米サウスダコタ(South Dakota)州の
ラシュモア山(Mount Rushmore)上空を飛行する米大統領専用機のボーイング747(撮影日不明)。(c)AFP/US Air Force
【4月28日 AFP】米ニューヨーク(New York)・マンハッタン(Manhattan)の上空に27日、大統領専用機「エア・フォース・ワン(Air Force One)」の予備機とF16戦闘機2機が現れ、低空飛行を行った。実は国防総省による「写真撮影」のためだったが、街はパニックになり、ホワイトハウス(White House)は謝罪した。
ニューヨークの摩天楼や自由の女神(Statue of Liberty)をバックにした完ぺきなシーンを追求しての30分間の撮影だったが、オフィスワーカーらは新たな9.11同時多発テロかと恐れおののき、次々にビルから避難した。地元NY1テレビには、9.11を彷彿とさせる光景に恐怖を覚えたという住民からの電話が相次いだという。
事態を受け、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)ニューヨーク市長は、「撮影については一切知らされていなかった。当惑というよりは激しい怒りを覚える。なぜ、ワールドトレードセンター(World Trade Center)の跡地の上空で撮影する必要があったのか。想像を絶する行為だ」とのコメントを発表した。
ホワイトハウス警護室は、「州と地元当局には事前に通知したつもりだが、混乱を招いて申し訳ありません」との謝罪声明を出した。(c)AFP/Sebastian Smith
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