感染の拡大が懸念されている、豚インフルエンザに関するニュースからです。豚インフルエンザの脅威が、メキシコから世界各国に飛び火する中、県内でも、アメリカ産豚肉が撤去されるなど、影響が出始めています。この問題は、メキシコやアメリカなどで、豚インフルエンザの感染とみられる患者が多数発生しているもので、このうちメキシコでは、103人の死亡が確認されています。世界中への感染の拡大が懸念される中、日本では、いまのところ、感染者などは確認されていません。しかし、県内では、アメリカ産の豚肉を撤去するスーパーが出るなど、すでに影響が出始めています。(消費者)「買いません、恐い」「えーびっくりしました。今度は豚かと。」(担当者)「アメリカ産の豚肉を扱っていたが、お客様に不安な気持ちがあるといけないので、撤去と言う形を取らせていただきました」一方、豚インフルエンザの発生に養豚農家からは、風評被害を懸念する声があがっています。(畜産農家は)「日本に入ってこないかという心配と、ちょっと消費が落ち込むんじゃないかと言う不安がある。大丈夫だということを信じてもらって、安心して豚肉を食べてもらいたい」こうしたなか、県は、27日、新型インフルエンザ総合対策本部の幹事会を開き、各部局の対策を来月1日までに見直すことを決めました。今後、県は、WHO・世界保健機関が、豚インフルエンザの警戒レベルを引き上げた場合、知事を本部長とする、新型インフルエンザ総合対策本部を設置することにしています。
この豚インフルエンザ、現在、WHOなどでウィルスの解析が進められていますが、詳しいことはまだ分かっていません。見えない脅威に、私たちは、どう備えればいいのでしょうか。(今回の豚インフルエンザの特徴は?)(県健康増進課・相馬宏敏課長「過去のスペイン風邪、アジア風邪、香港風邪という新型インフルエンザは豚から起こってきたといわれる。そういう面では今回の豚インフルエンザも豚から起こったということでは従来の新型インフルエンザと同様なタイプなのかなと思う」(感染しないためどんな注意を?)県健康増進課・相馬宏敏課長「現時点では日本国内で患者の発生は確認されていないのでそういう面では今の時点であわてる必要はないというか過剰の心配をする必要はない。」(海外旅行は?)(県健康増進課・相馬宏敏課長)「患者が発生した地域に行く人については、渡航前に旅行が必要なのか、しっかり自分で検討した上で渡航するか決めて欲しい」(豚肉を食べて感染するの?)(県健康増進課・相馬宏敏課長)「料理をして食べる肉については、心配ないと思って結構だと思います。加熱なり普通に料理して食べる分には、全く問題ございません」(予防のために一番大切なことは?)(県健康増進課・相馬宏敏課長)「新型インフルエンザだろうと従来のインフルエンザだろうと、予防と言う面では感染経路は同じなので、症状あるときはマスクをするとか、手洗いうがいそういった通常のインフルエンザの対策が新型インフルエンザに対しても有効ですので、そういったことをしっかりやって頂きたい。」
地球温暖化対策の1つとして、レジ袋を削減する動きが広がる中、27日、自治体やスーパーなどでつくる協議会が設立されました。協議会では、来年2月からのレジ袋有料化をめざしています。県内で、年間3億4000万枚使われているレジ袋。このレジ袋の使用をやめれば、約2万トンのCO2が削減できるという試算があります。環境問題への関心が高まる中、レジ袋の削減に、関係機関が協力して取り組もうと、27日、自治体やスーパー、それに消費者団体などでつくる協議会が設立されました。(県レジ袋ゼロ作戦推進協議会・根岸裕孝会長)「有料化したお金がどう使われるのか、無料配布をやめ浮いたお金は、どこに使われるのか、そういった疑問がでてくると思う、それがどういうふうに使われるのか情報公開していくことが大事」一方、スーパーの中には、独自の取り組みで、レジ袋の削減に取り組んでいるところもあります。(田中記者リポート)「マイバッグを持参すれば、一回の買い物あたり2円がキャッシュバックとなるこちらのお店、マイバッグの利用率が年々高まっているそうです」(買い物客は)「マイバッグはいつもです」(2円引きのレシート見せてもらいながら、Qいかがですか?)「毎回のことだからちょっずつ嬉しい、ただ袋を持ってくるのは当たり前だと思います」こちらの店舗では、現金キャッシュバックにより、1年間で、マイバッグの持参率が約3倍に増えたものの、買い物客への浸透は、まだ不十分だとしています。(ジャスコ宮崎店CSマネージャー・橋本一夫さん)「持ち出す癖がついていない、家に忘れたという方がものすごく多い、みんなが当たり前のように使っているという雰囲気を出して、マイバッグでCO2削減しようという雰囲気を広げていければ良いと思う」地球温暖化対策の1つとして、レジ袋削減の動きが広がる中、協議会では、来年2月からのレジ袋有料化を目指して、具体的な検討に入ることにしています。協議会に入っているお店は、いまのところ、スーパーが中心です。これを、コンビニや商店まで、どう広げていくかが課題と言えそうです。
批判の声が根強い、議員の海外視察についてです。海外視察を予定している宮崎市議会議員と、議長に対し、宮崎市の市民団体が、海外視察の中止を申し入れました。申し入れをしたのは、「宮崎市議会議員の海外視察の中止を求める連絡会」で、27日は、会の代表8人が、日高善幸議長に、申し入れ書を提出しました。宮崎市議会では、今年度、2人の議員が、全国市議会議長会が主催する海外視察の対象となっていて、市はその費用として、180万円を予算化しています。これに対し、市民団体は、「海外視察は、観光的な要素が強く、税金の無駄遣いだ」などとして、中止を求めています。(市民団体)「2人の参加で180万円という、金額も豪華旅行という感じが、ぬぐいきれないんです」申し入れを受けた日高議長は、「広く研修を積んで、資質向上に務めることが海外視察の目的」と話し、理解を求めました。2人の議員は、海外視察に行くかどうか、後援会や支持者と協議中だということです。
来月21日にスタートする裁判員制度を前に、宮崎地検の公判演習が、27日初めて公開されました。公判演習は、男が、顔見知りの男性を、持っていたナイフで刺し、殺人未遂などの罪に問われたとの想定で行われました。(検察官)「今、見ていただいているのが、犯行で使用されたぺティーナイフです」裁判員制度では、6人の裁判員が理解しやすいように、どう公判を進めていくかが、課題となっていて、演習では、検察官が、事件の概要や証拠の内容を、ボードやプロジェクターを使って分かりやすく説明していました。(宮崎地方検察庁・松井洋次席検事)「(裁判員が)分かりやすく事件の真相にたどりつけるか、証拠のあり方や裁判における説明のあり方を工夫していく」宮崎地検では、今後も月に1回程度、公判演習を行い、裁判員制度に備えることにしています。
競泳の日本選手権で3種目を制した松田丈志選手が、延岡市の首藤市長に、3冠達成と世界選手権出場を報告しました。松田選手は、競泳の日本選手権で、200メートルバタフライや400メートル自由形など、3種目で優勝し、7月にイタリアで開かれる、世界選手権の代表に選ばれました。久世コーチとともに、延岡市役所を訪れた松田選手は、首藤市長に、3冠達成と世界選手権出場を報告。これに対し、首藤市長は、「世界選手権での活躍を期待しています」と激励しました。(松田丈志選手)「メダルは絶対とりたいですし、いい色のメダルを目指して頑張りたいと思う」松田選手は、国内外で行われる合宿やレースで調整した後、メダルを目指し、世界選手権に臨みます。
宮崎太陽銀行も、業績を下方修正です。宮崎太陽銀行は、今年3月期決算について、赤字がさらに拡大し、経常損失が52億円になると、発表しました。宮崎太陽銀行よりますと、今年3月期決算は、経常収益が143億円と去年11月の予想に比べ、2億円減少する見込みとなりました。また、金融危機に伴う有価証券の評価損が予想以上に膨らんだことから、経常損失は52億円、当期純損失も41億円に膨らみ、いずれも下方修正されました。
今月20日に販売が解禁となった完熟マンゴー、「太陽のタマゴ」が、27日、東国原知事にプレゼントされました。マンゴーを贈ったのは、生産者でつくる県果樹振興協議会の亜熱帯果樹部会と、JA宮崎経済連です。27日は、松田泰一部会長や、経済連の関係者が県庁を訪れ、知事に、「太陽のタマゴ」1ケースを贈呈しました。知事のPR効果もあり、高い人気を誇る「太陽のタマゴ」。今月20日の初せりでも、1ケース2個が、去年と同じ、20万円の高値をつけました。さっそく、試食した知事は・・・(東国原知事)「いやぁ、すばらしい。ちょっと(値段が)下がらんとですね。あんまり高いというイメージもこれは、マイナスなんですよね。」完熟マンゴーの安定供給を目指すJAでは、今シーズン、去年より約20トン多い、過去最高の670トンの出荷を見込んでいます。
当選から一夜明けた27日、新・日南市の初代市長となる谷口氏に、当選証書が付与されました。27日は、日南市役所で、当選証書の付与式が行われ、市の選挙管理委員会の河野文幸委員長から、谷口氏に当選証書が手渡されました。そして、河野委員長は、「新しい日南市の発展に向け、市民が、夢と希望を持てるまちづくりを進めてください」と、お祝いの言葉を述べました。(谷口義幸氏)「責任の重さを痛感している。特に農林漁業、中小企業、商工業の地場産業の育成、それと企業等の誘致をまず図っていきたい」谷口氏は、28日初登庁し、新しい市政をスタートさせます。
今月3日、宮崎市の酒店で発生した強盗未遂事件で、犯人を取り押さえ、警察に引き渡した経営者の男性に、27日、感謝状が贈られました。この事件は、今月3日、宮崎市波島の酒店に、包丁を持った男が押し入り、現金を要求したものです。事件の際、店にいた経営者の、城間武弘さん56歳は、魚を獲る道具を持って男に抵抗。その後、逃走した犯人を追いかけて、路上で取り押さえ、警察に引き渡しました。27日は、宮崎北警察署で贈呈式が行われ、冨山和年署長から、城間さんに感謝状が贈られました。(城間さん)「自分自身ではそんなに大したことをしていないという感覚だが、本当に光栄ですね」警察では、「勇猛果敢な対応のおかげで、次の事件を未然に防ぐことができた」と話しています。
県南1市2町の合併に伴い、26日行われた新・日南市長選挙は、即日開票の結果、旧・日南市長の谷口義幸氏が、当選しました。(当選した谷口義幸氏)「本当に厳しい選挙戦でした。厳しい市をスタートできたわけですから、今後20年先30年先をめざして、新市の基礎づくりを、これからしっかりとやっていきたい。」三つ巴の争いとなった、日南市長選挙は、旧日南市長の谷口氏が、1万7687票を獲得。次点の坂元氏に、約7000票の大差をつけ、新・日南市の初代市長として当選を果たしました。谷口氏は、日南市出身の65歳。2004年から旧日南市長を2期務め、選挙戦では、市長として合併や財政改革などを進めた実績を訴えていました。また、確定投票率は、65.44パーセントで、去年6月に行われた旧日南市長選挙を、10.79ポイント上回りました。
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