ユニセフ(国連児童基金)の国内委員会「日本ユニセフ協会」の大使を務めるアグネス・チャンさん(53)が27日、東京都港区の同協会で記者会見し、地球温暖化の途上国への影響を調べるために視察した西アフリカ・ブルキナファソの現状について報告した。
アグネスさんは13日から10日間の日程でブルキナファソを訪れた。会見では降雨量が減って作物を作れなくなった農民が移住し、多くの子どもが家計を助けるため学校に行かずに働いている実態などを報告。「温暖化は将来の問題ではなく、既にたくさんの子どもたちに影響している」と話し、ユニセフの支援活動への理解を求めた。
毎日新聞 2009年4月27日 21時04分(最終更新 4月27日 21時37分)