狼の山の魂(216)「恩義」
<2009年4月28日>
人間は、生きるための全てを、自然界から頂戴してきた。 清らかな空気、水、食べ物、資源、その全てを頂戴してきた。 その自然界を成り立たせてきた者たちは誰か?? 微生物たちであり、昆虫たちであり、植物たちであり、 魚たちであり、爬虫類たちであり、鳥たちであり、そして動物たちだ。 その誰が欠けても、成り立たなかったのだ。 彼らの「生」そのものが、調和への献身だったのだ。 だが人間は、頂戴することだけしか眼中に無かった。 自然界を成立させている命への感謝など、ひとかけらも無かった。 その恩義は、推し量ることさえ不可能な、途轍もないレベルだというのに。 それから考えれば、 たとえば「動物の尊厳を世に問う」ことなどは、実に控えめな、実にささやかな提言だ。 これまでの無量の恩義を想えば、 「せめて、尊厳の意識を持ってください・・」と訴えることなど、最低限の嘆願だ。 ※「動物の前に、人間のことでしょ!!」と言うならば、 なぜに人間世界は本気で人間を救わないのか?? 飢えた子供たちが、ごく少量の「トウモロコシの粉」だけで命をつないでいるという。 「ベジタリアン」どころのレベルではない。 トウモロコシの粉だけで、それもごく少量で、やっと生きている子たちがいる。 「人間のことが大事でしょ!!」と叫ぶのなら、 その子たちに、「パン」を「米」を「野菜」を送ってあげて欲しい・・・・ テレビでは、未だに「グルメ番組」が花盛りの様子だ。 自分たちは美食を堪能しておきながら、なぜ「まずは人間、でしょ!!」と語れるのか?? 「動物の尊厳の提唱」は、無理難題でもなんでもない。 それを極論と感じるならば、「恩義」を微塵も感じていないということだ。 ■南無華厳 狼山道院■
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わたしも同感、大食い競争も許せません、あんなに無理して食べなくても、世界で飢えてる子達がいっぱいなのに、命を食べて命をつないでるが、犠牲になって命をくれてる豚、牛、鶏、に申し訳ない。
2009/4/28(火) 午前 10:17
コンビニの賞味期限切れの食品・・・。
どうにか、困っている人に届きませんかね。
戦前なら考えられない贅沢です。
物を捨てる事が当たり前過ぎますね。
食品のトレーも毎回、心痛いです。
便利の影に無駄が。
2009/4/28(火) 午前 10:52
期限切れになる前にアンタが全て【買って】冷凍保存でもして困ってる人に配ればいいだけの話じゃないか
それとも【言うだけ】か?
2009/4/28(火) 午後 0:03 [ a12**anj*ou ]