)出されました。こうした事態を受けて、厚労省としてはメキシコ、アメリカ、カナダにおいて、新型インフルエンザ等、感染症が発生したことをここに宣言します」と述べた。
メキシコなどで流行している豚インフルエンザが新型インフルエンザとなると、政府の行動計画で定められた「海外発生期」となる。この場合、日本政府は、麻生首相を本部長とした新型インフルエンザ対策本部を設置し、感染者が日本に入るのを食い止める手段を強化し、感染が疑われる患者を隔離できるなどと行動計画では定めている。
厚労省は、さらに検疫の強化を行う方針で、国民に対しても冷静な対応と、マスクや手洗い、うがいなどの予防策の徹底を呼びかけている。
最終更新:4月28日8時36分