道内
景観台無し/町の活性化 上富良野・深山峠の観覧車あす開業
(04/28 10:51)
29日に営業を開始する深山峠の観覧車
【上富良野】上川管内上富良野町の観光スポット・深山(みやま)峠(標高二八八メートル)に、一部住民が「景観を台無しにする」と建設に反対していた高さ五十メートルの観覧車が完成、賛否が分かれる中、二十九日に営業を開始する。
深山峠は国道237号にあり、十勝岳連峰やなだらかな丘陵地帯を一望する。観覧車は現地で美術館を運営するアラタビル(荒田政一社長)が建設、直径四十七メートル、四人乗りのゴンドラ三十個が付き、十一分で一周する。
建設には近隣住民から昨年十一月に反対の声が上がった。町外から移り住んだ写真家などが「深山峠観覧車建設に反対する会」(津幡昭代表)を結成、ホームページを通じて反対の署名を呼びかけ、道外を中心に二千人以上の署名が集まった。
しかし、「観覧車からの雄大な景色を町の活性化につなげたい」とする荒田社長と「訪れる人は人工物のない自然の風景を求めている」とする反対派との溝は埋まらなかった。
町の景観条例には制限する規定がなく、道は、四月一日から一定規模を超える建物の建設や開発行為について道への届け出を義務づけたが、五月二日以降に着手する行為が対象のため、深山峠の観覧車は対象から外れた。
一方、観光客の反応はさまざま。福岡から観光で来た夫婦は大観覧車に「いつから乗れるの?」と興味津々だったが、近くの宿泊施設によると、幻滅する旅行客もいるなど賛否は分かれている。
津幡代表は「(建設は)残念だ。産業振興と景観保護は対立するので、どこかで規制を設けて交通整理をする必要がある」と指摘する。
一方、荒田社長は景観を損ねないよう観覧車の場所や色には十分配慮したとし、「今後は観覧車を観光客と地元住民の憩いの場にしていきたい」と話している。
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