経済同友会が日本の存在感の薄さに懸念

　経済同友会の桜井正光代表幹事は２７日、同日の通常総会に先立つ記者会見で２４日に開かれた先進７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）と、新興国を加えた２０カ国・地域（Ｇ２０）会議について「日本の発言が強く表明されていない」と指摘し、存在感の薄さに懸念を示した。

　桜井代表幹事は「経済危機への対応策が、米国と欧州、先進国と新興国という対立軸で議論されている。日本は経済活性化のための中長期的な道筋を明確にして発言していくことが必要だ」と指摘した。

　通常総会では、新任の副代表幹事として野村アセットマネジメントの稲野和利会長（５５）と、バンダイナムコホールディングスの高須武男会長（６３）を選任した。（共同）

　［2009年4月27日19時28分］