SMAPの草なぎ剛容疑者(34)=公然わいせつの現行犯で23日逮捕=が24日、送検後に釈放され午後9時から都内で記者会見を開いた。
草なぎ剛容疑者の事件をめぐり、警視庁赤坂署には「なぜ逮捕したのか」といった抗議の電話が殺到していることが24日、分かった。赤坂署は「公平、適切に捜査している」など説明、対応に追われた。
近くの交番などから警察官が駆けつけたとき、草なぎは全裸になって芝生であぐらをかき、意味不明なことを叫んでいたといい、赤坂署の幹部は現行犯逮捕したことについて「全裸になったという犯罪行為があったから。(違法)スレスレの行為でも何でもない」と強調した。
しかし、事件後の赤坂署には「なんで逮捕したのか」「なぜ家宅捜索までするのか」といった電話が集中。受付の2台では間に合わず、別課の電話も使い対応した。大半はファンとみられる女性からだという。
ジャーナリスト大谷昭宏さんは「説諭で済ませると、警察官が立ち去った後で再び騒ぐ可能性もある。身柄の安全確保と再発防止からも逮捕はやむを得ない」とみる。
一方、同じジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「午前3時に無人の公園に裸でいたことを、公然わいせつ容疑で逮捕することには無理がある。警察は泥酔者がいたら、まず保護するのが普通。薬物使用などを疑い、功を焦って逮捕したのだろうが、こうしたやり方は間違いだ」と指摘した。